林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

村上春樹の文化圏

2012-09-29 | 床屋放談

朝日新聞朝刊一面に、「村上春樹さんが日中韓文化交流への影響を憂う随筆を寄稿した」という記事があった。
ふむふむ、よほど内容が濃い随筆か、と思い3頁にある「魂の行き来する道筋」と題された全文を読んだ。

な~んだ、ばかばかしい、大した内容じゃありませんな。こんなものが一面トップ記事とはね。
一応「まとも」と思われている文化人や報道関係者の言い分と同じで、村上も要するに「冷静に冷静に」である。
だが譬えや修辞は巧く、世界的に人気がある村上らしい記述もある。

 この二十年の東アジア地域における最も喜ばしい達成の一つは、そこに固有の「文化圏」が形成されたことだ。

と表現は大仰だが、分かり易く「海賊版が減り、印税が正当に支払われるようになったとも書いている。

 自分が書いた本を中韓の人々が読んでくれるようになった。
 しかし今回の尖閣・竹島騒動が、折角達成された「文化圏」をも破壊してしまうことを恐れている。

実際、トヨタ車や日系スーパーが焼き討ちされただけではなく、書店からは日本人が書いた本が撤去されている。
村上春樹の本の売り上げも「文化圏」で、きっと大きく減少したに違いない。

村上春樹は、アメリカ政府と同じように「尖閣・竹島は日本領土である」とは書かずに中立的な姿勢である。
それどころか「ヒットラーのように騒ぎを煽る政治家や論客の意見に惑わされるな」とまで書いている。
毛沢東・江沢民・胡錦濤を差し置いて、ヒットラーを日本で持ち出すとはなぁ.......。

村上春樹の言っていることは多分、正論なのだろうと思う。
しかし日本人は無闇にいきり立つ中国政府と人民とは異なり冷静過ぎるほどであり、野田・藤村・玄葉の毅然毅然とは言いながら、おろおろとした態度発言を見聞きする度に、情けなくなるくらいだ。

だいたい日本国内で反中反韓デモがあったのか。
どこかで中韓関係の書籍を撤去したか。焼き討ち、略奪はあったのか。
少なくとも朝日新聞やNHKにそういう報道はない。

アメリカに住んでいる村上は知らないのかもしれないが、文化交流まで断ち切ったのは中国側なのだ。
冷静にならなければならないのは、中国共産党独裁政権と奴隷のように愚かな人民なのだ。
村上春樹くらいに顔の広い作家なら、同じ趣旨の文章を人民日報にも投稿したらいい。

同じ一面記事に、北京の書店から撤去されていた日本関連書籍が漫画以外はまた売場に戻り始め、村上春樹の「1Q84」を平積みにした、というあまり目立たない記事がある。
朝日は「その理由は不明」としているが、何事にも周到に差配して脅迫してくる中国政府のことだ。怒りはじめ、右傾しかけた日本人が反中で結集しないように、朝日ばかりか村上春樹にまで手を回したのかもしれない。

  朝日新聞の「冷静キャンペーン」に接するたびに、そう思う。
  紛争や戦争を決して望まないけれど、何かヘンだ、と思う。どうせ森生は「IQ」が低いからね。



 

 

 

 

 

 

 

 

              

領土問題が「国民感情」の領域に踏み込んでくると、それは往々にして出口のない危険な状況を出現させる。
それは安酒の酔いに似ている。後に残るのは頭痛だけだ。

流石に上手いことを言うね。
この言葉、カッカしてるあちら側にもゼヒ教えてやって下さいね、村上春樹さん。

今朝29日の朝日新聞土曜版は村上春樹の小説ランキングがある。
なるほど、朝日と村上春樹はそういう関係だったのかぁ。

120929


森口瑤子さま

2012-09-28 | 拍手

あらら、お珍しや森口瑤子さまだ。
森生は森口瑤子さまが大好きでです。いや、はひふへほの字であります。
(檀ふみさま、高島礼子さま、須藤理彩さまも、ですけどね)

国営放送の「日曜日術館」に一年間ご出演していた頃の楚々とした佇まい
黒いジョーゼットの薄物を羽織った、控え目ながら芯が通ったお姿に、溜息をつきました。
一流の美術品はもう結構、森口瑤子さまをもっと拝ませてくれ、と投書したかった。

その後やはり国営放送の連続時代ドラマ「お登勢」にご出演。
藩士の一人娘で、上昇志向が強い我儘娘をくっきりと演じた。
主役のお登勢・沢口靖子さんより魅力的だった。
(沢口靖子さんも以前は大根だったのに大熱演。滑稽味もあり、見直しました)

お気の毒ながらチマタの人気はいまいちのようであり、その後のご消息を聞かなかった。
でも芸能界でもみくちゃにされるよりも、天涯の花として崇めておきたかった。
数年前、珍しく朝日新聞に大きく載ったことがある。

  わたしは儚い印象を持たれているようですけれど
  女優という職業は男勝りの気丈さがないと勤まりませんね
  駆け出しの頃は スタッフから滅茶苦茶に罵られ 徹底的にしごかれました

それを読んだ時は、やいそのスタッフ出て来い、殴ってやるぞ、と思ったものです。

森口瑤子さまはあまりマスコミに出ない。
高倉健さんが「俳優は私生活をさらけ出すべきではない」と国営放送で強調していた。
森口瑤子さまは楚々として、それを実行されておられる。

 

朝日新聞に、優雅なお姿と、ありがたいお言葉が載りました▲
皆さん、滅多に出ない森口瑤子さまのことです。
ゼヒ読んであげて下さいまし。

生姜ジンジャエール、試してみま~す

スペイン語。.......この際始めようかな

お写真と記事は、朝日新聞土曜版「元気のひみつ」欄からです。

120928


秋思案

2012-09-27 | 林住期

蟷螂が秋を連れて来た。明け方、足が冷たくて目が覚め毛布をもう一枚重ねた。

陽が翳ると部屋が暗くなる。夕刊が読めないので簾を外した。
3年目になる草臥れた簾だけれど、裏側はまだ捨てたもんじゃない。でも、やはり捨てようかと悩んでる。

 

朝、便座の冷たさが衝撃的だった。ビックリして出すべきものが出なかった。

あんなに暑かったのに今年は暖冬とか。
9月中にスイッチ入れてもいいものか、思案中である。

 

高麗の里の彼岸花が、ようやく開花しました。

120927


ガンバレのこころだぁ

2012-09-26 | 拍手

       

40年前の1月から、TBSラジオで毎週5回放送し、この21日で10,355回にもなる「小沢昭一的こころ」が、読み手の小沢昭一さんの体調不良により一休みすることになった。

小沢さんはかって、野坂昭如さん、永六輔さんと共に中年御三家を自称し、中年を謳歌したものた。
その後、野坂さんは脳梗塞で倒れてリハビリ中であり、永さんには昔日の滑舌は惜しくも失われて久しい。
ひとり小沢さんだけが矍鑠としていたのに、まことに気がかりなことである。

いま小沢さんの最新刊である「ラジオのこころ」(文春新書)を読んでいる。
森生は日本の放浪芸をまとめた難しくて高価な本を除き、手頃な値段の小沢さんの本は大抵読んでるつもりだ。

この「ラジオのこころ」は、過去放送したものの中から10週分を選び出して本に纏めている。例えば.....。

   ・おじさんの秋葉原について考える

   ・大和撫子について考える

   ・人生のはじまり、おっぱいについて考える

   ・ぼちぼちお墓について考える

と、どれもが「考えている」のだが、深刻なものはなく、毎日あっちこっちに飛ぶ話題は、ちょっと色っぽく助平だったり、情けなく可笑しかったり、奥方に叱られて泣きだしたり、と面白可笑しいものばかりだ。

ただし、本にすると面白可笑しさがどうもイマイチなのね。
何冊かの文庫本になった「小沢昭一的こころ」も同じだ。本を読むより小沢さんの話芸を聞くほうがずっと面白い。
高貴高嶺者のこころを明るくしてくれる。

だから小沢さんにはしばらくの間ゆっくり休んで頂き、必ずマイクの前に戻ってきて下さいのこころだぁ。

今週は、過去放送分からケッサクを選んで再放送をしてます。
ケッサクは優に2~3年分はある。再放送で構わないから放送を続けて下さいね。

挿絵は山藤章二。「軟派にっぽんの100人」(スポーツニッポン刊)と「新イラスト紳士録」(文芸春秋刊)から。
2冊とも、お三方がアブラが乗り乗りの頃に出版された本です。

120926


また想定外

2012-09-25 | 床屋放談

日中国交正常化40周年公式記念式典を中国が断ってきたことに、首相周辺や外交関係者は驚き失望している由。
森生は「驚き失望した」ことに驚き呆れた。

記念式典中止が伝わると、首相周辺は「そこまでやるのか、さんざんな40周年だ」と嘆いた由。
先頃野田首相は「中国の対応は想定を超える」と感想を漏らしたが、野田もお粗末、取り巻きもお粗末。

ここまでこじれて国交正常化を祝おう、式典を契機に関係修復をしよう、なぞと甘く考える愚かさよ。
相手は日本がおろおろして打つ手が無いことを見透かし、多面的に、居丈高に脅しにかかっている真っ最中だ。
それに、間もなく倒れる政権の葬儀委員長なんぞを、誰が相手にするもんか。

野田は国連総会に出席するそうだ。
演説を予定しているが、尖閣竹島には触れずに原則論で終始するらしい。

廊下で、素気無い胡錦濤に、満面の笑みを浮かべて追い縋る情けない野田を、また見ることになるのだろう。

120925B


朝日新聞の愛国

2012-09-25 | 床屋放談

以上、朝日新聞に載った新右翼「一水会」顧問・鈴木邦男氏、衆院議員・亀井静香先生、「極右作家」・岩井志麻子さんたちのご意見を読んだ。
亀井先生と岩井さんには一部納得できないところがあるけれど、概ね賛成であり、領海に侵入するすボロ船など台風で沈んじゃえ、などと考えたことを些か反省したのだった。

ただ難点は、お三方の意見は今日只今をどうしたら良いかを語っておられない。
あーた、もうすぐそこまでテキは押しかけているんですよ。しかも国を挙げて組織的、計画的に揺さぶりをかけ、世界に向かってテマエらの言い分を喚いてるんですがね。

「まさか」と思うが噂では、朝日新聞が南京大虐殺や従軍慰安婦問題を焚きつけた、と言われている。
確かにこれまでの朝日は、矢鱈に中韓に理解があり、わが日本には厳しく、自虐史観に囚われているように見える。
スポーツ部記者以外は、「日の丸」が大嫌いなのは明白である。

最近の朝日は購読者に向かって、冷静に冷静にと繰り返すが、朝日に言われなくても日本人は冷静過ぎるくらいだ。TVでは在日中国大使館へも大人しい日の丸デモが押しかけているようだが、朝日は記事にしていない。
たまには北京とソウルで「冷静冷静冷静」と刷った号外でもばら撒いてみろ、って言いたい。

勘ぐれば朝日新聞に、「親中反日、非国民メ」、という抗議が殺到しているのではあるまいか。それで購読者の不満の鎮静化を図ってるのかも、と考えられる。
役に立つ記事もあるが、永年購読者のガス抜き記事もたまには載せないと、販売部数が更に落ちるかもね。

なお、愛国3意見同様に日本人の「沈静化」を目的にしたのかもしれないが、タメになる記事があった▼

  ①尖閣・竹島で、ヒトは何故熱くなるのか。
   「生物の本能としての縄張り意識」を生物進化論に基づく考察。
    .......... 9月19日(水)朝刊「文化」頁

  ②アジアではもともと国境線は曖昧だった。
   「静かに実効支配を進める」、「曖昧なままにしておこう」という二つの意見を紹介した「領土とナショナリズム」。
    .......... 9月12日(水)朝刊「耕論・オピニオン」頁

  ③日中これからの40年。
   「中国で最も有名な」加藤嘉一氏、「在日中国人フリーライター」唐辛子さん、「新浪微博」蒼井そらさんの意見。
    .......... 9月20日(木)朝刊「耕論・オピニオン」頁

お暇なら図書館へ行って、読んでおいて下さいね。

以上記事4本の挿絵は大村一彦「東京の戦争」(吉村昭著・ちくま文庫)挿絵から。
太陽印はちくま文庫のロゴマークです。

120925A


新右翼団体顧問の愛国

2012-09-24 | 先輩のお言葉

森生の政治的思想的(大袈裟だね)立ち位置は、時と場合により、上下左右どちらの極端へも簡単にぶれます。
だから数日前は、尖閣諸島に押しかける毒餃子のようなボロ船は台風で沈んでしまえ、と書いたようだ。

しかし19日の朝日新聞朝刊に載った「愛国」に関するお三方の意見を読み、概ね「そうだ、そのとおりだ」と思った。
以下、長くなるので記事を4本に分けて、それぞれの意見を掻い摘んでご紹介し、不肖森生の意見も述べます。

▼先ず新右翼団体「一水会」の鈴木邦男顧問(会の発起人であり会長だった)のご意見です。

自分は、時には暴力で左翼勢力と闘い、時には共闘しながら愛国者の資格を考えてきた。

外国人が母国に抱く愛国心を理解し、その上で日本を愛する。
日本だけが素晴しいという考えは思い上がった自国愛にすぎず、ただの排外主義であり、愛国からは最も遠い。

愛国は日本の欠点も失敗も認めた上で愛しいと思う心だ。
日本がアジア諸国に対して犯した失敗を認めず、良いところばかり愛するのは真の愛国心ではない。
心の痛みが伴わない愛国心は虚構にすぎない。

日本にも愛国を訴える政治家が多い。尖閣や竹島では戦争も辞さない勢いで国民を扇動する。
大局的に国益を考え、中韓を叩けと騒ぐ世論を抑えるのが政治家本来の役割だ。

愛国心とは家族への愛、故郷への愛、その延長線上に位置するものだ。
自分と国家を直接結びつけることは愛国ではない。

売国だ反日だと同胞を虐めたりせず、多様性、敵対性も全て含めて抱きしめる心が真の愛国心である。
日の丸掲揚や靖国参拝の回数では愛国を測れない。

「日本」を「中国」や「韓国」と言い換えて、カッカしている餃子キムチな人々に聞かせたいものですね。
また、腐りかけたキムチ大統領については。

竹島に上陸し天皇に謝罪を求めた李明博大統領は、兄弟が逮捕され、支持率は低迷。
任期僅かの今、愛国者と評価されて終わりたかったのだろうが、可哀相な人だ。
友好的な日韓関係を築き経済的により豊かにする方がよほど愛国的だ。

そうだった。哀れなヤツ、と思えばいいんだ。
ただ、ヤツは竹島への不法入国者であることを忘れないこと。退任後、日本に出稼ぎに来るかもしれない。その時は入国を認めないことだ。いや、あの国の通例として出国前に汚職で逮捕されるかもしれないが

鈴木邦男さんのご意見は、石原父子のように高い場所から見下ろしてものを言うところがない。
この方のお名前だけは知っていたが、「あれれ」と思うほど意外な、そして深く有難いご意見でありました。
一番右側もこういう方にお任せしておけば間違いはないと思った。

次は近頃、静かにしている亀井静香先生のご意見に続きます▼

120924A


静かな先生の愛国

2012-09-24 | 先輩のお言葉

 

▼亀井静香先生には賛成できないことが多々あるけれど、何故か嫌いじゃない。愛国については概ね同感です。

自分たちの郷土を素晴しいところにしてゆく努力を愛国と言う。
国を愛するということは誰もが持ってる感情で、いちいち騒ぐことじゃない。

当たり前のことが強調される時は、よこしまな意図がある場合が多い。
かって、愛国というある意味誰も抵抗できない言葉で正当化し、美化し人々を戦争に駆り立てた。
愛国がそういうふうに使われてきた面があることを忘れないことだ。

領土問題で隣国と先鋭的な対立が生じている今、政治家は、相手国がこれまた短絡的に愛国を振りかざして極端な対応をとらないように、現実的、具体的な解決策を地道に探る努力をすべきだ。

仲良くすることに勝る防衛はない。

しかしそんな政治家はいなくなったね。簡単な言葉で酔っていく時代だから。
威勢のいい事を言って一時の人気を得て、ダメになったらまた別の人が同じようなことを繰り返す。
まったく、賽の河原みたいなもんですよ。

静香先生の嘆きは深い。黄色い声で叫ぶ安部晋三クンや石原伸晃クンを当てこすっているのだろうか
先生の世代は戦争の体験がある。森生もまだ子どもだったけれど、戦中戦後の辛さや悲惨さは身に染みている。
だから晋三クンや伸晃クンは、猪口才でチャンチャラ可笑しいのである。

しかし以下のご意見は納得できませんね。

国が尖閣諸島を購入し、実効支配を明確にするとなった以上は、国に任せておけばいい。
何も愛国を持ち出して騒ぎ立てることはない。

何故納得できないかというと。
野田政権は「
緊張感を持って情報を収集し、慎重に分析する」が常套句で、分析した結果が、「平穏で安定的な維持管理の継続」しか対策はない。つまり「な~んもしない」、ということだ。

泥鰌は情報なんかろくに集めてないし、分析はおざなり。国有化さえすれば実効支配が強化されると考えている。
それに今度の夜郎自大な中国の脅迫行為を、なんと「想定を超えるもの」と腰を抜かしている。

警察官僚上がりで、昔、慎太郎閣下と晴嵐会を立上げ、タカ派として鳴らした亀井静香先生には今、この時、何をなすべきか、を答えて欲しかった。
議員会館の窓を閉めて浪花節を唸ったり、お得意な油絵を描いているヒマが今はあるのだから。

次は作家・岩井志麻子さんのご意見に続きます▼

120924B


「極右作家」の愛国

2012-09-24 | 先輩のお言葉

日本ホラー小説大賞や山本周五郎賞を受賞した小説家、岩井志麻子さん。

  竹島は日本の領土でしょうよ。

と当たり前の事を言った。

すると直ちに韓国の新聞に「極右作家」と書かれて、ビックリしている。
だが、携帯の着信音を「君が代」にし喧嘩を売ってるけど、周りは聞こえないフリとか。

旦那は29歳の韓国人。普段、岩井さんは東京に、旦那はソウルに住んでいる。

二人とも犬を飼っている。
旦那さんとこの犬の名前は「独島」。岩井さんちは「竹島」。(こういうの好きだなぁ)

でも、ソウルの家賃や餌代を出してるのは岩井さん。
東京の家の名義は当然岩井さんだし、光熱費ほか何から何まで岩井さん持ち。
なのに、チャンネル権など諸々の優先権は旦那にあるのだそうだ。

そういう肝っ玉作家・岩井志麻子さんのご意見です。

  こないだ、離婚したら犬はどうなるかみたいな話になった。
  アヤツを拾ったのは自分だし、面倒を見てるのも自分だからポクのものだ、と。

  冗談じゃない。
  私が本気で怒ってライフラインを止めたらアヤツはキムチが食えなくなる。
  路頭に迷うはずや。それなのに犬も家も実効支配、いや不法占拠しとる。

  でもそこで本気の喧嘩をしても始まらない。
  「竹島ちゃん」の領有権を争ってどうなるんか。

  腕白相撲で、力士が子どもを張り飛ばしても強いとは言わない。
  力が上の者が負けてやることが大切で格好いい。
  日韓関係は夫婦みたいなもんですわ。

  あなたの国は良い国ね、うちの国もよ、と言った方が母国の良さが相手に伝わる。
  それが真の愛国です。
  よその国を尊重する気持ちがない人は、愛国者を名乗っちゃいけんです。

えーっ!?  
竹島なんか当分ハングルさんに実効支配させとけ、っていうこと?
日本は力士みたいに強いってこと? 
~む、そうかなぁ。「真の愛国」については賛成だけどなぁ.........。

岩井さんみたいに肝っ玉が太ければいい。
森生は、1cmでも隣の物干し竿がうちの方に飛び出したら、もう夜も眠れなくなる。
貧乏性にはガマンできないご意見だ。

日韓は隣同士であり夫婦のようなものだそうだ。
だったらハングルさんと合併し「日韓合衆国」を作ればいい。
竹島・独島紛争は無くなるだろうね。

不肖森生は、韓国を合併してしまうのが一番いい解決策だと思う。
日本がサムスンに、実行支配されないうちにね。
 
(なんか物騒な話になってきたぞ)

次は明日の記事、「朝日新聞の愛国」に続きます。

120924C


佐川男子と男尻

2012-09-23 | うわごと

以前、イケメンなお坊さんが話題になってると聞いた。
いま、佐川男子が「ウチへ来てくれる王子さま」といわれて評判だとか。

韓流男優は実際に近寄ればキムチ臭いかもだし、韓語はンダバ・スミダ・ダバダバダヨゥなどと響きが汚く耳障りだ。
あちらは日本人を嫌ってるのだから、日本女子の愚熱が冷めたのなら喜ばしいこと
シアワセは青いシャツ着て、貴女のすぐそばにいたんですね。良かった良かった。

で、カッコイイ佐川急便の男子には、手作り弁当のプレゼントがシバシバだとか。
そういえばたまに猫額亭へ宅急便を届けてくれる男子もカッコイイ。
森生は鉢植えのカネのなる木をプレゼントした。.... いや、あれはペリカンおばさんだったかな?

佐川男子諸君はすべからくきびきびてきぱきしている。
シルバーシートで大股広げて居眠りしているアンちゃんより、ずっとずっと好もしい。
ニッポンはまだまだ捨てたもんじゃないと思ふ。

 佐川男子」 ボクたちが、お届けします

森生が就職して、初めて配属された職場は女子が多かった。
休憩時間中、何気に聞こえたお局さんたちのナマナマしい会話に、度肝を抜かれたことがある。
お局さんたち、普段から男子のお尻を観察・評価してたんですね。

  ウチの係長のお尻、ちょっと持ち上がってて、可愛いわね。

  あの部長のお尻、垂れててヤダわぁ。

  課長って、もっとぴったりしたズボンにすれば、お尻のまだガンバッテルいい線が出せるのにぃ。

  男のズボンって、股上が浅いほうがイカスわよねぇ。左右が分かるしさぁ。

森生のお尻? ........ ヒ・ミ・ツです。ふんっ

日本は少子高齢化社会を迎えた。
この先、佐川男子に代わって、「美爺」が話題にならないだろうか。例えば「be G.」とかいったりして。
そうなれば、
GGの励みにも生き甲斐にも........ならないよなぁ

人生に疲れてもあなたにはこの、坊さんがいる!! 美坊主図鑑

うーん、複雑。

120923


葬儀費用

2012-09-21 | 知ったかぶり

細かく考えたことが無かった。
葬儀費用は次の4項目に区分されるそうだ。

  ①祭壇・棺・人件費など葬儀そのものにかかる料金

  ②会館使用料や搬送車両費

  ③会葬者らの飲食代

  ④お布施など宗教費用

葬儀業者は①だけで「葬儀費用一式」などと、親族が亡くなっておろおろしている遺族に説明する。
しかし費用総額は②~④を加え、①の2倍前後になる。
結果、葬儀が済み、請求書を見て遺族はおたおたすることになる。

葬儀費用は下落し続けているそうだ。
日本消費者協会調べで、2003年の平均236.6万円が2010年は平均199.9万円と大きく減少した。
減少したといわれても、凡そ200万円もかかるとは! これではうかうか死ねませんな。

お互い、百近くになればお迎えは近い。逃げたくたって逃げられない。
遺言書作成を勧める人は多いけれど、葬儀についてはあまり意見する人がいないようだ。

森生は子どもの頃からお寺さんの内情について知っているので、豪勢な葬儀は如何なものかと思っている。
しかし世間体を大切にする人もまだ多いだろう。

今のうちに心積りと見積もりをしておいたほうがいいと思う。近いうちかもしれないからね。

   参考になるHPは以下のとおりです。

     ・イオン ・ユニクエスト・オンライン公益社

   なお、「葬儀は簡単でいい、戒名は無くてもいい」、としている無宗派住職のブログもお勧めです。

     ・坊主が吼える がくほう独り言

都営小平霊園に樹木葬墓地ができ、利用希望者が殺到。16倍の競争率になった由。
来年も募集するそうで、野次馬森生は散骨が希望だが、涼しくなったら見学に行くつもりです。乞うご期待。

なお姉は義兄を家族葬で送った。
墓は墓ビルにし、葬儀の後、田舎にあった墓地を引き払い遺骨を墓ビルにまとめた。
家族葬も、墓ビルの仕組みも、なかなかいいものでした。

120921


じじぃが預金を下ろす時

2012-09-20 | 重箱の隅

まとまった金が必要になり、駅前にある稲穂銀行へ行った。
何台ものATM装置を置いた一角に誰もいなかった。

「しめしめゆっくり操作できるわぃ」、とリュックをタッチパネルに置いて通帳を出そうとしたら、「そこに荷物を置いちゃダメ」という趣旨のお言葉だ。

      【荷物を置くな、と言うなら棚でも取り付けろ】

「はいはいどけりゃいいんだろ」、とリュックを背負いイザ操作しようとすると、なにやら細かい字で書いた同意要求書らしいものが表れる。あれ、読んだことがない。

      【同意を求めるなら、もっとデカイ文字で書け】

一応ボタン押しが済み、まとまった万札が出てきて、今度は「カネをさっさと受け取れ」と催促する。
5、6枚ならさっと取り出して、ぱっと見れば間違いないことが確認できるが、まとまったカネなんだよ。

      【機械操作速度を①早い②普通③遅いの3種類にして利用者に選ばせろ】

まとまったカネは本当に枚数があるかどうか、数えなければならない。
機械だから間違えないかといえば、機械が間違えて全国的に大メイワクをかけたことはご存知のとおり。

記帳を済ませ通帳をリュックに仕舞おうと、リュックをタッチパネルに下ろせば、またもや「どけろ」と言う。
癪に障るので預金を他行に移そうかとも思うが、閉めてしまったり、駅から遠かったり、経営が怪しかったりである。

銀行のカウンター奥の広い事務所には事務机が並んでいるが行員は殆どいない。
リストラしてしまったか、外出し営業に回っていて、「ATMの客なんか放っとけ」、ですな。

 

うちにも行員が稀にはやってきて、どっさりある普通預金を定期預金にするか国債を買ってくれ、と言う。
蚊の涙ほどの利息、国は潰れかかってるというのに、余計なお世話だ。あんた責任とれるか?

行員が文字どおりの粗品を持って来る都度、荷物の置き場所とATM機械の改良を意見する。
しかし「はいはい分かりました」、と言うだけで20年間実行していない。

そうしてるうちに、命より大切な預金はどんどん減ってきている。

120920


国会議員に心のケア!

2012-09-19 | 床屋放談

中川防災担当大臣には、もうビックリである。

松下郵政民営化金融担当大臣が首吊り自殺したのを受けて、国会議員にも心のケアが必要だから、国会内に精神科医を配置するように、と衆参両院議長に申し入れたそうだ。

いやはや、民主党はここまで劣化してるのか、と呆れかえりましたよ。

松下大臣が自殺したきっかけは、週間新潮に愛人をバラされたからではないかい?
それにまあこの多事多難な時期に、国会議員にまで心のケアとはなぁ。

そんなヤワなヤツが、民主党には大臣だけでも二人もいたんですなぁ。
他に、精神科医に診察してもらいたい鳩もいるけどね。

中国が嵩にかかって攻め立てるわけだわ。

120919B


山を越えて

2012-09-19 | 林住期


今朝、一回目の血圧は上172、下95。新記録なので何度も測り直したが殆ど下がらなかった。

高血圧は最近の酷い暑さによる運動不足が原因の一つと考えられる。
もう一つはよく効くとされるレザルタスの副作用が歯茎に表れて、オルメテックスに変えた所為があるかもしれない。
百近くまで使い続けた血管に、いろいろ欠陥があるのは止むをえまい。

  銀行へ行き、命より大切な預金から大金を下ろしてこなければならなくなった。
  この際一挙に運動不足を解消すべく
炎天下に歩いて山を越え、飯能駅前にある銀行へ行くことにした。

  登山口までの団地内が登り坂で、山に入れば下り坂である。
  幾つかある山道でいちばん楽で、うっかり横断中の蛇を跨がずに済む山道を選んだのである。

     すれ違いに登ってくる人は、途中、僅か二人。それもじじぃばかりだった。
     お互い、熱中症で昇天するなら、長患いして結局おさらばするより楽だもんな。

     小一時間かけて飯能の街に入った。通りには人がいなかった。

       久し振りの山越えは、カラダに相当堪えたようで、とりあえずに過ぎないが体重は2k減った。
       
しかし血圧は高水準のままである。
       特に目標がないこの頃。血圧を上下とも20は下げる、という個人的数値目標を掲げるのも悪くない。


120919A


ベートーヴェンづくし

2012-09-18 | 歌の翼に

 

近所の友だちを誘っても、全員に断られた。ふんっ、野暮天めが。
それで先日の写真展で、ん十年ぶりに会った先輩に話したら、喜んで来てくれた。
もう一人の先輩は、時々、いい蕎麦屋に連れて行ってくれるいい先輩である。

東京国際大学吹奏楽団による演奏会はベートーヴェン特集だった。
実はベートーヴェンは深刻で苦手だが、壮麗な所沢MUSEにある巨大なアークホールは、猫額亭より涼しいだろうと思い、行くことにしたのである。

演奏曲目は、以下のとおりだった

         エグモント序曲Op.84

         ロマンス第2番ヘ長調Op.50

         交響曲第4番へ長調Op.68「田園」 

               第1楽章「田舎に到着したときの晴れやかな気分」

               第2楽章「小川のほとりの情景」 

               第3楽章「農民たちの楽しい集い」 第4楽章「雷雨、嵐」

               第5楽章「牧人の歌-嵐の後の喜ばしく感謝に満ちた気分」

                                              

聴いてみると、エグモント序曲もロマンスもどこかで何度も聞いたことがあり、旋律は口ずさめる。
へ~そうだったのか、ベートーヴェンも結構いいじゃないか、と見直した。

ただロマンスは、素人の耳にはヴァイオリン独奏が出だしから数分間、音程を外しそうではらはらした。
国立音大出のプロ奏者なので、多分森生の耳に垢が溜まっていたのだろう。

田園はベートーヴェンとしては例外的に、何度も気を入れて聴いたことがある。
学生による吹奏楽団は、3回、誰かが奇音怪音機械音を発したけれど、なかなか見事な演奏だった。

この曲を解説付きで初めて聴いたのは高校時代の視聴覚教室だった。

まだ発売されたばかりのハイファイ再生装置を物理の先生が手作りし、音楽の先生が当時は珍しかったLPレコードを解説しながら聴かせてくれたのである。
教室の小窓から見えた、麦畑の先にこんもりと茂る、夕日に輝く烏森をありありと思い出した。

やってきてくれた先輩は、二人ともウンチクが煩くならない程度にクラシック音楽が好きだった。
二人も大学生吹奏楽団によるクラシック音楽に、満足してくれたようである。決して口に出して褒めはしないが、悪ければ遠慮会釈もなく不満を言う二人である。

二人は東京郊外の隣街に住みながら、ん・ん十年間も交流がなかった由。
しかし今日、信玄で蕎麦を食い、馬車道でお茶をし、アークホールで演奏を聴き、航空公園駅まで歩いて、西武電車で帰って行った。二人は仲良しになれそうである。

演奏中、久し振りに雨が降ったようだ。
欅並木は雨に濡れて蒸し暑さが増したが、いい一日だった。

 

あ、そうそう、B・サックス君へ。
招待券をありがとう。

なお、アンコールは必ずやって、勇壮な行進曲で締めて下さいね。
じじぃたち、もっと元気が出たと思うよ。

挿絵は安野光雅「絵葉書集」と、いわさきちひろ「ヨーロッパの旅」(岩崎書店刊)より。

120918