林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

大晦日の買い出し

2014-12-31 | 林住期

酷寒の正月になるらしい。
そんな寒い中を外出したくないので、食料品の買い出しに高麗川駅前のまるひろへ行った。
ヤオコーより車の出し入れが楽なので。

食品売り場は混んでいた。
そのわりにレジが空いていたのは、普段買物には来ないおじいたち濡れ落葉が、おばぁや母さんにへばりついてるからだ。
狭い通路に何をするでもなくぼーっと立ち止まり邪魔っけだ。家の周りの道路掃除でもするがいい。

一口茶屋のらーめんで昼飯にするつもりだったが、二人の店員はパニックである。
3人が出来上がったのに、まだばたばたしてるので「あと何人?」と聞いたら、「すいませ~ん、あと7人で~す」だとさ。
店員が悪いんじゃなく、森生のご機嫌が悪くなり、「行列し食うほどのもんじゃないわぃ、カネ返せ」。

今日は肩が凝り腰が怪しく痛む。結局、昼食は抜きにしたのにちっとも空腹にならなかった。
一日一食がいいという説があるので試してみようか。

売場は1週間前とはガラリと変わり、おせち用食品が大幅に売り場を占領していた。
今日日、庶民はおせちをそんなに食うのかねぇ。安倍さんちだって召し上がるまい。百貨店て流行に敏感に見えるけど、頭が固いね。

蜜柑も山積みだった。
ここ数年の蜜柑は姿形はよくなったが、値段に関係なく、果汁が少なく薄味である。「糖度◎%以上」は嘘で、方向違いの品種改良だ。
代わりにキウイを1週間分買った。最近、蜜柑よりキウイの方が美味く、栄養があると思う。

冷凍食品パウチ食品人参大根椎茸長葱玉葱なども買ったら、あらら、1万円が飛んでった。だけど2週間は籠城できるぞ。

今年はこれでお終いです。ご愛読ありがとうございました。
零細ブログ「林住記」は大NHKや大朝日とは異なり、明日から開店するつもりです。
記事はまだできてませんが何とかしますので、
よろしくお願いいたします。

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羊に山羊ひげ

2014-12-30 | 重箱の隅

あと2回寝るとお正月だ。

氏原忠夫が原画を描いたという、大量印刷の卓上暦を愛用している。
来年のものも、銀座の伊東屋で、当然買った。

30年前は、壁掛け用でシルクスクリ-ン印刷の本格的な「作品」を買い、月毎にデッサン額に入れて飾っていた。

 

新しい卓上暦の絵が少しヘンだ。
来年はひつじ年ということで、本体を入れる紙封筒にも「ひつじ」の絵が描かれているけれど、これは「山羊」じゃないでしょうかね。
山羊ひげがあるし、角が後ろに真直ぐ伸びている。

地球上にはいろんな羊がいるんだろうが、日本では普通、羊には顎鬚が無く、角は渦巻状になり、身体はもっこりと肥っていると思う。
1月の絵はそうなっているので、やはり封筒の絵は間違いでは?

偉大なグラフィックデザイナーだった氏原忠夫は、大分前に亡くなっている。
この絵は、作風を模倣した未熟なデザイナーが、生きてる羊をよーく観察しないで描いた絵ではないかと思う。
それに民芸調・切り絵風の文字を創り出した氏原が「SHEEP」なんて書くはずがない。違いますかね?

挿絵は「工房いけだ」発行の卓上カレンダーから。

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朝からアンづくし

2014-12-29 | 重箱の隅

   雪の予報は外れ、氷雨が降っている。予報が外れても雪よりはましである。
   年賀葉書は夜なべしてやっと投函したし、土手の手入れも側溝の落葉浚えも昨日終わっている。
   あとは家の中の整理整頓だけれど、ま、これはいつでもいい。

ここ数日落葉掃きなど屋外作業が忙しく、TVからも新聞からも遠ざかり、チマタの動きを知らない。
そこで、CMとエンタメで騒々しい民放TVを避け、少し静かなNHKにチャンネルを回した。

何時もの朝よりは静かである。
それもそのはず、ぞろぞろ出演する局アナたちは年末年始休暇を取ったのか、報道番組は引っ込め、朝からアンばっかりである。
朝ドラは見ていなかったので、アンも花子もどうでもいいじゃないかと思う。
明日からは、紅白か新しい大河ドラマかマッサンか。

NHKも報道機関のはずなのに、既に放送済の番組を編集し直して、朝から晩まで再再再放送とは図々しい。
年末年始に休暇をとって、ゆっくり過ごしたいなら、NHKに就職しなければよかった。

警察も消防も、郵便局も電車もバスも商店も、まだ働いている。
この森生だってほれこのとおり、ブログを更新しましたが

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雪が降る前に

2014-12-28 | 林住期

明日は雪が降るらしい。
この冬は、寒さは例年より厳しいが、晴天が続かない。猛烈な北風も滅多に吹かない。
どんぐりは凶作だったが、落葉は例年並みに、側溝を埋め尽くすほど落ちてきた。

昨日までは土手の枯草と蔓草の藪と格闘しながら、灌木の枝透かしをやっていた。

今日は、落葉が濡れ落葉になる前に、と家の周りの道路や側溝の掃除を開始した。
掃いても履いても切りがない。


ふらふらになるほど疲れた。
それもそのはず、昼飯抜きだったのに気が付いた。

遅い昼飯を済ませると続きをする気がなくなった。
なぁに、雪なんか降るもんか。(雪は勘弁してくれよ、頼むから)

石段の落葉は年越しだ。


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さらば雑木林

2014-12-26 | 高麗便り

見慣れた雑木林が消えた。自慢の雑木林だった。
大型クレーン車が入り、チェン-ンソーの轟音が鳴り響き、1日半の作業で、山桜や櫟など10本の巨木が伐り倒された。

もともと他人さまの持山である。木は伸び放題に育ち、秋の落葉は物凄く、暴風で枝が折れたら住宅を壊す恐れがあった。
持ち主としては、事故が起きる前に伐採するのが当然の行為である。

伐採の1週間前には、持ち主から丁寧なご挨拶があり、作業は手際よく、最後に掃除をするなど、完璧に行われた。
何の不服も言えないけれど、悲しいね。

雑木林が元の風景を取り戻すには、この先50年はかかるだろう。
そろそろ都会に引っ越す時期かもしれないが.......。

昨日は、隣の街区に住む友達が「何事か!?」と野次馬になって駆けつけた。
5人がかりの作業には迫力があった。

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硬い椅子

2014-12-25 | 風に吹かれて

また山を越えて行った飯能市立図書館
きょうは開いていたけど、
いい席は空いていなかった。
柔らかい椅子は、おじぃさんたちが占領していたのだ。

多くのおじぃさんは、気持ちよさそうに眠っていた。

仕方がないので、森生は書架の脇にある固い椅子に腰かけて本を読んだ。
この席、背中がぴんとする姿勢が保て、身体に良いのではないだろうか。
うっかり居眠りをしたら椅子から転げ落ちるぞ。
人生、ここまで来たら何事も良い方に考えよう。

読んだ本は赤瀬川源平著「健康半分」である。
病院待合室の小冊子「からころ」に連載した「病気の窓」を単行本にした、とか。
この本で、赤瀬川さんも、後鼻漏を5年間も患っていたことを知った。
森生はまだ3年足らずだから修業が足りませんね。

それぞれの随筆は平易で、ごく短いので2時間で読み終えた。

この図書館には赤瀬川の本が何冊もある。阿川弘之や浅田次郎も揃ってる。
ここで一冬過ごせれば、暖房代も本代も節約できるし、少し利口になる。
山越えで歩いて行けば健康にもいいはずだ。

2階に飲食できる部屋があるり、能仁寺脇のコンビニで弁当を買えば、一日楽しめる。

図書館は鉄骨ガラス張りコンクリ製だが、内装に地元産西川材をふんだんに使っている。
リゾート施設のように見えるけど、おじいさんはお家の布団で寝ましょうね。
おばあさんはお家に友だちを集めて、命の洗濯中なんでしょうか。


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だんだん日が短くなる

2014-12-24 | 林住期

冬至の翌日から、昼間がだんだん長くなるそうだ。
ところが実際は、
昼間がどんどん短くなってるんですね。

何故かといえば.......

ラジオ体操に参加し始めてから、夏の間は5時半に起床し、真冬になってからは6時20分に繰り下がり、25分になりった。
そして「新しい朝が来た」の斉唱に間に合わなくなっていた。

そして嬉しいことに、早朝7時に行われていたラジオ体操は、遂に冬休みに入った。
それに伴い、布団から出てくる時間は7時から7時半になり、今朝は8時を過ぎていた。
だから冬至を過ぎても、朝寝坊のため、昼間がますます短くなっている。
しかも動作がのろいので、あっという間に夕暮れだ。

それで何の支障もないけれど、年賀はがきくらいは何としても書かなくては、と焦るだけの今日この頃。
だけど正月が来ても、
なぁんにも予定はないからからなぁ。

・ あれもこれも先に延ばして歳の暮 ・
                                                     ............ 森生

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冬至のだんどり

2014-12-23 | 林住期

年に一度くらいは大掃除をしたい。
そうしないと、ハウスダストとやらで鼻がぐずぐずするからね。

電気掃除機は埃、つまりハウスダストを撒き散らすと聞く。
だったらダスキンのモッブじゃなく、年に一度は雑巾がけをしようじゃないか、と。

雑巾がけをするならソファも、積読本を入れたダンボールも動かさなくちゃな、と。
その前に、先ず机の上を片付けて、今日は快晴なので布団干しだ、と。
その次は歯を磨かなくては、と。

そうだ! 雑巾がない。古タオルで雑巾を作らないと。
だが、雑巾作りは夜なべ仕事だな。母さんはそうしていたはずだ。いや、手袋編んでたんだっけ?

やややっ、日が翳ってきた。布団を取り込まなくちゃ。

そうこうしているうちに、冬至だから日没であります。えっ?! 冬至ってきのうだったの?
まぁいいじゃありませんか、一日や二日。

いずれにしても、わが猫額亭は路線価が割合低いので、3時前には、昼間が終わりますな。


今年も残り少なになりました。
そろそろ年賀はがきを書かなくては、と。

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かかとにあかぎれ

2014-12-22 | 林住期

歩くとかかとが鈍く痛むので、風呂上がりにに調べてみたら、まさかのあかぎれだった。
割れ目の周囲は正月過ぎの鏡餅。いつ地割れが起きてもおかしくない逼迫した状況だ。

やれやれ、カカトにアカギレができたのである。これを漢字で書くと、

    踵に皸

となった。パソコンといふものは親切なもので、かかと・あかぎれと平仮名で入力しただけで、勝手に教えてくれた。

これまでも、厳冬の1月になれば、手指に皸ができることはあったが、踵の皸は初めてのことである。
徐々に身体が木乃伊(ミイラ)化し、即身仏に近付いているのだろうと思うと、我ながら有難いような悲しいような........。
後期高齢者に分類されてから、加齢とはどんなものなのか、オノレのカラダがあちこちで教えてくれるようになったのだ。

教えてくれるといえば、「他人はみんな先生だ」という言葉があったはずだ。
やはりネットで調べてみたら、あの
有名な剣豪宮本武蔵の言葉で、正しくは以下のとおりだった。

     我以外皆我師也

ふ~ん、漢字は易しいけど、「也」で締めるなんて随分気取ってますな。
それに、自分以外の人からものを教へられるなんて、当時の武蔵クン、前期高齢者にもなっていない
若輩者だったようだ。
もちろん脂ぎってて、皸とは無縁だったろうね。

                                             

「我以外皆我師也」を宮本武蔵の発言としたのは、国民的作家・吉川英治だという説が、ネットの世界で言われてますが、実際は少し違うようです。
詳しくは吉川英治記念館の学芸員日誌「草思堂から」をご覧くださいね。

大きな草思堂の小さな写真は小澤酒造さまからお借りしました。

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イルミネーション

2014-12-21 | 重箱の隅

 

クリスマスが近づき、関東平野の西の果てにあるわが町にも、イルミネーションで飾り立てたお宅が増えてきた。

あれ、チカチカ光る光源が少ないと、うらぶれて寒々しく、多くて賑やかだと、これ見よがしで嫌らしく、他人の事ながら気恥ずかしい。
LEDだから消費電力は10分の1だといっても、10分の1を無駄に消費していて、嘆かわしい。
昼間に見える配線は煩く、安普請が一層惨めに見える。

盛り場のならともかく、一般家庭のイルミネーションは好きになれない。

どこかの町では隣組が一斉に飾り立てているという報道があった。先駆けになったお宅ではすでに100万円は投資したそうだ。
10分の1でいいから、困っている人たちに進呈すれば、と思うけれど、そんなことは思いつかなかったようだ。

 

出光美術館に面白い絵葉書があった。小杉放菴作「さんたくろーす」である。
となかいが曳く橇には乗らず、歩いてやって来た。

この絵なら、好きです。

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並んだ雁首

2014-12-19 | 床屋放談

新聞見開き頁に載った、新しくて古い衆議院議員475人である。これだけ揃うと相当鬱陶しいですなぁ。

投票日までは笑顔笑顔だった。当選した途端に、多くがしかめっ面になった。
重い責任を自覚して笑えないなら可愛いが、しめしめこれで議員特権を満喫できるぞと、ヨロコビをこらえているんだろうさ。

予想どおり自民が圧勝した。投票率を掛けると大したことはないらしいが、ともかく圧勝だ。

そりゃそうだろう、財界に対して、賃上げ交渉まで安倍晋三がやってくれるんだからね。
もともと民主も維新も、自民と大差はない。いっそのこと全て自民に任せちゃえ。

中華強勢大国が自民圧勝を、野党自滅のためと分析したそうだ。50点ですね。
習近平が、日本に対してさんざん嫌がらせをしているから自民が圧勝した、と更に分析すれば100点だった。

安倍晋三、習近平、朴槿恵の3人は、権力の座に居座り続けるために、互いに助け合っているのだ。

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道順を思案する

2014-12-18 | うわごと

暇だ。誰からもお声がかからない。

暇なら外出すればいいんだけれど、こう寒くちゃね。
だが、電気代と運動不足を考えると外出しないわけにはいかない。
それで、どういう順序で歩いたらいいか考える。日が照ってもこう寒くちゃ、無駄足は省きたいからね。

で、ああでもないこうでもないと思案していたら、早くも日没が近い。
そういうわけで、日がな一日、家におりましたがな。

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寒さしのぎに図書館へ

2014-12-17 | 林住期

布団を干した途端、日が翳ってきて、小雪がが舞いそうな寒さになった。
慌てて布団を取り込んだ。

ゆうべから楽しみにしていた2階での日向ぼっこができない。
運動と避寒を兼ねて、山を越え図書館に行くことにした。

久しぶりの山道は冷え切っていた。
冬眠に入ったのか、熊に出くわすことはなかった。

山から出て飯能の市街地に入ると、急に晴れてきた。
そして、図書館は休館日だった。

 

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落葉を掃く

2014-12-16 | 高麗便り

朝から雪か雨が降ると言ってたので、ラジオ体操は不参加にして8時に起床した。いつもより2時間遅かった。
地面はまだ乾いている。昨日ほど寒くはなさそうだ。百年近く生きてると見た目で気温が分かるのである。

新聞はざっと見た。新しいことは何もない。

薄くなった朝日新聞の見開き頁に、当選者全員の写真が載っていた。まるで落葉のようだ。
投票日前までは気味が悪いほど笑顔ばかりが並んだのに、当選後はしかめっ面が多い。

TVもちっとも面白くない。土屋アンナって何者だ?
大韓航空一家と韓国を嘲笑してやろう。

雨はまだ降り始めない。
しなくてはいけないことは何もない。だが、じっとしていては水道光熱費で破産する。体重が増え、血圧がまた上がる。

猫額亭を囲む市道は凄い落葉である。側溝は落葉で埋まっている。
そうだ、濡れ落葉になる前に落葉掃きをしよう、と決意した。

30分。身体がぽかぽかしてきた。

ん? サラサラ音がする。雪でなく霰が降って来た。
落葉掃きはここでおしまい。

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