林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

ありがとうございました

2017-12-28 | 林住期

28日、木曜日。平成29年はあと3日を残すばかり。
お役所は何はさておき御用納め、大企業は仕事納め。民放TVは飽きもせず、貴乃花親分。

零細な林住記も、今年は今日で打ち納め、とさせていただきます。

年賀状は一昨日夕方、投函しました。

きのう午後、目の診察をして貰いました。
予想どおり良くない。来月、大学病院で精密検査をすることに。

  まぁしょうがないね、80年も使い続けたんだもの。疼く歯茎は、正月まで持ち越そう。何とかなるさ。

これから3日間は、ぼちぼちと掃除に整理整頓など、正月準備をしようかと思っております。

  だけどこの酷い寒さでは、どうなることやら。元旦は大晦日の翌日だもんね。構うもんか。

何はともあれ、ご愛読ありがとうございました。
良いお年を。

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面倒臭い隣国

2017-12-28 | 床屋放談

慰安婦問題の最終的・不可逆的解決を目的とした一昨年の「日韓合意」について、韓国はまたごちゃごちゃ言っている。
全く面倒臭くちっぽけな「
大」韓民国である。

これとは別に、韓国の有力紙が、椅子の高さについて難癖を付けている。

いやはや、どうしようもないね、このお隣さんは。
それでも相変わらず、日本政府は大韓民国のご機嫌をとるのだろうか。

そういう無駄な努力はもう止めよう。
何が何でも反日を貫く隣国の非常識な要求は徹底的に反論し、頑として受け入れない姿勢を見せる必要がある。

椅子は折り畳み椅子でいい。
相手が例え高位高官であっても、会うのは外務省の庶務係長で充分だ。
ご推奨した半ボケじじィさんの論考が参考になると思う。

    

  北朝鮮からボロ船と漁民が漂着している。
  何故、排他的経済水域を侵犯し、漁場を荒しまくっているボロ船を追い払わないのか。
  航空母艦やアメリカ製最新兵器より、放水銃を持つ巡視船を増強すべきである。

  漂着船の解体処理費や死骸の火葬費用は、朝鮮総連に請求し、支払わなければ資産を没収すればいい。
  とにかく彼らを領海内に入れてはならない。

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真冬はウォームビズ

2017-12-27 | 重箱の隅

                                                        

あの緑のタヌキが大臣在職中に提唱したクールビズはすっかり定着し、真冬になってもクールビズである。

あれ、真夏なら賛成だけど、芸人・芸術家など自由業の人や、制服がある人は別にして、一年中ってのは如何なものか。
真冬はやっぱりワームビズがお勧めだ。

寒い時は、襟元を暖かくしておくと凌ぎ易い。
貴乃花親分がネクタイを締め、重役会議でも襟巻を纏い、北風に逆らいふんぞり返っていられるように、だ。
.......実例として不適切だったかな。まぁいいや。

そもそも紳士は、仕事中、ネクタイをしっかり締めるべきである。

しかしながら、TVではどいつもこいつも、夏以来のクールビズですな。
局アナ君から始まって、誰もかれもクールビズ。首の周りが締まらないと全体がだらけてくる。
狸も穴に籠っていることだし、そろそろ「真冬はウォームビズ」と提案する先生が現れてもいいと思う。

過去記事「神も仏もあるものか」をもう一度見て下さい。
富岡八幡宮の社前に立つ警察官は、きっちりとネクタイを締め、凛々しく、頼もしく、たいへんよろしい。
固い職業に携わる人、議員・役人・学者は、こうありたいものだ。

そこで特に、受信料をとり高給を食む国営放送のアナ諸君に意見したい。

  諸君はだね、芸能人じゃぁないんだよ。派手な衣装でチャラチャラすんな。
  率先してネクタイを締め、ウォームビズを実践せよ。

ここ数日、酷く寒く、ここ高麗の里も完全に冬景色になった。
じじぃは日がな一日、TVのアラを探していおりますです。

    

  小言幸兵衛を話す三遊亭円生の絵は、山藤章二画伯が描きました。
  
ネクタイ選びはこちらからどうぞ。写真は少しケバイですな。

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業務委託

2017-12-26 | 拍手

ここ数日、年賀状づくりに全力投球で、今日も記事がありません。
そういう時はどうするか。........他人のふんどしです。気取って横文字で書けば outsourcing。
スペル合ってるかな?

言い訳はさておき。
最近、森生が嵌っているブログがある。

  半ボケじじィのボケまくり島

であります。
作者は「半ボケ」などと謙遜しておられるけれど、どうしてどうして。
記事からは「カクシャク・カクシャク」と音がしてくる。まさに快食・快眠・快便のじぃさまですな。
森生なんぞがとても書けない重厚・豪快・奔放な記事に、圧倒されております。

そういうわけで、今日は軽薄な林住記の代わりに、このブログを読んでくださいね。

  ボケもん島へは、行きっぱなしにならないように。
              それからご当人に無断なので、業務委託というより、盗作、いやパクリかな?

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働き方改革

2017-12-25 | 林住期

年賀状作りに手間取っており、今日の記事はありません。

クリスマス・イヴは、定休日にも拘わらず記事を更新しました。
今日はその振替休暇のつもりです。

じじぃだって、バスに乗り遅れないように、働き方改革ですがな。

  

  写真は団地の下にある、洒落たパン屋さん「日月堂」の店内です。
  なお、日月堂さんは年内は25日から休業とし、正月は2日から営業します。
  林住記は取込中。
......どうしようかな。

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ひとりクリスマス

2017-12-24 | 歌の翼に

  

      この寒空は 夜更け過ぎには雨へと変わるだろう

  予報士がそう言っていた。

    きっと誰も来ない ひとりきりのクリスマス・イヴ

    Silent night, Holy night

  まちは真っ暗。独りおうちで クリスマス・イブ だ。
  今年も、な~んにも起きなかった。

    Silent night, Chicken night

    ☆☆☆☆★

  皆さま、素敵なクリスマス・イヴをどうぞ。
  
.......切ないね

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忖度推測報道

2017-12-22 | 床屋放談

民放TVは毎日毎日、朝から晩まで、何が面白いのか、忖度・推測報道であります。
あんな非常識な親分なんか放っておけば、向こうから記者会見を持ちかけてくるはずだ。
記者がぶら下がるから、特別な人間だと勘違いするのだ。

居並ぶコメンテーターたちは、毎回恥ずかしくないのかね

原稿もロクに読めないデブに理事長職は無理。ふんどしを締め直せ。

森加計疑惑は、早くも10年前のことのようだ。そして、日本海は波静か、だ。
今回のキリがないごたごたを、一番喜んでるのは安倍晋三だろう。

デブたちの争いは放っておこう。
あることないことを垂れ流すマスゴミと、それを楽しむ視聴者。
バカになるから、もぅテレビは消そうね。

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遠回りして帰ろ

2017-12-21 | 歌の翼に

団地の北外れにある病院。
最上階の職員食堂で眺望を2皿加え、豪華な昼食。

日替わり職員定食は630円。
一足早くクリスマス特別メニューとは嬉しいな。

過剰なカロリーを燃やそう。
古い歌を思い出し、帰り道は遠回りで、猫額亭に帰館することにした。

大きな家。庭には菜園もある。
原住民の暮らしは豊かで羨ましいなぁ。

一方、肩を寄せ合う新住民の家。
今更、特に感想はない

踏切を渡る。
鉄路の先は山国・秩父になる。

通せんぼ。目つきが鋭く猫そのもの。
こんな不愛想な猫じでは、閲覧数は稼げまい。

冬枯れの舞台には、大根のラインダンス。
色白、太目。

木枯らしが棲む林。
首を竦めて、通り抜けた。

ぬくぬく。
レタスはいいなぁ。

陽だまり。
芋虫たちは冬眠中。

日曜菜園。
北風にも負けず、順調に育っていると思う。

早くも芽生えが。
麦かな? 大麦か小麦か、はたまたライ麦か。

昼間のイルミネーション。
夜は真っ暗闇。猪ファミリーが徘徊する。

耕すじじ。
ぶらぶら徘徊するじじぃは俯き、そそくさと通り過ぎた。

  

  1時間あまりの徘徊だった。歩数は5972歩。
  エアコンを点けた室内で、
足踏みをして6200歩にした。

  ところで、と。
  思い出した古い歌は、菅原都々子おばばの歌です。

   「風がとっても寒いけど 遠回りして帰ろ

       お暇なら聴いてね。あっ、これは五月みどり嬢だ。

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三難辛苦

2017-12-20 | 知ったかぶり

  謹賀新年恭賀新年賀正・迎春・明けましておめでとうございます

こんな使い古した言葉は、年賀状に使いたくない。
それで適切な四文字熟語を探した。

四文字熟語はごまんとある。
だが普段使わない難しい四文字熟語は、俄か仕込みのガクをひけらかすようでいやらしい。
80歳を超え、さぁこれからどうすべぇ、という境遇にピッタリな四文字熟語は、あるようでない。
中国の詩人たちは「人生七十古来稀」なんてのたまひ、60代で昇天したんでせうね。

それでもやっと見つけ出したのが

  長 樂 萬 年

である。「四文字熟語データバンク」と「書作品と漢語集」とを、元号を選ぶ学者気分で探し回って、選びました。
意味は、ご想像のとおり。詳しくはご自分で調べて下さいね。

次にこの四文字熟語に合う画像を、亀にしようか犬にしようか、とgoogl画像検索で探したけれど探し当たらず。
結局、じじぃのパソコンに溜め込んだ膨大な在庫写真から、犬の写真を引っ張り出して使うことにした。

これでやっと準備、.....というか構想ができた。

しかしながら2難去ってまた1難。
1年ぶりに使う「筆ぐるめ」が、じじぃの指図に従わないのね。
頑として、動かざること貴乃花親分の如し、だ。

こりゃ、完成は元旦過ぎだわ。

  

   もう年賀状を完成させた余裕のご同輩は、住友生命保険の恒例「創作 四文字熟語」をお楽しみください。
   お相撲さんが昇進した時に発した、四文字熟語はこちらです。

   挿絵は角川文庫「古典落語 長屋ばなし 上」の表紙から。

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重大インシデント

2017-12-19 | 重箱の隅

最高時速300kmで疾走する新幹線が、異臭異音がしていたのに、3時間も営業運転していた。
台車に亀裂が見つかり、国の運輸安全委員会が「重大インシデント」に認定。調査を開始。

ふ~ん、インシデントねぇ、アクシデントじゃないんだ、とじじぃは思いましたね。

で、早速新しい電子辞書の英語カタカナ辞典で検索。

インデントでは受け付けない。インスィデントでなければダメダ、という回答だった。
じじぃはこのスィの入力の仕方が分からない。結局、国語辞典が答えてくれた。

  インデント①【incident】
    出来事。事件。異変。  (この①って何だろう?)

なるほど、この場合「異変」でありましょう。
でも事故は事故。やっぱりアクシデントだよね。

ついでに国語辞典で検索。

  アクシデント【accident】
    事故。災難。不慮の出来事。

でありました。
う~む、微妙で何が何だか分からなくなってきた。

このほか国営放送では、電車の遅れ・故障・事故などを纏めてトラブルという。
で、また検索。

  トラブル【trouble】
    ①いざこざ。紛争。悶着。「が起きる」
    ②故障。「エンジンにが発生する」

故永六輔が、外国語が片仮名になったら日本語であり、発音はどうでもよろし。
と言っていたと記憶している。

インシデントが日本語だったとは知らなかった。

........それで。
今日の記事は何を書きたかったのか、よく分からなくなった。

まぁ要するに、片仮名をあまり使ってもらいたくない、ということです。
首切り・人員整理・馘首・解雇などをリストラに言い換えたら、反対する人がいなくなった。
交通機関にはインシデントもアクシデントもトラブルも、要らないこと。

それから、電子辞書の英語片仮名検索は、正確な発音を求めないで欲しい。

   
      朝日新聞12月16日朝刊、重大インシデントについての説明です▲

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捨てられないプリントゴッコ

2017-12-18 | 林住期



年賀状はパソコンで作っている。ソフトは「筆ぐるめ」
このソフト、英字の種類が矢鱈に多く、仮名や漢字の種類が少ない。
数年前には古印体を削除し、宋朝体は始めからない。

メールで頻繁に割引セールを案内するが、値引きより日本語字体を充実してもらいたい。
付属するイラストは不要ですな。

  

年賀状を出す数も、受け取る数もめっきり減ってきた。
もう止めようか、いやもう少し続けようか、と毎年末になると考える。

年賀葉書は買ったので、いまから作り始めれば年末が楽になる。
結局、あと数日で元旦というところで、今年もバタバタするのだろう。
人間だもの、考えるのも先延ばしするのも生きてる証拠。年末恒例の行事かな。

便利な道具だったけれど、プリントゴッコを捨てることにした。
使わなくなってから10年以上経つ。
 

仕舞ったままのプリントゴッコを天袋から下ろし、拡げてみた。
........ まだ十分に使える。

悩んだ挙句、来年まで保管しておくことにした。
誰が使うんだぃ?ケチ、という声がする。
                                                 ■□■□■□■   

正月を前にして、また訃報である。
「おめでとうございま~す」で親しまれた、太神楽曲芸師海老一染之助師匠83歳だ。
急性肺炎だったとか。肺炎の予防注射してますか? ご同輩。

お互いここまで来ると、年賀状どころじゃないよね。

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下り坂

2017-12-15 | 風に吹かれて

寒かったので、買い出しは徒歩で、山の向こうのスーパーに出かけた。

買物難民が住む団地内は上り坂が続き、山道は下り坂である。

西武鉄道が周囲の山を削り車両基地を造成した。その残土で谷を埋め、狭い山道を明るく広い道にしてくれた。

しばらくぶりに歩いてみると、木立は勢いをぶり増し辺りを暗くしていた。

猪が道を荒し、雨水が道を穿ち、石ころがごろごろしていて歩きにくい。

地面は乾かず滑りやすい。下り坂の方が危なっかしく、のんきに歩けない。

買い出しを済ませ、落葉を踏みしめ坂の上の団地に帰る買物難民に遇った。

山道は国道299号線に合流する。そこにはスーパーもドラッグストアも、猪が突っ込んだ百均もあるのだ。

暗く寒い山道を下りきると、西武の車両基地を跨ぐ陸橋があり、視野が広くなる。

日没が近い。帰り道はもと来た道でなく、物凄く遠回りになるけれど安全な道を飯能駅に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飯能駅からは、バスで帰ってきました。大旅行でした。

写真は12月3に撮りました。

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岸井さんの帽子

2017-12-14 | 重箱の隅

TBSテレビ、日曜朝の「サンデーモーニング」に出る岸井成格▲さんを贔屓にしている。
分かり易く、鋭く、政権に批判的。
岸井さんこそホンモノの政治記者だと思っている。

しかし最近の岸田さんはヘンだ。
発言内容が、ではなく帽子が全く似合わないのだ。
紳士があういう場所に、ああいう帽子を冠ったまま出てくるのは良くない。
もちろんネット世界ではボロクソ。

そこで調べたら、岸井さん、癌を治療していたんですね。
しばらく見なかったのは、干されていたのではなかった。たいへん失礼しました。


ゲッソリ痩せているのはその所為だとか。
おつむの外皮(外側ですよ)に副作用が現れたので、隠すために帽子を冠った由。

初めて帽子出演をした折りに、番組冒頭で司会の関口宏さんが説明したそうだ。
事情説明を聞いてないじじぃが、誤解したのは仕方がないでしょ。

ただ岸井さんに、あの中折帽は似合わない。
帽子に気付いてから、この番組を何度も視聴しているけれど、未だに似合わない。

TBSにも衣装担当がいるはずだ。岸井さんに似合う帽子を探してあげてね。

 

ついでに書いておきます。
古民家風の部屋の窓際に、黒松の小品盆栽が置いてある。

その盆栽の枝振りが盆栽界の約束を守らず、あまりにも不格好で品格がない。
仮にハリボテにしても、盆栽の基本を押さえておいて欲しい。
これは小道具担当への注文です。

なお、この部屋、同局日曜朝の「時事放談」でも使っている。
机は変えてあるが、小品盆栽は同じもの。
交換したほうがいいと思うよ。

時事放談は朝早い番組なので、最近は見ておらず、じじぃの勘違いならお赦しあれ
写真の小品盆栽は12年もの。小品盆栽用の苗で充分です

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ややこしい計算

2017-12-13 | 重箱の隅

やっと年賀葉書を買う気になり、郵便局へ。

1束50枚を先ず購入。
去年1年間、会わなかったのに「旧年中は大変お世話になりました」なんて嘘を書く人には、今年は出さないつもり。
全面、印刷だけで、添書きのない横着な人にも出さないつもり。
そうしていると、くれなくなった人にも出さないつもり。

人生の店じまい期、付き合いは先細り。

   
へぇ~、年賀葉書って値上げしてないんだ!!! 今年も52円のままだなんて、知ってましたか?

で、残りは、これまでの失敗作や余ったものなどと、手数料を払い交換するつもりだった。
ところがだ。古い年賀葉書を新しい年賀葉書には交換できない。知らなかった。
切手か普通葉書となら、手数料を払えば交換できる。

で、賢そうな窓口夫人の言われるままに、支払いをした。
その結果がこの「領収書」▼

 

あなた、これ分かります?
じじぃには分からない。頭がくらくらする。
結局108円払ったようだが、釣銭はシッカリ貰っただろうか。

この1年で、こういう計算がややこしくなった。
もともとややこしかったのかも。

    

   年賀状作りは、まだまだやる気になりませぬ。毎年同じだね。

   現在、葉書62円・年賀葉書52円(17年12月15日~18年1月7日限り)・定型封書82円です。

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銀行劣化にご用心

2017-12-12 | 重箱の隅

土曜日の夕方、メガ銀行駅前支店へ記帳しに行った。
ATM機は釦が多いので、記帳兼自動通帳繰越専用機に通帳を挿入。

しばらくして出て来た通帳は、インクが足りなかったのか、印字が酷く薄く、老眼鏡でも読めない。
わっ!!!タイヘンだぁ、命より大切な残高が消えている!!!

慌てて2台のATM機に入れると「新しい取引はありません」。
機械はごく薄い印字でも読み取るのだ。

早速、居合わせた老警備員に抗議。

  警・・あのぅ、私は2階でやってるセミナーの受付係でして、ここの行員じゃありません。
     そこにあるインタホンで連絡したらどうでしょうか。

  森・・むかっ。

そこでATM機に備え付けてある受話器で厳重抗議。
インタフォンに出た係員は沈着冷静に曰く。

  係・・あぁすいませんね、今日と明日は休業日です。
     明後日の月曜日9時から3時の間に、窓口に申し出て下さい。何とかするでしょう。

激怒しましたね、じじぃは。

  森・・あんたふざけんじゃないよ。この寒いのにわざわざ交通費使ってやって来たんだぜ。
     月曜日は日当と交通費を出してくれるのかっ。
     だいたいだなぁ、休業日前にインクをの残量を確認しておくのが銀行の仕事じゃないのか。
     それが出来ねえんだったら、ATMコーナーも閉めとけよ。
     あんたは裏にいて、舌でも出してんだろ。隠れてねぇで、こっちへ出てこいっ。

  係・・あのう、私、大阪のATMセンターにいるんですけど......。

じじぃは絶句。
でも、そこは亀の甲より歳の効。ああいえばこういう。

  森・・新幹線は動いてんだろ。直ぐ飛び乗ればいいじゃないかっ。大阪にいるのはあんたの勝手だっ。
     それにあんたは落ち着き払って、こんな事故はしょっちゅうあって慣れっ子なのかっ。
     行員ならメガ銀行を代表してハッキリ答えろ。
  
  
係・・私はATMセンターの職員でして、行員じゃありません。
     だから、営業日のご都合のいい時に窓口に行って頂ければと........。
     ご都合が悪ければ、これから私が言うとおりに釦を押してください。通帳はATM機がお預かりします。

  森・・なんだって? 振り込め詐欺みたいなことを言うじゃないか。
     誰がこんな機械に、大切な通帳を預けられるってんだ、このドアホ。

じじぃはATM機を蹴飛ばしたくなりましたね。
でもそれをやると、きっと監視カメラに撮影され、器物損壊犯になる。
交通費日当の要求は、恐喝罪かもしれない。

今の世の中、全てそうなってるので、ぐっとこらえて傍らの警備員氏に、

  森・・ねっ、これじゃあ老眼鏡をかけたって、読めないでしょ?

  警・・あぁ、はいはい、そうですね。

じじぃは単なるクレーマーではないつもりだ。
その証拠に「こんなに巨額な残高があるのでアル」と自慢したいキモチが無いわけではなかった。
しかし残念ながら残高が消えているのだった。イノチより大切な残高が。

  

左団扇だった銀行業界は、超低金利で生き残りに必死らしい。
行員数を削り、業務を外部委託し、インク代を節約し、不採算支店は閉鎖する方針だ。
血税で蘇った銀行業界は、巨額の献金を復活したとも聞いている。

インク代くらい、経営者の高額な給料を少し減らせば捻り出せることだ。
自民党に献金している銀行業界は自民党を通じて、超低金利を続行する日銀に、圧力を掛ければ経営改善できるはず。
安倍の犬・黒田総裁による超低金利は、僅かな年金と退職金残高で生きている、じじばばの小旅行を奪った。

合理化・省力化は結構なことだが、現場の行員は泣いている。経営者にとってはお気楽な時代になった。
人件費や必要経費を削れば、生産性が上がると考えるのは、近視眼のバカである。

銀行はますます劣化して、とんでもない事件や事故を引き起こすだろう。
さぁ、利用者は泣き寝入りしてないで、どしどし注文を付けようね。
そして労働組合は立ち上がれ。

【追記】月曜日の午前中、預金課長から電話あり。

  課・・すみませんでした。読めなかった部分を印字して、郵送します。

  森・・なんですって、これは我が国の経済に関わる重大問題だ.....(以下、大袈裟なので省略します)

  結局、女子行員が来訪し問題の通帳を預かり、新しい通帳に交換することを行内で検討することになった。

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