中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

視察二日目・被災地視察

2012-04-18 17:37:52 | 活動
本日は被災地の視察です。

これは、三陸鉄道さんが企画しているプランです。
三陸鉄道は震災と津波により、電車が潮に浸かったり線路が流されたり、
大船渡などは駅舎が無くなったりし、一部でしか運行していません。
その中で、路線を辿る事業を行っています。

三陸鉄道は海岸線を走っているので、その沿線は大変な被害となっています。
職員さんの解説付きで、地元の震災前の話や自身の体験などを聞かせて頂き
ながらの視察となっています。

ルートは、陸前高田~宮古です。

まず盛岡から陸前高田へ向かいます。
その間に、大船渡のある会社の社長さんが撮影した、当日の映像を見せて頂き
ました。
「防潮堤なんて何の役にもたたないじゃないか」という声が印象的でした。。

陸前高田につき視察を行ったあとは、大槌町、山田町など岩手県内で被害が
大きかった各地を視察してまわります。
大槌町は、町長も役場にて津波で亡くなられたのですが、その役場にも行かせて
頂きました。
犠牲になった方々を思うと、心苦しくなります。

移動しながら各被災地を見ましたが、場所によってがれきの処理状況が違っています。
がれきをまとめ、分別もある程度できているところもあれば、とりあえず一か所に
集めただけというものもあります。

まとめている点では、半年前の石巻の状況よりも進んでいるようには思います。
しかしどちらにしても、がれきは相当の量ですし、まだまだスピードも足りて
いません。

焼却炉が土地の問題などで設置できないのであれば、やはり受け入れていくべきと、
がれきの山を見ると思います。
放射線の問題がクリアできるのであれば。。

現地の方も、このがれきの山を早くなくしたいと思っておられるし、他県で受け入れ
てもらえるなら、スピードをあげるためにもお願いしたいと思っておられるとの
ことです。

各地で絆という字も見ましたが、再度、絆ということを考えなければならないと
思います。

写真は、陸前高田の一本松です。
ニュース等でも、松の状況から残してゆくことは難しいということは言っていますが、
松を見ると「それでも最後まで頑張るんだ」と言っているようでした。
コメント
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