怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

初物イチゴケーキ

2015年06月05日 | お菓子
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つい先日「ウチのイチゴはまだ青い」書いたが、赤くなっている部分もあったようだ。「今日はイチゴケーキよ」と義母が張り切って作った今年の初物。スポンジケーキにカスタードクリームを塗り、その上にイチゴを並べてゼリー液を注いで固める。
 
この原始的な計量器は電力を使わない優れものなのだろうが、ちょっとした技術と暗算能力を要求されるのでキライっ。焼きあがったスポンジ台。

スポンジの上に直接イチゴを並べるやり方もあるらしい。義母には、イチゴの水分を吸ってスポンジがぐちゃぐちゃにならないようにカスタードクリームを塗っておくほうがよろしいのだそう。冷やしてホイップクリームを添えて食べる。

自家用なので少々つくりが荒っぽい。皿に取るときも横倒しにしちゃう。来客には丁寧に倒れないようイチゴを上に向けて置くぞ。


その日の昼食はレンズ豆のスープだけだった。義両親たちはパンを添え、私は米飯と混ぜて食べた。
義父は「レンズ豆スープとイチゴケーキのどちらかを選べ、と言われたらスープだな」と言った。
比較対照が突拍子もないと思うのは、私が日本人だからか?食事とデザートの比較なんて、マリーアントワネットの例の有名な言葉が脳裏をぐるぐるするじゃあないか。いや、義母もこの発言に「それは侮辱的な発言です」とどすの利いた声で言ったので、誰にも変だと思うのだろう。ほっとした。
ケーキもスープもおいしかったぞ。
ケーキは甘すぎ、スープは塩気と油気に満ちてはいたけれどぉ~