林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

愚痴

2007-10-31 | 林住期

  森男の「人生の扉」

 この秋はもう唇がガサガサに乾燥している。
今更、熱き唇は望まないけれど、ミイラとは一寸早過ぎる。
指先、踵には今からクリームを擦りんでおかないと、冬、痛いことになる。

健康診査の結果通知が来た。
背丈は少し低くなったのに、高脂質、高コレステロール、高血圧注意報。
やれやれ.......。

そういえば、この夏は炎熱地獄で家にいることが多かった。
脂が腹に溜まっていることは、何も血を抜かなくても、腹をさすればよく分かる。
その脂が何故唇や踵や指先に廻らないのか?

全身に脂を行き渡らせようと力んでみるが、血圧が上がるばかりである。
腹が膨れてはひふ屁ほ、である。

今日、新しい入れ歯が出来た。
ノートパソコンを頬張った感じである。
健康保険外だから流石にどこといって不都合はないけれど、誠に鬱陶しく不都合である。
入れ歯に味が付いていたら、こんなことは無いはずだが。

膝は痛いし、首は攣る。階段ではよろけ、油蝉はまだ鳴いてる。
瓶の蓋は開かないし、目はしょぼくれる。
若年性認知症のケも大いに生えて来たあるな。

まりや様は「人生の扉」を開けるほど、It's worth living と歌うけれど、It's worth living ってどういう意味だぁ?
まりや様はまだ若い。経験が不足していると思う。

夜、雨が降った。朝はどんより曇空。
秋、雨が降ると寒くなる。寒くなると鬱になる。
鬱になると愚痴が出る。
悪口も出る。

 

この記事を投稿して、リンクを試していたら人生の扉が見つかった。 →「
まりやさんはあの八ヶ岳の音楽堂の舞台から降り、客席の椅子をどけて歌っている!
いつもの場所でうだうだしてないで、雪が降る前に行ってみようか。
別の扉はないかと。 


シェ・ノワ(胡桃の家)

2007-10-30 | 高麗便り

    
 

 「シェ・ノワ」は高麗本郷清流の谷戸にある洋食屋です。
外観は一寸見には汚い。それもそのはず、ご主人の手作りだそうだ。
地震が来たら一寸怖い構造に見える。

内部は、(行ったことは無いが)ポルトガルの漁師町の大衆食堂のようだ。
壁から床からごちゃごちゃとガラクタ(失礼)を飾り立てて壮観である。

   

シェ・ノワとは「胡桃(くるみ)の家」という意味だそうだ。
ベランダ脇の胡桃の木に因んだ命名だそうだが、胡桃は貧弱、根拠は薄弱。
むしろ建物内部が胡桃の殻の中のように入り組んだ状態に因んだ、とする方がよろし。
明るい前庭から店に入ると、蹴躓きそうになる。瞳孔の開閉が鈍くなった人は要注意。

日和田山の男坂のような急な階段を2階に上がり、更にベランダに出た。
清流のまだあまり荒らされていない美しい集落が見晴らせる。

           

店のご主人はいわゆるオーナーシェフで、髭の威丈夫である。
案外に愛想が良く、よいしょすると、アコーデオンを弾いてくれるそうだ。
小声で「下手ですよ」と奥さん(?)に言われたが、そんなことどうでもよろし。
人生は楽しむべし。歌うべし。食らうべし。

   

三人ともお勧めの「海鮮バター焼き1400円▲(当店高値2位)」を注文した。
その熱いこと、美味いこと! 猫舌猫指の森男は大いに悩まされ、ハーフー味わった。
最後に、残った汁にご飯を入れて、リゾット風にすると更に美味い。
鉄鍋まで舐めるように味わうこと。

お土産に、ご主人手作りのパンやケーキもあります。
営業日は土日月のみです。営業時間は12時から夜9時。
人生は短く、秋の夜は長い。楽しむべし、歌うべし、食らうべし。

   

場所はかわせみ街道から山懐に入る目立たない場所です。
逢引気分も良し、高麗神社、聖天院詣での帰りに、清浄な心で立ち寄るのも良し。
日和田山に登った後に寄れば、お味はもっと美味くなること保証します。
店内狭しと散らかってる(失礼)ガラクタを一つずつ味わうのも楽しみです。

 
     
なお、階段は暗く、黒塗り、狭くて、急。
よくよく注意しないと真っ逆さまに転落の恐れあり。

シェ・ノワHPは→「山の中の隠れ家レストラン
店内風景は→☆☆☆


画廊と作業場の個展

2007-10-29 | 色めがね

 

 小島喜八郎先生の今回の個展は、「風」を描いた油絵ばかりである。
木々や草花が、微風や強風に煽られて揺れている風景を大画面に描いている。
いつもの水彩画とは、大分趣が違うけれど、この連作も小島先生らしい瑞々しい感性が溢れていて、見事だった。

 

森男の友人名山さんと端正さん、先生の高校時代の絵を持っている同級生、弟子の職人さんで、しばらく、作品の説明を聞いたり、飯能や日高の噂話に興じた。
なお同級生と職人さんは初対面である。

巾着田観光開発に予算が付いたことを話してみたら、皆さん、巾着田が一層荒廃するのでは、と心配しておられた。
先生も職人さんも、もう巾着田を見たくないそうだし、友人も一度でタクサンの由。

 

職人さんは先に帰った。

職人さんは近くの作業場で大作を制作中と先生から聞き、野次馬3人は覗きに行った。

 

作業場は住宅街の路地に面しており、ガラス戸を通して中が見える。

おっ、さっきの職人さんが作業道具を片隅に押しやって、100号の油絵を制作中ではないか!
路上から中を覗いていた我われに気付いて、渋々招じ入れてくれた。

始めの内は気難しそうだったが、3人が感嘆しているうちに、次から次へと作品を引っ張り出してきて、苦心談や取材旅行のことを話して下さった。
作品は飯能市内に多い製材所や、各地の藁葺き屋根の民家を描いたものが多い。

図らずも個展をもう一つ見せて頂いて、随分トクした気分だった。


                 画像はいずれも絵葉書ですが、残念ながら発色が良くありません。
       上の3枚は油絵で「九月の庭にて」、「五月の住宅地にて」、「七月の庭にて」です。
                                     下は水彩画で「八幡様の杜」す。


何とか安全対策

2007-10-28 | じゃじゃ馬馴らし

 

 今使っている何だかが、来年3月には廃止になる、と言う。
どうも、NTTは悪者たちに敵わなくなったらしい。
今の何とかでは、ウィルスもハッカーも防げない、と言う。

それで変わりに何だかをインストールせよ、と言う。
ウィンドウズの何とかの何とかでなきゃ、ダメだ、と言う。
今使っている何だかピカピカ点滅する黒い小箱は、使えなくなるが、使うなら金を払え、と言う。
使えないのに金を払え、とはどういうことだぁ。

お勧めする何だかをインストールすると重くなる、と言う。
だったら、勧めるなっ。
重いのは頭だけでタクサンだっ。

あんたが使ってるブロバイダーの安全対策を使うなら、重くならない、と言う。
詳しくは、何とかいうブロバイダーに尋ねて、インストールせよ、と言う。

・・・・・・・

ユーザーIDやパスワードは勝手に変わったらしい。
やれやれ、またQ&Aの通せん棒かい?

☆!@$¥<>??☆#×∞?@............。

頭痛、肩凝り、目が回る。

........クソッ!

目の前にいたら、目の前にいたら......。
絞め殺してやるぅ!


うるさいっ!

2007-10-28 | じゃじゃ馬馴らし

 

 NTTの「光フレッツ」の売込みが実に煩い。
断っても断っても、人を替えて、時間に構わず売込み電話があり、不在の場合は留守番電話に録音されている。
こう何度も電話が掛かってくると、意地でも申し込むまい、と性格がよけいに悪くなる。

そんなに便利なものなら、こんなに執拗に売り込まなくても、申し込みが殺到してNTTは対応に困るはずである。

「光」の特徴は「ADSL」より高速らしいが、別にそんなに急ぐわけじゃなし、今のままで十分である。
また、今なら工事費無料とか、料金は3ヶ月無料とか言っているが、突っ込んで質問をすると、4ヶ月目からの使用料金は今までより高くなるらしい。

今、使っているNTTのADSLとセーフティは、甘い電話に騙されて申し込んだら直ぐに機器が送りつけられた。
代金は翌月の電話代と共に銀行預金から引き落とすとのことだった。
そこまでは、誠に迅速に行われたが、それから先は全くいい加減な対応だった。
取り付けは簡単に出来る、というが、説明書は訳が分からないのだ。

仕事別に会社を変えてあるので、苦情の持って行き所が分からない。
売り込みは熱心丁寧だが、その後は全くのお役所仕事である。
機器の取り付けは、結局、地元のパソコン屋にやって貰った。

NTTは「光」を自社で販売するのではなく、何社もの業者に販売委託して、競わせているらしい。
正社員は、辛い仕事を下請け業者に押し付けて、事務所で殿様暮らしをしているのではないか。

光は当分要らない。
暗闇で結構毛だらけである。

パソコンに電源をいれ度に、脅かされている。
犯人は「Java」とかいう怪しい奴だ。

  パソコンが危険に晒されている可能性があります。
  ウィルス対策ソフトウェアがインストールされていない可能性があります。
  問題を解決するには、このバル-ンをクリックして下さい。

と脅かされる。
「可能性」とは何だ。「恐れがある」だろう。
それに、ソフトウェアがインストールされていない可能性、と言うが、インストールをしていないのはハッキリ分かっている。
バルーンをクリックしても、全く意味不明で、何も解決しやしない。

それで、パソコンの電源を入れる度に、脅かされている。
ゾンビのように現れる。

▲画像 山藤章二(「ブラック氏」シールより)


薬の飲み方について

2007-10-27 | 知ったかぶり

 

 今日の城西大学公開講座は大当たりだった。出席して良かった。
演題は「薬で病気を治すためには-薬の飲み方の常識と非常識-」である。
講師は薬学部医薬品情報学講座担当の大林大介教授だった。

受講者たちの属性を予め把握していたらしく、開始早々からビックリ論文の紹介をした。
英国の有名な医学雑誌に掲載された論文だそうだ。それによると、

 ・老人の予防的治療は考え直すべきである。
   一種類の疾患にのみ着目して老人の予防的治療をしてはならない。
   老人の予防的治療は同意を求めずに死因を変更しているようなものだ。
   心臓病は薬で進行を止められるが癌を誘発する。心臓病で死ぬほうがラク。

と驚かせておいて、日本の飲み薬の使用状況の話になる。

 ・高齢者の薬の飲み残し調査
    聞き取り調査では、日本薬剤師会調査63%、浅野氏(?)調査では41%
    実地調査では95%。
 ・医療費における薬代の比率は年々下落している。
 ・飲み残しの薬の金額は年間2400~5100億円、と推定される。
 ・貰った薬を飲まなくても、日本は世界一の長寿国である。  

 ・薬を飲む時間は、食前、食直前、食中、食後、食間がある。
   これを正しく守らないと、恐ろしいことになったり、薬の効果が全くなくなる。
   食前、食後はそれぞれ30分である。食前服用は忘れることが多い。
   食間は、食後2時間である。 
 ・漢方薬は「湯」、「丸」、「散」が名前の後に付く。
   「湯」は揮発性の効能が飛んでしまう。「丸」(錠剤)か「散」(粉剤)を使うこと。   
   殆どが食前服用だが、昔からそうしているだけで、科学的な調査は無い。

 ・薬の副作用は加齢により多くなる。
 ・薬は5種類以内にして、6種類以上の使用はなるべく避けること。
   6種類以上服用すると、副作用が飛躍的に増える。

 ・新薬の発売前試験はせいぜい3千件であり、副作用を把握出来ない。
   3万件以上の検査が望ましいが製薬会社には無理。
   だから、服用後の体調変化は、医師、薬剤師にどしどし報告すること。
 ・薬の効果を感じられない場合も、医師、薬剤師に報告すること。

その他、自分の判断で薬の服用を止めたり、減らしたりすると非常に恐ろしい副作用が出るとか、座薬を座って飲む人や、カプセル剤を包装のまま飲む人や、貰った薬を全部包装から出して攪拌して小分けに飲む人など、信じられない奇人変人の紹介もあった。

更に花粉症の薬は鼻水を止めると同時に、お叱呼の出を鈍らせるなど、薬にまつわる面白い話を沢山して下さった。

講義は非常に面白かった。パワーブックの編修は誠に良くできていて分かり易かった。
詰まらない講義では大量の資料が配布されるが、今日は1枚も無く、目を瞠り、耳を穿って聴いているしかなく、話の展開が速過ぎるし、面白過ぎてメモがとれなかったのが残念である。(実は字が思い出せなくて、メモが遅くなったのさ)。
だから、以上の報告は断片的であり、聞き違いもあるかも知れない。あまり信用しないこと。
資料を配らない先生が悪いんだから大目に見て下さいね。

▲画像 福井県済生会病院HPより


旧山崎家別邸

2007-10-26 | 風に吹かれて

 

 川越の和菓子の老舗である亀屋山崎家別邸が、いま公開されている。
 別邸は五代目の隠居所として1924(大正13)年竣工、88年まで六代目が住んでいた。
 現在は川越市が所有している。

敷地は約2300㎡。2階建て、和洋折衷の母屋は延べ面積約250㎡。
庭の東側には茶室がある。

建物の各部屋は割合狭いが、和室洋室とも最高の材料を使い、趣味が良く落ち着ける。

1階には、二つの玄関、ステンド硝子の窓がある洋式応接室、数奇屋造りの応接室と居間。
他にサンルーム、お孫さん用の子ども部屋、電話室、女中部屋、シャワー付きの風呂場。
2階は改修中で非公開。

付属して、地下室付き2階建て土蔵がある。

家屋内は若い市職員が、訥々と説明してくれて、素人臭さに却って好感が持てた。
2階の改修工事の完成が待ち遠しい。

洋館、数奇屋造り、土蔵が一体化しているのに、外観に破綻は無い。
やはり、天領川越の老舗のご隠居ともなると、成金とは異なり垢抜けている。

設計は保岡勝也。東京帝大卒で、日銀本店や東京駅を設計した辰野金吾に師事、
近くにある現りそな銀行川越支店(登録有形文化財)などを手がけた。
三菱地所退社後は数奇屋造りの家屋を多く設計した由。

また和風庭園にも造詣が深く、ここの庭園も保岡が設計したそうだ。

しかし広い庭園は荒れている。いや、荒れているというより、空地になっている。
放任されて薮同様になっていたが、昨年の公開に合せて切り払い、空地にしたそうだ。
建物の改修が済んだら、昔の痕跡がある庭を復元して貰いたいものだ。

川越市民は古い町なのに進取の気性に富んでいる。
復元した庭園の維持管理はボランティアにも出来ると思う。

 

  公開は11月1日まで。入館無料。駐車場はありません。問合せは市文化財保護課へ。
  場所は亀屋の角から教会に向かう途中、薬局の脇を左折してすぐです。
  結構混んでいました。

  

  川越はいつも賑わっている。

  蔵造の町並みは年々整備されて、一段と風格を増した。
  電柱電線の撤去、街灯や看板など、明治大正の雰囲気作りが上手い。
  新興のさいたま市に負けまい、と古くからの住民が特色ある街づくりに熱心だ。

  
 
 


青海波

2007-10-25 | 重箱の隅

 
 どうも身体のあちこちが痛むし、干からびてきた。
栄養を付けておかないと、冬越しが出来ないね。

ところが、もの皆値上げである。
インスタントラーメン、サラダ油にマヨネーズ、ハム、チョコレート。
マック、スタバ、スカイラークなどなど。
ま、和食にするとか、食う量を半分にするとか、しよう。

そこで憧れの和食店へ出かけた。
もちろん「お刺身御膳」を注文ましたよ。

流石に我が家の本物懐石料理とは異なり、ちまちまちまと美しい。
だが目的のお刺身は、大量の千切り大根の海に浮かぶ沖の鳥島であるな。

慎重かつ丁寧に食していたが、所詮は絶海の孤島。直ぐに波間に消えてしまったわいな。
後に残るは、大量の千切り大根と紅蓼ばかりとなりにけり、だっ。

鮪は同胞が獲り過ぎて、還元水や絆創膏騒動の間に、世界中の漁場から締め出されて品薄傾向とか。

だが、いいじゃないか。
食卓上で波と千鳥を楽しめて、侘び寂びである。
と自らを宥めてみても.......。

やい、赤鼻屋。
以後、「青海波御膳」と名を改めぃ。


表現の中の愛と性

2007-10-24 | 重箱の隅

 と言うヘンな日本語の演題に、「最近のメディア文化を巡って」と言う副題が付けば、捨てて置けないではないか。
勿論、そんな事は期待しなかった。しかし少しはそんな事があっても良かったのではないかぃ。

 

ところがこの女子胆大女史教授は勝手に

  最近のメディア文化について、タイトルとは少々ずれるが、「アジアと女性」という
  テーマを中心にしてお話ししたい。

と配布資料で堂々と断って、最近、アジアの女性は元気であり、日本の女性は欧米一辺倒を止めて、韓流ドラマがキムチ良いと考えている、として、「チャングムの誓い」を熱く語るのである。
チャングムの素晴らしい人間性、宮廷の複雑な人物相関図、艱難辛苦な成功物語を延々と、ご自分だけ感激して、延々々々と語るのである。
このTV放送を見ている人が5~6人しか会場にいない事を残念がるのである。

音入れ休憩も忘れて、河瀬直美監督作品「萌えの朱雀」と「沙羅双樹」を延々々々と語るのである。
DVDでラマーズ法による出産や、奈良の横丁の台所や、山村風景を熱烈に解説し、ご自分だけ感動しているのである。

ラマーズ法出産現場は余程お気に召したらしく、始めから出産まで上映してくれた。
現場で産婦と共に油汗をかく少年は決して非行に走らない、と断言するのである。

「延々と語る」、と言っても、猛烈な速さで、寄せ集めた文書類を朗読するだけ。つまり、「延々と読む」、のである。

アジアの愛と性はどこへ行っちゃったのかぃ?
むしろ、DVDを1本、チャングムでいいから、完全上映した方が有り難かった。

良い天気にも拘らず、城西大学の新築豪華校舎講堂に閉じ込められて、げんなりしていたら、最後に芥川賞を取った「ひとり日和」について、

  女も、セックスを食事を摂るように楽しむ、結構な時代になった。
  これまでは男だけが恋愛とセックスを享受してきた。
  障子破り(先生ご発言のまま)の慎太郎知事が激賞したのは理解出来る。

と、無理矢理に「表現の中の愛と性」にくっ付けようとした(?)のだった。
おいおい、アジアの女性はそんな事になってるのかぃ。

熱弁、熱読2時間後、質問時間を作ったが、誰も質問をしなかった。
どうも、さっぱり分からん公開講座だった。


風呂場の120ワット

2007-10-23 | 重箱の隅

 おっ! 小百合さま!

 扇風機をやっと仕舞ったと思ったら、暖房機が欲しい寒さである。
今から出したのでは冬を越せないので、風呂でよく温まってから布団に入る。

風呂場の明かりが一つ、夏から切れたままだった。
始めから一つなら気にならないが、二つのうち一つが消えていると、ばかに寒々しい。

それでようやく電球を取り替えようとしたが、これが難しい。
高い所にある上に、傘がなかなか外せないのである。嵌めるのもまた大変である。
寒いのに寒いので冷汗をかくのである。
風呂場は湿気が立ち込める。傘は外したままには出来ない。
数年前に大枚をはたいてユニットバスに替えたけれど、こういうところは一向に改善されませんね。

大体、狭い風呂場に60ワット電灯二つは多過ぎる。
鏡まで付いていて、自分の身体を映せとでも言うのだろうが、蝦蟇の油じゃあるまいし、オノレの醜い肉体は今更確認したくないんだよ。
高齢者社会とよく言うけれど、作っている方は全く不勉強である。

話は変わるが、「便所の100ワット」、という例えがある。
必要以上に明るい人、つまり脳天気またはおバカさんのことですね。
ところが、便所には100ワットが必要だ。

何故ならわが猫額亭「思庵」は書斎でもあるからである。
だから傘を外したままにして、100ワットの電球を付けている。
お利口になるために、明かりは暗いと困るのである。

反対に風呂場は少し薄暗いくらい方が、温泉場のような感じがして、趣がある。
どんなもんだろうか。



画像は吉永小百合さま(JR大人の休日・銀山温泉から)


バカにすんなっ

2007-10-22 | 重箱の隅



                                

 あの養老孟司先生が、またまたまたまた、バカ!、と言っている。
「バカにならない読書術」を朝日からご出版されたのだ。

森男はこの同年同郷の秀才には関心があった。
書評欄では、分かりやすい、平易、達意、と誉めそやされていたから、少しはあやかれるかも、と大分投資してしまった。
しかし何冊読んでも、「☆?@#&*&」だったので、オノレのバカに絶望してしまったのである。

その後、あの有名な「バカの壁」がバカ売れしたらしいが、編集者の聞き書きだそうだし、どうせバカには分からん、とうっちゃっておいた。

それでもまだ少しばかりの羨望があり、ウィキペディアの記述はいささか皮肉が過ぎる、とは思っていた。
でもね、ここまでバカ、バカ、バカ、バカと言われたんではね.....。
それに、先生のご発声以来、新書の題名がえげつなくなってしまった。
先生は悪いお手本を示された。

先生のバカ連作は、よく調べれば既に10冊をこえたんじゃなかろうか?
バカの大売れで箱根仙石原には「バカハウス」と言われる豪華別荘(「養老昆虫館」)を藤森照信先生の設計で建てたそうだ。
いい加減にせぃ、ですね。

先生から見れば、確かに読者たちはバカ。
だが、バカの一つ覚えの先生も、ビッグバカに成り上がってしまったんじゃないの?
同年同郷の耄碌馬鹿が、オノレを省みて保証します。

バカがバカの本をいくら読んでも、バカ。
「バカにならないための本選び」は深く慎平に。そして敏感に。
とバカの壁。

▲イラスト「ブラック氏」山藤章二
→参考記事 「バカの壁」/「花はさくら木」/「恋愛のすすめ


竹林の七賢以上

2007-10-21 | お節介

 この秋一番のいい天気だった。
朝から快晴。空気は乾燥して、汗をかいても直ぐ乾く。
森林公園は朝から入園者が多く、運動広場ではポンポコ山の利用制限が発動されたし、昼飯時には空いてる椅子が無いくらいだった。

森林公園の良いところの一つは、電線や電柱や住宅の屋根で、空が切り取られ、絡め取られていないところ。
空はあくまでも広く、高い。

日向は大賑わいだが、ボランティアのおじさんおばさんたちは、薄暗い竹の密林の手入れ作業をした。
森林公園も竹が猛威を振るっているのだ。

始めに竹に負けて立ち枯れた雑木の回収。
次に、常緑樹の伐採。
仕上げに密生した真竹の伐採をした。

たいして広い場所ではないが、急傾斜地である。竹が所構わず生えていて、伐るのは簡単だが、倒して集めるのが大変な作業だ。
それでも1本ずつ慎重に伐採をすると、明るい陽射しが入ってくる。
4時間足らずで、すっかり明るくなった。

昔、かの餃子国には、世塵を避けて竹林に会し、清談をしたご隠居が七人いたそうだ。
しかしここでは、集まったのは30人ほど。
清談はおろか、政談、失敗談、冗談、猥談、あれこれ喋った上に、竹林を見違えるほど綺麗にしたんだから、七賢以上であるな。

作業は、細かい指図は無くとも、みんな心得ている。
かぐや姫のように可愛い職員ちゃんも、予想の3倍の進捗、とよいしょしてくれる。
これが、みんな堪らなく嬉しい。世塵で褒められること、無いんです。
でも、作業前の準備運動、よろけて辛いんですよ。

明るくなった竹林には、来春以降、金蘭、銀蘭、杜鵑、山百合ほか、山野草が色とりどりに甦るだろう。
おじさんおばさんは、今日、甦ったのである。

3時前、おじさんおばさんたちは上機嫌で、世塵へ戻って行ったのである。
明日は筋肉痛かもしれないが......。

今日、先着500人にコリウスガーデンのコリウスを無料で頒布していました。
11月3日は入場料無料です。豪華「紅葉見弁当」は予約して下さい。
公園のHPをご覧下さいね


終の棲家

2007-10-21 | 林住期

 

 昔、お姉さまとして憧れた岸恵子様から、

   暮らし、輝いてますか。

 と聞かれてもなぁ...............。

   時とともに
   人が深みと輝きをます暮らしが
   ここにあります。

 ......そうですか。

 

   定年を迎えるころ、住宅も定年を迎える。
   これでは豊かな老後は望めない。

   日本も、ロングライフ住宅へ。

 ......そうですか。

 わが猫額亭は定年をとっくに過ぎて、破れ障子........。

 嗚呼......。
 だが、猫額亭にはこおろぎが........。

画像上/グリーンフォレストビレッジ「楓コート」(熊谷市)新聞広告
同下/ヘーベルハウス新聞広告


巾着補正予算

2007-10-20 | 高麗便り

 

 忘れた頃に投函されるある市会議員の「討議資料№20」。
補正予算の一つ、「観光費約5千万円」が成立した、とある。

これは、「日高市魅力づくりプロジェクト~日高を歩いて健康になろう~」で、

 ・健康観光研究PR事業
 ・ふるさとの食文化PR事業
 ・癒しの観光事業
 ・大人の遠足促進事業
 ・市民パワー増進事業

等5つの事業を3年間で実施するものです、だそうです。?!、ですね。
森男は、これらを全く知らなかった。他の市民も同様だろうね。

日高市によくそんなお金があるかと思ったら、財源の半分は総務省の「頑張る地方応援プログラム」からの地方交付税、残りの半分は「埼玉県ふるさと創造資金」からの補助金です、です。
つまり、全額補助金のわけ。

この市議さん、実は心配している。
はたして市民の声が取り入れられるのか、3年過ぎたら、箱モノだけが残ってハイそれまでよ、にならないか、早い時期に計画を市民に示し、話し合う場を作る必要があるのではないか、と。

市の回答では、「観光振興計画策定委員会」がもたれ、小委員会などで市民の声を反映する、としている。
そして、

   募集などこれからなので、情報を見落とさないようにして、市民もどんどん参加
   して欲しいと思います。

と結んでいる。

今後......。

意見や委員の募集は、市職員以外に誰も読まない「広報ひだか」に目立たないように掲載されるだろう。
応募が無いので、小委員会の委員は市役所OBや、市幹部の親戚とか同級生が任命されるだろう。
計画の概略は、当たり障りの無い控えめな発表があればマシで、法的な手続きは踏んだ、として公表しないだろう。
例え計画を公表しても、異議を申し立てたら、委員会に属する市議は、市民の癖にナマイキな!、と激怒するだろう。

これらの想像は数年前の「ふるさとの森日和田山(トンデモ)整備計画」で、実際に行われたことだから、かなり確実な想像です。

市幹部は全額補助金だから市民の負担は無い、と愚かに考えているはず。
「ふるさと創生資金」で作った巾着田の木造「あいあい橋」1億円や、宝籤協会からの寄付金で作った高麗川駅前の鉄骨蛸「日韓友好記念碑」1億円など、それぞれは既に、その維持管理費がいくらかかっているのだろうか?

日和田山のユニバーサルデザインと称する「ウッドチップ舗装登山道」は腐食したら、県や林野庁は補助金をまた出すのだろうか。
多分荒れるに任せるだろうことは、「奥武蔵自然歩道」で立証済みである。

折角補助金が付いたのだから、「日高市の魅力」を正しく分析把握して、維持管理経費が少ない使い方を、お願いしたいところですね。
また、市懸案の「巾着田に物産館を建設」することでも、巾着田管理組合や商工会の「巾着田駐車場の拡張や舗装」など、日高市の魅力を甚だしく傷つける「卑しの観光事業」じゃないはずですね。

もし、日高市民がこの記事を読まれたら、なるべく多くの市民に知らせてあげて、関心を持つように訴えて下さいね。

 県が作り、県が撤去したありし日の巾着田ドレミファ橋。


口弁慶

2007-10-20 | 知ったかぶり

 どーもクンなら許してあげる。

 こけた亀の親子に難しいことを言っても、全然理解出来ないだろう。
あの謝罪会見を見れば、親子鷹ではなく、親子馬鹿である。
何回か生まれ変わらなければ、普通にはなれまい。
だから、簡単なことだけを教えてやろう。

弁慶はもともと坊主なのである。
茶髪だったのが大間違いで、坊主になっても当たり前だ。
少しもお詫びの形になっていないよ。

そもそも切腹なんか出来るわけがなかった。
親子で頭の皮を剥いで、もう嘘つかない、と言わないと。