サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

ドイツカップ決勝

2012-05-13 10:46:59 | Weblog

ファーガソンもいたがメルケル首相も観戦していた。国内カップ戦の決勝に首相がくるというところにドイツのサッカーの原点をみたような気がする。あるいはメルケルさんが単にサッカー好きなのか。

パスを細かくつなぐバイエルンとカウンター狙いのドルトムント。このカードはいつもこうなる。ほとんどが1点差の接戦になるのだが、5-2でドルトムントが快勝。バイエルンは来週のCL決勝に心が飛んでいたのかやたらとミスが多い。特にDFラインがひどい。いくらなんでもそれはないだろうという失点ばかり。

相手のミスを突いたとはいえ、香川はスーパーだった。香川の細かいパスを起点にしてドルトムントは攻撃のリズムを作っていく。ドルトムントの特徴は組織プレーであり、クリロナやメッシのような選手はいないが、攻撃では必ず数的優位を作っている。だからこそ香川のような選手が生きる。

一方バイエルンはこんなざる守備でCL決勝を勝てるのだろうか。チェルシーは出場停止の選手が多くバイエルン有利という予想が多いが、パスはつなぐが決定力がなく不安定な守備ではほとんど互角とみた。

さて香川のマンU移籍であるが、この試合をファーガソンが観戦していたということはまだ交渉中ということだろう。香川のウイークポイントは上背がなくバウンドボールを競ったときにボールを取れないことと、1対1になるとボールを取られることが多いことだと思う。

フィジカルが強いDFが多いブンデスリーガで通用したのだからEPLでも大丈夫かも知れないが、自分でドリブル突破するというよりも他の選手を使い、そのこぼれ玉から自分でも得点するというタイプだから、周囲との連係がまずいとスタメンに定着できない。

本当にマンUに移籍するのであれば、最初の1-2ヶ月はかなり苦労するだろうし先発できないことも多いだろう。そういう大事な時期にオリンピックなんてもってのほかだと思うけど。


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