サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

香川の移籍先

2012-04-28 21:55:12 | Weblog

香川は本当にマンUに移籍するのだろうか。ドルトムントの契約延長オファーに対して即決しなかったからかなり迷っているのか、マンUからのオファーが未確定なのか、とにかくぐらついているようだ。イングランドかスペインでプレーしたいという目標は分かる。しかし現実的には金銭面の問題だろう。

ドルトムントがオファーした年俸は300万ユーロ。報道されているマンUのオファーは600万ユーロと実に2倍である。ただしクラブが実際に払うのは半分で残りはスポンサーが払うなんてことはよくあるので、年俸の話は本当かどうかは公表されないかぎり分からない。

シャルケを退団するラウルなんて中東からのオファーは4000万ユーロである。こんな天文学的な年俸を払うクラブは一体どうやって元をとるのだろうか。利益なんて関係なくて道楽なんだろうね、きっと。そういう身分になってみた。酒が飲めない退屈な生活でもなんでもいいから1シーズンで4000万ユーロももらえるのならば、誰でもいくでしょう。

さてドルトムントからレアルマドリッドに移籍したシャヒンの場合、故障が長引いたこともあるがほとんど試合に出ていない。多分トップフォームに戻ったとしてもレアルの選手層から考えてスタメンに定着するのは至難の業で、その前にどこかに放出される可能性が高い。

香川がマンUに移籍したとしてもスタメンに定着できる保証はない。これはどのクラブでも同じだが、ライアン・ギグスやパクチソンあたりとポジション争いするのはしんどい。それにマンUのようなビッグクラブは次から次に補強を繰り返すので、ちょっと怪我でもしようものならすぐにポジションを失うし、代表に召集されて日本に戻っているうちにスタメンをすぐにはずされるなんてこともよくある。水曜日の代表戦に出て週末のリーグ戦でもスタメンで出してくれるドルトムントとはわけが違う。

香川はやっぱり来季のCLでもっとアピールしてからマンUでもどこでもビッグクラブを狙うほうがいいのではないだろうか。香川の場合はどんな強豪相手でも常にトップフォームでいるわけでもないし、マンUはまだ早いように思える。もっと本当に600万ユーロもくれるのならば、試合にでれなくても行きたくなるのが人情か。


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