まだ寒かった3月から、一人で勝手に続けていた雑木山の片付け作業は、連休明けでお終いにした。
夕方になるとブヨの猛攻に遭うし、藪からは蛇やマダニや毒虫が出てくるかもしれないからね。
痣や引っ掻き傷が絶えないが、作業は単純である。
切り倒し、まだ生きている潅木の上に放り出してあった木々を解体し棒状にして等高線に沿って積み上げるだけだ。
2ヶ月と少しで、木々がごちゃごちゃに絡まって荒れ果てていた雑木林が、一応見られるようになった。
まだ手付かずの林の奥の方は既に葉が茂り、山道からは惨状が見えない。
何人かの団塊じじぃたちが派手に伐採作業をしていたが、森生が作業を始めてからは誰も現場に来なかった。
彼らにやんわりだけど意見をしたのが、どうも敬遠されたようだ。
この先、冬になれば木の葉が落ち、草が枯れ、やり残した作業がし易くなる。
その時には伐採と片付けに役割を分担し、団塊じじぃたちと一緒に作業をしたいものだ。
日没になり山を下りるとき、雑木林と周囲の山々が夕日に輝いた。わが町も捨てたもんじゃない。
この夕暮れの美観は、春先からの片付け作業のご褒美だと思った。
130531