サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

桜 金造

2007-04-09 07:03:14 | Weblog
筆者は桜 金造のファンである。「お江戸でござる」はいつも見ていたし、あのボケぶりは貴重な存在である。さて都知事選で桜は6.9万票を獲得したが予想どうりの泡沫候補ぶりであった。こうなることは本人は誰でも予想できたことだが、どうしてわざわざ立候補したのだろうか。

桜は熱心な創価学会員で浅野候補の得票を少しでも下げるために、公明党がわざと立候補させた戦略説もあったが、石原慎太郎と浅野の差が100万票以上あったので、そんな面倒なことをする必要性はそもそも公明党も考えていなかったと考えるのが妥当であろう。

多分、桜は単に選挙に出たかったのである。そして華々しく散った。すばらしい男の美学である。しかし供託金は没収されてしまう。都知事選の場合、有効票の10%がデッドラインであり、今回の場合約55万票である。これをクリアできたのは、石原、浅野、吉田の3人だけである。

筆者の中での桜 金造のイメージは村上春樹の小説「羊をめぐる冒険」の右翼の大物のお抱え運転手役である。以前、映画で金造が運転手の役をやったことがあるので、そのイメージが残っているせいかも知れないが、神様とつながる電話を信じている運転手のボケぶりは金造のイメージそのものである。

金造は演説で「私は福祉をやります」と訴えていたが、これからどのような活動をしていくのか楽しみである。

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