マラソン讃歌

ランニング日記を中心に様々な趣味活動を紹介します。

地縁・学縁

2015年05月09日 | 韓国語
韓国慶州の歴史を調べようと「慶州ガイド」(林永植著、1992年9月刊)をめくっていたら、原稿用紙3枚にしたためられた昔の寄稿文(おそらく高校同期生会に向けたもの)が出てきましたので、ここに紹介します。

題名:地縁・学縁

本文:
 高校2年生の時母校を代表し韓国釜山を親善訪問して以来韓国との縁が予想以上に深いものとなりました。大学在学中に韓国に留学しその後外交官として韓国に勤務して、韓国滞在が10年を超えました。そして今、高校卒業25周年目の年(注:1993年)に釜山に住んでいます。
 韓国での習慣は日本と違うところが多く、特に高校同窓生(同期生はもちろんのこと)の堅い絆には全く驚いてしまいました。出身地(地縁)及び出身校(学縁)によって友人関係が決まり、ひいては自分の人生までも左右されることがよくあるからです。
 慮泰愚前大統領には「TKグループ」という側近がいましたが、これこそが地縁の代表的なもので、Tは大邱(Taeguと発音)Kは慶北(Kyeongbukと発音)の頭文字をとったものですが、それぞれ大統領自身の出身地域と高校を表しています。要するに大統領と故郷か出身校が同じであった場合には、何かと得をすることがあったということです。金泳三現大統領(注:当時)にも地縁・学縁による格別の配慮がかなりあるように見受けられます。
 これにあやかって、われわれ同窓会も「T(豊浦)K(高校)会」と改称してみてはいかがでしょうか。将来我々の先輩が総理大臣になられた暁には、国の政治を動かす「頭脳集団」として活躍ができるのではないでしょうか。(えっ?名前だけじゃだめ?)
 そこで、「学縁」を大事にする当地の風習に従い、釜山に住むTK出身者が小さな同窓会を旗揚げしました。会長には57期のM先輩(下関市役所)を迎え、70期のI君(山口銀行釜山支店)と42期の韓国人先輩2名そして私を加え総勢5名で発足しました。今後同窓生の来訪の際には、万難を排して案内役を買って出る覚悟でおりますが、幸か不幸か我々の存在をご存じでない方が多く「開店休業」状態です。
 69期同期生の皆さん、「(地縁・学縁で結ばれた)堅い絆に思いを寄せて~♪~」世界平和と日本の繁栄そして下関市の発展のために頑張りましょう。「カンパ~イ~♪~」

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