林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

ダンボールハウス

2013-12-30 | 歌の翼に

灯油タンクを床にドスンと落として灯油を盛大にこぼしてから、灯油スートーブを使わなくなった。
エアコンで暖房しているが、電気代がかかって仕方がない。

電気代を節約するために、古ダンボールを壊し、思庵や脱衣室や台所の窓に貼り付けることにした。
暗くなるので、採光のため少し貼り残したところに、捨てるつもりのプチプチシートを貼ってみた。

    トレビアン(tres bien)

気のせいか、便座が少し暖かくなったようだ。
ただ、橋の下のダンボールハウスに住んでいるような気がしないでもない。

まぁいいや、どうせオイラはボヘミアン。
鼻歌でも歌ってればいいのさ.....(現実にはそういうわけにもいかないけどね)。

       ラ・ボエーム(La Bohem/Charles Aznavour)

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鬱憤晴らし

2013-12-29 | じゃじゃ馬馴らし

世間は年末年始休暇に入っているので、弊ブログのアクセス数も閲覧数も、極めて低調ですな。
チラッとでも見てくれるお方がおられるので、毎日毎日、懸命に更新してるんですよ。
それが、このテイタラク。バカバカしくてやってらんない。

そこで今日からはブログは止めて、この一年間に録り溜めた、面白そうなTV番組を見るつもりだった。
ところがアニハカランヤ、録画済み一覧表がどうやっても出てこないのね。
目立の製品は冷凍冷蔵庫も直ぐ壊れたけど、TVもペケ。

納品してくれた親切で、メカに詳しい青年に電話し、指示に従いあれこれ試したけどダメなものはダメ。
内蔵HDDの何かの不具合だろう、目立は年末年始休業中で部品が入らない、と青年。

しかし、とりあえず大晦日の夕方、青年は寸暇を割いて往診してくれることになった。
のうとのうと休みを取ってる大メーカー社員は、今日も働いてる最前線の電器屋を見習えよ。

この目立のWooとかいうTV、地デジ化の時新調したが、「カードが正しくない」と頻繁に脅迫し、画面が消える。
リモコン波の受信角度が狭い、なかなか働き始めない、時々勝手に電源を切る、といった不都合が多い。

以前は10年以上は故障しなかったたけれど、使わない機能を満載して、扱いにくく、壊れ易く、全くダメですな。

今日から林住記は休もうと思ってたけれど、そういうわけで、することがなくなった。
落葉掃きがあるが、北風が吹けば別の枯葉が飛んできて、古いのと入れ替わるだけだ。

ウップン晴らしを兼ねて、今日もまた記事を更新しました。

                ♪ 見てはくれない林住記 涙こらえて書いてます.........


  

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祭りのあと

2013-12-28 | 床屋放談

猪瀬直樹が追い払われた。
「5000万円の真実」はどうなったんだろうか? 猪瀬本人が言うわけないよね。
辞任の挨拶? できるはずがない。

マスコミの話題は一挙に次の選挙の候補者選びにに変わった。
スポーツ選手? 知名度がある女性? バカバカしい。
だがこれに乗せられる都民が多いから救われない。

自民党推薦は、安倍晋三がますます付け上がるからダメ。
民主党推薦は、鳩と菅と泥鰌と、その他諸々がこうしたんだからペケ。
公明党は自民党のシモベ。みんなも同じ。維新?まだあるの?
無所属に騙されるな。

結局共産しかない。まさか世襲なんかしないだろうしな。

巨大地震が近付いている。
インフラが老朽化しているそうだ。
東京オリンピックどころではないはずだ。

それでも巨大で奇怪なな競技場を建設し、子ども騙しのケバケバしい開会式・閉会式を実行する。
「天罰」は東京都民に下されるだろう。

猪瀬は退職金が1000万円になる。後任の都知事選では税金を50億円も使うそうだ。
途中で投げ出し、猪瀬を推薦した石原慎太郎と猪瀬直樹から、退職金を取り戻す方法はないのだろうか。

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注目の人

2013-12-27 | 重箱の隅

深見東州さんが、またユカイな新聞広告を出してくれた(12月23日朝日朝刊)。
今度は「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」だそうな。

なんぼなんでもねぇ........。

以前はネルソン・マンデラ氏逝去にぶつけ、「クリスマス・チャリティ・ディナーショウ」。今度は一転、通販ですぞ。
しかし、品揃えはたったこれだけ。厳選しました。

   レトルト・カレー 600円

   コスメポーチ 3500円

   スカーフ 20000円

   油絵のシルクスクリーン版画

これで、現代のレオナルド・ダ・ヴィンチとは、しょぼいなぁ。

カレーはカレー粉を使わず、チキンブイヨンとフォンドボーで煮込み、生クリームで仕上げた本格派インドカレー。
食べれば誰でも10秒~30秒「うう、おいし~!」と絶句するとか。

コスメポーチはさくらんぼ柄。写真ではよく分からないけど10点ぐらいの化粧道具が収納できる。
ジーッパーには、ガラスのハートがぶら下がってる。

スカーフは MADE IN JAPAN の正絹製。85cm 88cm。
柄はアクリル画「太平洋のご来光」からだそうだが、どう見ても、疾風怒濤の爆弾低気圧だね。

版画は限定500枚。もちろん額縁付きで、「直筆サイン」入り。額寸 608mm 692mm (cm じゃなく mm だよ)。
版数・色数は31版で、画題は「善福寺公園の紅葉」。富士山五合目とか、日光いろは坂じゃないんですね。

以上は全て現代のダ・ヴィンチ深見東州さんの作品なのに、画面左隅の略歴には、どういうわけか、

   普通の画家 深見東州 本名 半田晴久

天狗じゃなく、謙虚なお方でもある。アメリカをも恐れぬ安倍心臓、見習へよ。

 

さて、深見東州さん。来年は停滞、いや混沌の世界をどう駆け抜けるか。
まだうら若いのに、ムカシを目指してまっしぐらな安倍晋三クンとともに、年末、注目の人であります。

今回も堂々の「マイ・ウェイ」です。

前回の広告は、過去記事「深見東州という天才」をどうぞ。

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快方に向かう?

2013-12-26 | 病院巡り

午後は玄関周りを掃除整頓するつもりだったけれど、寒い、寒い。とにかく寒かった。
で、予定より一日早く耳鼻咽喉科医院へ行った。

長時間待たされないように、午後の診察開始20分前を狙ったが、誰も考えることは同じのようだ。
すでに20人もの患者が、診察を申し込んでいた。

ほかほかと暖かい待合室はママと幼児たちで満員。
幼児たちは走り回り、奥の診察室からは悲鳴と絶叫が聞こえてくる。

文庫本を読むのも居眠りも諦め、ママが余所見をしている隙に、幼児にウィンクしたり、アカンベーをしてやる。
始め不思議そうな顔をしていた子がだんだん笑顔になり、膝の上から乗り出してくる。

こういう騒々しい環境って、嫌いじゃありません。

およそ1時間待ち、そろそろ幼児の相手に疲れたころ、やっと森生の順番がきた。



鼻の穴に、シュッと何かを噴霧したり、硬い棒を突っ込んで何かを塗ったり、喉ちんこの周りに何かを塗る。
低い鼻に産んだ親を恨み、じじぃだから我慢はしているが、相当強引な先生だ。

それでいて、明るい声で、

  あぁ、良くなりましたね。10月の始めに較べたら大分良くなってます。
  後鼻漏はラクになったでしょ?

(ちっともラクになんかなっちゃいませんよ。雅子さまの主治医みたいな先生だぜ)。
だけど先生も人の子。少しは良くなったフリをしないと待遇が不利になるので、曖昧に返事をしておく。

  次回はもう一度レントゲンを撮りましょう。
  
年末年始は休診しますから、今日は10日分薬を出しときますね。
  はい、それではいいお年を。

(副鼻腔炎ってしつこいねぇ、来年は早々に完治させてくださいね)。
はい、ありがとうございました。来年もよろしく。

などと、5分だったかな?

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枚数自慢

2013-12-25 | 林住期

出来映えはともかく、やっと400枚の年賀葉書が出来上がり、郵便局のダンボールに投函できた。
これで元旦に届くはず、来年も遊んでくれるだろう、とホッとしてたらニガテのアディダスじじぃにばったり。

嫌味じゃありませんか。小犬を抱いたアディダスじじぃは曰く。

    ボクもね、追加の500枚をいま出したところ。パソコンで作ってるから簡単よ。
    12月始めには出来上がっててね。喪中の葉書を待ってました。
    ふ~ん、差出人欄の郵便番号がズレるんですか? そんなのちょちょいのちょいで直せまっせ。
    暑中見舞いもパソコンでやってるから、動かし方、しっかり覚えてる。

て言うことは、あんた1000枚以上出してんの?
もしかすると市議選に出馬するのかぇ?
 

この買物難民団地にして限界団地に、その歳になってそんなに顔が広いじじぃがいるか、ってんだ。
この見栄っぱりめが。

ま、確かにお犬さまには、いいべべ着せてますがね、ふんっ。

ご注意・枚数については景気対策として、「ゼロ」を一つ余計に付けておりまする。

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どたん場イヴ

2013-12-24 | うわごと

NHKは既に年末年始休暇体制に入ってるようで、回想モノ、番組宣伝番組や撮り溜めモノが多くなった。
朝日新聞も正月のムダな増頁のために、朝刊の頁数を減らしている。

それでなくてもTV離れ、新聞離れが進行していて、いよいよ今年は土壇場じゃないのかぇ?
報道に携わる者なら、小売業運送業消防警察のように、年末年始休暇は返上しろ、っていうの。

かく書く森生は毎日が日曜日。とうとう土壇場。
ここいらで年賀葉書を書き元日に届くように投函しないと、ますます世間が狭くなる。

今夜はクリスマス・イヴ。さはさりながら、誰からも、何処からもお呼びじゃないよ。今のところもこれからも。

夜更けには、星空がみぞれになればいいさ。ふんっ。

 

そういうわけで、まだ娑婆に少~し未練があり、これから年賀葉書に専念します。
うまくいったら、また明日かあさってね。

ブログばっかりは、毎日、刻苦精励していても、アクセス数は関係ありませんな。ふんっ。

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暑いクリスマス

2013-12-23 | 風に吹かれて

栗坪の先生から、出光美術館の招待券を頂いたので、久し振りに上京した。
当りそうなジャンボ宝籤と、飯能では売ってない卓上暦も買いたいしね。

東京駅前にできたキッテは広く、内装は以前ここに建っていた中央郵便局を踏襲し、素っ気無い。

気取った店ばかりの中で発見した串揚げ屋。背後を通行人がぞろぞろ通り、落ち着かない。
だが、ごく小さい牡蠣フライはともかく、ドレッシングをしっかりまぶしたキャベツサラダと豚汁はゼッピンだった。

出光美術館はとにかく暑かった。

江戸狩野派展は渋かった。
暖房が効き過ぎていて、美術品の鑑賞どころではなかったです。
休憩所から見える皇居前広場の景観は素晴しく、狩野派の屏風絵よりも見応えがあった。

数寄屋橋の宝籤売場は延々長蛇の列。
マリオン前にまで達した羊の群れは自分を見るようでミジメ。並ぶのもバカバカしく、買うのは止めにした。

伊東屋は改築中。仮店舗が近くにあった。暦売場は、何と、商売仇・松屋銀座店に出開帳だ。
氏原忠夫と五味太郎の卓上暦を買い、松屋を見物。

松屋も物凄く暑くて、上着を脱いで小脇に抱えたおじさん客がちらほら。
銀松には欲しいものが沢山ある。だが、じじぃの万引きが話題になってる。出来心が怖い。
また、暑さにまいって早々に退散。

数年前までは目の保養に、ブランドショップを片端から見て廻った。
今年は酷く疲れてしまい、あんなもの、どうでもいいや。

 

夕方のラッシュ前には池袋に戻り、ジャンボをバラで30枚購入。
当ったら秘書を雇い、林住記は代筆させるからね。

西武で惣菜を買い集め、西武電車に乗った。
師走の東京は暑かった。防寒服のサンタは辛いだろうねぇ。

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三連休

2013-12-22 | 林住期

世の中は3連休だそうだ。
一年365連休のじじぃは、気が付かなかったよ。
連休なら、年賀葉書作りは止めよう。だいたい、年賀状は正月に書くものさ。

おとといから、朝起きると頭が痛い。肩が凝る。
朝の頭痛は脳腫瘍のウタガイがあるそうだ。

なあにこんなことは、十年も前からよくあったことだ。それにね、寝過ぎということもある。
新聞は余計なことを書かないでおくれ。

外では、北風が木々を轟々と揺さぶっている。
頭痛は風邪のせいかもしれない。今日の散歩は止めておこう。
間食も...... いや、間食は止められませんな。

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氷雨

2013-12-21 | 床屋放談

結局雪は降らず、丸々二日、冷たい雨が降り続き、家に閉じ込められていた。

こういう日こそ年賀葉書作りに励むべきだったが、寒いとエンジンがかからないんですね。またまたまた先送りです。
終日、新聞TVを眺めながらうとうとししたりして、残り少ない貴重な二日を無駄にし、体重・体脂肪を増やした。

どうやらマスコミは、猪瀬が辞職することで一件落着の気配だ。
そっくり返っていてひっくり返った猪瀬直樹を叩いただけで、一方の巨悪・徳田虎雄・毅親子は見逃すつもりらしい。

次期都知事候補者に挙げられた連中を見ると、各政党もマスコミも都民を完全に愚弄しているように見える。
東北大震災も原発事故も忘れ、東京オリンピックにうつつを抜かす都民が多いので、それも仕方がない。

雨の前の落葉掃きは、二日間の風雨で元の木阿弥になった。
濡れ落ち葉が乾いたら、また掃除をしなくてはならない。猛烈な北風が、落葉を吹き飛ばしてくれれば助かるが。

年賀葉書? まぁ土壇場で何とかなるでしょう。

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こおばんち駅

2013-12-20 | 高麗便り

こんな所に駅があった! 
ここは、しょっちゅう車で通り過ぎる場所である。

自分の足を使って出歩くと、かわせみのように目が良くなるようだ。見慣れた町にも、まだ発見がある。
 

わが町、埼玉県日高市の駅は四つ。
西武鉄道の高麗駅と武蔵横手駅。それにJR東日本の高麗川駅と武蔵高萩駅です。

そういえば、こうばんち駅について間接的に触れた過去記事がありました。
07年5月15日記事「あにぬねの」です。
お暇でしたらクリックして、更に「こうばんち駅」、「方言だより」をクリックして下さい。
最後に地図上の■印をクリックすると、高麗の里の方言が現れます。

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忘年会の猪

2013-12-19 | お節介

隣の団地にある公園の、里山を守る会の忘年会に出席した。

この1年間、たった1回しか作業に参加していない。
キマリが悪く、欠席するつもりだった。

しかし代表さんから電話で「そんなこと気にせずに」と励ましてくれ、会場へ。

自治会館で開催された忘年会の参加人数は、最盛期の半分である。
あの人もこの人も草臥れたのか、何人もの常連が欠席しているのだった。

だが出席した人は猪のように鼻息が荒く、酒がまわるにつれ声がでかくなった。
有益な話、切ない話、可笑しい話、色々あったけど、ナイショにしておきます。

で、お姐さん会員が腕を振るったおでんを食いながら、聞いた猪のこと。
これなら公開しても差し支えないでしょう。

  最近、団地内で猪を見かけなくなった代わりに、日没早朝に鹿と出くわす。

これも危ない話ですよね。気を付けよう。

あ、そうそう、大事なことを忘れてた。

今のままでは会は先細りになる。
そのため来春には新規会員募集の大キャンペーンを展開します。
乞う、ご注目、ご加入。

森生は自信がないけれど、来年度もまだ会員でいたい。
とりあえず小さな声ですが.........。

  来年は がんばりまーす 



国営森林公園では、ボランティア継続手続きをする際「制服貸与申請書」が必要になった。
見たこともない所長が、作業帽子を「貸与」して下さるんだとさ。

運営管理が西武に代わり、活動が極めて低調になった。
西武はボランティアを「イベントの無給スタッフ」と考えているようだ。

こちらは今年限りで、おさらばすることにした。

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落葉掃き

2013-12-18 | お節介

雪が降り、積るかもしれないという予報が出た。あてにはならないが気にはなる。
家の中で寒さに震えているよりは、降り積った枯葉が濡れないうちに掃除しようという気になった。

結構いい運動になり、だんだん汗ばんできた。

それでも落葉はひっきりなしに落ちてくる。
掃いても掃いても落ちてくる。

頬を刺す北風が強く吹いてきた。
わが猫額亭は、落葉の吹き溜まりだ。

なんとかしてくれー。

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過ぎたるは

2013-12-17 | じゃじゃ馬馴らし

少しは世間と繋がってゐたい。高麗の里に引っ込んでると、さう思ふ。

そこで通販を申し込む度に、メールマガジンっていふものも申し込んでおいた。

ところが通販各社って、いやはや、物凄い商魂ですな。
同じ会社から日に何回も、手でなく品を替え、また品を替え、メールがジャンジャン来る。
メールマガジンは雑誌じゃなく、新聞折込チラシの偽装だった。新聞が旧聞であることと同じだ。

そういうわけで、過ぎたるは及び過ぎるの如くで、甚だメイワクだ。

で、昨夜のこと。
師走というのに年賀葉書などはうっちゃっておき、夜鍋して受信お断りの手続きをした。

  今朝のこと。
  あ、またペンキ屋が来た。今日はカレンダーを持ってきたけど、要らないよ。
  わが庵・猫額亭は、そんなに汚れてるのかなぁ。まぁ、いと・もの寂びておりけりますけどね。

          ・ わが庵はみやこのいぬい鹿ぞすむ 買いもの高麗るとひとはいふなり ・
                                                    ....... 森生法師

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夜更けの電話

2013-12-16 | 林住期

夜遅く姉から電話があった。夜更けの電話にろくなものはない。

叔父の訃報だった。
百歳近かったので、いずれはと覚悟をしていたが、やはり衝撃である。

母の実家を継いだ叔父と義理の叔母に、森生の家族は随分救われた。
戦後の食料不足の頃、叔父家族からの食料支援がなかったら、森生は餓死していたかもしれない。
また、兄と姉そして森生までの盲腸炎の手術代は、叔父が立て替えてくれた、と母から聞いた。

付き合いが広かったので、叔母と同じように大きな葬儀になるだろうと思っていたが、葬儀はごく内輪に終えていた。
子たちは全て高齢になっているので、そうしたのだろうか。

磊落だったけれど、複雑な家族への気配りは万全だったようだ。
戦病死した兄の妻と子たちを引き受け自分の家族を作り、資産は大勢の子たちに、円満に分配し終えていたそうだ。

山伝いに歩いて行けた山の懐に叔父の家があり、子どものころはよく遊びに行ったものだ。
就職してからは冠婚葬祭でしか会うことはなく、当時のお礼も、最近のお見舞いもしなまま叔父は逝ってしまった。
一緒に遊んだ同い年の従兄弟とは全く異なる人生を辿り、もう会う機会はないと思う。

両親が亡くなり、叔父が逝き、ふるさとはまた遠くなった。

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