エバートン

職場の同僚にイギリス人のおばさんがいる。オーストラリアには自分が若いころにイギリスから来た移民が多くいて、英語のアクセントがきれいだなと思うと、大抵イギリス人である。オージーのようにこもってしゃべらないので聞き取りやすいし、会話でも使う単語が上品である。

さてこのおばさんはエバートンのサポで、エバートンの試合のライブ中継がケーブルTVであると夜中の２時だろうが、なんだろうが必ず見ているそうだ。ただし彼女の熱意とは裏腹にエバートンは弱い。

エバートンにはオージーのTim Cahillがいる。日本でケーヒルと読まれているが、オーストラリアでの発音はカールである。それなりに活躍しているが、ビッグネームと言えるほどの選手ではないし、代表でも常にスタメンではない。

それでもエバートンではほぼスタメンだし、常にトップフォームを維持している。これは重要なことである。さて我らが中田ヒデはといえば、ボルトンでは苦闘している。これはボルトンにいるからポジション競争が激しく、監督、フロントからの見切りが早いというわけではない。

中田がエバートンに移籍したとしてもカールのようには活躍できないだろうし、そもそもエバートンは中田を欲しくないでしょう。

中田は鈴木隆行のように雑草のようには頑張れないだろうから、ワールドカップ終了後の現役引退はかなり可能性が高いはずだ。