林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

行く年 来る年

2021-12-28 | 高麗便り

いやぁ寒い寒い。
東京は45年ぶりの寒さ、とか。
 テレビのアナ君は「寒さのピーク」と言ったが、「寒さの底」と言うべきです。
外をとぼとぼ歩くと、身体の芯まで冷えてくる。

今年もいいことは無かった。
師走に入ってからも、CDプレーヤーと寝室のエアコンが故障。
心臓のバクバクは昂進し、ガスが腹に溜まり、入歯は舌を噛む。

だが、家に引き籠っていては、気分がいっそう塞ぎます。
夕方、思い切って巾着田へ行きました。

  見渡せば花も紅葉も無かりけり
            高麗の苫屋の冬の夕暮れ

状態で・・・・・・・・・。

群馬県から、迷惑なからっ風が吹き付け、気分は凹む。
日が傾くとともに、寒さは一層厳しくなってきた。
早々に退散することにしました。

林住記。今年はこれでお終いです。
ご訪問、有難うございました。
あと三日間、家事と年賀状に集中します。

来年は、来る年こそは、いい年にしたい。
でもね、暮れなずむ流れの先は見えません。
いわんや、じじぃにおいておや。

良いお年を。

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笑う門松

2021-12-27 | あらら!

あらら! 門松って、ケタケタと笑ってるんですねぇ。
勢揃いしているところを見て、気が付きました。

この門松たち、竹製品専門製造販売店で販売中です。
国道299号線の旧道沿いにある、普段は物凄く地味なお店です。

クリスマスの電飾より好きですが、猫額亭には飾れません。
通路が狭くなり、あてにしてる七福神が、うちに入れなくなるもんね。

上はこのお店がある、静かな横手の里です。
今月の始めに、団地の西北端から撮りました。

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買い占め

2021-12-24 | 拍手

本日、買占めをやらかしました。豪勢なもんでしょ?

対象はね、森永の「ピスタチオ ミルクキャラメル」です▲
試しに1箱買い、1粒で気に入り、引き返し、買い占めました。
団地のスーパーは、品切れ御免が常態だからね。

黄色い紙箱「風味絶佳 滋養豊富 森永ミルクキャラメル」▼は百年もの。
ピスタチオは期間限定品です。

  

森永ミルクキャラメルは、時々、期間限定ものを発売する。
担当者も、たまには浮気をしたいんでしょう。結構結構。

過去にはメロン・巨峰・あずき・焼き芋・抹茶・いちごなどがあった。
キーウィー・黄な粉・ヨーグルト・パインなどもあったはず。

百年商品のこういう試み、断固支持します。
次は、梅干し・紫蘇・胡麻・生姜など、どうでしょうか。
商品名は日本語よりも、英語を使うといい。

  

  念のためウィキで調べたら、全~部作っていました。
  それなら、納豆・イカの塩辛味なんか、如何?

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縮む背丈

2021-12-22 | 病院巡り

市の勧めで、年に一度の健康診査を受けました。

  健康状態・生活習慣回答票を提出
  身長・体重・血圧の測定
  採血・採尿
  熊のような毛深い先生による問診
  問診の結果、特に追加してくれた心電図検査

などが診査内容で、料金は市が負担する。

驚いたのは、身長が163cmに縮んだ事。
物干し竿や高い食器棚に、手が届かなくはなっていました。
でも、まさかこの10年で、7cmも減るとはね。

これは勤続疲労で椎間板が擦り減り、薄くなったのでしょう。

最近減っていた体重が66kgもありました。
毎晩、就寝前の風呂の後、素裸の体重は63~4kg程度。
防寒のために、安物厚手衣服を2~3kgも着ているのでした。

外見がぶくぶく、動作がもたもたするのは、仕方がないね。

心電図検査で、固く平らなベッドに横たわれない事にも吃驚。
時間をかけないと、真っ直ぐに背を伸ばせなかった。
綿入り敷布団では気付かなかったことです。

大幅な身長減は、座る時間が増え、猫背になったためだ。

採血採尿心電図の結果は、1月中に郵送されて来る。
そんなもの、恐ろしくて見たくないや。

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以下同文な日々

2021-12-20 | 遊行期

12月20日。また月曜日が来ました。
残りは10日余り、ですか。

年内に、片付けたいことは多々あります。
だけどこう寒いと、アタマもカラダも凍結し、動かない。
物事は遅々として、以下同文な毎日。ご報告する事がありません。

今日はこれから歯科大病院へ行き、入歯の微調整をしてもらいます。
この1カ月、大分慣れてきたけれど、舌を噛むことが多くなった。
舌の付け根近くの同じ場所なので、入歯を1本抜いてもらおうか、と。

そもそも、80過ぎたじじぃに20代の歯並び、が不具合のもと。
それともじじぃの舌が、加齢で、長く広くなったのかも。

  

  脳味噌心臓肺膀胱が干乾びるのは、間違いありません。

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なにをあくせく

2021-12-17 | 遊行期

今朝の起床は9時半になりました。新記録です。
今日の仕事はごみ出しだけ。
だけど昨夜、ダストボックスに投げ込んだ。

早朝、何度目かの思庵通い。
小窓を開け、まだ仄暗い外を覗いた。
冷たい雨が降っていた。

今日の仕事は済ませてある。
で、また布団に入ったら9時半であります。

遅い朝食に、だらだらと1時間もかけました。

あれれ、晴れてきた。
さぁ、今日は何をしようか。

  ・・・・・

  昨日またかくてありけり
  今日もまたかくてありなむ
  この命なにを齷齪(あくせく)
  明日をのみ思ひわずらふ

島崎藤村の詩「千曲川旅情の歌」の一部分です。
藤村29歳時の作品で、116年前に発表した名調子ですね。
文豪になった藤村は、朝寝坊なんかしなかったんだろうな。

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寒~い日

2021-12-15 | 遊行期

横浜は初雪が舞った、とか。
当地も、この冬いちばんの寒さになりました。

こんな寒い日に、町を歩くのはじじぃだけでした。
ヒートテックの効果は無く、縮み上がり、すぐ猫額亭に帰亭。

今年もあと僅か。新年を迎える準備は、全く手付かず、です。
一方、春の準備は、とっくに済んでいる辛夷です▲

あんまり寒いとカラダが言うことを聞かず、物事が捗りません。
どうか、急かさないでおくれ。

  
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落葉踏み分け

2021-12-13 | 遊行期

  裏山の落葉踏み分け歩むじじ
         息吐くときぞ歳は悲しき
                  ..........森生

はい、解説致しますね。

爺・森生は枯葉が降り積もる裏山路を歩くと、心臓がバクバクする。
口から飛び出すんじゃないか、恐ろしい。
そういう時、

  嗚呼、歳は重ねたくないものだなぁ・・・・

と、つくづく感じる秋の夕暮れであります。
そう、フレイルの真っ只中なんです

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燃える秋

2021-12-10 | 高麗便り

ここ数日、家に引き籠っていましてね。

暫くぶりの外歩きです。

いま、団地を囲む山々は、燃え盛っております。

公園は、林の向こう側が見通せるようになりました。

厳しい冬が、山の向こう側まで来ている。

さぁ、この冬を、どう無難に越すか、が問題だ。

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終日服喪

2021-12-08 | 遊行期

A君が死んだ。会社で4年後輩だったA君が。

入社したての彼は、森生を侮り、反抗的だった。
未熟だった森生は、上司としていちいち厳しく対応した。

しかし会社は急拡大を続け、人事異動で別々の道に進んだ。
だから反目し合ったのは30代始めまでだった。
その後40年間、疎遠だったが、70歳になってから再会。
お互い成長したのか、親密な付き合いが始まった。

近年、A君は肺に、森生は心臓に問題があった。
彼は「安否確認」と称し、森生に長い電話をくれるようになった。
付き合いが広く、古い同僚たちの動静に詳しかった。

今月になり、A君からの電話がないことに気付いた。
やがて夫人から年賀欠礼葉書が届き、彼の急逝を知った。
逝く日は近い、と互いに自虐しあってたが、衝撃だった

夫人に弔問か墓参を打診したが、A君の遺志として固辞された。
事情は理解するが、気持ちの持って行き場が無い。

そこで今日は、終日外出を控えた。
そして彼のことを偲び、親族ではないが、喪に服しました。
合掌。

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よろめく

2021-12-06 | あらら!

今日は寒かったですね。
足元を冷気が、ひたひたきりきり漂っております。

朝、股引を穿くとき、失敗してしまいました。
立ったまま穿こうとして、片足を上げたらよろめいて・・・。
咄嗟に襖に手を附き、大穴を開けてしまった。

築40年にもなると、襖紙も風化しますな。

謹厳な老紳士(森生のことですよ)が豊満な女人によろめいた。
なら支えてくれて、自慢話にもなりますが、相手が股引や襖ではね。
身も蓋もなく、申し訳ありません。

これは悪い予兆かもしれません。
その後は終日家籠りし、精進潔斎致しました。
ぼんやりは毎日のことですが。

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地震だ!

2021-12-03 | 遊行期

今朝、比較的大きな地震が2回もありました。
地震に敏感で、臆病な森生は布団の中で、身構えました。

直後のTVによると、2回とも震源地は山梨県大月だった。
大月は富士山に近い。

最近、富士火山帯が物騒ですよね。
富士山が噴火したら、首都圏は壊滅的な損害を被るとか。
しかし専門家は「噴火の予兆は無い」と必ず付け加える。
この2回が「予兆」じゃないのかぇ?

人は一生に一度は大きな自然災害に遭う、と聞いている。
しかし幸運にも、じじぃはまだ遭遇していません。

願わくば、あと10年見逃してもらいたい。
身の回りに、死神の気配がする今日この頃です。

  この2回の地震の後、和歌山県を震源とする地震がありました。
  こちらも東南海巨大地震が心配です。

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山の彼方に

2021-12-01 | 風に吹かれて

見晴らしがいい、団地の西北端に、歩いて来ました。
山の彼方は秩父です。
秩父と言えば、

  夜祭、おっきりこみ、鉱泉宿、札所巡り。
  そして林家たい平くん。

秩父は桃源郷でありますな。
小遊三氏が、狸たちと共生する大月とは異なります。

空席だらけの西武特急が、山の彼方へ消えてゆきました。
東京の汚れた空気を乗せて。

昔、青年は荒野を目指しました。

いま、おじぃさんは秩父を目指すべきか。
オミクロン株による第6波が来る前に。

  写真は普通電車です▼
  西武特急ラビューは、もたもたしているじじぃを尻目に、山の彼方に去りました。
  寒い場所で次の機会を待っていたら、風邪をひきます。
  ご覧になりたい方は、こちらをどうぞ。

  

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