林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

迷惑学者

2006-09-30 | 重箱の隅

城西大学の公開講座初日。
受講者は全員60歳以上に見える。男が7割か。約300席の座席は空席なし。

今日の講座は経営学部教授による「人材育成と教育の構造改革」。
安倍さんが教育改革最優先と言ってる今、誠にタイミングのいい講座だと感心した。

教授は75歳。60歳といっても通用する若々しさだ。
言葉遣いは極めて丁寧で、慇懃が洋服を着ているみたい。

錚々たる皆様を前に、私如き普段は若い学生の相手をしている未熟者が、講義させて頂くのは緊張の極み、といった風の言葉を連発した。

始めは大いに期待した。しかし、言語明瞭、意味不明だ。
例の「米百俵」の説明に多くの時間を取りすぎた。
教授の講義を聞いてるより、司馬遼太郎の小説を読んだ方が有益だ。

敗戦後の教科書墨塗りに少し触れ、中央教育審議会答申(05年10月)を、パワーポイントで1回写しただけで終ってしまった。

最後に、私は教員だから事実を示すだけで、個人的な意見は差し控えるべき、なんて仰るから質問時間になっても、誰も質問しない。

何なんだ、これは?

それなら、講義を引き受けるなよと言いたい。
公開講座は、定年以来毎年何回も受講しているが、殆どは時間が無駄。
受講者は素人なんだから、やたらに詳しい講義でなく、分かり易く、事後も興味を持ち続けられるような話をして欲しい。

殆どの学者が、他人の説をやたらに詳しく紹介するだけで、自分の意見は全く持っていない。
どうしたら、昼食後の眠気を吹っ飛ばす話になるか、全く工夫が無い。
教室での学生の態度が悪いと言われるが、これじゃあ授業料を払っている学生が可哀想だ。
講義じゃなくてオタクの独り言ですね。

今までの体験から言うと、どうも教授クラスはダメで、身分不安定の若い講師クラスに講義の上手い先生が多い。

講座のタイトルと、簡単な内容説明を読むと、興味のある講座が多い。
だが、実際は殆どの先生は落第。先生よりも、事務局職員が知恵を絞ってるのだろう。

今まで受けた公開講座で、未だに印象に残っているのは、数学者の秋山仁先生。
難しいことは言わず、時々爆笑させ、小道具まで持ち込んだ。
ご自分の意見もしっかり述べられる。

でも、大学が主催する公開講座の学者は殆どダメ。
そろそろ、大学の定期的な公開講座は、卒業する時期かもしれない。


光の水墨画

2006-09-30 | 色めがね

豊島園駅から歩いて中村橋駅。NOVAみたいに美術館がある。

練馬区立美術館では「近藤浩一路の全貌展」をやっていた。
この人の名は最近耳にするようになったが、若手か貧困の中に死んだ画家くらいにしか思っていなかった。

ところが大外れ。写真姿は結城紬なんか着ているし、経歴も交遊関係も一流でした。

美大卒業制作の東海道五十三次の油彩画は、額は安物だが実にいい。
若い頃の油絵は、セザンヌ・ゴッホ・ルノワールに似ているが、これは修業中だからやむを得ない。

漫画から墨絵に転進してからが良いんですね。
画風は多彩で、与謝蕪村あり、川端龍子あり、洋風あり、漫画風ありと、賑やか。
一寸頼りが無さそうで、しっかりしている不思議な水墨画だ。

「光の水墨画」という展覧会サブタイトルに同感。
竹林の逆光、陋屋の灯火、雑木林の木漏れ日、鵜飼の松明など惚れ惚れする。

真正面から描いた富士山は、大観に負けないし、梅花図は水墨ながら色彩感がある。

器用貧乏で、あまり有名にならなかったんじゃないかと思った。
美術館の説明では「高い評価を得ていた」といっても、森男が知らないんじゃ有名ではない。と、勝手。


練馬区立美術館は、西武中村橋駅に近く、草臥れない面積。
マスコミの後援が無くて空いている。入館料も高齢者割引でたった300円。
喫茶室は営業中止のため遠慮なく休憩出来る。

良いとこずくめの美術館だ。
この展覧会は深川偏屈さんの発見。感謝します。


パソコンの怪人

2006-09-29 | じゃじゃ馬馴らし

パリのオペラ座には怪人が棲むという。
我が家のパソコンにも、怪人が棲んでるらしい。

今日は、言語バーが[A般]が「あ般]に変わらなくなった。あ、はん?。
[A般]のまま、ローマ字変換は出来る。

[スタートバー]に並べたソフトを入れ替える時には、「ガリッ」と不気味な音を立てる。
恐ろしくて、眠気が覚める。

やっと、「デフラグ]を実行したのに、インテルは真面目に働かない。
やい、インテル入ってるのか、寝てるのか。

デスクトップのショートカットの配置が勝手に移動した。
自分のブログのマークは「goo」から「e」に変わってしまった。

夜、パソコンから一寸席を外すと、メモが無くなっている。暫く別のことをやって、戻ってくると、メモは現れている。

残り少ない持ち時間を詰まらぬことで、浪費させる。
昨夜だって、消したはずの電気スタンドのスウィッチが、朝、起きたら入れてあった。

オペラ座も家もパソコンも、古くなると怪人が棲みつくらしい。

なんだか、背中がゾクゾクしてきた。
早く寝よう。


西武沿線蕎麦の旅

2006-09-29 | 風に吹かれて

起床したら、頭が思い。風邪らしい。あまり外出したくない。

風邪には外出だ、と考え直して、西武保谷駅へ。
今日は偏屈3人組と蕎麦の旅。先導は深川偏屈さん。先輩に当る。
この夏は蒸し暑すぎたし、有栖川偏屈こと森男の都合が付かなかったから、3ヶ月振りの蕎麦の旅だ。

車と人間がゴチャゴチャの狭い商店街を抜けて、畑の中の[一喜]へ。

開店前に着いたら、先客2人。
陽射しが熱いから、照明は要らないと言って、無理矢理入店。
11時半開店と同時に満席になった。出来て1年経たないのに大した人気だ。

浅草大酉神社の大きな熊手に千円札が挟んである。お客が味の良さに感動して置いていった由。
お客が置いてったんなら、お客が持ち帰ってもいいだろう、と相談したら断られた。

三色蒸篭蕎麦(1,310円)を注文。新蕎麦だそうで、枕の原料になる十割蕎麦は香りがいい。しっかりした弾力もあって、秩父の[入船]よりずっといい。
但し、蕎麦汁がちと辛すぎる。江戸っ子2偏屈はいいと言うが、田舎住まいの森男はどうも、だ。[入船]の山胡桃汁の方が好きだ。

店内に順番待ちの人がいたので早々に店を出たら、外にも数人入店待ちの人がいた。
偏屈3人組が準備中の店に無理に入ってしまったもんだから、暖簾を出し忘れている。
暖簾無しでもこれだけお客を集めるんだから、「ま、いいか」と店を後にした。

畑の中を、旧保谷市庁舎、現西東京市保谷支庁舎へ。
[スポーツセンター]と[こもれびホール]がある。お役所は平仮名が好きだねぇ。
両方とも建築家にすっかり弄ばれて、前者は扇型、後者は円形という凝った造り。
事務棟は華奢なピロティ建築で、大地震で倒壊間違いなし。

[スポーツセンター]は、地下2階のプールを視察。
25米プールは、扇型に出来ないから地下にせざるをえなかった訳だ。
排水も大変だろう。
良い点は、「あと102名さまご利用できます」という電光掲示板が出ていたこと。
受付のお嬢さんが、「プールの水温は30度」と即答したこともだ。
市民は、夏は行水に利用すればいい。

カンカン照りの中を[こもれびホール]へ。
肝心のホールは開いておらず、建築検査出来なかったが、ホワイエの雰囲気はいい。
パンフは内容豊富。建物の規模は劣るが、埼玉県所沢市の[ミューズ]よりずっと充実している。「西」とはいえ、やはり「東京」だ。
大量に頂いてきたパンフは、いずれ中味を点検して、音楽会を鑑賞したつもりになろう。
事務所の係員は親切。冷やかし3人組に、会場の使用条件を色々説明して下さった。

西東京名物と自称する「旭のかりん糖」の[旭製菓]工場。
事務所の一角に陳列棚があり、事務員が事務の合間に接客する。
竹炭・山葵・葱味噌・抹茶・生姜・胡麻なぞ、珍しい食材入りのかりん糖だ。
試食すると、夫々なかなか旨い。
お隣用に4袋(933円)、自家用に「久助」(105円)を1袋買った。
お隣は犬までグルメ。姫たちは幼児の頃から、もずく・梅干・蕎麦がきなど酒飲みのよう。最近はマカロンが大好き。このかりん糖は気に入ってくれるはず。
昨日ママから頂いた「GODIVA」のお返しとして、こういう隠れた銘菓はうってつけ。値段も安いし嵩張るしね。

殺風景な保谷駅北口の[珈琲豆屋ぺると]へは、危険な駅周辺の商店街を大きく迂回して行った。
珈琲豆専門店の片隅にテーブル2台の小さな客席。
メキシコ・アルチュラ、ブルーシディ、エル・サル・バドルほか偉そうな珈琲豆がずらりと並んで壮観だ。
聞いた事も無い名前の珈琲(350円)を注文。
カップが益子・志野・砥部と趣味は良いがバラバラだから、分量の多寡を争っていたら、店員から「質量は同じデスッ」、と叱られた。
若いヤツは洒落が分からないから困る。

[豊島園ゆうえんち]そばの蕎麦屋[萬月]。内装が実に凝っている。
入口の引き戸は蔵の引き戸、左右の壁は古材のパッチワーク、コート架けは屋根裏の碍子、カウンターの境は古い欄間。
画面より奥行きが長い白黒TVは、昭和30年代の浅草を写していた。
他に50年前のラジオが2台。ランプシェードも大凝り。
トイレは修学院離宮()の厠のよう。頭の上に古い梁を渡してあるから、ここで長考する場合、服を掛けて置いても忘れてくる事はない。手洗いの盥は赤い漆器を利用。
奥さんは黒のドレスを着た美人!
全てに凝っていて素晴らしかったが、蒸篭蕎麦(650円)はあまり凝っていない。

豊島園脇の[トイザラス]。折角遊園地脇に作ったが、平日でガ~ラガラ。
ハロウィンの仮装衣装が並んでいた。
フード付きの黒いガウンは、骸骨が白抜き。1,980円と安いからパジャマ用に欲しくなった。洗濯したら、ご近所の顰蹙を買うので諦めた。
ここの駐車場は、[萬月]に来る時に利用出来そう。
所沢偏屈さんが「駐車料金として、孫の玩具代わりに大人用おむつを買えばいい」と言う。失礼な!

近くの健康的な[ユナイテッド・シネマとしまえん]で老人割引映画を観て、[萬月]で蕎麦を食い、[豊島園遊園地]で遊び、[豊島園庭の湯]で汗を流し、[トイザラス]で孫の玩具を買う。
おばあ様とのデートコースにお奨めだ。

深川偏屈さんの万歩計に付き合い、豊島園駅から2駅分を歩き通して、中村橋際の[練馬区立美術館]へ。
この辺の住宅街はそれなりに瀟洒だが、秩父盆地の住民に較べて性格は悪く、偏屈3人組を白い目で見る。

美術館は大変良かったが、大分歩いて疲れたから、美術館の感想は明日書こう。


バカの壁

2006-09-28 | 重箱の隅

養老孟司先生が、バカ・バカ・バカ・バカ・・・・と連呼。争って養老先生のご本を買うバカが多いのも、バカバカバカしい。

森男は先生を同年・同郷の超秀才として注目していた。
少しはリコウになろうと思って、先生のご本を沢山()読んだ時期がある。
多くの書評で「簡潔平易」とされていたし、新書なんかではないハードカバーの単行本は、立派で書棚の飾りにもなった。

ご本は確かに、難しい漢字は無いし、平明な文章だった。
しかし、森男にはさっぱり分からない。
毛沢東思想・ランゲルハンス島・頭足綱八腕目軟体動物・禅・ユング心理学・カミオカンデ・・・・・・・。
さっぱり分からないのは、先生の責任ではなく、森男とは別世界のことだったのだ。
突き放したような書き方に、参った参ったと思った。

南伸坊さんの「解剖学個人授業」(新潮文庫)を読めば、分かるだろうと、読んでみたが、分からなかった。
伸坊さんは、難しい事を易しく、面白く書かれるところが好きなのだが、分からなかった。
伸坊さんは、よく理解している、と先生に褒められているが、やはり個人授業を受けなければダメなのだろう。
伸坊さんの頭は「お結び」型。森男のは「絶壁」。脳味噌の体積に差がある。
更に、森男の脳味噌が、体形同様水脹れか、隙間があるかもしれないので、先生に解剖して貰う必要があると考えている。

大ベストセラー「バカの壁」は、新潮社編集者の「聞き書き」。最新の「まともバカ」は大和書房の「新編集」。
分かり易い訳だ。出版社や編集者がリコウなのだ。泥鰌は何匹いるのか。
そういうことがあって、森男は養老孟司さんのご本に、「バカの壁」を築いてしまった。

先生のお母さんの養老静江さんを特集したNHKTVを見たことがある。
「現役最高齢の女医」として紹介された。

お母さんは、神奈川県の山奥の名家に生まれたが、貧しい人々への医療が必要、と発奮し、東京の有名小児科医の許へ出奔。
頭角を現したが、その大先生と良くない関係になってしまった。
一緒にいた書生に諌められて、開業医として独立。
数年後、商社員となった元書生と再会、結婚。夫は数年で病死。
その後、鎌倉に小児科医院を開業して、孟司先生と、お兄さんの二人を育てあげた。
お母さんと、同居する自称「高等遊民」のお兄さんは、家事はしない。
近所の人々や、患者さんたちが掃除洗濯炊事をやってくれるし、惣菜を持ってくる。          
 「このセンセ、憎らしいのよ」
なんて言いながら、近所の人々は喜んで支えているのだ。
小児科医といっても、患者は「小児」ではなく、「大人」。
難病を抱えた患者さんたちだが、弁当持参で、医院に一日中滞在する人もいて、
 「先生のところにいると、身体が楽になる」
と言いながら、家事を手伝う。

森男の母は、この8月に、101歳の天寿を全うした。
義姉の献身的な介護のお蔭だ。
また、近所のホームドクターの助言と処置と励ましのお蔭でもある。
母のホームドクターも小児科の女医。
永六輔さんは、ホームドクターを持て、と説いている。
人間は老いると、子供に戻るから、ホームドクターは小児科の女医に限る。

編集後記。

養老先生について、正確を期そうとして、ネット百科辞典の[Wikipedia]を読んだ。
かなり嫌味な評伝ですね。
その記述を批判する意見も書いてあって、辞典編集部は、「議論中」と断り書きを入れてある。
つまり、オープン百科事典の編纂過程を楽しめる。

森男の養老先生に対する態度は「批判」ではなく、「敬遠」だ。
向学心のある方のために、「バカ本シリーズ」だけでも紹介しようと思った。
だが、バカ・バカ・バカで[バカの壁ハウス]という豪華別荘を箱根に作った、という件を読んで、ヤメにした。
分からぬながらも読んだ時、先生の「東大教授はサラリーマンより給料が低い」との記述に、森男は深く同情した。「同郷同年のお仲間だ!」と。
ああ、それなのに、それなのに..........。


雅号は偏屈

2006-09-28 | 林住期

秩父へ行ったのは森男を含めて、温厚な常識人の三人組。
毎月、東京の新しく豪華なショッピングモールへ行って、内容をチェックし、蕎麦を食うのは森男を含めて 、偏屈三人組。

偏屈三人組はお互いに偏屈であることを自覚し、指摘しあう。

仮名・変名・偽名・筆名・戒名。
ペンネーム・ラジオネームは知っていたが、ハンドルネームは最近知った。

「駒田森男」は困った気の多い男。ハンドルネームだ。(そういう理解でいいかな?)
森男を名乗ると、普段は小心者なのに、勝手気ままに言いたい放題。便利です。

偏屈三人組も、そういった人情の機微は熟知していて、「雅号」を付けようかという話になった。
有栖川偏屈・所澤偏屈・深川偏屈。収まりがいいなぁ。

で、「偏屈」の奪い合い。

喧嘩は止めて、別の雅号を夫々考えることにした。

雅号を付けると、性格も変わる。
鬘は高いが、雅号は只だから、沢山準備しておいて、取替え引き換え使い回せばいい。

有栖川円満・有栖川未来(ミキと読む)・有栖川高潔・有栖川艶福・・・・・・。
六本木へ行く時には、アメ風カタカナ名前もいいか。


秀樹 感激

2006-09-27 | 歌の翼に

西城秀樹さんが闘病中だ。
韓国公演中、体調不良のところ、お客が喜ぶから無理して歌った「ヤングマン」が、きっかけで脳梗塞を発病したのだ。

一時は声も出せないし、舌も回らない状態だったそうだ。
長く辛いリハビリの結果、新曲「めぐり逢い」を出すまでに、回復された。

西城秀樹さんは51歳。若さはとうに過ぎ、発病前は自分のことを、「秀樹 還暦」なんて言っていた。
森男はこういう人好きです。
志村けんさんが、ハゲを隠さないのも好きです。

秀樹さんの闘病記は、朝日の朝刊に6回にわたって連載された。

「病気のお蔭で、僕は歌う喜びを知った。これからも歌い続けたい」。(9/24記事)

順風満帆の人より、地獄の底を見て、帰って来た人を応援したい。
「ヤングマン」をまた歌って欲しい。


テレツクテンテン

2006-09-27 | 歌の翼に

鎖骨や肋骨を折る大怪我をして、2年間を棒に振ったら、体形が変わった。肩や胸の肉が、腹に下りて来たのだ。
万有引力を、身をもって証明した林檎型肥満だ。
典型的なメタボリックシンドロームだ。

足は鍛えていた。
上半身が弱ったのである。

市の広報誌に、太鼓クラブ会員募集の記事が出た。
すぐ、申し込んだ。

電話に出た会長さんは、女性!。
何事も、女性の方が元気な世の中になったのだから、それもありか、と思った。

太鼓クラブに申し込んだのは、体形修正ばかりではない。
カワセミマラソンの時に、沿道で太鼓を叩けば格好いいだろう、とも考えたからだ。
それに、太鼓だって音楽だ。ミュージシャンだ。

だが、冷静かつ客観的にわが身を省みれば、とてもそんな柄じゃない。
だから、練習には行けなかった。

会長さんからの熱心なお誘いの電話が何回もあったので、ある晩思い切って練習場に行った。

練習場にいたのは、なんと全員お母さん! 10人いた。
この人たち、家族団欒には縁の無い不幸な女性たちの、所謂自己実現行為かな、と同情した。

一方、会長さん以下、全員が引いているのを痛感した。
森男の電話を聞いて、若い男と思っていたのだ。なにしろ「さらば青春」を歌うんだもんね。

挨拶もそこそこに、小太鼓を与えられてた。胡坐をかいて、小太鼓を抱えるのだ。
欧州生活が長い()から、胡坐はかなり辛い。
自分の小太鼓もあるから、都合二つの小太鼓を抱える事になってしまった。

「秩父囃子」の練習が始まった。テンポは速い。
太鼓の叩き方の教授法もあるんだろうが、そんな事無しの、ぶっつけ本番だった。
大太鼓なら、どんどんだが、小太鼓ではテレツクテンテンを繰り返す。

「♪小皿叩いてちゃんちきおけさ」なら出来るが、実際の撥では、追いつけない。
森男は骨折以来、バネ指になって、撥がシッカリ掴めない。
その内、すっぽ抜けてしまった。

15分も続けたら、目の前が白くなってきた。

約束があるからと、ほうほうの態で逃げ出した。

あれは、明らかに「いじめ」だった。「追い出し」を謀ったんだ。
なにしろ、人畜無害のオッサンだもんね。不幸な女性たちの期待を、裏切ったんだもんね。

小さな町だから、会長さんに行き逢うことがある。

会長さんは、森男に視線を合わさない。
森男も、小太鼓抱えたまま、横を向くのである。


ひねもすのブログ

2006-09-26 | じゃじゃ馬馴らし

鉢に水遣りをしていたら、雨が降ってきた。いつも、こうである。
することが無いから、ブログを始めた。

欲が出てきて、9月始めからgooブログの[アドバンス]というサービスを、賃借(月200円)
している。
何やら、便利そうだからである。

色んな機能を試してみると、疑問が多い。以下列挙。

[アクセス解析]

・閲覧数訪問者数とも、朝食夕食時間が圧倒的に多い。森男のブログは御飯のおかずか。
  森男は見た目を重視するから、「自分のブログをみる」回数が多い。
  閲覧者数訪問者数に森男は含まれるのか。含まれるとしたら、時間帯がヘンだ。
・ページごとアクセス数で、ページタイトルが空欄のページが多い。解析にならないのに解析とは、これ如何に。
・検索ワードには、覚えの無いワードが続出する。
  森男が越中褌姿になったのは、熱い夜の1回だけなのに、褌関連のワード検索が多く、続くのは何故か。

アドバンス画面に、簡単な説明はあるが、読めば「?」が増えるのだ。

[画像フォルダ]

・画像をダウンロードし始めたら、たちまち10ページを超えて、収拾がつかなくなった。
  アドバンスサービスは、画像の保存要領が大きいそうだが、これでは使えない。
  フォルダで整理整頓する方法はないのだろうか。
  使い終わった画像を削除すると、記事の画像も無くなってしまう。
・画像に、汚い枠線が自動的に付く。
  汚い森男の画像だから、諦めていたら、昨日の秩父画像では、1枚枠線がないスッキリしたものになった。
・画面の空地が大きすぎるので、画像の横に記事を入れたいが、機能が無いようだ。
  下手な写真を目立たないように、小さく掲載しているが、これでは困る。
・画像の「貼り付け」操作は、2回クリックしないと、出来ない。
・その他、画像については怪しい動きが多い。

[テンプレートの選択]

・毎月200円払うのだから、デザイン数が増えるのかと思ったら、そんな事無い。
・デザインが幼稚で、テンプレートの配置がスッキリしていない。
  大人が使えるのは「家具シリーズ」だが、全体に陰気。いま使ってる電気スタンドも蛍光灯しか無い。

自分で作ればいいのは分かっているが、今はそれどころではない。

[データバックアップ]

・そは、何事であるか? 「記事の保存」なら分かるぞ。
  だが、実行しようとすると、「圧縮」なぞと言う怖い言葉が出てきて、次の作業を躊躇する。
  だから、過去記事を全部印刷しようと、考え始めたところだ。

慣れれば、どって事ない謎だが、とにかく分からない事が多い。

謎を究明しようと試行錯誤をしたり、記事を書いたりしていると、「ひねもすの」ブログになってしまうのである。


トラックバック

2006-09-26 | じゃじゃ馬馴らし

ブログとは不思議なものだ。
トラックバックが分からない。
説明書を読んでる時は分かったつもりだが、本を閉じると、もう分からない。

森男のブログにも、トラックバックが付くようになった。
だが、その内容を見ると、森男の記事の内容と、どういう関係があるのか、分からない。

これまで、卑猥なトラックバックを2~3回された。即削除した。
今回は、英文のトラックバックを、1日に2~30回付けられた。
内容は、どうも何かのセールスらしい。
昨夜、眠い中、削除するのに、往生した。

だから、ご好意でトラックバックされた方には、大変失礼な行為だが、トラックバックを受信しないように、ブログ情報を変更した。(同時に、以前のトラックバックも消えちゃったみたい)。

トラックがバックするのは、どうも危険のようだ。


即 死刑

2006-09-26 | 床屋放談
杉浦正健法務大臣が退任する。
この人、就任した時、死刑執行命令に署名しない、と言って物議を醸し、直ぐ発言を撤回した。

結局、10ヶ月の任期中、死刑執行を全く認めなかった。

自分の身内を殺されても、死刑廃止を主張するのは偉い。
死刑廃止運動を起こすのも、ま、いいだろう。

だが、法務大臣の職責は、法律を守り、執行し、不備があれば正し、必要な法律を制定する事だと思う。
職務をまっとう出来ないなら、法務大臣への就任を断るべきだったと思う。
そうしないで、ただ漫然と10ヶ月を過ごすのは、怠慢であり、無責任であり、税金泥棒だ。

こういう卑怯者は、国会から追放する刑を執行すべきだ。

25日、埼玉県川口市で、保育園児の散歩の行列に、37歳の運送会社手伝い男が突っ込んだ。
2児死亡、3児重体、12人重軽傷という大惨事になってしまった。
場所は狭い道路。本人は徹夜で遊んで、運転中CD交換をしていた為の殺人だ。

運転手伝いといっても、親父の会社の役員で、会社に出勤しているのを見たことが無い、と運送会社の従業員は言ってるそうだ。

情状酌量の余地は無い。人間ではなく、屑人間だ。
即、死刑に処すべきだ。

旅の終わりに

2006-09-26 | 歌の翼に

 秩父を歩いていて、ご当地出身の、歌手の冠二郎さんを思い出した。
代表曲は「旅の終わりに」だ。
実は、オペラの錦織さんが歌ったら、もっとスケールアップするだろうが、詞が一寸合わないかもしれない。

 作家の五木寛之さんがこの歌を歌う冠さんを褒めていたので、先生の作詞と勘違いしていたが、TVドラマ「海峡物語」の原作者だった。先生、商売人ですね。
この歌はその連続ドラマのテーマソングだったのだ。
正確な作詞者は立原岬、作・編曲は菊池俊輔。その一部....。

 春にそむいて 世間にすねて
 ひとり行くのも 男のこころ
 誰にわかって ほしくはないが
 なぜかさみしい 秋もある

痺れる。まるで、森男へのオマージュだ。

 歌は最高だが、実は冠二郎さんに不満がある。イモ過ぎるのだ。これではダ埼玉県の代表者じゃないか。



普通、売れればイモはイモなりに、じゃが芋程度には進化するが、冠さんは逆。
冠さんに不満なのは、森男がソフィスティケートし過ぎたのかも知れないが。

 若手落語家の林家たい平さんも秩父ご出身。
山田孝夫君に座布団から突き落とされて、ステテコ出しても、直ちに居住まいを正して、洒落た容姿になる。
冠さん、たい平さんを見習って下さい。

 3年前に、秩父盆地を友達の爺と歩き遍路をして、ご当地をつぶさに視察したが、秩父盆地の方々は、服装は質素だが垢抜けておられる。仕草だって、文化の中心地だから、洗練されている。
今夜、NHK衛星放送に冠二郎さんはご出演の由。
厳しくその風采・言動をチェックしよう。

 森男の憎まれ口の旅は終らないのだ。

ちらしビラ。
このブログを書いていたら、昨日の慈眼寺さんから、電話。
冷やかしてしまい、本当に申し訳ない。
お詫びします。
 森男には先祖伝来の薮蚊だらけの墓地がある。他のお二人も明るい公園墓地をお持ちだ。
けれど、33年後まで子孫が墓地を守ってくれるかどうか、懐疑的なのだ。
守れば守ったで、日本中が墓地だらけになる。
だから、決して不真面目に冷やかしたのではありません。お詫びの印に、素晴らしいお墓、宣伝します。
お問合せは、この山門からお入り下さい。

蛇足。
この歌の作詞者の立原岬は、五木寛之先生の変名、と教えてくれるコメントがありました。


秩父ふらふら

2006-09-25 | 風に吹かれて

朝一番で歯医者。右奥上下の歯茎の具合が悪い。虫歯は全く無いが、土台が劣化して、歯が減っていく。
動物は、歯がダメになったら死ぬんだから、森男もぼちぼちだろう。

結局、2本の抜歯を決断した。それでも、体調や所用で......と、来月中旬まで命乞いをして、秩父へ。

車中で、所沢から乗ってきた友人2人と合流。

養蚕農家を喫茶店に改造した[木亭]で、古くからの友人の水彩画の個展。



数年ぶりの鑑賞だった。
秩父周辺の風景を、繊細・叙情的に描いているから、地元の人々に人気があり、売約済みの印が沢山付いていた。
玄人の画家の作品として観ると不満もあるが、我々の水彩画よりずっと上手い。

勤めていた頃からの趣味が昂じて、個展を開くうちに、値札を付けたら、案外よく売れて、画家になったのだ。
個展の回数が増えるにつれ、売れ残りの絵を混ぜるようになり、来場客に記念品の折りたたみ式孫の手などを出すようになった。
個展の会場も、大宮市(現さいたま市)土呂や坂戸市など、殺風景な場所になってしまった。
それで、暫く遠ざかっていたのだが、原点に回帰したので、数年ぶりに友人を誘って観に来たのだ。

作品も新作ばかり。絵は随分上手くなった。現在学校に勤めているそうだ。
平日の朝なので、喫茶店の方も客が無く、長居をしてしまった。

秩父は蕎麦の名所
昼食は、[秩父神社]のそばの、蕎麦屋の[入船]。何時も閉まってる時に行ったが、今日は開いていた。



建物は隣の喫茶店と共に、「登録有形文化財」に指定されている。
但し、内部は雑な改装で、一寸残念な状態。
注文したのは、憧れの「山胡桃蕎麦」。700円。
市女傘のような大きな漆器に笊がのり、普通の蕎麦が盛られている。
摺り下ろした山胡桃が混じった付け汁は、意外に淡白で、旨かった。
ただ、蕎麦の出来がちょっとね。もっと、捏ねないとダメ。

秩父札所巡り13番札所、慈眼寺。



小さいながら、彫刻の見事な本堂があり、目に効くそうだ。黄班変性症の森男にとって、挨拶無しに通過出来ないお寺だ。
また、春以来、このお寺に関心があった。

墓地を売り出しているのだ。

1区画96万円で、年間管理費無し。夫婦のどちらかの最後の33回忌以後は、遺骨は集合納骨室に移動するシステムだ。
春頃、新聞折込ちらしを見て、好奇心が沸いたのだ。

他の二人も、お互いぼちぼちだから、墓地探検に本気で乗ってきた。
悪いと思ったが、いかにも買いそうな態度で、寺の職員に色々質問したり、褒め上げたら、墓地や集合納骨室を案内してくれた。
墓地は車椅子でも入れるように、段差を無くし、広さも十分確保した、明るい雰囲気。薮蚊なんかいない。
集合納骨室は3畳ほどの広さだが、住人はまだ無く、森男の家の台所より清潔で、なんなら直ぐにでも入りたい。推薦出来ます。

死後33年経ったら、身内だってどうなるか分からないのだから、こういう墓地の売り方は二重丸です。商売人です。
住職は40代始めだそうで、会わせて下さると言われたが、坊主騙したらバチが当るから、丁重に辞退して、連絡先だけは正直に申告しておいた。後、祟るぞ。
3人共、半分本気、半分冷やかしなのだ。

入船で、蕎麦湯やお茶を飲み過ぎて、早くも矢尾百貨店でトイレ休憩。
店内は、以前より綺麗になった。
この百貨店は、どういう経緯か、経営者や幹部が滋賀県出身者で固められ、単身赴任者が多いという噂だ。江戸時代から、秩父は近江商人の根拠地のようで、この百貨店が中核になって、酒造業など、ささやかなコングロマリットを形成している。
秩父市のHPなどには、書いてない事実だ。

金仙寺
初めて来たが、趣味のいい寺だ。
新築の客殿のトイレは、格別に立派で、檜の香りに満ちて、清潔にして広く、ホテル以上。
札所ではないが、札所巡りコースに加えてもいい。通りかかったら是非寄るべし。
但し、お行儀悪い布袋様へのお礼のお賽銭、忘れないでね。

秩父の人は優しい。
怪しい3人組が徘徊しているのに、あちらから挨拶して下さる。
どのお宅も、敷地が広く、ブロック塀で囲ったりしないから、ふらふらと庭先に誤って入ってしまっても、ご主人の方から笑顔を返される。
武甲山を売ってしまったのは、蕎麦しか出来ない砂利混じりの悪い土で、貧しかったのかも知れない。

荒川の崖線上を上流に進むと、武甲山を中心に、青い山脈と、崖の下に荒川の清流の見渡せる広い荒地に出た。



武甲山は前秩父連山の主峰。秩父盆地住民の誇りだった。
セメント原料としてほじくり返されて、山容は無残に破壊されて、東京のビルや橋に化けたのだ。風の日は、ハッパのホコリで煙っている。
秩父市民は今頃になって、残念がってるが、最早手遅れだ。
日高市民、心せよ。
秋の陽射しを浴びた武甲山は、凄愴の気を漲らせていたが、森男の写真の腕では、ノホホンとしたもの。

3人は歩きに歩いて、巴川橋を渡って、バス停探して、更に奥へ行ってしまった。



ウォーキング用の靴じゃなかったから、よれよれ。やれやれ。
やっとバス停が見つかり、やっとバスが来て、やっと西武秩父駅に戻れた。

秋の日は釣瓶落し。
バスが無ければ、巴川鉱泉宿に泊まって、支払の時、奥方の救援を求めなければならないところだった。お金、大して持たされてないもんね。
33回忌どころか、今日明日が問題になるところだった。

帰りの電車では、小泉・安倍評で侃々諤々。
安倍さん評はほぼ一致するが、小泉評は真っ二つ。

・引退後、猪口大臣と再婚すべしvs小池大臣と愛人関係でいるべし
・頭はライオンヘアがいいvs角刈りがいい
・無私であるvs「私の極み」である
・目が清清しいvs狂信的な目つきが恐ろしい

といった程度の他愛ない論争だ。
何時もの事なのに、喧嘩別れしないのは、お互いに知人・友人が減る一方だし、「大同を捨て小異に付く」という生活の知恵を持っているからだ。
どういう意味?って。要するに、自分の事にはイイカゲンなのだ。
お蔭で、降りる駅を忘れて、二つ先の飯能までいってしまった。
明日も日曜日だから、緊張感が無い。

森男年代の賢くずるいライフスタイルです。

連日、遅寝早起きで草臥れてしまい、今日のブログは何時も以上にゴタゴタしてしまった。でもいいか。眠くてしかたない。

すぅ................。


祝辞

2006-09-25 | 床屋放談

安倍さん、おめでとうございます。お祝いのブログ、遅れて御免なさい。

森男はヨン様も、ハンカチ王子も好きだし、腹話術の人形みたいに可愛い安倍さんが大好きです。
みんなも好きだから、バスに乗り遅れないように、森男も好きになりました。

お父さんが優れていると、息子は愚図が多いんだけれど、お父さんは銀座の夜の蝶たちから「プリンスメロン」とからかわれていたんだから、大したことはない。
息子の安倍さんが優れてるのは間違いない。

慎太郎都知事だって、

「父親の晋太郎氏は色んな点で甘かった。晋三さんはむしろ、祖父の岸信介氏の血を受け継いでいる。岸さんは強い意志を持ってた。その姿勢でやって欲しい」。
「どこのうちだって親父と息子は似てない。ウチだってそうだよ」。

と言ってるじゃないか。安倍晋三さんの方が勝っているに違いない。

安倍さんは育ちがいい。
小学校から大学卒業まで、エスカレーターで済ませ、そのまま親の路線を継いで、地盤看板を継いだから、受験地獄も就職競争も落選も経験してない。
住んでるとこだって、親譲り。別荘まで親譲りで、棲家の苦労もない。
真っ直ぐ素直で恵まれたなお育ちだ。
一般大衆なんて目じゃない。だから、弱者なんか気にせず、何でも思ったとおりに実行する力も持ってるはずだ。
つまり、実行力がある。

頭もいいし、臨機応変に物事に対応する。
街頭演説中に、見物人の中に忍び込ませたスパイから、「年金改革の方に、見物人は関心があるようだ」と聞いたら、それまで気にしてなかったのに、即、「年金改革」を訴えた。
「憲法改正」かと思ったら、「バウチャー教育改革」が、最優先課題だって。

おおらかで、成果を人に譲る。
歴史認識を問われたら、「歴史家の評価に任せる」だって。
簡単な問題は人に任せられる、大人物だ。上に立つ人はこうでなくちゃならない。

口は堅い。信念の人だ。
靖国神社へ行くか行かぬか、外交問題化・政治問題化するから言わない。
もうなっちゃってると言う人もいるが、そんな事、放っとけ。
隠密行動も上手いし、素早く行動出来る。

外交も巧みだ。面倒な相手は敬して遠ざか(「け」ではないよ)る。
北朝鮮にはえらく強硬なのに、拿捕や竹島・尖閣列島には、全く沈黙してたり、巧みに煙幕を張り巡らしている。

分からない事があるだろうから、元家庭教師の平沢勝栄先生を再雇用すればいい。
先生だって朝から晩までTVに出まくって、生活費を稼がなくて済む。

支持率落ちそうだったら、イラクの位置知らない、ああ言えば上祐以上の山本太一センセに頼めばいい。

きっこさんが、ブログでケチョンケチョンにやっつけてるが、所詮、蟷螂の斧。

だから、森男は安倍さんに乗り換えることにします。
官邸機能の強化をするそうだ。偽庭師の森男を、組閣のついでに、官邸の庭掃除夫に任命してくださいな。
年金減・負担増の森男は大いに助かる。

安倍さんが更に進化する為に、安倍さんは立ち直れないような大失敗と、深刻な挫折をこれから体験して欲しい。

安倍さんが確信してるように、日本は大国だ。
一度や二度の失敗で潰れる事は無い。少なくとも、森男が生きてる間は持つだろう。
だから、安倍さんに全てを、白紙委任します。

野次。

[きっこのブログ]は転用禁止。ご自分で検索してみて下さい。

可愛いひよこの写真は[R’sM アニメ終了雑感]からお借りしました。
愉快なブログです。


ひねもすの憲法改正

2006-09-24 | 林住期

定年退職後は、現役時代の憲法を改正しなくてはならない。

福井県に[美山町]という山間の小さな町がある。
そこに、全員還暦過ぎの人たちで結成した「美山あすなろ会」がある。
皆さん元気一杯で「老人愚連隊」だ、と威張ってるそうだ。

「美山あすなろ会」にも憲法がある。それを以下に転記する。

1.筋を通すのに遠慮はしない。
2.子孫のために、長期的視点に立つ。
3.世間的な名誉は追わない。
4.若い者に迎合しない。
5.自分だけがいい格好をしない。
6.既存の組織に頼らない。

立派なものだと思う。

しかし、森男は第2条には反対だ。
子孫は自分の力で明日を切り開け、と言いたい。孫ならともかく、子を甘やかし過ぎないか、と思う。

また、第9条を付け加えたい。

9.戦力としょぼい財力は、生きてる間、放棄しない。

その他、「割り勘でいこう」とか、「カネの貸し借りはしない」とか、「義理は果たさない」とか、「健康診断すると病気になるから受診しない」とか...........。

第7条の追加と、第2条の改正を、森男はいま「ひねもす」考えている。
作った以上、あまり変えたく無いが、憲法だから固く考える事もない。
拡大解釈という手もある。

団塊世代の方々は、夫々の環境と事情で、奥方と憲法改正を巡って神学論争するのもいい。
但し、世間知らずのお坊ちゃまに、任せていては、いけません。
憲法改正。これって立派な暇つぶしです。

公告。

美山町は06年2月に、福井市に編入された。
同時に、所属する町村が無くなった「足羽郡」は廃止された。
「美山町」のことは、ネット百科事典にリンクしたので、夫々の項目をクリックすると、懐かしいような風物が楽しめます。