代表が先かクラブが先か

夕べの代表の試合は観客が不入りだった。一昔前だったら考えられないことだ。スター選手が出ない、知名度の低い選手ばかりだからなどなどいろいろ理由はあるだろうが、最大の原因はドイツワールドカップで惨敗したからでしょう。

サポーターの代表に対する思いも変化しているでしょう。ワールドカップに出られればそれで感激という時代から、出ても勝てないのでれば代表よりも自分の好きなクラブを応援しているほうが身近だし、熱中できるからだ。

ヨーロッパでも代表に対してイングランドのように熱狂する国もあれば、スペインのように地域主義の影響から代表が重視されない国もある。まあこれはそれぞれだから国ごとの事情を知れば知るほど面白い。

さて日本の場合はどうかといえば、筆者は代表が弱くなってもＪリーグが繁栄すればそのほうがいいと考えます。所詮代表は監督が変われば選手起用も戦術もかなり変わるし、どの選手を起用するかによって強くもなり、弱くもなるので、見ていて疲れる。

ブラジルのように常に強ければ見ていても楽しいのだろうが、１９９８年大会の初出場から３大会経てもそれほど進歩がなかったのだから、応援するサポもいい加減疲れたというところでしょうか。

だからＪリーグの反映と反比例して代表が盛り上がらないというのはよく理解できるし、それはサッカーへの人気が下降しているということにはなりません。

オーストラリアの場合は完全に代表高クラブ低だから仕方がないけど、今のうちに代表人気を利用してＡリーグ人気を高めて固定することが急務であります。