マラソン讃歌

ランニング日記を中心に様々な趣味活動を紹介します。

「しげじい」のアメリカ旅行記(2)

2017年06月29日 | その他
第2日、4月14日(金)ナイヤガラの滝観光

4.朝食 
朝6時前に起きて、出かける準備を開始した。ナイヤガラ観光を終えたら、夕方の飛行機でボストンまで行くため、荷物をフロントに預かってもらえるように、今のうちにまとめておかなくてはならない。一応起きては見たものの、13時間の時差がある。緯度で計算すれば14時間の時差だが、アメリカはサマータイムを実施しているので、時差が1時間少なくなっている。4月からサマータイムとなり、すべての時計を一斉に1時間早めてあるそうだ。日本時間では夕方の5時ということになるから、ほぼ昼夜が逆になっている。
 大きなベットで手足を伸ばして眠れたことはありがたかったが、時差(英語ではジェットラグというらしい)があるので、明るい日中に徹夜をしているようで、すっきりしない。
それでも文化的な生活が身についているのか、朝になれば顔を洗って朝食を食べるということがプログラミングされている。朝7時と聞いただけで、お腹が空いた。そうだ、昨日は夕食抜きだった。
 朝食は1階と聞いていたので、昨夜と同じレストランかと思っていたら、どうやら違う場所らしく、こぎれいでアットホームな所だった。バイキング形式で、好きなものをとって回ればいいようだ。チョーさんの脇について、ベーコンやチーズ入りの厚焼き玉子、ポテトサラダ、ハムとソーセージ、丸ごとのりんごとオレンジなど、色々とって回った。レーズントーストやワッフルは、それぞれ焼く機械があるのだが、スイッチがなくて使い方が分からないとチョーさんが困っている。観察していると、載せれば自動的に焼きあがって出てくることが分かったらしい。家庭用の簡易なものでなく、業務用のオーブンだったのだろうか。セルフで注いで持ってくるミルクやジュースも、ボトルが巨大で、
いくらでも飲んでくれという感じだったらしい。さらに、チョーさんにフレッシュサラダとヨーグルト、パンのおかわりまで持ってきてもらって、ついつい食べ過ぎてしまった。ゆったりとしたいい朝食だった。 バッファローは、肉も野菜も、果物も乳製品も、みんな新鮮でおいしい。こうして東海岸の料理の味に対するマイナスイメージはなくなった。

5.ナイアガラへ
 8時少し前にはすでにタクシーが来ていて、元気な運転手さんが迎えてくれた。外は肌寒かったので、念のためダウンジャケット思って行くことにした。運転手さんはとても陽気な方で、こちらの出身地や今日のプランを聞いたり、走行している地域の様子や、ナイヤガラの滝の観光ポイントについて、色々説明してくれた。沢山の情報を得ることができたので、今日の行動に見通しが持てるようになり、タクシーに乗ってよかったと感じた。
 タクシーは移動が便利なだけでなく、観光情報も得られることを忘れていた。ただ、のりのりの運転手さんが、知っている日本語を披露して、「おはよう」とか、「ありがとう」とか言っているうちは良かったが、急に大きな声で「バンザーイ!」と叫んだり、窓を開けて鳥に向かって「カナダへ帰れー!」と叫んだり、流れに向かって「急流だぁ、ラピットだぁー!」と叫んだりしている。この盛り上がりには、正直びっくりしたが、空振りさせては申し訳ないので、こちらも楽しく「バンザーイ!」と合わせることにした。これによってアメリカ人対日本人というわだかまりは、瞬時にしてなくなってしまった。
 運転手さんは見知らぬアメリカ人から、ただの面白いおっさんになったのだ。これはプロ観光ドライバーのテクニックなのだろうか。思い切った賭けかもしれないが、今回は成功したといえるだろう。
 お互い打ち解けたので、こちらの希望を言ってみると、控えめな態度で、帰路は10ドル安くしてくれて、荷物を預けているホテルにも立ち寄ってくれるというので、帰りもお願いすることにした。一旦自宅に帰るから待機料金も要らないし、とっておきの見学場所も追加料金なしで案内したいという。彼は、ノリノリではあるが実直な人らしい。別れ際に安くてお勧めのレストランと、待ち合わせ場所を丁寧に教えてくれてから、タクシーはバッファローに帰った。

6.ナイアガラの滝
 いよいよ二人でナイヤガラの滝観光だ。先ずは、滝の間近にかけられたレインボーブリッジに行くことにする。まだ8時半すぎだったからか、観光客はほとんどいない。余りにも人が少なくて、不安になったくらいだ。ガイドブックには、最も滝の近くに架けられた橋と書かれていたので、滝を見ながら轟音の中を水しぶきを浴びて、スリル満点に渡るつり橋だと思い込んでいた。ところがその橋は、予想に反して、コンクリートで造られた幅の広い頑丈な自動車道だった。これなら風速100メートルの台風でもびくともしないだろう。うーむ、ちょっと残念。歩道に接する車道には、観光バスがずらりと並んで駐車している。滝も遠くに見えるだけらしく、音もあまり聞こえない。
 その橋を渡りきったところにアメリカとカナダの国境検問所があったが、パスポートを見せる程度で、すんなりカナダに入国できた。
 そこからはずっと展望用の堤防と広い歩道が続いており、ブライダルベール滝(幅15m高さ55m)、アメリカ滝(幅330m高さ58m)、そしてカナダ滝(幅675m高さ56m)が並んで見えるそうだ。
 ナイヤガラ川(セントローレンス川のこの付近の名称)の膨大な水の大部分は、最も大きいカナダ滝から落下するらしい。滝を見ながら歩道を歩いて行くと、だんだんカナダ滝に近づいて轟音が聞こえるようになってきた。音の大きさに比例して、観光客の数も増えている。みんな迫力あるポイントを求めているに違いない。
 カナダ側遊覧船の乗船場の上は、突き出した展望台になっていて、観光客たちが、盛んに記念撮影をしていた。小型観光船が、どんどん滝つぼに近づいて行くと、チョーさんが教えてくれた。後であの船に乗るのだ。これは期待できそうだ。怖いーぞおーっ、乗ったら!
 さらに歩いていくと、歩道もどんどん滝に近づいているらしく、歩道にも濡れたところがあり、とうとう水しぶきがかかるようになってきた。展望歩道の反対側は、広い公園になっていて、樹木が生い茂っている。水不足の心配はないので、植物の生育はいいだろう。沢山の鳥の声も聞こえている。
 一瞬、ざあっと水しぶきがきて、もうこの辺が限界かなと思っていると、突然、滝の水が落ちる様子を見下ろす場所に着いてしまった。ここまで来て漸く滝を見上げるのではなく、見下ろしながら歩いてきたことに気がついた。
 目の前から轟音をとどろかせて大量の水が20階の高さから流れ落ちていく。この水流の浸食作用は、すさまじく、毎年1m、子の巨大な滝全体を後退させてきた。スリル満点の絶景写真撮影ポイントとして有名だった、水流落下場所の上に張り出していたテーブルロックも、浸食されて危険となったので、最近爆破して落としてしまったという。ナイヤガラの滝ができてから11000年、オンタリオ湖の近くにあった滝は、どんどん後ずさりして11kも上流に移動してきた。もう800年もすればエリー湖に到達して、滝は消滅してしまうところであった。しかし、侵食緩和工事の結果、毎年わずか3㎝の浸食に収まるようになり、今後25000年ぐらいは、滝が存在することになるという。これで観光業も安泰だ。ナイヤガラは自然の滝だが、よく管理された滝だったのだ。

7.霧の乙女
 次は観光船に乗って滝の真下に行くことになった。今来たばかりの約2~3Kmの道を大急ぎで引き返す。途中、国境の検問所をカナダからアメリカに通り抜けたが、今度は簡単ではなかった。行列も少しできていたし、質問の数も多かった。そして何といっても、
1人25セントコインを2枚ずつ越境ゲートに投入しないと、回転バーが動かない。つまりアメリカ側に出られない。なにしろ二人ともドルは所持していないので、仕方なくチョーさんが大急ぎで、少し離れた両替所まで行って来るしかなかった。日本人にはなじみのないものだが、国境はやはり面倒なものだ。
 その日はとてもいい天気になった。気温もどんどん上がり、ダウンジャケットは邪魔な荷物となってしまった。汗をかきながらアメリカ側をしばらく歩いてビジターセンターを通り抜けると、漸くメインイベント、滝観光遊覧船「霧の乙女号」の乗船口に着いた。
 ここは、さすがに大行列で、なかなか切符が買えない。エレベーターにもお金がかかるというので、18ドルぐらいは支払ったと思う。エレベーター前の行列に並びながらアメリカ滝の落下を間近に見ることが出来る。ここで、とてもくさいカッパを配られると聞いていたが、新しい使い捨てのビニールカッパが一人一人に配られた。どうやら貸し出しは昔の話だったらしい。
 エレベーターを約60m降りると、滝ノ真下の船着き場に出た。滝の音がゴーゴーと聞こえているので、この古くて小さい船で大丈夫なのかと、不安になったのはしげじいだけであろうか。
 さて、いよいよ乗船だ。「霧の乙女号」は、定員いっぱいに観光客を乗せて出港した。
先ずは、アメリカ滝のカーテンの真下をカナダ滝に向かってゆっくり走っていく。アメリカ滝でも迫力があるので、カナダ滝はいかばかりだろう。途中には、水の落ちていない崖があり、鴎か?、鷺か?、野鳥の大団地になっていた。運転手さんが「カナダに帰れ」と言った相手は、ここの住人だったらしい。
 鳥の鳴き声を聞いているうちに、段々瀑音が近づいてくる。いよいよカナダ滝に来たらしい。小さな霧の乙女号は、無謀にも馬蹄形にくぼんだカナダ滝の滝つぼの中心部に進んでいく。しだいに三方すべてが滝となり、膨大な水が56mの崖から落ちてくる。
 上流には、スペリオル湖・ミシガン湖・ヒューロン湖という三つの北海道ぐらいの大きさの湖と、関東地方ぐらいのエリー湖があるのだから、水量が多いのは当然のことだろう。船は滝つぼの中央まで来てしばらく停泊した。覚悟していた通り、すさまじい瀑音と水しぶきで会話もできないほどであった。見えている人ならば、もっと大きな恐怖を感じるのだろうか。誰がこんなに危ない航海を思いついたのだろう。やはり人間はスリルが好きな動物らしい。
 しばらくして船はゆっくり方向を変えて滝つぼから脱出し、帰路についた。ほっとした安堵感と、「もうおしまいなの?」という名残惜しさがこみ上げてきた。それでも、野鳥と別れを告げて船着き場に到着する頃には、思ったよりもあっけなかったなあという思いもしてくるのだから不思議なものである。カッパを捨てて帰る人もいたが、二人はマラソンの雨天や防寒対策用にちょうどいいと持ち帰ることにした。
 エレベーターで出口まで上がると、目の前にアメリカ滝が真下に落ちていたので、明るい日差しの中で、ゆっくり記念撮影をした。それからビジターセンターのお土産売り場を見て回ったが、写真とか、木や布にプリントされたものが殆どで、模型など手で触って分かるものはあまりなかった。それでも公的な売店のためか、とても良心的な価格だった。
 このあと滝の裏側に行ったり、滝に関する資料や触れる模型などを展示してあるところを捜したが、なかなか見つからなかったので、諦めて昼食をとることになった。気がつけばすでに13時になろうとしていた。

8.カジノで昼食
 滝の周辺は、広大な公園となっており、沢山のホテルや展望タワー、遊戯施設などがある。ただ、日本の温泉街のように密集しているわけではなく、それぞれが広い敷地を持っているので、隣のホテルやレストランに行くにも時間がかかる。手短なところにもレストランはあったが、混雑していたので、運転手さんが勧めてくれたレストランに行くことにした。
そこは高級タワーホテルの1階のカジノに隣接したバイキング形式のレストランだという。アメリカは広い。
 ホテルを見つけて敷地に入り、玄関に到達するのに20分以上もかかってしまった。やはり知る人ぞ知る人気のレストランらしく、食券を買う長い列ができていた。
 レストランはとても広く体育館2つ分ぐらいはあっただろうか。各種ステーキなど肉類のグリル料理、イタリアの豊富なパスタ料理、アジアンフードに中華料理、各種サラダとフルーツ類、ケーキやアイスクリームなどのデザート類、それにソフトドリンクも色々揃っていた。アルコールも別料金で飲むことが出来る。味も日本人かフランス人のシェフが作っているのかと思えるほどおいしい。
 これでカジノ利用客は12ドル、外からの一般客でも17ドルは安すぎる。飲み物のお変りも担当の係りの人が礼儀正しく持ってきてくれるので、かなり贅沢なひと時を過ごすことが出来た。ここを紹介してもらえただけでも幸運だったと思う。二人は腰を落ち着けてのんびりしていたが、待ち合わせの時間があったので、やむなく店を出ることにした。
 その前に、カジノとは、いかなるところかと、興味半分で覗いてみた。二人とも無一文だから賭け事に手を出して破産する心配はない。映画によく出てくるルーレットはどんなものか。触らせてもらえるかと期待したが、高額の賭け事は個室の中にあるのか、見つけられなかった。
 それでもスロットマシーンやトランプゲーム(バカラ、ブラックジャック)を楽しむ人々人を見学することが出来た。ナイヤガラは、自然の雄大な滝のイメージとは裏腹に、高度に観光地化されたリゾートパークになっているようだ。日本でいえば、大規模にした関東の熱海か関西の白浜のような所といったら失礼だろうか。
 二人はのんびりしすぎてしまい、走るようにして待ち合わせ場所に急いだ。

9.三姉妹の小島
 何とか少し前に着いたので待っていると、バンザーイの運転手さんは、きちんと時間通りに到着した。そして彼の進める観光スポットに案内してくれた。
そこは、滝よりも上流にある三つの小島に、次々と吊り橋を渡っていく所で、下は急流がゴーゴーと流れている。天気も良く水しぶきもそよ風も心地よかった。
視覚障害者にとっては、タワーの上から見下ろすパノラマよりも、滝の全体を見渡す眺望よりも、つり橋を渡って激流を体験する方がありがたい。ここで川に落ちたら、あの滝まで流されて落ちてしまうと思うだけで、スリルを十分味わうことが出来た。こんな体験もできて大満足だった。
 
10.ボストンへ
帰路は高速を突っ走って30分足らずでホテルにつき、荷物を受け取って空港に到着した。途中で、運転手のおっさんは、鼻歌を歌ったり、指でダッシュボードを叩いてリズムをとったり、相変わらず陽気だった。
 彼はバンドでドラムを演奏していて、ナイヤガラフェスティバルの時は、毎年頼まれて演奏する人気者らしい。そういうことかと納得して、気さくなおっさん運転手とお別れをした。今日一日を楽しく過ごせたのは、献身的なチョーさんのサポートと、陽気なこの人のおかげだった。
 バッファロー空港を17時55分に出発。やはり昨日と同じ高性能の小型機でボストンに向かった。今度はチョーさんが横に座っているので、安心だ。まだ日も高かったので眼科の景色をあれこれチョーさんに聞いてみた。
 オンタリオ湖らしき大きな湖は見えないが、森の中に大小さまざまな湖が点在し、ニューイングランド地方はとても美しいと教えてくれた。典型的な氷床地形だ。
 しばらくすると次第にカナダ国境をなす大きな山々が見えてきて、谷すじの川や森が良く見えるとのこと。空も快晴で遠くまで広がっているようだ。
 しげじいは、勝手に景色や地形を頭の中に思い浮かべて楽しんでいた。視覚障害者でも、全く見えていない景色が頭に浮かぶのは、どうしてだろうか。
 そのうちに飛行機は高度を下げ始めて、さらに下の様子が良く見えるようになった。
海が見えてきた。とても複雑な半島や入り江が見える。飛行機がゆっくり旋回して、大きな湾の報に回り込んでいる。大小の島や点在する集落も見える。鉄道や高速道路がある。
郊外の住宅が見えてきた。高層ビルも見えてきた。港の倉庫や接岸している船が見えてきた。さらに高度が下がってきて、バスや自動車も見えてきた。
 もうすぐ着陸だ。こうしてイメージを膨らませた二人を乗せて、飛行機は19時15分、黄昏のボストンのローガン国際空港に着陸した。
 景色は見えなかったが、この遊覧飛行(?)は、今日一番の楽しい時間となった。

11.ボストン市内へ
 ここボストンローガン空港も、国内線扱いのため簡単に外に出られた。
 今夜宿泊するリバティーホテルは、有名ホテルなので送迎バスがあるかと思って探してみたが、ないことが分かった。そこでタクシーとも思ったのだが、ワンの対岸の市内までは、どの程度の距離があるのかわからない。料金が高額になるかもしれない。まだ元気があったので、観光体験も兼ねて、空港と市内とのシャトルバスや地下鉄を利用して、ホテルまで行ってみることにした。
 バスに乗車する頃には、すでに20時近くになっていたので、日も暮れて肌寒くなっていた。日没がこんなに遅いのかと疑問に思ったら、サマータイムで1時間早めてあるので、実際の太陽の動きとしては、まだ19時に当たるとわかって納得した。いやはやサマータイムも面倒な制度だ。
 空港シャトルバスに乗り込むと、料金を払うところがない。これでいいのかと思って乗っているうちに、バスは空港シャトルバス専用地下道を走行して、3つぐらい停留所に止まってから、終点のターミナル駅、サウスステーションに着いた。
 ここもきっふを売るところもなくお金を払うところもない。降車した人の流れについていくと、あちこちに方向が分かれていく。慌てて地下鉄の駅はどこかと聞いて、何とかグリーンラインの地下鉄の駅に着いた。
 ここでも切符売り場はなく、誰かが入れと言って入れてくれた。地下鉄は古くて騒音も揺れも激しかったが、大型でがっちりとしたつくりだった。椅子もプラスチックで味気ない。3駅ほど乗って、ホテル最寄駅のチャールズ駅に着いた。
ここでも降りた客たちの流れについていくと、簡単に外に出てしまった。駅員もおらず、止めるひともなかった。
 後でわかったことだが、空港シャトルバスはだれでも無料、地下鉄は障害者は無料だそうだ。ボストンは古い街、チャールズ駅前の歩道は、狭くて歩きにくい。レストランや飲み屋があるらしく、男たちが交差点の向こうで大声で話している。道を渡ってしばらく行っても駅前にあるはずのホテルがなかなか見つからないので、通行人に聞いてみると、全く反対の出口だったらしい。また引き返して、今度は逆の方向に行くと、別の交差点の向こうにホテルの看板があったようだ。夜になって、英語の道路標識や看板を見つけるのは難しいのかもしれない。
 交差点を渡って、ホテルに入ると、中は大勢の人が集まっていて、ものすごーく賑やかに会話をしていた。このホテルの1階は、ラウンジか何かになっていて、アルコールを飲みながら話ができるところらしい。エスカレーターで2階に行くと、そこにフロントがあり、チェックインして鍵をもらった。
部屋に行こうとすると、廊下の脇になんと鉄格子と牢屋がある。なんだか不気味で異様な感じだ。案内パンフレットによると、このホテルは昔監獄だった建物を改築して、高級ホテルにしたことが自慢で、その歴史遺産の名残をわざわざ展示している。なんともまあ変わったホテルである。
 疑問を抱きながらも、エレベーターで高層階に行くと、雑踏はなくなり、急に静かな高級ホテルの雰囲気になった。室内はもちろん豪華で広く、またまたテーブルの上で寝るようなすごーく高くて広いダブルベッドが二つ置いてあった。
 さすがに二人ともつかれて、部屋を出る気になれず、朝昼と超豪華な食事をたらふく食べたので、夕食抜きで寝ることにした。
 明日の朝は早起きして、市の中心にある、コモン広場やその隣のパブリックガーデンを、ランニングで回ることにした。
 また、レッドソックスの試合を観戦できないかと、チョーさんがワイファイで色々調べてくれたが、チケットが高すぎて諦めた。
 こうして盛りだくさんで充実した第2日目が終了した。



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