サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

CL バルサvsチェルシー

2012-04-25 14:38:02 | Weblog

CLのセミファイナル。第1戦はチェルシーがホームで1-0で勝ち、第2戦はバルサがホームで圧倒してバルサが決勝に進むというのが大方の予想。しかし試合は実につまらないものになってしまった。

前半終わりにジョン・テリーが1発レッドで退場。TVではよく見えなかったがボールのないところでくだらないラフプレーをしたようだ。この退場で試合は実に陳腐なものになった。

バルサが2-0でリードしてこのまま失点しなければいいという状況だったのに、数的優位のためかあまりにも前掛かりになってしまい、チェルシーのカウンターを受けて2-1となりアウエーゴールの規定でバルサは3-1にする必要となった。ひとり少ないチェルシーはただでさえ引いていたのに、さらに引いてしまいボールを取っても前に蹴るだけ。

1トップのドロクバがDFラインの左サイドに並び、DFが5人、その前に4人で守る鉄壁の守備。バルサは空中戦をしないのでワンツーなどでひたすら針の穴を通そうとする。パスをまわすスペースもないので実に窮屈な攻撃である。見ていて退屈このうえない。

結局最後にトーレスが追加点をあげて万事休すとなり、チェルシーが決勝に進出。

なんでこんな試合になってしまうのかといえば、全てはアウエーゴール規定がいけないのだ。1勝1敗ならば純粋な得失点差だけで争えば、一人少なかろうがとにかく攻めなければいけなくなる。アウエーで1点でもあげればそれだけで圧倒的に有利になるこの規定はどう考えてもおかしい。

ロンドン五輪の組み合わせが決まったが、どのニュースも女子が先で男子は付け出し。OA枠で香川を出して五輪に本気で取り組めなどというばかげた意見もあるが、OA枠を使うとしてもまだフル代表に定着していない若手を使うべきだろう。たとえばジュビロの山田。

7月終わりからの五輪に呼ばれればヨーロッパ組の選手は自分のクラブでポジションを失う可能性大である。フル代表に定着している選手を呼ぶなどは愚の骨頂。


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