サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

モチベーションの差

2006-01-21 14:20:54 | Weblog
サッカーでも格闘技でもスポーツである限り、モチベーションの差により勝負は大きく変わる。ちんたらとプレーしていると怪我をする可能性もある。

横綱朝青龍が3敗した。去年6場所のうち、6敗しかしなかったのに今場所だけで3敗は異常である。限界説にもうなずける。他の力士のレベルが上がったのか、朝青龍が弱くなったのか、とにかく過去2年間の12場所のうち、11場所を制した圧倒的な強さはどこかに行ってしまった。

原因はなんといってもモチベーションが下がったからだろう。前人未到の7場所連続優勝、年間完全制覇(筆者は年間グランドスラムと呼ぶ)、年間最多勝と記録をすべて塗り替えた。大鵬だって北の湖だって、千代の富士だってできなかった7連覇である。

ただこれらの大横綱と比べて、朝青龍の場合は他にライバルがいなかったからできたという指摘もある。それでも記録は記録である。

朝青龍にはあと2つ破って欲しい記録がある。それは優勝回数と連勝記録である。今の力士の中でこれをできるのは朝青龍しかいないだろう。

優勝回数は大鵬さんの32回。連勝は双葉山さんの69連勝である。特に双葉山の69連勝は昭和14以来の記録である。大鵬さんの優勝32回の次は千代の富士の31回だから、この二人が突出しているとはいえ、双葉山の69連勝は偉大である。

4場所完全連勝でも60連勝である。これはそうそうできる記録ではない。

デーモン閣下ではないが、志を高く持って、日本人力士にもがんばって欲しい。中田ヒデではないが、それこそ1対1に負けなければ、勝負にも負けないのだから。これはサッカーも相撲も同じである。

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