このキリン▲は東京八重洲口の角、ブリジストン美術館斜向いにあるビルにいます。
年齢21歳。父親は多摩美客員教授安藤泉さん、鍛金彫刻家。
住所は、キリン族としては多分日本一地価の高い場所だ。
このキリンはただの置物ではありません。
王冠が照明になっており、足元の球形も照明具で、照明が照明を照らす過剰に明るい仕組みとか。
漢方薬のツムラは理由もなくキリンにした。姿形がキリンとしていて、山田五郎さんの目の付け所と同じように、好きなキリンです。
キリンは世界一背高な動物で、オトナになると5m半にもなります。
あれだけ首が長いので、血液を頭に送るために首の血圧は、上が平均260、下は平均160、と人間なら重症の高血圧病ですね。
脳溢血を起こさないのは脳の入口に奇網(別名・怪網)が、首の上下動作で激変する血流量を調節するためです。
また動脈が破裂しないのは、大雑把にいうと、皮膚が物凄く硬く血管の破裂を抑えているから。
キリンは死後、骨と皮が残るそうだ。正確なことはこの本▼で勉強して下さいね。
埼玉県立こども自然公園にいるキリンのタカコ▲は日本一の高齢で、7月4日に30歳の誕生日を迎え、人間に換算すれば100歳を超えるとか。
タカコは多摩動物公園で生まれ、旦那さんとお妾さん(?)と共に同園に着任して以来、子12頭を出産した。
タカコ婆さんの誕生日には祝賀会があり、サカサマだけれどタカコさんから、条件付きだけれどプレゼントを下さる由。
詳しくは0493・35・1234へね。
タカコ婆さんの写真はこども自然公園HP、挿絵は「ツルはなぜ一本足で眠るのか」から借用しました。
朝日新聞土曜連載「山田五郎のワケあり!」はブログネタ連発ですよ。