林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

大晦日に

2011-12-31 | 林住期

支払いは全て済ませたはずだ。年賀葉書は投函した。
行方不明だったケータイは、意外なとこから出てきた。

正月準備は特にしないし、出かける予定はない。.........いや、あった。
しゃもじぃが快復し、元旦の朝、猫額亭に来るそうだ。高麗神社へ行くつもりだが、どういう展開になるか楽しみだ。

観葉植物に水を遣り、並べ直したあと、集めておいた百合の種を蒔きに、夕方、多峰主山に登ろうとした。
だがボウルいっぱいの種は強い北風に吹き飛ばされてしまった。寒さが厳しく、フリースくらいでは遭難しそうで登山口から引き返した。

 年末の国営放送は酷い。愚劣な紅白歌合戦他、あの手この手の再放送と新番組の宣伝ばかりである。
 誰も苦情を言わないのは誰も見ていないからだろう。この期間の受信料は取り戻さなくてはならない。

個人的にはどうということもなかった一年。まぁ、無難な一年だった。
明日からもそう願いたい。

大晦日の夜は、ショパンの夜想曲「第1番・2番」と「遺作」です。

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葬列

2011-12-30 | 床屋放談

予備知識を抜きにして見れば、降りしきる雪の中を行進する、金正日大将(でよかったかな?)の葬列は見事だった。
それをぶち壊したのは泣き女泣き男どもである。盛大に号泣しているのに涙が流れていなかった。
涙が涸れちゃったんだろうか。泣くならこう泣きたまへ▼

喪主である正恩君は毎日床屋へ行ってるのだろうか。結局、散髪以外にすることが無いんだろう。
髪を短く刈り上げて、首筋が寒そうだった。ヒートテックを着てればいいが.....。

元専属料理人(いかにもですな)など専門家はあれこれ憶測している。不肖森生は「正恩君の先は短い」と思う。
美食が過ぎたんだろう、20代であんなに肥満していちゃ、糖尿病予備軍大将だ。

まだまだ遊びたい盛りなのに、可哀相になぁ.......。

ニッポンに招待して篭絡しちゃえばいいんだが、そんな戦略は泥鰌には無理だよね。
「米韓中と緊密に連携し事態の推移を慎重に見極める」だけさ。

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年越しそば

2011-12-29 | 林住期

親しくしてる時々画家二人と、航空公園先にある隠れ家のような「信玄」で年越し蕎麦を食した。

天麩羅蒸篭に日本酒少々。美味く、分量はタップリで満足満腹。
客はがらがら。われわれ三人の他にたった一人だ。所沢市民にはものを見る目と蕎麦を味わう舌がないね。

帰り道、壮麗な市役所に立ち寄り、最上階の職員食堂でお茶を。
外壁工事のシートが外されたら、素晴らしい景観を堪能できるだろう。
ここも、われわれ以外に客は居なかった。

この年末は慌しかった。会合が続き、太極拳教室もあり、歯医者の予約を忘れ、本格的な風邪をひき、銀座でジャンボ宝籤を買う暇が作れず、飯能のみずほで買った。ゼッタイ当らないだろうな。

大晦日まであと二日あるようだ。約束は何も無し。
ここまで来ると、林住記の更新作業もやる気なし。ネタはあるけどね。

さぁてと、明日は猫額亭周りの落葉掃きでもするか。風がなければ。

挿絵は氏原忠夫。卓上暦と「にっぽんいろは絵本」より。

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早い夕暮れ

2011-12-28 | 高麗便り

  ・・ 見渡せば花も紅葉もなかりけり 高麗の苫屋の冬の夕暮れ・・ 
                                          ............... 森生

午後2時。空に光は溢れていても、町は山かげ早や日暮れ。猫額亭は凍りつき、背中がぞくぞくする。

体重を減らし血圧を下げ、午後の光熱費をあとひと踏ん張り削減せねば、家計は破綻だ。

山を揺さぶる北風が吹き抜ける中を、身体を温めるために、不退転の決意で山を越え飯能へ向かった。

居並ぶ杉は花粉を溜めて、春の準備に怠りはない。

こんな寒い日に出歩くじじぃは一人っきりだ。厳しい寒さに鼻の奥が、ツーンと痛んだ。

師走の黄昏時。飯能銀座商店街に買物をする人はいなかった。

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旧友と行進曲

2011-12-27 | 歌の翼に

旧友たちを誘い、演奏会を聴きに所沢アークホールへ行った。

演奏は東京国際大学吹奏楽団の学生たち凡そ70人くらい。(卒業生や他校からの応援も含む)
指揮者は寺島康朗。今回が最後の指揮になる由。素人集団をよくぞここまで鍛え上げたものだ。偉い。

  演奏曲目

  1.ブラームス・大学祝典序曲

  2.ブラームス・11のコラール前奏曲

  3.ワグナー・葬送の音楽

  4.ワグナー・楽劇「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行列

     -休憩-

  5.ベートーヴェン・交響曲第5番「運命」

1.は聴いたことはあるがあまり馴染みのない曲である。
2.~4.は初めて聴いた曲である。

演奏者側は聴く耳の程度に関係なく、難しい曲に挑戦したがるようだ。普段一般大衆が口ずさんでいるような、美しく親しみやすい旋律の曲を演奏して欲しい、と思うよ。
だが、この演奏会は出演者が会場の所沢アークホールに出演料を支払い、聴衆は無料入場なのだ。
あれこれ好みを言うのはゼイタクなんでした。反省します。

でもね、トランペット、トローンボーン、チューバ、ホルンが一斉に大音量で咆哮するサマは爽快だった。
2~3回キーッとういう怪音が中央のクラリネットかオーボエ辺りで発せられたのはご愛嬌だが。

「運命」。これはキライな交響曲だ。森生は昔から陰気で深刻なベートーヴェンを好かないのである。
ただあの「ジャジャジャジャーン」が素っ気無く鳴らされてからは楽しめた。演奏は通常の管弦楽演奏より歯切れが良かったように感じた。この曲が傑作であることは認める。だから運命は甘受しよう。

アンコールは3曲。一番目は知らない曲だったが、華やかな印象で悪くはない。

2曲目の行進曲「旧友」はメリハリをタップリつけた素晴しい演奏だった。「よっ、待ってました」である。
指揮者は指揮台を降り、団員に花を配りながら陽気に舞台を行進。森生もああいう指揮者になってみたいなぁ。
一方、聴衆は手拍子で応援し、和やか愉快で幸せな気分になった。吹奏楽は、やっぱ行進曲だわ。

最後はマーラーの「復活」。これも初めて聴いた曲だが、半鐘叩きまで動員して圧倒的。いい曲だった、降参です。
マエストロ寺島、そして団員諸君、2時間に及ぶ力演のプレゼントをありがとう。

今回も無料入場整理券を出演者のお祖父さんから頂き、森生の旧友と新友に動員をかけた。
結果、動員に応じてくれたのは旧友ばかりだった。

考えてみると、旧友たちは好奇心が強く、ご町内の新友たちには世間を広げる意欲が足りないようである。
好奇心の強い旧友の方が、若さを保ち続けていられるように感じられた。

  何もかもが下向きで、な~んにも解決できないどん詰まりニッポン。
  さぁ、行進曲でカラ元気を出して、新しい年を迎えよう。

カール・タイケ作曲 行進曲「旧友

わぉ、男声合唱付があった。これも元気が出るぞ。

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新年会準備

2011-12-26 | 林住期

初夏、鎌倉で会った大先輩が、「あの頃のみんなと会いたいなぁ」というご発声だ。
続く中先輩が「そうだそうだそうしよう」と追随。
小先輩が肝いりになり、新年会の準備が進んでいる。

ナマイキだった森生にはいい思い出がないけれど、時が殆どのことを水に流し、あの頃幅をきかせた人たちのイマを知りたくなり、成り行きで小先輩を補佐することになった。
決定や折衝は小先輩の仕事だが、小先輩はパソコンを使わないので、事務段取りは不肖森生の役割に。

勤めた職場は社内では花形部門だったらしく、先輩同輩後輩から偉い肩書きの人を何人も出している。
そのほか社内で有名になった先輩女史もいる。
だが何もかもが過ぎ去り、いまではほぼ一直線の横並び。全員が「さん・ちゃん」付けである。

始めは波長が合う7~8人でささやかな新年会を、というつもりが、噂が伝わりあっという間に30人近い会合になりそうになってきた。
どうも初動を間違えたみたいだが、これもまた結構結構。

そうなると、期日、場所、会費、飲食内容、連絡方法、会の進行.........、等々頭を悩ますことが多い。
半世紀も会ってない人はどういう生活程度なのか、健康状態はどうなのか、が分からない。
既に亡くなった人もいるし、再会したい元監査役は行方不明だ。

全く思い出せない人。出る出ないと意思が定まらない人がいる。
当日、新年会を忘れていたり、急に体調を崩して欠席する人も間違いなく出る
だろう。
とりあえず会場は有名ホテルを押さえ、事故の恐れが少ない昼間ということは決めた。

娑婆の慌しさはそっちのけにしたい年末。
やっと忘年会を終えたのに、もやもやと落ち着かない年の暮れである。
ふぅ。

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アヴェ マリアをもう一曲

2011-12-24 | 歌の翼に

「清しこの夜」は綺麗ごと過ぎ、「ジングルベル」は、若い頃この歌にさんざん追いかけられたのでキライだ。
「諸人こぞりて」は、「コゾリテ」とか
「シュワキマセリ」とか、こりゃ何語だぇ?

だが「アヴェマリア」は別格である。
キリスト教徒でなくても、じっと聴いてると、心が洗われる。

これまでアベマリアはバッハ+グノーの「アヴェ マリア」と、シューベルトの「アヴェ マリア」が最高と思っていた。
今年も、汚れた心を清めるために二つの「アヴェ マリア」を探すと、思いがけない「アヴェ マリア」が。

カッシーニの「アヴェ マリア」である。


この極めて美しいアヴェマリアを知らなかったのは迂闊だった。
森生の心はもっと穢れのない心になるよ、あしたから

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河豚とスマホとドーナッツ

2011-12-23 | 林住期

 

石神井公園駅近くにある河豚料理屋での忘年会は楽しかった。
河豚さしは予想どおりではなかったけれど、参加者全員の小皿を集めれば上のイメー写真と同じ大皿になっただろう。

会話は縦横に飛び交い、若者たちの集まりのように賑やかな忘年会になった。周りのお客さん、ごめんね。
そして幹事君、ご苦労さまでした。声は涸れたけど舌先は痺れなかったよ。

収穫が二つあった。
一つはスマホを自由自在に操縦する仲間が二人いて、目の前でその威力を確認したことである。
だが森生はこの世界には足を踏みいれたくない。ケータイさえ使えないのに、この上スマホに悩まされるのはまっぴらだからね。

二つ目の収穫はゲンバ君から「キャストパズル」という取り扱いが難しい玩具があることを教えてもらったことだ。
これは一種の知恵の輪だが、あれより遥かに進化し、見た目に格好よく、外すのは極めて困難である。
これに嵌っているゲンバ君は「古いけど一番簡単なヤツを送ってやるよ」と言ってくれた。

ゲンバ君とは同期入社とはいえ、辿った道は大違い。
親しくしたことはなかったので、その場の外交辞令として受け止めていたが、間を置かずそのキャストパズルが、年末の寂しい猫額亭に届けられた。

 

封筒を開けてビックリした。中古どころか西武LOFT館の包装紙に包まれた新品である。
しかも製造元のHPに「新製品難易度4」と紹介されている「キャストドーナッツ」という名前のクリスマスプレゼントだった。
嬉しかったねぇ、ほんとに。あなたはエライ、偉くなるわけだ。

だけど口惜しい。ドーナッツ到着以来、ず~と暇さえあればガチャガチャやっている。
しかし、どうしてもパッカリと外れないのだ。隙間はできるよ。だがその先へ行かないのよ。
ガチャガチャしているうちに隙間は閉まり、元の木阿弥、振り出しへ。ガチャガチャはカリカリに変化する。

 

小箱の中に「世界55ヶ国で愛されている、頭のストレッチ」と書かれた説明冊子が入っていた。
その使用上のご注意に憎たらしいことが書いてある。

   ・パズルを解く’楽しみ’と’苦しみ’を十分に味わっていただくため、解答図は入れておりません。
    ぜひ、自力で解答を見つけていただき、’感動’を味わってください。

   ・破損、変形の原因となりますので、無理な力を加えないでください。

つまりキャストパズルは楽しみと苦しみの挙句、感動を味わう玩具なのだった。

今のところ苦しみばかりだ。仮に目出度く外しても元に嵌め戻す苦労があるらしい。
だがものは考えようだ。指先の運動が脳神経に効いて、ゲンバ君のように若くなれるかも。

う~ん、ガチャガチャ、カリカリ........



▲合計四十段位を持つゲンバ君が、メールで教えてくれた手掛かり写真。
........ ☆?!???@?。

なお、ゲンバ君のブログ「麻家戸ゲンバ日記」と公式サイト「CastPuzzle.net」を、
更に工房藤棚さんの「CastPuzzle倶楽部」もどうぞ。
凄いことになってますよ。

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美しい人

2011-12-22 | 先輩のお言葉

おお、連続TV小説「カーネーション」の美しい糸子さんからこういう娘さん▲が産まれるのである。
落差.....、いや登り差が大き過ぎだ。国営放送の人選は残酷ではないだろうか。

それはさておき、こうなったコシノジュンコさんは間違いなく「美しい人」である。
自信に溢れ、大したものである。決して「一般美人」の範疇には入らない「規格外美人」だけどね。

凛とした立ち姿と力強い瞳の輝きで、年齢を感じさせない秘訣は三つある由。

  1.朝一番の運動

  2.母(糸子さん)の生きざまを受け継ぐ

  3.岸和田のだんじり精神

以下、解説します。

朝一の運動は運が動き、前向きな気持ちにしてくれる。いくら忙しくても続けること。
母上は、「人生これから、死ぬ暇がないわ」と多くの人に会うことで、オシャレをする状況を作っていた。
だんじり精神とは、揃いの法被の色柄の勢いと、山車を曳いて突っ走る突進力を自分に取り込む。

とまぁ、こんなとこやろか。違うてたら勘弁ね。

大方のおっ母さんたちは朝一運動は別にしても、残る二つの秘訣は概ね実行しているのではないだろうか。
身の回りのご婦人の方々を観察すると、つくずくそう思う。

じじぃこそコシノジュンコさんのお言葉から学ぶべし。

詳しくは「やずやの香酢」を通販で取り寄せ、季刊誌「食べること生きること」45号をお読み下さいね。
凛とした美人は疲れる、可愛い美人になりたい、という方は過去記事「歌う田嶋陽子さん」をどうぞ。

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サンタにご用心

2011-12-21 | うわごと

ヨーロッパはいま、経済が大変らしい。
サンタクロースはプレゼントを用意するどころじゃないらしいよ。
トナカイはリストラし、シベリアを歩いて日本にやって来た。

これから空き巣に入って、プレゼントを掻き集めるところだ。
サンタ窃盗団に用心しましょ。

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かます結び

2011-12-20 | 知ったかぶり

そろそろ身辺整理を始めるご同輩が多いのではなかろうか。
あるいは、新年を迎えるので、古い雑誌や新聞を処分したい。

そういうご同輩のために。

紐で古新聞や古本の束ねる「かます結び」という紐の結び方がある。
かます結びにすると、緩まずしっかり結べるようだ。
朝日新聞が紹介していたので試してみた。




けっこう難しい。ウチでは万札だってこんな難しい結び方はしない
かます結びでは予め全体でどのくらいの長さになるかを予測。
紐を切りとっておかなくてはならない。
そんな難しいこと、できないよ。

写真の玉紐はポリプロピレン製で、紐幅を広げると裂けやすい欠点がある。
でも滑らず丈夫で、ややこしいことなんかしなくてもしっかり結べます。
100円ショップの玉紐は、結んでいる最中に裂けてきて結びにくい。止めたほうが結局トクですね。

 

NHKまる得マガジン「ひもとロープの結び方」。
かます結びほか、西瓜や靴紐の結び方や、縄梯子や携帯電話のストラップの作り方など満載。
まる得な本です。

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侘び寂び

2011-12-20 | 林住期

何事も古くならなければ、いい味は出ないのである。
トタン板だって、錆びてこなけりゃ侘び寂びの境地には達しないのである。

若輩モノはそこんところがよく分かってないのである。
よろしくお願いします。

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初冬の比企丘陵

2011-12-19 | 風に吹かれて

初冬の比企丘陵は滅法寒かった。
真夏の暑さももの凄く、ヒトが住めるところではない。それで「こども動物自然公園」ができたのだろう。



カピパラの入浴シーンは見たけれど、自慢のレッサーパンンダや生まれたばかりのキリンの子は見損なった。
毛皮を着たワラビーだって寒さに震えてたのだ。ヒートテックの股引くらいじゃ耐えられなかった。
 


岩殿観音、物見山、ビアトリクス・ポター資料館・平和資料館・地球観測展示室・東京電機大・山村女子短大などなど。
この辺りには見るところが多い。(女子短大は見せてくれないかも)

 

 

 

 

 

 

 

 

                     

ビアトリクス・ポター資料館

山村女子短大は「さんそん」ではなく「やまむら」とお読み下さいませ。

どうやら本格的な風邪をひいたようです 

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不具合につき休載します

2011-12-18 | じゃじゃ馬馴らし

今日はまた、(また・また・また・また・・・・・だが)、グーブログの調子が極めて悪い。
フオントサイズや文字揃えが全く言うことを聞かないのだ。
カーソルは勝手に跳んで行く。
「プレビュー画面」なんて役には立たないインチキ・オタメゴカシである。

そういうわけで、やる気が無くなった。
休載します。ふんっ。

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