林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

洗濯物を畳む

2017-05-31 | 林住期

気温と共に、湿度も高くなってきた。
夜、風呂から上がって干しておいたタオルが、朝になってもまだ乾いていない。

洗濯は嫌いではなかった。
汚れものを大量に溜め、まとめてどっと洗濯する人が多いようだが、じじぃは小まめに洗濯をしている。
洗濯そのものは洗濯機がやってくれるので、大量でも苦にはならない。

しかし加齢と共に幼時化が進行し、干したり畳んだり、同じ作業を長時間続けるのが苦痛になってきた。
忍耐力がなくなり、飽きっぽくなったんですかね。

洗濯という一連の作業の中で、いちばん厄介なのは、乾いた洗濯物を畳んで収納する作業だと思う。
シャツ類はハンガーに掛けたまま、押入に差し渡した鉄棒に吊るすので問題はない。
問題はズボンを含むパンツ類だ。これがめんどくさいこと甚だしい。

.....と、長生きはするもんですなぁ。
洗濯物自動折り畳み機が世界初、日本で発売された。現在、予約を受付中です。

初公開された市販機は、大型冷蔵庫ほどの家具調の機械だ。
この機械は、投入された衣類を内蔵カメラと人口知能が判別し、ロボットアームが折り畳む。

その他、誰のものかを仕分けし、着用頻度も分かり、予定価格はななななんと185万円だとか。

いやはや参ったね。
1万8500円位なら申し込みたいが、そこまで下がるにはあと何年かかるやら。

暑くなると汗をかく。汗をかけば洗濯物が増えてしまう。
乾いた洗濯物は籠か何かに、皺くちゃのまま突っ込んでおくのがいいかもね。

この洗濯物自動折り畳み機の名前は「ランドロイド」です。
この機械を紹介するHPには動画がありますので、お暇ならこちらをポチッと押してください。
やけにリッパなので、目的の動画に辿り着くには、根気と忍耐が必要ですが。

170531

 


 


ゆっくりのんびり

2017-05-30 | 林住期

昨日は物凄く熱い日だった。
今日もまた、熱い。

じじぃはお尋ね者のように、日陰から日陰へと移動する。

熱い空気に日本列島が包まれたから熱くなった、などと分かり切った解説をする気象予報士だけは、嬉しそうだ。
こう早くから真夏が来たら、本来の真夏は極夏とでもいうのだろうか。

更に熱くなるこれからは、ゆっくりのんびりだらだらとゆくつもりだ。

ゲートボール場に、じじばばはいない。

170530


ふるさと納税ですが

2017-05-29 | 先輩のお言葉

土曜日曜と二日続きの走り梅雨だった。
肌寒く、気分はすっかり鬱になり、ぼーっとしていた。
月曜の今日は、目が眩む殺人光線に、温度計は沸騰し、やはりぼーっとしている。
ブログネタを探そうと、土曜日の朝日の夕刊を、ぼーっと見ていたらあった!

最近何かと話題の「ふるさと納税」について、ピエール瀧さんのご意見です▼

  

如何ですか? のほほんとしていて鋭く、可笑しみのあるピエール・瀧さんですね。
自分の税金で、奇祭を豪華にしたり、田舎町をビバリーヒルズのような町にする。
なんて、スバラシイ発想力だ。

じじぃもこういうアタマを持ち、こういう文章を書きたい。

ところが今日は、突然の猛暑。アタマもカラダもぼーっとしてきた。
こういう日に、林住記を書いたってろくなことはない。

  横書きのブログに縦書きは似合わない。
  しかもパソコンが指示どおりに働かず、活字が大きくならない。
  この林住記よりタメになるので、是非、お読みくださいね。

  ぼーっ................。

  さくらんぼ(佐藤錦)は、山形県中山町の返礼品です(ふるさと納税サイトから)。

  170529


セレモニーホール見学

2017-05-26 | 重箱の隅

うなり君に誘われ、狭山市にあるセレモニーホールを見学した。
見学会はうなり君が加入している互助会が主催した「施設見学会並びに講演及び食事会」という大層なもの。
セレモニーホールとは葬儀会場のことで、互助会が直営している。

森生は葬式もお墓も要らないが、葬儀会場をじっくり見たことはないし、松花堂弁当が出ると聞いたので行くことにした。

  

施設見学は10人ずつ5班に分かれて、葬式コーディネーターが付き添い、詳しく説明してくれた。
式場・食堂・遺体安置室・遺体冷蔵保管室・定員10人の宿泊室など、すべてが明るく清潔で趣味がいい。
互助会会員なら、葬儀費用が大幅割引になるようだ。

講演は浄土真宗の本物の住職が、面白おかしく脱線に次ぐ脱線。
最後をお釈迦さまのお言葉「不平不満の原因は自分の心の持ちようにある」で締めくくったのは流石である。

   

最近、家族葬が多い。葬儀をせず直接火葬場に遺体を移送し火葬にする直葬もあるそうだ。
セレモニーホールとしては由々しき問題で、何とかしなくてはならない。

そこで対策として、別途、結婚式場ビジネスを始めたそうで、セレモニーホールの説明の合間に、結婚式場の説明が多かった。
だが参加者はすべてばばじじ。費用は親や祖父母が負担するとしても、式場選びは若いカップルのはず。
葬式場を見に来たじじばばに、結婚式場の宣伝は、マーケティングとして如何なものか。

それに松結婚式場の厨房で用意したという松花堂弁当は、視覚的には合格でも味が頂けない。
結婚式場の板長氏はもっと勉強しないと、逆効果になると思う。

  

設備は立派。職員は良く訓練されていて好感が持てる。見学会の運営は松花堂弁当を除き、完璧だった。
しかも解散する際、焼菓子や話題のエンディングノートなどのお土産を下さった。
これを機に、具体的に終活をはじめなくては、と思った。


このセレモニーホールについて、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

170526


裏長屋騒動記

2017-05-25 | 拍手

映画の山田洋次監督が脚本を書いた「裏長屋騒動記」を観に行った。
劇場は正倉院のような威風堂々の国立劇場。抽選で当たった招待券なので、天井が近い3階最後列で舞台を見下ろした。
今までに出かけた明治座や新橋演舞場は、花道が全く見えなかったが、流石国立、花道の半分が見えた。

舞台が遠いため、役者の表情は全く見えない。隣の女性は望遠鏡で観ていた。なるほどね。
だが、声はよく通り、台詞はばっちり。前進座の役者は、前回、新橋演舞場で見た松竹新喜劇よりずっといい。

映画「男はつらいよの」主題歌が三味線伴奏で突然歌われたり、新作映画「家族はつらいよ」が入り込んだりする。
ドタバタ場面でも動きにイヤミや臭さはなく、素直に爆笑できた。

古典落語の「らくだ」と「井戸の茶碗」を下敷きにした脚本と演出と役者が良かったためだ。
そしてたった一人で、裏長屋の騒動を演じる古典落語家の偉大さを感じた。

ただ、敢えて注文をつければ、裏長屋の騒動なのでうらぶれていて、見た目がミジメ。
せめて最後の場面では、絢爛豪華な嫁入り行列を見せてもらいたかった。

   

    招待券は朝のラジオ体操で親しくなったおじぃさんがくれたもの。
    午後から深夜まで、一緒に行動したこのおじぃさんの大物ぶりも楽しかった。
    また、招待券を当てて、誘ってね。

    くぎ抜き柄の手ぬぐいのお求めはこちらから。

    170525


薔薇は嵐山、最後のドライブ

2017-05-24 | 拍手

昨日は、鳩山町でじいさんを拾い、嵐山町に住む薔薇自慢の友だちの家へ行った。
このところ出ずっぱりで家の中が片付かないし、自分の車での遠出は気が重かったけれど、妙な成り行きでそうなってしまった。

将軍沢の田園地帯を走り、木漏れ日の笛吹峠を越え、都幾川を渡る、国立婦人教育会館への道は、初めて通る林道だ。
頼りにした鳩山じぃは、お膝元の道なのに全くの方角音痴。爽快というより不安なドライブだった。

薔薇じぃの団地は20年前の地図では分かり難い。広大な婦人教育会館のガラガラな駐車場で電話し、迎えに来てもらった。

7、8年ぶりに訪れた広い芝生の庭は、見事な薔薇園に改造し、百花繚乱の華やかさ。
薔薇園の真ん中に常設したテントの下で、友だちが手打ちした胡桃蕎麦と3種類の天麩羅を頂いた。
この人、若い頃から相当な凝り性。最近の薔薇と蕎麦と天麩羅への集中は脱帽ものだ。

それにしても暑い日だった。テントの下でも吹く風が熱い。鳩山・嵐山地区は熊谷市にも負けない埼玉県の熱帯地域である。
奥さんの勧めで、エアコンを点けた室内に移動。

綺麗にしつらえた洋間で、4度目の吃驚があった。
奥さまは魔女のように、見事な粘土細工を拵え、ダーリンを盛り立てている。

薔薇やカラーなど、洋花の迫真性に先ず吃驚。次に西洋館などメルヘンチックな置物に驚嘆。
団地の住人が大勢訪れるのは、見るものが多く、麻雀や手打ち蕎麦など、心尽くしのおもてなしがあるからだと思った。
夫婦揃った見事な後期高齢期に、勝手気儘な森生じぃは大分反省。

4人の愉しい3時間が過ぎた。

方向音痴じぃを鳩山まで送り、団地内の西友でスポーツドリンクを大量に買い入れ、猫額亭に着いたら往復63kmも走っていた。
右目が不自由になってから、久し振りの遠出になった。

                    終わってみれば薔薇園は当然に、比企丘陵のドライブも、大いに愉しかった。
                    でも、自分が運転する車での遠出は、これを最後にしたい。

 

デジカメを持って行ったけど、数枚撮ったら電池切れだ。
だから写真は「東沢バラ園」「クレイフラワーの作り方」「Peace mom」さまからお借りしました。
彩り豊富な薔薇の品種名は、薔薇じぃ自慢の「リオ・サンバ」です。
花の色が七変化するそうで。

170524


杉並好き

2017-05-23 | 林住期

昨日の阿佐ヶ谷行きは、いま、杉並区役所で開催されている写真展を見るためだった。

会社で同期だった友だちが、作品を出品しているグループの名前は「私の好きな杉並を撮る会」だ。
杉並区に住んでいたり、ゆかりがあった人たちが、杉並区内の風景を撮影している会である。
展示中の作品は玉石混交だが、誰もが写真を愉しんでいる感じが伝わってくる。

昼飯時になった。
区役所のそば、毎年利用している蕎麦屋の「道心」は生憎満席。
代りに近くの中華食堂「泰山」へ。味噌らーめん餃子4個セット750円は見つけものだった。

その後、パール通りのセルフサービスの喫茶店へ。
パール通りは朝から人通りが多く、立ち並ぶ商店はどこも繁盛しているようで、好きな商店街である。

    

ここで、写真展で落合い、昼食を一緒にした先輩から、エルメス日本導入の経緯を拝聴。
併せて先輩推薦の中公文庫コミック版「エルメスの道」をお借りした。
漫画ながら、先輩が知らないことが沢山載っている由。
パラパラっと見たところでは絵が上手い。

この文庫本はエルメス本社が企画し、中央公論社が製作した漫画で、エルメス本社が出来映えを絶賛したそうだ。
先輩も「漫画を軽く見ていたのは間違いだった」そうで、「エルメス紹介本の中ではピカイチだ」とか。

実は写真展のあと新宿へ出て、カメラ店巡りをするつもりだった。
しかし昨日も物凄い暑さ。結局、喫茶店に付き合ったことは正解だった。

写真は杉並区の善福寺公園。東京都公園協会さまの「公園へ行こう!」から拝借しました。
展示中の作品には、この公園を写したものが多かった。

「私の好きな杉並」写真展の会期は5月26日までです。

170523


猛暑

2017-05-22 | 林住期

真夏の太陽が肌を刺し、日向に出られるものではなかった。
12時、室内の温度計は30度を越し、湿度は39%。

疲労が溜まっている。
その証拠に、ここ3、4年、異常がなかった歯茎が腫れてきて、鈍い痛みがある。
このところ忙しかったので、こういう暑い日は完全休養にしよう。

と、昨日は何もせず、何処にも行かず、古い新聞を見たりしながら、ぼんやりしていた。

今日も暑くなりそうだが、これから阿佐ヶ谷へ出かけなくてはならない。
親しくしている人たちが集まり、友だちの写真展を見て、近くの美味い蕎麦屋で昼食をするために。

歯茎の腫れは退いたが、まだ痛む。
でも、蕎麦なら大丈夫だ。

170522


ご立派なお相手

2017-05-19 | うわごと

秋篠宮家のご長女、眞子内親王さまのご婚約が内定した。
おめでとうございます。

不条理なことや、どんよりした日が多い昨今、じじぃは嬉しく思いますです。

さて、問題は眞子さまのお相手だ。
マスコミによると、お人柄は非の打ちどころがないようだ。曰く、

 ・礼儀正しくいつも笑顔を絶やさない。  
  サングラスと白いシャツを自然に着こなし、男女共に好かれるタイプ。

 ・周りを盛り上げるムードメーカーで、王子さまのようなステキな男性。

 ・幼時はバイオリン教室に通った。
  その後インターナショナルスクールを経て、ICUに進学し、英語が堪能。

 ・三菱東京UFJ銀行から法律事務所に転じ、国際弁護士を目指す。

うーむ、どれもこれも面白くないね。ちょっと詐欺師のように感じます。
あの90度の最敬礼は、既に皇族のようで、ちっとも爽やかじゃない。

若いのに出来過ぎで、まるで殺人事件の被害者のような褒められ方だ。
上々の方の
ことながらじじぃは不愉快だ。
ましてや、

 ・湘南江の島 海の王子に選ばれた。

だとさ。ふんっ。
これでは、めでたさも嬉しさも、中くらいに半減しますな。

 

そこで、四捨五入すれば百年も生きてきたじじぃから、眞子さまにひとこと。

 ・恋愛は美しい誤解。
  結婚は惨憺たる理解。

といわておりますです。
お相手にご油断あそばされませぬやうに、ね。

  いい歳をしてじじぃには、ご立派なお相手に対する嫉妬心があるのかもしれない。
  まだ先が長いお相手を、歯の浮く様な美辞麗句で理想化しないでほしい。
  というマスコミへの注文ですからね。

  島は沖合から見た、江の島の裏側です。こちらからいろいろな裏側をご覧になれます。
  木香茨(もっこうばら)は眞子内親王さまの「お印(しるし)」です。

  170519


エンゲル係数

2017-05-18 | うわごと

日本経済の成長に伴い暮らしが豊かになり、下がり続けていたエンゲル係数だが、昨年30年ぶりの高水準になったとか。
昨年度の全国平均は25.8%になった、という次第であります。


エンゲル係数とは、家計の消費支出に占める飲食費の割合で、%で表わす。
この%が高いと貧しく惨めな生活で、低いと豊かで文化的な生活、というわけであります。
と中学か高校で教わったような気がするが、あやふやなのでネットで調べると、エンゲル係数の計算式は、

   エンゲル係数=食費÷消費支出×100

です。なお消費支出は、総支出から税金・保険料・借金返済・預金などを差し引きます。

ふむふむ、それではウチのエンゲル係数はいかほどか。
と昨年の家計簿から計算して見たら、ガガーン!

    45.3

だわぃ!!! 参ったなぁ、もぅ。
でも間違いではないはずだ。電卓は正確に動き、何回計算しても同じ数値が出る。
現実は直視しなければなるまい.........。

そういえばゴルフは止め、旅行はせず、美味いものは食わず、ぱりっとした背広や新しいCDなんか買ったことがない。
嗚呼、森生じじぃの晩年は、ただひたすら食い、ささやかに納税するために生きているのだった。

読売新聞に拠ると、安倍晋三自民党総裁は、教育費の無償化を抱き合わせにし、オリンピックまでに憲法を改正するそうだ。
だったらわれら末期高齢者の、交通費や入歯や老眼鏡を無償化しして欲しいものだ。エンゲル係数が上がるとしても。

がんばれ自民党。お願いします、安倍晋三総統閣下。

この記事を書くにあたり、NHK NEWS WEBさまと、All Aboutさまほかを参考にしました。
しかし森生じじぃの灰色の脳細胞は、誤解・曲解しているおそれがあります。
ご同輩も一読され、お宅のエンゲル係数を把握して下さい。

170518


班長会議

2017-05-17 | お節介

これで2回目になる班長会議が開かれた。

議長は班長を束ねる地区長が務めるはずだが、何故かご本人は欠席。
夫人が一生懸命だがたどたどしく代行。

われわれ班長席には、どういうわけか、見慣れたポンポコじぃさんがいた。
じぃさんは本部役員という肩書だった。

地区長夫人は、4月始めの回覧アンケートで集めた困り事への自治会回答を朗読。
防災放送・街路樹・街灯・歩行喫煙など、相も変わらぬ永遠の困りごと。
自治会の対応は、いずれも「検討中」だった。

比較的若い班長から、興味深い提案があった。

  自分の班は会員が僅か5軒のため、5年毎に班長をやらなければならない。
  多い所は20軒もあり、不公平だ。
  高齢者世帯にとって自治会は負担が多いので、退会するお宅が増えそうだ。
  自治会本部は、班編成を見直してほしい。

これに対し、ポンポコじいさんが、自治会本部として回答。

  班の編成変えは難しい問題だから、現場で話し合って結論を出して下さい。
  自治会本部はその結論を受け入れます。

じぃさんは13年間も本部役員をやってるのに、団地の高齢化は眼中にないらしい。
また、高齢者は班長を免除される規則があるそうだが、高齢者は何歳からかを知らなかった。

森生はもうすぐ80歳なので、間違いなく高齢者だろう。
しかし既に会議が3回、回覧3回、大掃除1回を務めた。
れは4月始めから5月半ばまでの、班長としての負担である。

困りごとに関し、ぽんぽこじぃさんは困り事に関して、びっくりな話をした。

わが日高市は市内の各自治会からの請願や提案を、年間3件に制限している。
わが坂の上買物難民団地は2200世帯あり、市内最大規模だ。
農村地区には20数世帯の自治会もあるとか。

  2200軒で3件 20数軒でも3件!!

これは、衆参院選挙における一票の格差以上の不公平だが、10数年前から改めない。
市役所は団地住民を余所者として敬遠し、差別している感じがする。

しかしポンポコじぃさんは、

  キマリはキマリだから仕方がない。

とケロリ。

あ~あ、
すっかり馬鹿馬鹿しくなったよ。ふぅ。

写真は歩道の舗装を壊し、駐車場に侵入した街路樹(ニセアカシア)のひこ生え。
そして増えている空き家の庭先です。
なお森生は自治会費以外の寄付金の類は、
一切出さないつもりです。

170517


大声で思い出

2017-05-16 | 林住期

池袋西口にある和食の「えん」は、素晴らしい会場だった。
出された料理は、固い固い固い丸ごと牛蒡を除きどれも美味しく美しく、分量はややもの足りない適切さだった。
昔の池袋駅西口に、こんなに洗練された店はなかったはずだ。

この会場を探し出した幹事くんを、褒めてあげたい。

一方、集まったわれわれOBGは、いささか行儀が悪かった。
とにかく声がデカイんですね。まるで大陸からやってきて店を占拠した感じだった。

目の前のおばばと話しているのに、声が聞こえない。だからこっちも大声になるから、周りも大声になる悪循環。

  がやがやわいわいがやがやわいわい・・・・・・・・・

会話の内容は、欠席した旧友の噂話か、昔、職場で発生した大事件の真相とか、病気自慢ばかり。
どうでもいい話なのに、とにかく声がデカかく、概ね元気なじじばばだった。

宴がお開きになる時に、幹事くんが来年の予定を発表した。
忘れないように、来年の今月今日の日、同じ場所で開催するつもりとか。

酸素ボンベをお供に連れて来た人、掘り炬燵式座席から立ち上がれない同い年も来ていたのだ。
お互い八十路前後。来年のことなんか覚えられないし、生きてるかなぁ。

写真はどれもイメージです。

170516


母の日の歌

2017-05-15 | 歌の翼に

きのうは母の日だった。
毎年、母の日前後に思い出し、聴く歌がある。
それは、

    ♪ わが母の教えたまいし歌

である。

ドボルザークが作曲したこの歌を初めて聴き、心打たれたのは今から半世紀も前だった。
LPレコードでは、スペインのソプラノ歌手ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘルスが、ドイツ語で歌っていた。

亡くなった母から、歌を教わった記憶はない。母が歌うのを聞いたこともない。
それでもこの歌を聴くと、当時、歌う余裕なぞなかった母を思い出す。

曲はジプシーの旋律が入っているそうで、愁いを含み美しい。
そして歌詞はごく短く、深い。

Youtubeでは多くの歌手が歌っておりますが、50年前、初めて聴いて感動させられたのは、アンヘルスの歌でした。
歌詞の日本語訳はこちらをご覧ください。

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池袋駅西口

2017-05-12 | 風に吹かれて

久しぶりに訪れた池袋駅西口は、見違えるほど瀟洒な街になっていて、迷子になってしまった。
昔は魔界じみた雰囲気があり、真面目な森生青年が、決して足を踏み入れない街だった。

一寸見には銀座のようになったが、池袋にはまだ空がある。そこここに埼玉県の匂いがが漂っている。
それは欠点ではなく、むしろ居心地の良さをが感じられる。

巨大施設「東京芸術劇場」▼。ここのトイレは、池袋でいちばん清潔で、いつも空いていた。
以前、個室で長考中、誰かに消灯され、真っ暗闇で坐り往生したことがある。今日は休館のため使えなかった。

異風堂々の「豊島都税事務所」▼。不気味に洒落ていると思いませんか?
芸術劇場に対面し、池袋西口の1等地に鎮座している。民業を邪魔してると思うよ。

地下鉄3番出口で待ち合わせ、うち揃って近くの和食堂に集まる約束をしていた。
しかし、その3番出口が見つからないのね。
埼玉県から西武電車でやって来たじじぃは、大いに焦った。

西口公園で、たった一人でパフォーマンス中の娘さん▼。
彼女も埼玉県民だろうか。零細ブロガーとしては、身につまされますな。

正午から、昔の会社仲間のOBG会がある。
じじばばはたちはこの1年で、どう経年変化しただろうか。早く会いたかった。

 

OBG(オールドババァ・ジジィ)会のご報告は、別にしますね。

170512


盆栽教室で桜になった

2017-05-11 | お節介

自治会が主催する老人サロン。5月は盆栽教室だ。

講師は住民の若いおじぃさん。生徒は僅か4人だったようだ。
団地で有名な90歳近いお婆さんがいた。

参加者が少なくては講師に失礼になる。
文化厚生部部長と副部長、事務局員、森生などお茶汲み爺が、桜として加わった。
森生以外は全くの盆栽初心者だった。

講師による小品雑木盆栽の仕立て方は、巧みで分かり易かった。
苗木に針金を絡ませて模様を付ける技術は、森生にもなるほどもの。
初心者たちは実技指導を結構楽しんでいた。

しかし、皐月盆栽を庭に移植したばかりの森生には、猫に小判の講義だ。

   

お茶汲み爺としての出番はなかった。
今回から、湯沸しや茶わん洗いの手間を省くために、ペットボトル茶にしたのである。
だから仕事は、折畳机と椅子若干数を倉庫から出し入れし、雨で移動し、桜になるだけ。

このあと、包括支援センターとかのお姐さんが、ロコモティブ体操を指導してくれる。
生徒のおじじたち2人は、ここで帰ってしまった。

森生も誘われたが、おばばに囲まれてやるロコモ体操ほど、きまりが悪いものはない。
結局、定刻前に自治会館を後に。

お土産のペットボトルを飲むには寒く、なんだか拍子抜けした一日だった。

文化厚生部長は、自作時事川柳100句集を、前月のように下さいました。
まだ読んでないけど、有難うございました。

170511