林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

10年先

2011-07-31 | 拍手

               

 1日目、電球をLED電球に取り換えた。
 10年。3653日。
 僕とLED電球の日々は、はじまった。

東芝の贅沢な新聞広告はこの、たった3行の文言で始まる。
全15段を買い占めて、1頁目は電球交換する僕の影だけが明るく暗闇に浮かんでいる。

続く2、3頁は、見開き全部に夜の集合住宅の明るい窓の写真を120ヶ月の暦にして並べ、吃驚させられる。
そして、紙面の下に一行、

 9日目、彼女と出会う。(中略) 438日目、結婚する。(中略) 3653日目、LED電球を新しいLEDに取り換える。

とあり、4頁目には「僕」向けの歯の浮くような口惜しい何行かがあり、最後に、

 今日換えたLED電球は、
 10年後の僕たちも明るく照らしていることだろう。

と締め、とどのつまりの結論は、

 寿命10年 LEDは東芝

なんでした。



わが猫額亭風呂場の60w白熱球は、何故か度々切れる。
その度に浴槽の縁に乗っかり、危なっかしい姿勢で電球交換をしている。
寄る年波、いつかは滑って溺死するかもしれず、長持ちするというLED電球に取り換えるつもりだった。

しかし浴槽で溺れなくても、この先10年も生きられるだろうか。
白内障か緑内障で足元が暗~くなっているのではないだろうか。

東芝さんが相手にしている「僕」のように、この先プロポーズをしたり、少しは成長したりするわけがない。
LED電球は、まだ凄く高価らしく、果たしてモトが取れるだろうか。

贅沢な広告費を製造原価に加えるよりも、サントリーさんのセサミンEのように、「抽選1万名さま無料で20日間モニターキャンペーン」をやって下さい。
あるいは、
全国の東芝さんの系列店で、ユニクロのように土日限定半額売り出しでもいいですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで3653の窓に映る影は、一つとして同じものはない。
8月13日土曜日の夜だが、「僕」は窓側の部屋を暗くして奥で何をしてるんだろうか。覗いてみたい。

この全4頁にわたる扇子のいい新聞広告は7月31日の朝日に載ってました。
セサミンEについては、明日の「林住記」をお楽しみに。

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百合屋敷

2011-07-31 | 庭いじり



わが猫額亭庭園で、今まで見たことがない百合が咲いた。
近くに植えたカサブランカは自然に消滅し、園路(大袈裟)のコンクリートの敷石の脇に自生した百合だ。



引退する前、猫額亭の今頃は百合屋敷だった。山百合が咲き乱れ、その濃厚な匂いに胸焼けするほどだった。
その後ヒマ潰しのため熱心に草毟りをしているうちに、百合は次第に消えていった。



百合は根元が乾燥するのを嫌う。だから百合を楽しむなら草毟りはしないこと。
叢でユラユラ揺れるから「ユリ」になったのだ。



今年は去年より暑く、湿度が高く、毎日あへあへするばかりで、草毟りができない。
例年なら3週ごとの薬剤散布は、春先以来したことがなく、生物多様性の庭になった。



薄紫の百合は多分、自然交配でできた百合だろう。
この暑さが続けば数年後、猫額亭はまた百合屋敷になるだろう。草毟りを怠けたご利益だ。

一番下の「高砂百合」はこれから開花します。
強健な性質のため、ご近所のお宅に勝手に進出し、申し訳ないような嬉しいような。

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天声人語百年

2011-07-30 | 重箱の隅



朝日新聞朝刊の「天声人語」は100年以上続いているそうだ。
「天声人語」とは「天に声あり人をして語らしむ」という意味だそうだ。
.....ということは天に代わってワタシが書いている、ということ。ドエライもんだ。

「天声人語」を読んだり書き写したりすると、国語力や集中力が上がり、進学・就職対策、社員教育、老後の頭の体操に役立ち、また、社会への感心が高まり、時事問題にも強くなるそうだ。
へぇ、そうかね、100年読まなければそうはならない、と50年しか読んでない森生は体験的に思うけどね。

以上は朝日新聞の広告ではなく、一般記事頁全段を使い、朝日新聞が自画自賛している(7月26日)。
いいことばっかりで、結構結構。(本当は広告が取れず、白紙はマズイから穴埋めしたのかも)。

更に自慢は続く。
天声人語は大学や高校や中学の入試問題にもしばしば引用され、今年の大学入試では計95の問題に登場した。

ん? そんなこと自慢していいの?
入試問題に使われるってことは、内容が分かりにくいとか、いかようにも受け取れるってことで、購読者に対して不親切なのではあるまいか。
短時間であっても、受験生の頭を悩ますなんて、とんでもないことだ。

以下は井上ひさしの言葉です。

      難しいことをやさしく
      やさしいことを深く
      深いことを面白く
      面白いことをまじめに
      まじめなことを愉快に
      愉快なことをいっそう愉快に

まぁ「天声人語」は「社説」に較べれば、井上ひさしの言葉に近いと思う。合格点をあげてもいい。
だけどこうあからさまに誇られてしまうと、イヤミの一つも言いたくなるのね。

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やらせメール

2011-07-29 | 先輩のお言葉

九州電力のやらせメールは評判が悪かった。
社長はおろおろし、結局居座るようだが、辞める辞めない辞めろの騒ぎになった。

不肖森生もこれには憤慨したが、「アメリカでは当然」という報告がアメリカで教授をしている下條信輔氏からあった。


なるほどね。そうも言えるか..........。
でも下段9行目からの「他者の目を外してやると」の意味が森生には分からない。

中部電力が「原子力安全保安院もわが社にやらせ質問を要請してきたよ」と経産省に報告した。
これ、仲間割れですかね。あるいはもう、やぶれかぶれなのかもしれない。

税金で食わせてやっている安全保安院が、こういうことをしていいんだろうか。
下條先生のご感想をお聞きしたいです。

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秩父の子 金子兜太

2011-07-29 | 知ったかぶり

俳人の金子兜太(かねことうた)は秩父の人である。そして現代俳壇の重鎮でもあるらしい。
俳句は風雅、軽妙、飄逸であらまほしい。
しかし現代俳句の字余りは響きが悪い。また、難しい漢字やカタカナが多く、クソマジメで堅苦しく、苦手である。
だから金子兜太は名前しか知らず、まるで興味が無かった。

 金子兜太、現代俳句協会名誉会長、朝日俳壇選者、「海程」主宰。

「林住記」のために秩父の記事を書いている時、朝日新聞26日夕刊「時の回廊」に金子兜太が出ていた。
むむふむ、と読んでみた。面白い。
その記事の中には6句載っていて、そのうちの3句がいい。

太平洋戦争末期、トラック島で激戦、飢餓に耐え、捕虜を体験。最後の帰国船で島を去る時の句。

          ・・ 水脈(みお)の果て炎天の墓碑を置きて去る ・・

帰国後日本銀行に復職し組合活動に邁進。地方を転々。出世か句作かで鬱屈した挙句、創作の道を選んだ時。

          ・・ 朝はじまる海へ突っ込む鴎の死 ・・

兜太先生は「この句を境に生まれ変わった」と話している。戦友の死とそれまでの自分の死を重ねてもいる由。
この句も字余りで「朝あける」としたほうがいい、とオノレの分際も弁えず添削したが、先生のも悪くはないね。



「俳句にも社会性が必要」と考え、森生が苦手な前衛的かつ反戦反核句を数多く発表したらしい(違うかな?)。
だが森生は世間から「分からない」と批判された未知の句より、若い頃、何気に生まれたと言う次の句がいいなぁ。

          ・・ 曼珠沙華どれも腹出し秩父の子 ・・

今度の秩父行きで、出逢った子どもは内田家住宅で見た写真の僅か3人だけ。秩父は大丈夫か。
腹出し子どもがぞろぞろいる秩父を歩きたかった。どの子も街の子と同じだった。これ、上から目線だろうか。



なお、秩父34番札所水潜寺に、句碑があるそうです

金子兜太はおん歳91歳。熱烈な支持者に囲まれ、断固として揺るがない、とか。
生まれ育った秩父が誇り、と言う(他のネット調べ)のも好ましい。(ウィキ説では生まれは山の向こうの小川町)

種田山頭火も若い頃はヘンな俳句と思っていたが、今は好きである。
金子兜太はこれからなのかもしれない。
食わず嫌いはいけないな。 反省。

 

「炎天の墓碑を」も「炎天の墓」でいいんじゃないか、と思いますが。
重ね重ねの失礼じゃないかって?
はい、失礼です。猛省。

金子兜太先生の写真は朝日新聞から転写しました。

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カラクチうどん

2011-07-29 | 重箱の隅



秩父は蕎麦の里である。美味い蕎麦屋が市街地ばかりか、広い盆地に点在している。
蒔田の里にもあるはず、と期待して出かけたけれど、蕎麦屋はおろか店がない。
丁度昼飯時。あまり期待できないが内田家住宅の庭にテント張りの店があり、うどんを注文。

これが予想どり、ハ・ズ・レ。
うどんはずるずる、つゆは鰹節が際立って、カライだけ。
茹でたじゃがいもと、胡瓜の漬物が長いまま添えられ、誠意は感じられるが、不味いものは不味い。


浴衣を着た柳腰の娘さんが、縁側まで笑顔といっしょに運んでくれる。
おじさんは笑顔で受け取ったが、すぐ渋面。
もっとも、ほかのお客さんたちは、がやがや美味そうに食していたし、胡瓜は美味かったですがね。

来年も見に行くから、今度はおいしいお蕎麦にしてね。
以上、イヤ味でした。

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繭の家の展覧会

2011-07-28 | 色めがね




内田家住宅」は想像以上の大きな構えである。しかも形が整っていて美しい。
ご当主一家は隣の豪邸に移転し、長い間空家だったが、皆野町在住の画家が交渉し、展覧会を開いた。
家屋は雨漏りするうえ傾きかけており、掃除など準備が大変だったそうだ。








展覧会には地元の13人の美術家が絵画、写真、陶芸、和紙工芸、花等を出展。
いずれも水準が高く、特に白磁と陶器が良かった。
会場に詰めている作家や、手伝いの人々の素朴な応対が嬉しかった。








外は炎天だが、大きな茅葺屋根の下はひんやりとした風が通り、快適だった。
別の日にオカリナや琴、ヴィオラ、端唄などの演奏会があったそうだ。聞き逃して残念。
こういう展覧会なら毎年、といっても秋風が野づらを渡る頃に開催して欲しい。

次の記事「カラクチうどん」に続きます。
ペン画は吉田迪子さんの「秩父の古民家」です。会場で写真を購入しました。

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秩父蒔田で里歩き

2011-07-27 | 風に吹かれて



日本一の座は熊谷に譲ったが、秩父盆地の暑さも並ではない。
秩父鉄道「和銅黒谷駅」は目が眩む強烈な日射し。
行き先は蒔田の里。なだらかな畑作地帯だ。




駅裏の狭い道を過ぎ、和銅大橋を渡り、畑の中の道を歩いた。
遠く近くにちらほらある家は、都内なら豪邸として通用する家屋ばかり。しかし店も通行人も全く見当たらない。




畑の中の道路の立派なこと! それでもまだ丘を削り建設中の道路がある。埼玉県は裕福なんだ。
新しくだだっ広い道に木蔭はなく、半日歩いたら日干しになる。




誰にも遇わない。車も走って来ない。....... 鶴瓶師匠だって、これじゃぁ、はぁ、お手上げだぃね。
だから蒔田の里を歩くには、事前のウィキ地図調べが欠かせない。




行き先は、戦国時代以来の名家、国指定重要有形文化財・内田家住宅である。
ここに地元美術家13人が集まり、「繭の家の展覧会」を開催中だった。

真夏の里歩きは止めたほうよかんべ。それでも行くなら、日傘と水筒とサングラスが必携だぃね。
秩父土産は焼酎だんべえ。


展覧会は次の記事にしますね。

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2011-07-26 | 風に吹かれて

「御花畑駅」はPasmo もSuica も、お花畑もない狭~い路地奥にある。
お花見や芝桜の名所「羊山公園」は、歩いて小一時間もかかる丘陵にあり、いい度胸だ。
その代わり便利。駅舎軒先すぐで、かき氷を「すぐ食べれます」。

「和銅黒谷駅」に駅員は一人だけ。昼日中、電車を降りたのは森生だけ。
空が広く、誰もいないプラットホームに、でっかく拡大した和銅開珎が一基あるだけ。
駅舎裏口にはゴムの長股引がぶら~り。勤務が終えたら近くの荒川へ、晩飯の鮎釣りに行くんだろうね。

涼しい三峰山と、日本一暑い熊谷を結ぶ秩父鉄道は楽しいぞ。
乗車賃がちょっと高いけどね。

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恐ろしい中国の原発

2011-07-25 | 床屋放談



中国が誇る高速列車が追突脱線転落し、死傷者多数らしい。
「世界一だぁ」なんて自慢していたが、「やっぱり」だった。

日本では「セッタイ起こらない事故」と豪語する専門家が多いが、それが「安全神話」ではないか。
神戸高速道路高架橋倒壊も、福島原発大事故も、日本ではゼッタイ起きないはずだった。

事故原因を究明する前に追突列車を運転席の機器もろとも一晩で高架橋下の野菜畑に埋葬してしまった。有無を言わせず、尻尾の責任者をクビにした。
いかにもなモノ凄い早業で爽快感すらあるが、これでは次は橋桁の落下であろう。

中国は原発建設を猛烈に急いでいる由。しかし、あの一党独裁体制では大事故の発生は必至である。
死の灰は、黄沙と同じ偏西風に乗って日本に飛んでくる。
その時、中国政府の対応は如何に..........。想像するだに恐ろしい。

日本ではようやく脱原発の気分が広がっているけれど、中国の脱原発も促す必要がある。
時々、隣近所も見なければ。

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運転しない理由

2011-07-25 | あらら!



車をあまり運転しなくなった。
朝、起きるとすぐ眠くなり、午後3時頃にもなると酷く眠くなり、こうなる恐れがあるからだ。

夜はちゃぁんと寝ているはずだが、もしかすると眠っていないのかも。なにしろ意識が混濁しておりまして.....。
昔、じじばばが所構わずうとうとするの見て「ああはなりたくないね」とバカにていたが、バカになってしまったのだ。

ガードレールが壊れてたのは一ヶ月前から気付いていた。昨日、バスで帰って来るときこれを見下ろし、驚いた。
この頃車をあまり運転しないのは、道端のヘンなモノやメズラシイことを見落とすからでもある。

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武甲山が見える町

2011-07-24 | 風に吹かれて

秩父市の市街地から巨大な武甲山を、きれいに撮るのはむつかしい。
乱雑な建物、林立する電柱と蜘蛛の巣のような電線、無数の看板が武甲山の前に立ちはだかる。

西武秩父駅前の第一印象は「ごちゃごちゃした町で武甲山が台無し」だが、まあまあな場所を見つけた。
駅構内跨線橋の背伸びして見る窓と、駅前右手観光案内所裏の広い有料駐車場だ。

武甲山は秩父盆地のあちこちから見ることができる。圧倒的な山塊はセメントの原料として大きく削られて痛々しい。
石灰岩の掘削で普段は埃っぽい武甲山が、珍しくクッキリ撮れた。

上から西武秩父駅跨線橋、観光案内所裏駐車場、秩父鉄道黒谷駅、荒川を跨ぐ和銅大橋から。
7月23日の撮影です。

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プリンセス・トヨトミ

2011-07-23 | 重箱の隅

  このことは誰も知らない。
  五月末日の木曜日、午後4時のことである。
  大阪が全停止した。
  通常の街としての営業活動、商業活動は停止。地下鉄、バス等の交通機関も運転をやめた。
  種々の非合法活動すら、その瞬間、この世から存在を消した。

朝日新聞読書欄「売れてる本」で物凄く好意的に紹介された「プリンセス・トヨトミ」の冒頭5行である。
引きずられて最後まで読んだけれど、読み終わってみると、冒頭5行ほどの物々しさはなく、ガッカリ、だった。
法螺話であっても一向に構わない。ただ、法螺が大雑把なためいくらでも突っ込めて、アホちゃいまんねん?

登場人物が、会計検査院の検査官。対峙する地下大組織代表者が、お好み焼き屋の親父とは情けない。
それに何故か女の子になりたい男子中学生と、豊臣家末裔のブスな姫が腕まくりして絡むお粗末。
法螺話は絢爛豪華、疾風怒濤、自由奔放、波乱万丈に繰り拡げてね。

万城目学(まきめ・まなぶ)の文体は矢鱈に大袈裟。古風な言い回しが多く、お役人の出張報告書。
構想力も文章力もまだまだ。まだ若いんだから小松左京や半村良そして辻原登等諸先輩を、マジメにマナブこと。
大人も買っているそうだが、本当はこども向きの本やった。

映画「プリンセス・トヨトミ」を見るかって? 
小説を大分変えているらしいけど、全く興味あらしまへん。

小説と映画について、ウィキが解説しています。よろしければこちらをどうぞ。

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夏野菜のカリー

2011-07-22 | 林住期

7月の手作り料理を食べる会は、「夏野菜のカリー」だった。カレーじゃないよ。
今日は参加者が少なく、いつもの半分の13人。森生は土地っ子お母さんのカリー作り組に入れてもらった。

夏野菜は、じゃがいも、玉葱、茄子、かぼちゃ、人参、隠元、赤と黄のパブリカ、.... だったと思う。
それに、もう関係ないヒトばかりだけれど、セシウムが入ってない(と思われる)豚肉。
大鍋で煮えにくいものから炒め、更にぐつぐつ煮込むうちにアクが出てくるので掬う。何度も何度も掬う。

お母さんたちによると、玉葱を炒め忘れたが、鍋が大きく具が多いので味はごまかせる、らしい。
ルウはハウスバーモントカレー甘口1箱。子ども向きのいちばん安いルウ、らしい。
隠し味に明治ミルクチョコレート半分。醤油を数滴入れてもいい、らしい。

じゃがいもとかぼちゃが大きかったので、大鍋の中はスープカレー状態でなかなか煮詰まらない。
待つ間に、都はるみの「さようならさようなら好きになったヒトォ~」の手踊りを復習。太極拳よりずっと易しいや。
もう直ぐ去年揃えたフラダンスの衣装で踊るとか。授産所の夏祭りとかに行ってみたい。....... いや、止す。

出来上がった夏野菜カリーは、玄人筋はバカにするかもしれないが、どうしてどうして、上出来だったよ。

会場の福祉センター営業食堂の「今日の定食・夏野菜カレー」はサラダ付きで600円。こちらはカリーに団地お母さん組のドレッシング作り忘れ野菜サラダと、おじぃさん3人組の水羊羹付きで、会費400円。
残ったカリーとご飯はタッパーウエアに押し込み、お土産にしたので、夕食込みの実質200円也。

食後、会員お母さんによる絵本読み語りを聞く会も終わり、手際抜群の後片付けをして解散。
「帰りの車で送って頂戴」と言われ送ってあげたヒトは、「ば」が三つ付くお・ば・ば・ば・さまだった。
軽が大きく左に傾いたのは、ばさまの荷物が多かっただけではないわぃ。

お母さんの知恵もう一つ・・玉葱を切るとき涙ぐまない方法は、大口を開けること。本当でしたが、不思議。
なお、「お母さん」は不正確です。実体はお察しのとおりです。
それから、デジカメを忘れたので、写真はカゴメのパンフから拝借しました。

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原発のウソ

2011-07-21 | 拍手

 

原子力の危険性に気付き、早くから原発に反対していた京都大学原子炉実験所小出裕章助教が、福島原発事故後の6月に出版した「原発のウソ」は、多くの人に読んで頂きたい扶桑社新書である。
6月1日初版第1刷発行、7月5日第6刷発行で、「発売即20万部突破」だそうだ。

全編話し言葉で平易に書かれているので、文系の森生にとっても、読みやすかった。
原発推進で頭が固まってしまっている米倉経団連会長や、二股膏薬与謝野大臣もこの本を読み、発想を転換し、企業は国外に脱出し雇用が無くなる、などと愚かな発言で国民を脅迫することを止めてもらいたい。

    ・原子力には人類に害を及ぼす面もある。
    ・日本を太陽エネルギーを上手く使う太陽国家にしたい。

と原発推進派の巨魁だった中曽根大勲位は、モタモタしている自民・民主に先駆けて、エネルギー政策を転換したそうだ。流石の風見鶏、お見事。一方、菅の脱原発はアヤフヤで全く信用できない。

本の内容は......、ごちゃごちゃ書かずに目次をそのまま転写します▼




余談ですが、原発の危険性を訴え続けて40年の小出裕章助教がTVに出ていた。
念のため「助教」を調べてみたら、大学での序列は上から教授・准教・講師・助教・助手なんですね。
小出助教は、東京大学だったら私はとっくにクビになっていたでしょう、と言っていた。

なお、原発事故前に撮影した興味深い動画を見つけました。東京大学大橋弘忠教授が小出助教を嘲っています。

   ・プルトニウムは飲んでも大丈夫

   ・格納容器が壊れるのは1億年に1回

原発御用学者大橋教授は、今、何を思っているのだろうか。

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