#ミヤネ屋 嵩原弁護士『ぶっちゃけ橋下何言っとるかようわからん』 紀藤弁護士『私もようわからん』とまで言わしめた彼の支離滅裂さ
徹底追及 統一協会
高額献金 モラル違反
“今も韓国へ送金のはず”
元幹部の手記入手
統一協会(世界平和統一家庭連合)日本本部の元幹部が、高額な献金を信者から集める協会の手法について、「社会的モラルに反する」などと問題点を批判した手記を、本紙は29日までに入手しました。(統一協会取材班)
手記は統一協会日本本部の元家庭教育局副局長の櫻井正上(まさうえ)氏が作成し、一部の大手メディアなどに送っていたもの。櫻井氏は1998年から約20年間、協会本部に勤務。協会運営に異論を唱えたため2017年に解任されました。櫻井氏の父親は1995~96年に協会会長を務めました。
手記は日本の協会が「世界の活動資金の負担を強いられてきたのは事実」だと指摘。資金集めのため信者の家庭が「尋常でない困難を経験してきた」と述べています。
親が協会活動に明け暮れたため、経済的に苦労した信者2世たちがいることにも言及。▽家計が苦しく大学進学を断念し、きょうだいたちの進学資金のために働く▽献金要請が強まると親が子どもの教育費や学資保険を解約して献金した▽2世自身が親の借金を肩代わりした―などの実例を紹介しています。
過度な圧力
統一協会の田中富広会長は8月10日の会見で、信者に献金のノルマを課したことがないと述べました。これについて櫻井氏は、「本部が全国の『現場教会』に無理なノルマを課していたことは、内部の人間なら、誰もが知る事実でした」と批判。協会が信者に対し献金を「しなければならない」という“空気”をつくり出し、過度なプレッシャーを与えてきたとしています。これらの手法について櫻井氏は「明らかに、社会的モラルに反するものでした」と断言しています。
櫻井氏が副局長の時に献金問題について上層部に意見をすると、「あなたはあなたの使命に殉ぜよ」と相手にされなかったといいます。
指示は絶対
また「今でも、日本から莫大(ばくだい)な献金が世界(韓国)に送られているはずです」と証言。本紙の取材では、日本で月約20億円近くを集め、うち約3割が韓国の協会本部に送金されたとみられます。
日本の統一協会は韓国にある「世界本部の、特に教団トップから下りてくる指示には応じる他ありません」と韓鶴子総裁らの指示が“絶対”になっているという実情も明かしています。
櫻井氏は手記の事実関係についての本紙の質問に、「日本共産党とは主義・主張が異なるため、コメントは控えさせてください」としています。
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“国葬”―異様な安倍礼賛 「継承」許さぬたたかいを
政治部長 中祖寅一
岸田内閣は27日、安倍晋三元首相の「国葬」を強行しました。
「国葬」で岸田文雄首相は何を語ったのか―。岸田首相は、安倍氏への弔辞で「歴史は、(在位の)長さよりも事績によってあなたを記憶する」と述べ、「あなたが敷いた土台の上に、持続的で、すべての人が輝く包摂的な日本を、地域を、世界をつくっていく」と「誓い」を立て、「日本と世界の行く末を示す羅針盤」とまで安倍氏を持ち上げました。安倍氏がピアノ演奏する姿を基調とし、その足跡と政治的成果を総まくりする8分間のビデオ映像も流されました。
「国葬」は「故人に対する弔意と敬意を国全体としてあらわす儀式」(岸田首相)と位置付けられてきましたが、安倍氏の葬送というより、安倍政治の礼賛とその継承の誓いを「国全体として」確認する場とされました。
岸田氏があげた安倍氏の「事績」とは、改憲手続法の制定、防衛庁の「省」昇格、教育基本法の改定、平和安全法制(安保法制)・秘密保護法の制定、日米同盟の強化など「戦後レジームからの脱却」の推進であり、2度にわたる消費税増税など財界奉仕の政策の実行でした。
これらの「事績」は、国会での多数を頼みにした民意不在の改憲の動き、明文改憲が困難と見るや解釈・立法で憲法を壊す立憲主義破壊、国民生活破壊の消費税増税など、どれも激しい国民の抵抗と抗議を呼び起こしたものばかりです。その礼賛=「敬意」を「国全体として」共有するとして、一方的に国民に押し付けるのは、憲法19条の思想・良心の自由を侵害するものです。
「国葬」では、政府が「弔意の表明を求めない」などとされました。現実には、衆参両院や最高裁、各省庁や多くの地方自治体で半旗掲揚が行われました。大規模な政治、社会の動きは、個人に弔意を強制する事実上の大きな力として働きました。
「国葬」は安倍礼賛=「敬意」と弔意を個人に強制し、思想・良心の自由を侵害する違憲の行事となりました。
また、なぜ安倍首相だけを特別扱いするのかという憲法の平等原則違反の問題も、最後まで合理的理由は説明されませんでした。「国葬」は二重、三重の違憲という深刻な問題を残しました。
27日には、国会前をはじめ、全国各地で「国葬」強行に抗議する集会やデモが取り組まれました。その怒りの根底には、憲法を壊し、民主主義を壊し、国民生活を壊してきた安倍政治への巨大な怒りがあります。岸田首相が安倍氏の「死」を政治利用し、「安倍政治の継承」を掲げる自らの政治基盤を強めようという狙いは多くの国民に見抜かれています。
岸田首相が進める「敵基地攻撃能力の保有」と新たな解釈改憲、「軍事費2倍化」の動きも、安倍氏が強く唱道してきたものです。「国葬」強行に対して広がったたたかいは、こうした岸田政権の危険な政治を阻み、安倍政治を終わらせるたたかいへと大きく発展していこうとしています。
国葬に相応しい人、私はこの人です。
1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。
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多くの人々の反対をよそに国葬は執り行われた。だろう。この原稿は前日早朝に書いているので、今の段階では国葬当日の朝である。おそらくその内容にもまた賛否両論あるだろうが、それはまた今日以降語られるであろう。
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27日も国会前や各地で大規模な反対デモが行われており、最後の最後まで反対の声はやまない。いや、ある意味、今回の国葬ほどケチのついた儀式もなかったのではないか。
安倍氏が凶弾に倒れた時は「すわテロか」と騒然となり、早々と岸田総理が国葬を決めた。しかし事実は統一教会に対する私怨であったところから風向きが変わり、安倍氏や自民党議員の関与が報道され始めた。これがなければ国葬反対の声はここまで増えなかったのではないか。
しかも偶然とはいえその後エリザベス女王が崩御され、国家元首と一国会議員の差こそあれ、比べてしまうのが人情。しかも肉体がなければ葬儀の意味がない欧米では迅速かつ荘厳な、それでいて華美ではない国葬が執り行われた。外国人には「遺灰」を葬る感覚が理解できない。そのせいか、日本の国葬が遅すぎたのか要人も来ない。
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