サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

なでしこ完敗

2008-08-19 07:52:06 | Weblog
夕べの女子サッカーのSFはSBSテレビで2試合ともライブで放送してくれた。1次リーグな0-1だったから、ひょっとしてと期待していたのだが、現実は甘くはなかった。

日本が勝てるとすれば先制点をあげて、できれば後半15分くらいまでに2-0にして残りは必死に守る。最悪同点で終わりPK合戦に持ち込む。前半は最初から日本が押し込み、期待どうりの先制点をあげて追加点が入ればなんとかいけるのではないかとわくわくしてきた。

ポイントは大野のミドルシュートがGKの好守によりゴールできなかったことだと思う。あれが入っていれば局面は完全に違っていたし、アメリカも焦りだしただろう。

TVの解説は日本のゴール直後にアメリカはパニックすることはないだろうし、最後にはアメリカが逆転するだろうと予想し、結果そのとうりになった。

1,2点目は仕方がないと思う。両サイドはことごとく破られていたし、アメリカ相手にこれは仕方がない。問題は3,4点目の取られ方である。2点ともGKのミスだし、絶対に防げる失点だった。そもそもあんな形で失点していたのではこのレベルでは絶対に勝てない。

TV解説者は日本とアメリカのGKの背の低さが致命的な差を生んでいると言っていたが、急に身長190センチのGKが出てくるわけではないので、これは言わずもがなであろう。

日本の課題はPA内に入り込まれたときにPKを取られるあまりに厳しくあたりに行かないことだ。中盤でボールを取られるとそれが即、大ピンチになってしまうようなザル守備ではアメリカのような相手には絶対に勝てない。

日本とアメリカの体格差を嘆いてみても意味がないし、テレビの解説者は「日本はスペインを参考にしている」と面白がっていたが日本が急にスペインのようなサッカーができるようにもならない。

1対1で勝てないのだから、数的有利を作りとにかく相手よりも早く走ることしかないだろう。パスワークは日本はアメリカ相手にもいい勝負だったし、とにかくGKのミスさえなければPK合戦まで持ち込めた試合だったと思った。

それにしても中国のスタジアムでの試合は本当に不愉快だね。

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