林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

河豚とスマホとドーナッツ

2011-12-23 | 林住期

 

石神井公園駅近くにある河豚料理屋での忘年会は楽しかった。
河豚さしは予想どおりではなかったけれど、参加者全員の小皿を集めれば上のイメー写真と同じ大皿になっただろう。

会話は縦横に飛び交い、若者たちの集まりのように賑やかな忘年会になった。周りのお客さん、ごめんね。
そして幹事君、ご苦労さまでした。声は涸れたけど舌先は痺れなかったよ。

収穫が二つあった。
一つはスマホを自由自在に操縦する仲間が二人いて、目の前でその威力を確認したことである。
だが森生はこの世界には足を踏みいれたくない。ケータイさえ使えないのに、この上スマホに悩まされるのはまっぴらだからね。

二つ目の収穫はゲンバ君から「キャストパズル」という取り扱いが難しい玩具があることを教えてもらったことだ。
これは一種の知恵の輪だが、あれより遥かに進化し、見た目に格好よく、外すのは極めて困難である。
これに嵌っているゲンバ君は「古いけど一番簡単なヤツを送ってやるよ」と言ってくれた。

ゲンバ君とは同期入社とはいえ、辿った道は大違い。
親しくしたことはなかったので、その場の外交辞令として受け止めていたが、間を置かずそのキャストパズルが、年末の寂しい猫額亭に届けられた。

 

封筒を開けてビックリした。中古どころか西武LOFT館の包装紙に包まれた新品である。
しかも製造元のHPに「新製品難易度4」と紹介されている「キャストドーナッツ」という名前のクリスマスプレゼントだった。
嬉しかったねぇ、ほんとに。あなたはエライ、偉くなるわけだ。

だけど口惜しい。ドーナッツ到着以来、ず~と暇さえあればガチャガチャやっている。
しかし、どうしてもパッカリと外れないのだ。隙間はできるよ。だがその先へ行かないのよ。
ガチャガチャしているうちに隙間は閉まり、元の木阿弥、振り出しへ。ガチャガチャはカリカリに変化する。

 

小箱の中に「世界55ヶ国で愛されている、頭のストレッチ」と書かれた説明冊子が入っていた。
その使用上のご注意に憎たらしいことが書いてある。

   ・パズルを解く’楽しみ’と’苦しみ’を十分に味わっていただくため、解答図は入れておりません。
    ぜひ、自力で解答を見つけていただき、’感動’を味わってください。

   ・破損、変形の原因となりますので、無理な力を加えないでください。

つまりキャストパズルは楽しみと苦しみの挙句、感動を味わう玩具なのだった。

今のところ苦しみばかりだ。仮に目出度く外しても元に嵌め戻す苦労があるらしい。
だがものは考えようだ。指先の運動が脳神経に効いて、ゲンバ君のように若くなれるかも。

う~ん、ガチャガチャ、カリカリ........



▲合計四十段位を持つゲンバ君が、メールで教えてくれた手掛かり写真。
........ ☆?!???@?。

なお、ゲンバ君のブログ「麻家戸ゲンバ日記」と公式サイト「CastPuzzle.net」を、
更に工房藤棚さんの「CastPuzzle倶楽部」もどうぞ。
凄いことになってますよ。

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