サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

ルーニー

2010-10-20 19:27:52 | Weblog
マンUのルーニーが契約を更新しないと表明して、ファーガソン監督がそれに対してこれまでの恩義を忘れたのかと激怒している。ファーギーのインタビュー記事を読んだが、この世界で一番有名な監督さんはものすごく頑固だということを再認識した。

まずファーギーは自分のクラブをリスペクトしろ(直訳すると尊敬だが、それではちょっとニュアンスが違う)と選手に要求する。故障した時とかスキャンダルに悩まされたときにどれほどクラブが助けたかを忘れるなとほとんど恫喝する。クラブの立場であれば当然の主張だが、イングランドの監督はGMも兼ねているので、ファーギーのような監督にもなれば、ほとんどクラブの会長と同じようなスタンスである。これはスペイン、イタリアなどと大きく違う。

つまりこれまでの恩義を忘れて一体何が不満なんだということで激怒しているのである。もちろん選手が待遇面を重視するのは理解するとしているが、マンUのような有名クラブでしかも主力選手としてプレーできるのだから、金のことはごちゃごちゃ言うなという考え方である。

しかしC.ロナウドにしろ、誰にしろ待遇面の向上を求めて移籍するのは選手にとっては当たり前だ。しかしファーギーにしてみればロビーニョのような行動する選手はもってのほかということだろう。

マンUで活躍して他のクラブに移籍した選手は不思議なことに、マンUでの活躍をこえることは滅多にない。マンUにいたからこそ目立ったのであり、フォルランがいくらリーガで得点王になったとしても、やっぱりマンUでEPLの得点王になっていたら、もっと選手としての価値はアップしていたかも知れない。

ルーニーがどこのクラブに行きたいのか知らないが、噂されるようなマンC程度のクラブに行くのであれば、それは彼のキャリアを終わらせることになるだろう。


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