ロイス ジャズ タンノイ

タンノイによるホイジンガ的ジャズの考察でございます。

三つのサブ・カルチャーの客

2010年01月04日 | 巡礼者の記帳
郷里の大船渡から、神戸ナンバーの車で登場したその客は、「あす神戸に帰るのです」と言って、一時をジャズで過ごした。
神戸までの道程について、到着目標時間から逆算して十七時間ほどあてるそうである。
御自分のことをてらいなく話されたその客は、船大工の父の元で幼年期をおくると、一関で学業を修め、関西のメーカーでいま存在感をいかんなく発揮している。
最近のニュースにクロースアップされる中国について、第一線はどう考えているのか、その客は市場性や国家観など分析し、意外な説を開陳し当方の膏肓を開いてくれた。
ジャズを聞くオーディオについて、投資と効果がよくわかる話は技術者らしい筋道がたって、どちらかといえばタンノイの一群を風水のように扱っている当方と、全く違った文化を感じるが、聴いているジャズが同じレコードというのは不思議である。
話が興に乗ると、大船渡弁が関西弁になって、タンノイの鳴らすペッパーが必死にサイドを勤めているおもしろさ。




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