林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

開花状況報告

2015-03-31 | 高麗便り

 

TVは毎日、サイタサイタサクラガサイタと大騒ぎだ。同じ関東地方でもここは地の果てサイタマはまだまだ。
人混みが苦手で花見の予定はなかったが、
埼玉医大からの帰り道で、高麗神社と聖天院の開花状況を、急に確かめたくなった。

板仏バス停でバスを降り、だだっ広い畑の中の道を歩いて30分。
高麗神社の重文・高麗家住宅に、空から落ちてくる枝垂れ桜は見頃を迎えていた▲

社務所前の彼岸桜も満開▼


高麗神社から少し先の聖天院雷門まえの彼岸桜も満開▼ 


そのほか境内にある染井吉野はまだ3分咲き程度だったかな▲

わが北向き団地の坂下にある、西武線高麗駅裏廃屋に被さる染井吉野の巨木はこのくらい▼

巾着田の桜はこんなもの▼ 典子さんのほうが綺麗だった。

 例え満開になっても上野公園のような雑踏は考えられず、人口が減った50年先の日本のようです。
人口減少は、悪いことばかりではないと思う。

写真は昨日午後の状況です
高麗神社は只今大修理中で、聖天院雷門は修理が済みました。

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花籠

2015-03-30 | あらら!

どれみふぁ橋を渡りかけた時、堤の上から森生の名を、大声で呼ばわる女人あり。
目を凝らして眺めれば、まだちらほらしか開花していない堤防上の桜並木の中で、そこだけが満開のやうだった。

桜は、午後のお散歩中のヒトヅマ、典子さんだ!

お茶に誘われ、据え膳じゃないけれど、ここで断るのはじじぃの恥。
ちゃらちゃら付いてって、玄関先で発見した見事な花籠!

........やややっ! あの石川遼だわ。
むっ。

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白木蓮

2015-03-27 | 庭いじり

お隣の庭で白木蓮が咲き始めた。羨ましいね。

白木蓮の花は大きい。
まだ冬枯れの庭にいち早く開花し、濃艶にして気品がある。
畏れ多くも香淳皇后陛下のようで、れんれんな柳原白蓮さんではありませぬ。

わが猫額亭の庭は、いろいろな花木を詰め込んだのに、白木蓮がないんですね。
それは花の背景になる我が家の外壁が、植えた頃は白かったので、敢えて白木蓮を避け、目立つ紫木蓮にしたからです。

ところがこの紫木蓮ときたら、もう......。
紫の巨大な花びらがべろ~んだ。散る時はドサッと音がする。葉が散る時はバサッとだ。
マツコ・デラックス女史だって、もう少し優雅に散るだろうに。



白木蓮にしておけばよかったけれど、伐採するのも可哀想で、徒長枝の剪定ばかりしている。
それで紫木蓮は、だんだん咲かなくなった。

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名残りの早春素麺

2015-03-26 | 知ったかぶり

暖かくなったので昼飯は素麺にした。別に「走り」の素麺ではない。

和食の食材に「走り」と「旬」があることは知っていたが、もう一つ「名残り」があるなんてことは知らなかった。
でもこれは、間に秋と冬が入ってしまったから「名残り」ではなく、単なる「残りもの」というわけ。
いや、一周遅れで夏を味わうのだからやはり「走り」でもいいか。物事はポジティブに考えよう。

味は変わらぬとはいえ、冷え冷えとしてきた。あまり早く走るのはカラダに良くないと思う。

実はまだ2束残っている。名残りを惜しんでいても仕方がない。新しい素麺が出回る前に、さっさと胃袋に入れてやろう。
だが一工夫が要るな。
例えば........。乞うご期待。

写真はイメージです。小豆島手述素麺さまからお借りしてます。
現実はトッピングや氷を入れなかったけれど、もっと寒々しいものでした。

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願わくば

2015-03-25 | うわごと

また桜の季節がやって来る。

かえりみれば、わが人生には何のサプライズもなかった。

今年の花の頃も何もなさそうだけれど、来年は何かが起きそうだ。いや、再来年かな?
いやいや、10年先か20年先か。

人間は、特にじじばばは、歴史認識よりも未来志向でなくてはね。

・ 願わくば花の下にて春死なん そのきさらぎは20年先 ・
                                    .......... 森生

 

桜と死については「教えて!goo」のQ&Aをどうぞ。ためになりますよ。

咲いてる桜は去年の写真です。
場所は西武高麗駅裏の廃屋上で、今年はまだまだ。

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寒の戻り

2015-03-24 | 林住期

昼過ぎから空はどんより曇ってきて、北風がびゅうびゅう吹いている。
こんな日は気分がふさいで、日課にしている徘徊を、始める気にもならない。

あへあほ体操は、あほらしくて止めだ。

本を読んでも、CDを聴いても、録り溜めたビデオを見ても、途中で居眠りするにちがいない。

だったら始めから、昼寝とするか。明日は明日の風が吹く。
おやすみなさい、また明日。

          

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散らかる古着

2015-03-23 | 林住期

急にポカポカ陽気になり、半袖短パンでカクシャクと音をたてながら歩くおじぃを見て、あぁこれが本当の啓蟄だなぁと思った。
で、負けるもんかと発奮。薄い長袖シャツ、半袖の肌着にし、股引はエイッヤーッと脱いでしまった。

ちょっと肌寒かったけど、何とか凌いでいたが、今朝は本格的な寒の戻り。頗るブル寒い。
もしも冬物を洗濯屋に出していたら、布団から出られなかったろう。

そういうわけで、いま、猫額亭のあちこちに四季の古着がとっ散らかっている。
全室古着の満艦飾で豪華絢爛といえなくもない。われながら
大した衣装持ちだったんだ。

大和書房さんによると「フラス人は10着しか服を持たない」んだそうだ。
本当なら、可哀想だねぇ。

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中性脂肪

2015-03-20 | 病院巡り

身体が重く、坂道では息が上がり、何事も億劫でいつも眠い。そして血圧が高いまま。

.....で、血液検査の結果。
中性脂肪(TG)が基準値(30~149)の2倍の244MG/DLだった。他は全て許容範囲なので、先生に褒められた。
そりゃそうでしょ薬漬けだもの、とはイヤミになるので言わなかった

身体は重いはずだ。体重がこの1年で3kg増えた。

雨や北風を避け、猫額亭に引き籠り、パソコンを弄ってばかりいると、運動不足になるうえ間食が増えますな。
結果、体内脂肪が増え、身体が重く、何もかもが億劫になり、ひねもすぼんやりしている。
その結果、記事ネタが不足するので、パソコン弄りが長くなる悪循環。

そういうわけで、林住記の更新は週3回くらいでいいんじゃないの、と脂肪がささやく。
ふ~む、明日からそうしようか。

とりあえずの決心でアテにはなりませんが、悪しからずお願いしますね。

饅頭は横浜中華街にある華正楼の肉まんです。

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壮大な展開

2015-03-19 | 重箱の隅

 文庫本の帯には、下のように書いてある。

   第4回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む意外性に満ちた連作ミステリ
   とびきり奇妙な「謎」の世界へようこそ

さらに、朝日の読書欄「売れてる本」では、この文庫本の巻末解説を引用しながらゼッサンし、「脱帽」している。
しかも、10刷100,500部も売れているのだ▼

             

ね、これらを読めば、誰だって「よーしっ! 読んでやるべぇ」となるじゃありませんか。
で、もちろん買って読んでみました。こういう話、好きだからね。

で、第一印象は「ん?」。各短編を読み終えるたびに「ん?」。
それで、何回も読み返しましたよ。それでも「ん?????」。結局、

  何じゃこりゃぁ! 壮大な展開じゃなく、出鱈目な展開だぁ。

となった次第。これがミステリー新人賞作家かぇ? 呆れてものも言えませんな。
巻末の解説者・千街晶之氏がこの本を褒め千切るのは、出版社に雇われているんだからやむを得ない。
だが、朝日に雇われた瀧井朝世氏が、解説を引用し、提灯を持つのは如何なものでありましょうか。

どの話も、構想が乱雑で、謎解きがピリッとしない。いくらでも疑問が湧いてくる。
それは作者も自覚しているらしく、「エピローグ」で無理矢理に各短編をつなぎ合わせ「人魚の所為だ」と言い訳をする。
だが、その言い訳がまた、わけがわからん。

荒唐無稽・奇想天外・破天荒は大歓迎です。
しかし、以前読んだ小松左京のSFや、半村良の伝奇小説群は、あり得ないことながら、充分納得させられ、引きずられた。
ま、年端もゆかない中高生向きの、お粗末な短編連作ミステリー集でした。

なお、この文庫本の題名は「眠り姫奇譚」にした方が、まだいいと思うよ。

挿絵は創元社推理文庫・沢村浩輔「夜の床屋」表紙カバーから。

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乞食(こつじき)遍路

2015-03-18 | 拍手

家でごろごろしていることが多いので、ネタぎれになり、記事更新が辛い。
巷では新幹線が金沢まで延びて大騒ぎしているけれど、混み合う金沢行きなんて御免蒙る。金沢は遠きにありて思ふもの、だ。
常日頃愛読している諸先輩のブログの更新が、このところ滞っているのも、森生と同じなのかなぁ。

しかし、別府で無宗派の寺院を開き、葬式仏教を非難する学法さんは、ブログを毎日更新している。
多忙な毎日にも拘わらず、時々暇を作っては四国の歩き遍路を実践し、スマホで記事を更新しているのである。

昨日の記事は、乞食(こつじき)遍路をしている人のことが書いてあった。

そのご遍路さんから頂いた手書きの名刺に、こう書いてあったそうだ。

  無常を自覚し、こだわりを捨て、現実をそのまま受け入れていれば、変化が起こった時にも苦にはなりません。

このご遍路さん、ブログを書いているそうだ。

      などと学法さんは共感をもって、このご遍路さんを紹介している。



昨日今日は急に寒さが緩み、日中は暑いくらいになった
じじばばには、体調以外の「変化」が必要だ。
歩き遍路もいいなぁ。

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年齢肌

2015-03-17 | 林住期

多分、この欅は同い年くらいだろう。春を迎える年齢肌はそれなりに美しい。
だが森生の年齢肌は、粉を吹いてたんですねぇ。まるで干し柿だわ。

美しいナースさんに採血していただいた時、静脈に刺さる針を見つめながら、そんな現実に気付いたのだ。
生きたままミイラ化が進んでる!

恥ずかしく情けなかった。

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東京下町食べ歩き

2015-03-16 | 風に吹かれて

偏屈3爺がうち揃い、久しぶりに東京下町を歩いた。

鶯谷駅から狭い階段を言問い通りに登り、先輩と仲間たちが日展会館で開催中の絵画展へ。
毎日日曜画家の展覧会はそれなりの内容だったが、額縁が立派。
自作に自信がありありで微笑ましかった。

絵画展での噂話昔話を終え、いよいよ下町食い歩きである。

       

先ず、寛永寺根本中堂の裏から徳川将軍廟所、東博裏を経由し、鶯谷駅に向かった。
僅かに残る将軍家の威光と江戸情緒を見てとれるこの道は好きな道だ。
鶯谷駅の上野側改札口から電車に乗った。

8駅先御徒町駅前、吉池ビル8階にある老舗洋食屋「香味屋御徒町店」へ。
ここ、お勧めです。店員はテキパキ。店内は狭いが小綺麗。
ローストしたビーフと鯖にメンチカツ。ポテトサラダにキャベツ千切り。
ソースもポタージュスープも滅法美味く満足満足。
これに珈琲が付き値段が税込み950円也、と下町価格だった。

        

栄養を付けた3爺は、ここから延々と歩きはじめた。
目指すはJR秋葉原駅。

数年ぶりの秋葉原はますます壮麗になり、昔の面影はなくガッカリ。
大都会には、猥雑な街があってもいい。

駅下の「AKB48ショップ」。
何だい、女の子の顔写真を印刷したモノばっかりじゃないか。
じじぃは全然お呼びじゃないのね。そもそも誰が誰やら区別がつかないんです。

保谷偏屈先輩の案内で。どこをどう歩いたか不明のまま、旧国鉄万世橋駅高架下商店街「マーチ・エキュート・神田万世橋」へ。
長~いトンネルの中に小洒落た店と食堂が連なり、気が利いた小ものがポツリポツリ。
商品というより作品ですな。
お客もポツリポツリ。どの店が1年後もここにあるだろうか。

  

そして期待の、火災で焼失後、再建した「かんだやぶそば」。
以前の雰囲気は残している。午後2時過ぎても満席。金髪碧眼紳士淑女まで混じってた。
尾長鶏のような掛け声を発する女将さんは健在。
店員たちも負けずに鳴くので、店内の気分のコケッコウなこと!

蕎麦もつゆも好みの味で、蒸篭そばが税抜き680円だったかな? ここもお勧めですね。

     

この後、近くの甘味処「竹むら」へ。ここも満席。
外へ出て待ってろ」と文字通り指図された。

お汁粉も、木造2階建ての時代光りがする店の佇まいも、大いによろしい。
しかし問題は店主らしい白衣爺だ。何が気に入らないのかイライラ感が顔と言葉に。
最後に「支払は纏めろ」と指示された。

時間は3時。お客は殆ど男。
若い衆が多く全て男連れ。春というのに嘆かわしい風景だった。

次は淡路町から地下鉄に乗り、2駅先の本郷3丁目へ。
駅からまたまた歩き、東大赤門へ。
ここから更に歩き、また歩き、一旦外へ出て弥生町の交差点を渡り、農学部へ。

忠犬ハチ公とご主人の教授像ができたという噂を確かめに来たのだ

銅像はできたばかりなのに、早くも薄汚れていてた。
作風は古風の極みで、彫刻作品としては如何なものか。

また像の設置場所がうらぶれている。
銅像の処遇が随分疎かなのも、東大当局が出来映えに悩んだ結果ではなかろうか。
僭越ながら森生もあんな銅像欲しくない。
ま、業績より飼い犬で評判になった教授も辛いところだ。

赤門近くに未来食材ユーグレナ・カレー・ライスがある、と覚えていたので探すつもりだった。
だが、そろそろ夕方のラッシュが始まる。
詳しく調べて、再挑戦します。

 

ねぐらの猫額亭に帰着したのは6時。既に日は暮れて寒さが厳しかった。
歩数計は16000歩を超えていた。どうしことか、左足の中指が痺れて痛む。ふぅ。

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春の色

2015-03-13 | 高麗便り

 

冬の色は黒で、秋の色は白。夏の色は赤く、春の色は青となっているようだ。
でも、高麗の里の、春の色は黄色であります。





(巾着田の名の花畑は、北風が吹きつけるので、まだまっ平です)

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鎮魂と風化

2015-03-12 | うわごと

きのうは一日中鎮魂の日だった。
国営TVは、ガンバル人、オモイヤル人、アスヲミツメル人など正しくリッパな人ばかり出てきて、じじぃは居心地悪かった。
朝日新聞も全く同じで、中学生の学級新聞のようだった。読売、産経も多分同じだったろう。

夕刊によると、安倍晋三サンまでが、

  「国民一丸となって新たな一歩を踏み出そう」

と呼びかける動画を、首相官邸のホムペに掲載したそうで、このお方の「国民一丸」は、衣の下が恐ろしい。

こんなに鎮魂ばかりでは、東京オリンピックが風化し、開催できるんだろうか(いい気味だ)、と心配になってきた。
今日からはまた、ココロをガラリと入れ替え、震災の方を風化させるんだろうけど。

 

そんな中で、夜遅く放送した「NHKスペシャル”あの日の映像”と生きる」は良かった。
津波を写した人、写された人のその後の生き方と現在の心に迫るという内容だった。

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日独連携

2015-03-11 | 床屋放談

安倍メルケル会談は、ウクライナ安定へ日独が連携することで一致したそうな。
結構結構といいたいところだが、残念ながらこの話、どうも安倍さんには似合いませんな。
法律解釋を改めて、自衛隊を派遣する、というならピッタリする。

日独提携のイミは、

    話はアタシ・アンゲラが付けるから、後始末のおカネは晋三クンが出してよね

といったところだろう。
メルケル首相のほうが、2枚も3枚も上手のようで。

  

鳩山由紀夫元首相がウクライナのクリミア半島に入る意向とか。政府は制止しているらしいが、放っておくがいい。
このお方にはむしろ「イスラム国」入りをお勧めしたい。

  

10万人以上が亡くなった東京下町大空襲の慰霊祭に、安倍首相が参列した由。
歴代首相は参列しておらず、安倍首相が初めての参加とは驚いた。

米軍の無差別爆撃を、あっさり許しているマスコミにも呆れる。

中韓に対しては反省に反省を重ねて、まだまだ反省し足りない朝日新聞。
東北大震災もそうだけれど、情緒たっぷりな年中行事扱いだ。

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