中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

大阪市音楽団のニュースに思う

2012-04-23 22:41:23 | 活動
たまたま夕方に見たニュースで大阪市音楽団のことをやっていました。

大阪市音楽団が廃止となることは以前にニュースでやっていましたが、話し合いの機会が
あったようで、そのことと絡めてのものでした。

大阪市を破綻会社として見るならば、こうした文化事業を切ることは考えの一つとは思います。
一般企業が倒産の危機を脱しようと思えば、真っ先に切ることは普通です。
橋下さんも弁護士時代に、会社の整理やリストラなどの仕事をやってらっしゃったかもしれません。
やり方がそのままですので。

しかし、大阪市は行政組織であり、文化行政を担うものでもあります。
その意味で、バッサリ切ってしまうのは如何なものでしょうか。。(1年の猶予があるとはいえ)

私も吹奏楽をやっていたので、多少の思い入れも入ってしまうのですが、吹奏楽も一つの立派な
日本の文化と思います。
高校野球の応援などを見ても、そのように思われませんか?

特に大阪市音楽団はコンクールの見本音源になるなど、日本でトップレベルの楽団です。
そうした意味でも、なくなってしまうのは残念です。

一度無くなってしまえば、復活させることは非常に困難と思いますし。。

そもそもオーケストラなどを含めた楽団で、行政の支援なしでやっているところなんてほとんど
皆無ではないでしょうか。
あのオペラ座も赤字ですし。

文化を守り支えていくのも行政の大切な仕事のひとつです。
儲かるものであれば民間が率先してやりますし、行政「サービス」ですから、赤字でも
その分市民にサービスとして還元があれば問題はないと思います。

地元中学などへの指導にも行っているということで、文化的な貢献はおおきなものでしょうし、
文化的なものを数値化して効果を計るのも難しいものです。

これが加速すると、博物館も図書館もいらないよねということになりかねませんし。


ただ、大阪市が丸抱えする必要性となると、財政の問題からも難しいかもしれません。

そのあたりを考えると、組織の形を変えて、市から補助金を出しつつ、他の自治体や民間事業者からの
支援を得れるようなものにすべきではないでしょうか。

大阪市議の方で、どなたか提案してくれないかな。
(そもそも橋下さんはよく出ますが、市議会がそれに対してどう対案を出しているかは放送も
ないですね)


加古川にお金があれば、来てもらいたいくらいの楽団なのですが。
それで小学校や中学校に指導に行ってもらいたいですね。
上記の案でやってくれるなら、加古川市も近隣自治体として補助金を出しても良いのでは??


加古川においては棋士のまちとして将棋を推していますが、同じ問題が根底にあります。
金額の桁は違いますが。

結局のところ、その文化事業がどれほど地域に根付くか。
将棋も根付いていかないのであれば、大阪市音楽団と同じことになります。

やるなら、しっかりと根付かせなくては。


このニュースを見てこのように思い、将棋を勉強しないとということと、久しぶりにフルートを触って
みようかと思いました。

文化は生活するにおいて大切なものです。
文化を途切れさせないためには、一人ひとりの関わりが必要です。
コメント
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