パンダは見ていた

ところが、台湾の「北大ランナーズ」チームと一緒にやって来た一匹の美しい（ぬいぐるみ）パンダが自分のラン友を応援しながらしっかりと見てくれていました。
そこで宿泊先の東京ドームホテルに電話して聞いてみました。
私：もしもし、パンダさん？　ニーハオ！多感謝昨天的応援！
パンダ：日本語で大丈夫ですよ。まずは完走おめでとうございます。
私：目標を決めて達成できたのが一番嬉しいです。どこで見てたのですか？
パンダ：色づき始めた銀杏の木の上からよ。スタート地点から並木に沿って追いかけていたのよ。
私：昨日のできはどうでしたか。
パンダ：イーブンペースで走ったと言ってたわね。あれはスタートから５kmまでランナーが多すぎて自分のペースに上げられなかったからじゃないの。
ほんとは後半に３分ぐらいは落ちていたはずよ。でも、３０kmを過ぎても元気で走っていたのには驚いたわ。
私：やっぱり自宅で寝ると疲れがちがうような気がします。
パンダ：今回は余裕をもって出かけましたね。私たちより早く会場に着いているなんてね。
私：心のゆとりも大切ですよね。
パンダ：そういうことよ。あなたは体は故障しないのにいつも心がくじけているみたい。でも、昨日は北大ランナーのユニフォームを着たことで気持ちがひきしまったのかしら。
私：確かに日本支部長だから恥ずかしい走りはできないという気持ちにはなりました。
パンダ：来年は台北で走ってね。私は帰ってから台北マラソンでハーフを走るつもりよ。
私：日本から応援しています。がんばってください！
パンダ：ありがとう。再見！


北大の同年代ランナー夫婦と