中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

福祉環境常任委員会

2012-04-20 12:52:40 | 活動
今日は常任委員会の開催日です。

新年度に入って初めてということで、最初に異動で新しく赴任された方々の紹介があり、
それから日程に入っていきました。

日程は以下の通りです。
所管事務調査としては、

市民部より
①加古川市斎場にかかる諸報告について

福祉部より
①加古川市立つつじ園の指定管理者の候補者について
②予防接種事業について(委員からの追加要望による)

環境部より
①㈱神戸製鋼所加古川製鉄所及び関西熱化学㈱加古川工場での降下ばいじん自主管理目標値
 未達成の原因と抜本的対策及び記載事項の実施状況について

②平成24年度美化キャンペーンの実施について

そして、陳情審査です。


まず市民部から。
加古川市斎場ですが、平成22年4月から霊柩車と遺族送迎バスの運行を見直し、霊柩車は無料、
送迎バスは遺族と業者の自由契約として有料となっています。
これについては、概ね前向きな反応です。

その利用状況などの報告を受けました。

今後は火葬炉を計画的に積み替えしていきます。


福祉部
①つつじ園の指定管理候補者についてです。つつじ園は25年度から指定管理に移行します。
 それについて審査を行い、社会福祉法人博由社(明石市)が候補者となったとのことでした。
 なお、申請は博由社を含めて2件とのことでした。

②予防接種の接種率や広報について、委員から追加で調査したい旨があり、追加されました。
 様々な予防接種があるわけですが、はしかや風疹、麻疹などの接種について、年齢が上がる
 ごとに接種率が悪くなる傾向にあります。
 (はしかなど、すでにかかってしまって、もう予防接種を受けない人もいますが)

今後は個別通知の強化や学校園との連携で課題解決をしていきたいとのことでした。

この点に関係して、学生たちの中で「自分が感染源とならない」ことが意識として徹底されて
いないことについて意見させて頂きました。
4・5年前に大学生の間ではしかが流行ったのですが、「学祭があるから行く」といった子も多く、
意識が低いことを常々問題だと思っていました。
学校園との連携の中で、啓発をしっかりしてもらいたいと要望しました。

環境部
①降下ばいじんについては敷地内で様々な対策がとられており、目標値を連続で下回っている
 ことが報告されました。
 ポイントはやはり南風頻度です。南風頻度が多少あがっても目標値を下回ったとのことでした。

②美化キャンペーンですが、5月27日に実施されます。環境省のごみゼロの日(5/30)に合わせて
 毎年実施されています。


陳情審査については
第3号 放射性物質の拡散防止を求める国への意見書提出について
第4号 東日本大震災による放射性物質付着廃棄物・焼却灰の受け入れについて

の2点です。
同一請願者であることと、内容も近しいということで、一括して審査を行いました。
(採決は別)

この陳情ですが、加古川市の決議により出されたものと思われます。(市外の方ですが)

加古川市の決議については、以前にもブログで書いておりますので、詳しくはそちらをご参照
頂きたいと思いますが、報道などを含め誤解があるように感じます。

私としては、放射性物質を拡散しないことは当然という前提の上で、加古川市の決議は、震災がれきの
受け入れについては様々な確認事項があり、それをしっかり考えておこうということです。

この陳情者の主旨は、「国の基準を満たしているような震災がれきでも受け入れるな」ということで、
その意味で我々の決議と主旨を異にするものです。

また表現としても疑問符が付く部分があり、両陳情とも賛成できない意見を申し上げました。


本日の委員会については、以上のとおりでした。
議事録も出ますので、そちらもまたご覧ください。

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視察三日目

2012-04-19 23:32:33 | 活動
今日は視察三日目です。
三日目は午前中に視察し、午後に加古川に帰ってくるというスケジュール。
また、岩手県はとても広く宮古市から花巻空港までかなりの距離があることから、午前中に視察
できるのは旧田老町のみでした。

この旧田老町は現在、合併して宮古市となっていますが、昔から津波に襲われた歴史があります。

港の山肌に大きな津波が起こった年と、その規模(高さ)を示した目印があります。



反射して分かりにくいのですが、上が「明治28年15M」、下が「昭和8年10M」と記されています。

今回はその15メートルの上を越えていたそうです。


そうした歴史があるため、この町はX字の形をした防波堤が作られていました。
説明しにくいのですがX字の「>」の方が古いもので10Mの高さがあります。
対して、「く」が新しいものなのですが、その高さは5Mとなっています。
もともと計画では10Mだったようなのですが、「景観を損ねる」という意見があり、最終的に5Mになった
とのことです。

古い堤防とその内側


新しい堤防


最終的には、どちらも町を守ることはできなかったのかもしれませんが、命を守った部分は大いにあると
思います。
(ただ、堤防があるから大丈夫と逃げなかった方もいらっしゃったそうです。)

しかし、新しい堤防の写真を見てもらえれば分かりますが、どうやら中は土砂で、表面をコンクリートで固めた
構造のようです。
これは、一箇所でも亀裂が入れば、全体が一気に崩れて行く恐れがあります。

反して古いものは、おそらく全部コンクリートかと思われます。
高さとともに、その差も出たのでしょう。

当然ながら予算や景観と防災の双方をどこまでバランスを取るかという問題があり、行政としてどう考えてゆくか
という方向性が必要となります。

極端に言えば、構造物や家などを完全に守るならば、莫大な予算をかけて数十Mもの堤防で町を囲ってしまうことも
一つの政策です。
ですが、それが現実的かというと疑問点も出てくるわけです。

その方向性を考え、議論し、決定するのが政治家の役割でもあります。

本日は旧田老町のみでしたが、防災とともに様々なことを考えさせられた視察となりました。

今回の経験をしっかりと加古川にも活かして参ります。


最後に、現地の方に聞くと「ぜひ被災地に来て欲しい」ということでした。
我々からすると「復興のジャマや、現地の方の迷惑になるのでは」と思ってしまいがちですが、やはり現地で
お金を使ってもらうことが大きな支援であるとのことでした。
皆さんも、お時間を見つけて是非東北へ行きましょう!お願い致します。
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視察二日目・被災地視察

2012-04-18 17:37:52 | 活動
本日は被災地の視察です。

これは、三陸鉄道さんが企画しているプランです。
三陸鉄道は震災と津波により、電車が潮に浸かったり線路が流されたり、
大船渡などは駅舎が無くなったりし、一部でしか運行していません。
その中で、路線を辿る事業を行っています。

三陸鉄道は海岸線を走っているので、その沿線は大変な被害となっています。
職員さんの解説付きで、地元の震災前の話や自身の体験などを聞かせて頂き
ながらの視察となっています。

ルートは、陸前高田~宮古です。

まず盛岡から陸前高田へ向かいます。
その間に、大船渡のある会社の社長さんが撮影した、当日の映像を見せて頂き
ました。
「防潮堤なんて何の役にもたたないじゃないか」という声が印象的でした。。

陸前高田につき視察を行ったあとは、大槌町、山田町など岩手県内で被害が
大きかった各地を視察してまわります。
大槌町は、町長も役場にて津波で亡くなられたのですが、その役場にも行かせて
頂きました。
犠牲になった方々を思うと、心苦しくなります。

移動しながら各被災地を見ましたが、場所によってがれきの処理状況が違っています。
がれきをまとめ、分別もある程度できているところもあれば、とりあえず一か所に
集めただけというものもあります。

まとめている点では、半年前の石巻の状況よりも進んでいるようには思います。
しかしどちらにしても、がれきは相当の量ですし、まだまだスピードも足りて
いません。

焼却炉が土地の問題などで設置できないのであれば、やはり受け入れていくべきと、
がれきの山を見ると思います。
放射線の問題がクリアできるのであれば。。

現地の方も、このがれきの山を早くなくしたいと思っておられるし、他県で受け入れ
てもらえるなら、スピードをあげるためにもお願いしたいと思っておられるとの
ことです。

各地で絆という字も見ましたが、再度、絆ということを考えなければならないと
思います。

写真は、陸前高田の一本松です。
ニュース等でも、松の状況から残してゆくことは難しいということは言っていますが、
松を見ると「それでも最後まで頑張るんだ」と言っているようでした。
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行政視察一日目(@盛岡市)

2012-04-17 17:59:22 | 活動
今日から視察で東北へ来ています。
予定では、本日盛岡市にて行政視察、明日からは三陸鉄道の沿線を視察することに
なっています。

ということで、本日は盛岡市。
テーマは
①震災後の復興推進について
②ボランティア支援「かわいキャンプ」について
③今後の防災取組の諸課題について
です。

盛岡市は岩手県の内陸部にあります。
ですので、震災時も揺れは大きかったものの、津波の被害はありませんでした。
(仕事などで沿岸部へ行かれていた盛岡市在住の方で、32名の方が被害に合われ
ました)

また、県庁所在地ということもあり、岩手県の中で中心的な役割をになってこられ
ました。

発生当時は避難所の設置、帰宅困難者への対応としてとして避難所の解放を行い、
その後、県内はもとより近隣県からの避難者の受け入れも行いました。
その際、仮設住宅での対応ではなく民間住宅の借り上げや市営住宅などで受け入れ
を行ったそうです。

以前別の研修でも聞いたのですが、仮設住宅には何百万もかかります。
実際問題、仮設に使うよりも民間住宅等を活用した方が安価になる場合もあり、
浮いた分を被災者へ使えることがあります。

お話を聞くと、やはり民間住宅利用の方が経済的だと感じます。
(もちろん空き状況と必要数によりけりですが)
これは収穫。

また、県の指針に基づき災害廃棄物の受け入れを行っています。
平成26年3月までに14,700トンを受け入れる予定で、今期は7,000トンを処理するとの
ことです。

ここで気になるのが放射線量。
質問させていただいたのですが、まず現地の仮置き場で測定し、盛岡に運び込まれた
際にその都度測定した上で焼却し、その灰も測定を行い、全てで基準内であることを
確認して処理しているとのことです。

そして、現状は一般の家庭ごみと同レベルで支障はないとのことです。

なお、放射線量は空間測定も行っており、通常の生活に支障がないことが確認されて
います。

この何段階もの測定と、その数値の適宜公表により、地元からも特段反対は出ていない
とのことでした。

加古川市もがれき受け入れ準備の決議をしましたが、もし受け入れるとなる場合は、
盛岡並みの測定と公表を行い、市民に安心感を与えることが必要です。


他に、復興に向けた取り組みとして、復興支援センターの設置やアドバイザリーボード
の設置など多くの事業を行われています。

その取り組みのうちの一つとして、②の「かわいキャンプ」があります。
これは沿岸被災地で活動するボランティアの支援施設です。

旧宮古高校川井校舎を県教育委員会から盛岡市が借り受けて開設されました。
宿泊場所の提供や送迎はもとより、被災地のニーズとのマッチングを行い効果的な
ボランティア活動を支援しています。
多くのボランティアが利用し、現在も写真洗浄などを中心に活動しています。

何より素晴らしいのが、市の自主的な事業であるということです。
災害発生時から復興に動き出す際の市の自主性や決断力には大いに学ぶべきところが
ありました。
加古川においても、有事の際に動ける準備をしなければなりません。


③については、これからの話となります。
課題として、長時間停電による影響への対策・避難所対策・情報収集と伝達体制の
充実と強化が挙げられるということです。

特に情報については、「無かった、遅かった」という声が多かったそうです。

やはり被災時には情報が一番欲しいものですが、錯綜しがちであることも事実です。

盛岡市もシステム面で対応されようとしていましたが、加古川でも取り入れるべき
ものもありました。
特にクラウド化については真剣に検討せねばなりません。
ちょうどシステム絡みでクラウドについても調べておりましたし、一般質問を含め
提案していかねばならないと、改めて感じました。

やはり現地で考えていること・感じていることを、直に聞けることは大きな意味が
あります。

盛岡市の取り組みをしっかりと整理し、加古川市に取り入れられるものは取り入れて
いけるように意見して参ります。

明日からは現地視察。
半年前にボランティアで宮城に行きましたが、岩手はどう違うのか、共通の問題は
何があるか、加古川市は何をすべきか、1年たった今をしっかりと見て、学んできます!

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市政報告追い込み

2012-04-16 22:55:48 | 活動
今日は朝から控え室で市政報告作り。
忙しさにかまけて、作成がかなり遅れておりました。。

明日から視察で3日留守にすることもあり、何とか今日中に印刷に出しておきたい。
ということで、無理やり今日と期限をきり、見切り発車で印刷の予約をしました。
この時点で半分くらいしか出来ていませんでしたが(笑)

一日集中してできたので、何とか夕方に完成しました。
視察に行っている間に印刷ができ、ちょうど帰るタイミングで出来上がりそうです。

これで心置きなく視察にいけます。

ビラの配布は週末からになると思いますが、よろしくお願いします!
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