サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

へぼい試合

2009-06-11 04:45:03 | Weblog
夕べはオーストラリアvsバーレーンをライブで、日本vsカタールを録画放送で見た。どちらも選手が多少抜け、アウエーから戻り疲れ気味、WC予選を突破してモチベーションが下がっているという似たような条件だった。

オーストラリアは急に寒くなったシドニーでのホーム戦。DFのルーカス・二ール、FWのカーヒル、MFのブレッシアーノが抜けた。前半は動きが悪く0-0。後半になってもチャンスが少なく、それでもキュエルを中心にしてなんとか2-0で勝った。バーレーンも決定力がなくチャンスらしいチャンスも少なく、何とか最小失点で負けたいという試合運びである。それともこれが実力というべきか。

日本vsカタール。FOXのコメンテーターは盛んに岡田監督のWCでベスト4を目指すという目標を話し、さあどんな試合を見せてくれるのか楽しみだというコメントから試合開始。このベスト4という目標はアジアの中では有名になっているようだ。

開始早々、OGで先制。岡崎のゴールのように見えたがOGだった。中村俊輔を起点にしてスピードある攻撃から先制。これは3-0か4-0で楽勝だあと思った。誰もがそう思ったでしょう。

この試合、遠藤、長谷部が抜けた程度でウズベク戦と比べると極端に選手は代わっていない。しかし選手の動きはすこぶる悪かった。特に中村俊輔は最悪。後半開始から松井か本田と交代させるかと思ったらそのまま出てきたので後半もだめだと予想できた。

苦戦の原因は、
①ボランチの二人が機能していない。

②CB二人が上がりすぎてカウンターを食らった場合に一気に攻め込まれてしまう。カタールの拙攻のおかげで1点ですんだが、強豪相手ならば3点は取られていてもおかしくなかった。

③ひどい主審。全然ファールを取らないし、あのPKはどうみてもPAの枠外である。ただあれがPKになるのであれば、中澤はイエロー2枚目を出されて退場になるはずだが、なぜかカードは出なかった。一貫性なし。もっともあのマレーシア人の主審は(たしかそのはず)、2004年アジアカップのQFのヨルダン戦のPK合戦でPKの場所を移動させた宮本ツネのお友達である。

足へのファールをほとんど取らない主審として有名で、それを選手は頭に入れておくべきだった。遠藤あたりはよく知っているはずだが、遠藤はいなかった。ツーリオと中澤の二人は特に主審のジャッジから平常心を乱していたようで混乱していた。

④へぼ主審は仕方がないが、カタールの選手のほうがプレスがきつくボールに対する執念が上回っていた。カタールはこの試合に勝てればまだ3位の可能性があったので、特に後半はいけると思ったようでガンガンきた。そのペースに付き合わされて、日本は自分のリズムが全く作れない。

などなど列挙すればきりがないが、メッツも言っていたように(FOXのコメンテーターも同じく)このレベルでWCのベスト4は無理である。もちろん自分のコンデイションが悪くモチベーションが低い試合もある。毎試合100%絶好調なんてことはありえない。

オーストラリアの試合を見ていると、調子が悪いならそれなりに試合をまとめられる。そしてホームでは常に勝つ。オーストラリアはカタールと日本ではドローだったし、アウエーのウズベクとバーレーンはかなり苦戦して1-0で勝った。それ以外のホームでの3試合は全勝である。

日本の場合は真逆である。しかし安定した試合運びという点では断然オーストラリアのほうが上だ。17日のメルボルンでの試合には、中村俊輔、遠藤、長谷部、大久保、中澤が出ない。本田と松井は知らないが、ほとんどBチームになる。日本はどんな試合を見せてくれるのだろうか。大敗する気もする。

オーストラリアではIの発音がアイとなることが多い。たとえばIKEAはアイケアである。こうろき(KOOROKI)が出てきて、FOXのコメンテーターがコオロカイと呼んでいたのには笑った。

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