中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

欧州危機再び?

2012-05-10 23:39:02 | 活動
本日の日経平均は一時9000円を割り込む展開となりました。

やはり欧州危機の再燃が懸念されているのでしょう。

フランスでは先日サルコジ氏が敗れましたし、ギリシャの総選挙でも大きな転換がありました。
共通するのは、財政緊縮路線に対して国民がノーだという意思を表明したということです。

このような欧州の先行き不透明感が市場に対しマイナスに働いたことは明白です。

ユーロは当然安くなりますし、ギリシャの次に危ないと言われているイタリアやスペインの
債券金利も上昇しています。

日本も対岸の火事ではなく、そのあおりで円高が進行しています。
比較的安全だと思われている日本に資金が流れてくるということです。

前回の日銀の金融緩和も、大きな欧州危機の流れの中では焼け石に水のようですね。

世界的不景気でどの国も自国通貨安を望む中では、円安に向けることはかなり難しそうです。

またもう一つ気になるニュースも。

2011年度の日本の貿易収支が3兆以上の赤字だったということです。
統計によれば、輸出の減少とともに、石油や天然ガスの輸入量が増えたということです。
当然、原発停止による影響です。

石油の価格を見ると、現在1バレル90~100ドルのようですね(WTI)。
私がサラリーマンの時は60ドルにまで高騰したと大騒ぎしたものですが、その1.5倍です。

この環境を見ると、日本経済においてはかなりタフな状況です。

とはいえ、日本の金利がまだ上がらないことはポジティブな捕らえ方をしても良いかもしれません。

日本の借金が過去最大になっているとはいえ、市場としては「欧州よりは大丈夫」とみられていると
いうことだと思うからです。
ギリシャやスペインのように市場判断で金利が上がる、つまり自国の景気上昇での金利上昇でない
状況には、まだ至っていないということです。
少なくとも、「今は」ですが。

まだ少し、日本には時間があります。
その間にできることはあります。しっかりとやらなければ。

経済と政治は密接な関係があります。
経済ニュースを見て、政治の役割の重大さを改めて感じました。

同時に、小沢さんの控訴によってまた政局に拍車がかかると思うと、より思いますね。。。





コメント
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