サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

試合をぶち壊したGKのハンブル、柏のJ1優勝

2011-12-03 23:53:47 | Weblog

J1最終節の浦和vs柏は1-3で柏が圧勝して初優勝を果たした。これに文句をつける必要はない。ブラジル人たちの攻撃力が他を圧倒していた。レアンドロ・ドミンゲスは実にいい選手だ。こんな選手が代表にいたらいいなあ。CWCで柏が勝ちあがれるとしたら、レアンドロのおかげになるだろうから、カタールの金満クラブに引き抜かれるのではないか。

さて柏が2-0でリードした。そこまでは柏のボールへのプレスはきつく、浦和はほとんどシュートもできなかった。これでは4点差ぐらいつくかと思ったが、後半に浦和が1点返して2-1になった時点で急に試合が変化した。柏のプレスが弱くなり始めた。これは前半に飛ばしすぎて息切れしたせいだと思ったが、そればかりでなく失点して同点にされるのがいやになり、不用意なファールを取られることを嫌いプレスが弱くなったのだ。

2-0から2-1になっただけで試合展開が急変するわけだから、サッカーは本当にメンタルなスポーツだと思う。試合の流れからみれば浦和が同点に追いつく可能性は十分にあった。しかしここで浦和のGKがとんでもないチョンボをしでかした。

多少イレギュラーバウンドしたかも知れないが、さほど強くもないシュートを体の真正面で受けながらハンブルして、体の後ろにそらしてしまい、そのままゴール。これはOGと同じだ。浦和の坪井の信じられないといった表情が面白かった。

GKは1つのミスで責められるからかわいそうな面もあるが、このミスは致命的だった。これさえなければ試合はもっと緊迫して面白かったはずだ。柏の優勝にけちをつけるつもりはないが、浦和のGKは来季から代えたほうがいい。


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