http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011031901000425.html
菅直人首相(民主党代表)は19日午後、自民党の谷垣禎一総裁と電話で会談し、東日本大震災復興に与野党一体で取り組むため、民主、自民両党による大連立を提案した。谷垣氏に副総理兼震災復興担当相で入閣するよう要請。谷垣氏は復興対策では協力するとした上で「入閣は応じられない」と断り、自民党は幹部会合で正式に拒否の方針を確認した。 首相の入閣要請は、震災被害や原発事故の深刻さを踏まえ、国家的危機には大連立で乗り切る必要があるとの判断からだ。拒否されたことで、首相は新たな与野党協力に向けた対応を迫られる。政権の危機管理対応や、大連立を模索した首相の判断に批判が強まる可能性もありそうだ。 谷垣氏は、電話会談で「震災復旧には引き続き閣外から全面協力するが、今は体制を変更する時期ではない」と回答。記者会見では「私に内閣に入れというのは、今の(民主、国民新両党)連立政権をご破算にすることだ。政策の一致がないとできない議論だ」と強調した。
自民党の幹部会合では「大連立には政策協定が必要だが、原発事故が起きている今はそんな状況ではない。首相の提案は子供じみている」との批判が出た。谷垣氏は公明党の山口那津男代表に対し、大連立を拒否したと電話で伝えた。 枝野幸男官房長官は記者会見で、谷垣氏への入閣要請に関し「人事は首相の専権事項だ。首相に委ねられている」と述べた。
政府、民主党は18日、震災対応を強化するため、閣僚枠を現行より3人増やす案を野党側に提案していた。(共同)
☆小沢切りしてて、野党自民党に連立を提案するなんて菅総理のカン違いにも程がある。節操の無さには、呆れてしまう。(喝)
