林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

さんざんな一日

2018-11-30 | 病院巡り

入歯の調整は2回目だったが、噛み合わない。
薄紙をガチガチ噛むと、どうして歯が噛みあうようになるのか不思議だ。
その前に、本物の歯茎に食い込む人工の歯茎を削って欲しい。

前歯のブリッジは未だに馴染まず、存在を強く主張する。

バスが少ないので、眼科があるクリニックへは歩いて行った。
鹿台橋からは、トラックが巻き起こす風に煽られながら、とぼとぼ歩くのは恐ろしかった。
眼科があるリゾートホテル風クリニックは、場違いなじじばばで混雑していた。

瞳孔を拡げる目薬を差され、検査・診察で2時間近くも拘束された。
やっと解放された病院出口。西日で目が眩んだ。

調剤薬局は30分待ち。目薬を受け取り外に出たら、陽は既に傾き足元が薄暗い。
県道を避け清流橋から天神橋まで川原の遊歩道を、転落しないように歩いた。
辿り着いたコンビニは照明が眩しく、お叱呼だけで失礼。

鹿台橋からは上り坂。瞳孔はまだ開いており、街灯が滲み足元が危ない。
坂道をよろよろと猫額亭に辿り着いた。

  

  歯医者も眼医者もキライである。
  猫なで声を使いながら、酷い仕打ちをする。
  
さんざんな一日だった。

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猫とこたつと六帖間

2018-11-29 | 拍手

イラストレーター・エッセイスト・装丁家など、多芸多才な南伸坊さんは俳句を捻る。
森生から見れば「上手いもんだなぁ」と思うけれど、伸坊さんは満足していない。
嵐山光三郎氏や故・安西水丸に、
差を付けられている、と考えている。

伸坊さんは、ある画廊が出している「俳画カレンダー」の俳句と俳画を、三人で担当していた。
そこで二人に対抗するために「猫の手」を借りることにした。

すなわち、俳画には猫の絵を描く。猫好きが多いので、猫の絵が喜ばれると気が付いたからだ。
更に猫が俳句を作る、ということにすれば、色々ある俳句の約束事を守らなくても済む。
べんきょうが苦手。無責任になれて、ムズカシイことを考えなくてもいい。

  

 

例えば、

  てふてふと よこぎるものあり ねこ見てる

だが、これでは作っているのは人間である、と見えてしまう。そこで、

  てふてふと てふてふてふと ちょうちょとぶ

  に変更した。

カレンダーで伸坊さんが受け持った月は、2月・5月・8月・11月だった。
そして2月は節分、5月は鯉のぼり、8月はひぐらし、11月はこたつを選んだ。

以下は「俺は猫だぞ、猫だからな」と強く思いながら作った4句です。

  ・はるのひる あんなところに としのまめ

  ・はれたそら おおきなさかな そよぐかぜ

  ・きょうのひも くれてゆくかな かなかなかな

  ・いつのまに こたつきてるなり ろくじょうま

全部平仮名になってるのは「猫だし、漢字は書けないだろ」とみくびっているのである。
しかし平仮名で書いているうちに、だんだん考えが猫寄りになってきた。
そして「バカにすんなよ、六帖間くらい書けらぁ」とか思えてきた。

とまぁ、こんなことが書いてある、伸坊さんの最新本が「くろちゃんとツマと私」であります。
腰巻の惹句は、

  のんびりのんき なんでもない楽しい生活。

  となっており「なるほどそのとおりだなぁ」と羨むじじぃだった。

  

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冷え込む

2018-11-28 | 林住期

朝寝坊をした。毎度のことだけど。
酷く冷える。

きょうは、歯医者と眼医者を予約している。
じじぃになっても多忙なのである。

冬支度もしなくちゃいけないし、腹は減る。
記事更新どころじゃありません

   181128


ケエ子さんが住む里

2018-11-27 | 高麗便り

梅原の里は、高麗峠の登り口にある。

豪華な屋敷。黄金の絨毯。

近頃は、野菜より花畑のようだ。

しかしケエ子さんは偉い。お会いして、ウィンウィンの関係を築きたい。

縄文時代からの家もある。

  

  イマ風も増えた里の、秋です。

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小春日和

2018-11-26 | 高麗便り

川原は小春日和だった。

堰堤で団欒する家族連れ。

高麗川を渡るひと。

天下泰平。ここまでは結構ですな。

しかしながら、実際はこんなありさま。人よりテントが多い。

昼日なか、テントの中で何しとるっ、マジメにやれっ。

憤慨したじじぃは、清流で顏を洗い、頭を冷やしました。

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往復12364歩

2018-11-24 | 高麗便り

7時起床。普段より1時間近い早起き。1階居間は14度。この冬最低。
早速血圧測定。162/84。4回測り直しても50台に下がらないので、そのまま記録。
早起きの理由は、先生宅の昼食会に呼ばれていたから。

徒歩1時間。汗をかき、約束時間にやっと間に合った。
あんちくじぃさんの手土産は取れたての銀杏。森生は恥ずかしながら駅前百貨店のクッキー。
話題はこの8カ月のご無沙汰で、不自由になった身体のあちこち自虐。

里の人々は早寝・早起き・早お昼。美味しいけんちん汁を頂き12時でお開き。先生は碁会所、あんちくさんは畑仕事。
森生は県道から外れ、のどかな栗坪・梅原の里をゆっくり歩き、高麗峠登山口から巾着田へ。
冬なのに川原は混雑。都会からの避難民村が出現していた。

2時間かけて2時に帰宅。日暮れまで庭の落葉拾い。
勤労感謝の日の歩数は12364歩。最近の4日分かな?
くたびれ果てて10時就寝。

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強欲ゴーン

2018-11-22 | うわごと

年収10憶円! 実は20憶円だった!!!
それでも足りず、パリ・アムステルダム他に、子会社名義の自分用豪邸!

ゴーンの強欲は天井知らずだった。
逮捕され評判が地に堕ちた今、拘置所で何を思っているのだろうか。

追及するねずみ社長。
忖度の積み重ねで引き立てられ、帳簿上の年収は5憶円だ。

  盛者必滅 部下定離  ご~ん・・・・・

  

  まぁ、ゴーンのことはどうでもいい。それより自分のことだ。

  じじぃになった森生はね、あと12万円でいいから年金を増やして欲しい。
  そうしたら、あれを食い、これを飲み、それを着て、そこへ行く......。

  だけど、もぅそんな元気はないなぁ。
  胃袋は小さくなった。着たいものも、行きたいところも特にないし......。

  結局、今のまんまがいいんだろうね。

    ご~~~ん。

    ベルサイユ宮殿での再婚披露宴の写真は、こちらさまから拝借。

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どたばたゾンビ

2018-11-21 | 拍手

世評が高いゾンビ映画「カメラを止めるな」。まだ頭が混乱しておりますが......。

この映画は大きく3つに分かれている。
はじめはゾンビ専門TVで放送するゾンビ映画。(......というか、ゾンビ映画撮影風景ナマ放送映画、かな?)
ここでは撮影中に本物のゾンビが現れ、撮影班が次々襲われてゾンビ化し、若い娘を追い回す。

次はそのゾンビ映画が撮影される経緯。
監督は「安い・早い・そこそこの出来映え」が売りの気の弱い男。妻は元女優、娘は映画ファン。
出演者やスタッフの、後で撮影を混乱させる属性が明かされる。

最後はゾンビ映画撮影時のドタバタ、である。
俳優やスタッフが問題を起こし、台本から外れ、ハチャメチャになりながらも、映画を完成させる感動篇。
というややこしい趣向だ。

3部分ともテンポが滅法速く、人物が入り乱れ、じじぃは誰が誰だか分からなくなる。
始めから最後まですべてがどたばた、といっていい。

中間部分を除き、ゾンビが続々登場。生首が飛び、腕がもげ、血の海になる、という目を覆う状態が続く。
ゾンビ嫌いの森生は、作り事とは知りながら、思わず目を背ける凄惨な撮影現場だった。

最後の部分で、どうしてそういう場面になったかを種明かしする。ここは結構笑える。
最後の俯瞰撮影のための人間ピラミッドには感動した。

この映画は2回見る必要がある。
1回目は何の予備知識もなく、ただただ呆気にとられる。
次に粗筋をネットで読み、頭に入れておく。
そして2回目は、なるほどそういうことか、と頷きながら笑い、感動する。........という風に。

映画制作に詳しく、ゾンビ映画に慣れた人には傑作かも。
だけどゾンビに弱いじじぃには、どうもなぁ、という映画だった。
でも、もう一度観てもいいよ。

  

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夕暮れどきに

2018-11-20 | 林住期

午後5時。まちはもぅ真っ暗。
買物から帰ってきた。


室内の温度計は17度。寒い。
同じ17度でも、春先の17度と晩秋の17度では寒さが大分違う。

エアコンで部屋を暖めたが、窓側の身体半分が寒く、足がスースーする。
明日から股引を穿こうか、いやまだ早いか、と悩む。

  

  エルニーニョ現象が現れ、この冬は暖冬になるらしい。
  だけどじじぃのカンピューターでは、酷暑の夏だったので厳寒だと思うよ。

  暑いのも寒いのも、極端はご免だねぇ。
  何事もほどほどがいい。

  181120


庭先ビジネス

2018-11-19 | 高麗便り

里では庭先で、都会からやって来たハイキング客に、野菜や柚子などを商うお宅がある。
自家栽培した収穫物は、じじばばの小遣い稼ぎにもなっているようだ。
広い屋敷は先祖代々のもの。土壌も日当たりもいい。
柚子や柿など庭の実物は自然任せ。

実は森生も、老後生活の足しに少し稼ぎたい。
だけど団地の庭は猫の額で礫だらけ。野菜を植える場所はない。
豊富にあるのは飛んでくる大量の枯葉だけ。

そこで考えたのは落葉ビジネスである。

団地の周りには耕筰放棄した空地が多い。そこを借り、集めた落葉で腐葉土や堆肥を作ろう、っていうわけ。
お客はハイキング客だけでなく、プランター園芸を愉しむ団地住民も考えられる。

落葉を搔き集めるヒマなじじばばは、団地にうじゃうじゃ溢れている。
どなたか、土地代などに出資して頂けませんか?

  

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うるさい紅白歌合戦

2018-11-16 | 重箱の隅

紅白歌合戦に出演する歌手が決まった。
知らない歌手ばかりである。

それでも紅組で知ってる歌手は、
石川さゆり・AKB48・坂本冬美・天童よしみ・松田聖子・松任谷由美だけ。

白組では、
五木ひろし・郷ひろみ・氷川きよしだけ。
福山雅治が小遊三師匠に似ているらしいことは知っている。


MISIAとか、YOSIKIfeatHYDEとか、横文字歌手が矢鱈に多く区別がつかない。
だいたい、連中は世界市場に打って出る実力はあるのかね。

大晦日の数時間、バカ騒ぎするのは目を瞑る。
しかし今日からその時まで、国営放送はCM・CM・CM・CMとCMを繰り返し放送する。
煩いったらありゃしない。

番組と番組の間ならともかく、ニュースほか通常番組内でも紅白を宣伝する。
これが公共放送か、とじじぃは呆れてる。

  

  技術の進歩は著しい。しかし「紅白」とか「歌合戦」とか、古臭い。
  各家庭の視聴実績に基づく受信料に、改められないものか。
  こんな国営放送に、受信料を払いたくない。

  紅白饅頭のお求めならこちらさまへどうぞ。

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伝統行事化した大掃除

2018-11-15 | 林住期

8時から始まる団地の大掃除をさぼってしまった。
7時半に目覚め、8時半まで布団の中でTVを見ていた。
敢えてサボったのではなく、忘れていたのだ。

そもそもこの時期、大掃除とは如何なものか。
12月中旬まで、物凄い量の新しい落葉が舞い続ける団地なのだ。もう少し後にしてもいい。

広い団地の真ん中に住む住民は、自分の家の前だけ掃除すれば済む。
ところが外れの森生班は、自分の家の周りの他、長い道路際を掃除しなければならない。
まぁ、世の中に不公平は付き物で、それをガタガタ言うつもりはない。

自治会費を払わない非自治会員は大掃除に参加しないで済む。自治会は見て見ないふり。
団地が開設されてから凡そ半世紀。団地の行事は全て伝統行事化し、改善の余地はないようだ。

などと呟きながら、独り、掃除し残した側溝の落葉を掻き出すじじぃです。

  

  あ、それから。
  時代遅れの喫煙者ドモに言いたい。
  煙草のポイ捨てはヤメロ。

  181115


異論続々

2018-11-14 | 先輩のお言葉

羽鳥慎一モーニングショーで「そもそも総研」を見た。
常識とは異なる発言が目立つ、デービット・アトキンソン氏のご意見を伺う内容だった。

外資系経済アナリストを経て、現在、日本の国宝等古美術品修理会社社長である氏曰く。

  国別GDPは、米・中・日本の順なので日本はまだ凄いと思うなかれ。1人当たりでは24番目である。
  これは一人当たり生産性が低いためで、生産性を上げるためには先ず最低賃金を上げるべきだ。
  生産性を上げれば失業率は下がる。いい例はイギリスだ。
  移民頼りより、潜在能力が高い日本女性を活用せよ。
  経営者はもっと努力せよ。

と言ったと記憶している。また、少し前の同じ番組では、

  日本には中小零細企業が多過ぎる。現在の半数でよい。
  経営者は無能でも従業員より高給を得ている。合併を進め経営者の人数を減らせ。
  そうすれば経営は効率化し生産性は上がる。無理な競争が無くなり、従業員の給料は上がり、幸せになる

と言っていたはずだ。
森生の記憶力と理解力はイカレているので、違うかもしれないがそう記憶し理解した。

ところで、森生は氏の「新・観光立国論」と「世界一訪れたい日本のつくりかた」を購入した。
前者の内容は、

  人口減少を補うために、外人観光客をもっと増やせ。
  日本の外人観光客吸引力はどの国にも負けないが、実情は極めてお粗末だ。
  抽象的な「おもてなし」を売るより、具体的なサービスの種類と質を充実し、その対価を得るべきだ。
  爆買い客より富裕層や智識層を引き寄せ、リピーターを増やせ。

といったところだろうか。
なお続編の「世界一・・・・」はこのところ忙しくまだ読んでおりません。
また、上記の纏めは間違ってるかもしれません。

  

  宜しければ「デービッド・アトキンソン」でネット検索をしてみて下さい。
  アマゾンなどで著書を何冊も販売している。内容の説明と書評を読むのが手っ取り早いです。
  取り急ぎ、以下のサイトをどうぞ。

  日本経済の悲しい現実

  日本の企業を現在の半分に減らせ

  新・観光立国論を読もう

  日本よりタイ

  羽鳥慎一「そもそも総研」

  なお「アトキンソン? どうもなぁ.....」という批判も併せてご覧ください。

  D.Aへの妄信は危険

  不肖森生も、アトキンズ氏に全て賛成、というわけではありません。
  でも、とにかく具体的で刺激的な提言です。

  舞妓の画像はこちらさまから拝借。この映画、面白かったです。

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新・一期一会

2018-11-13 | 高麗便り

総合福祉センターの駐車場。おとといは桜の紅葉が、逆光の下、絵より綺麗だった。
生憎カメラを持っていなかったので、今日、写真を撮りにまた行ってみた。

しかし、きのうの雨で葉は殆ど散り、雲が出てきて日射しを遮り、おとといの輝きは全くなかった。
まさに、これが「一期一会」ということでありますなぁ..........。

人間、食いたいときに食い、寝たいときに寝る。言いたいことは言い、したいことはする。
これが老後の正しい生き方、とじじぃはつくづく感じたのであります。

過去、一期一会はよく聞かされた言葉である。じじぃじみていてあまり好きではなかった。
だが、正真正銘のじじぃになったいま、一期一会を遠慮なく使いたい。

  

  世の中は一日見ぬ間の紅葉かな
                  ................森生

              撮影日は11月10日です。

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