林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

風薫る

2020-04-29 | 高麗便り

風薫る五月。
うわみずざくら(上溝桜)が咲いています。

青嵐。
新緑に吹き付ける強い風。

子猫しっぽ。
風の通り道を教えてくれました。

 熊本大学薬草園

夏も近付く八十八夜。
今年は5月1日、金曜日です。

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知事の実力

2020-04-27 | 床屋放談

オリンピックが延期になってから、小池百合子都知事が目立ちます。
この知事、相当の曲者なので信頼はできないけど、官邸の千三つより発信力がある。
但し、相変わらずカタカナが多いね。

  ステイホーム/ステイイントーキョー/セイブライブ(だったかな?)

恰好付けてる場合じゃない。

森田健作千葉県知事。ようやく赤いお猿顔を見せるようになりました。
但し力み過ぎ。原稿丸読みでないのはエライけど、言葉を消化できてない。
やはり知事は適職じゃないね。ハラハラしながら見てます。

黒岩神奈川県知事。見た目ですが、ハッキリしています。

  湘南海岸に来ないで欲しい。

遠慮なんかしてないで、どしどし追い払って欲しい。戦争中なんだから。

埼玉県知事。....... 誰だっけ?
わが埼玉県知事も、一応どこかで、ひっそり記者会見をやってるようです。

朝日新聞によると、緊急事態7都府県で唯一、記者会見に手話通訳がいない由。
これに対し県聴覚障害者協会が去る3月に、配置を求めていた。
知事はようやく、4月21日の記者会見で、

  すべての県民に等しく大切な情報が届くことが望ましい。
  予算措置が必要なので、議会とも相談しながら実施に向けた検討を進めていきたい。

だとさ。もちろん実現時期は不明です。
埼玉県知事には、臨機応変に使える機密費予備費がないのだろうか。
そんなに貧乏なら、とりあえず協会経由でボランティアを頼んでもいいはず。
知恵も行動力も発信力もない知事閣下です。

県内でコロナ陽性で自宅療養していた50代と70代の男性が亡くなりました。
自宅療養が危険であることは明白ですが、県は宿泊施設を確保できていません。
もともと埼玉県は医療過疎県です。

自分の身を守るには、妖怪アマビエに頼るしかありません。
それとも、草でも食っとけ、か。

  

  写真は、最近発売された疫病避けの妖怪「あまびえ」のお菓子です。
  商人はこうでなくちゃ。通販で好評発売中、とか。

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隠れ八重桜

2020-04-24 | 高麗便り

行きつけの床屋の駐車場の、うらぶれた場所に、八重桜がありました。
今日もお茶挽く花魁の風情があり、散り行くところです。

ここから新緑の屋敷林越しに眺める日和田山も、素晴らしいよ。
人は誰もいません。団地の住人にはお勧めですが、市外からはコロナ。

左・高麗神社、右・巾着田/高麗駅、だったはず。
清流橋分岐にある道標です。

  写真は23日昼前に撮りました。

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遅い花見

2020-04-24 | 高麗便り

お花見に行ってきました。
東北や北海道ではなく、近場も近場、徒歩30分。
西武線高麗駅のすぐそばです。

桜はうこん(鬱金)桜です。
少し陰気で、頭痛持ちの貴婦人という趣があります。
わが町には、少し勿体ない。

  写真は19日に撮りました。

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長~い電話

2020-04-22 | 遊行期

幹事君から、今年のOB会中止の電話。受持ち5人に知らせてくれ、との指令であります。

電話連絡網は森生が幹事だった時、OB会としての通信費を節約するために作りました。
OB会会員は半世紀前の職場の仲間たち、およそ30人。

連絡先5人は、あちこちに不具合はあるらしいけれど、声は元気だった。
そりゃそうさ。ブラック企業同然の職場で、波乱万丈を乗り越えてきた古強者たちだもの。
コロナごときに負けてはいませんよ。

ここは臥薪嘗胆、我慢のしどころ。
と来年の再会を約束し、長~い電話を切りました。
鬼、笑ってるかな?

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割り箸

2020-04-20 | 高麗便り

清流川沿いにある食堂喫茶店「清流」。
月に1~2回、徒歩で1時間もかけて、昼飯を食べに通います。

ここのスパゲッティナポリタンセット900円が美味いからです。
野菜サラダ付で、食前食後には珈琲が出る。

滅多にお客が来ないので、空気はきれいです。

更にいいところは、黙っていても、割り箸を出してくれること。
フォークとスプーンより、割り箸のほうが文化的です。

場所は、かわせみ街道から清流の谷戸に入ったところ。
この前、猪に遭った場所はこの店のすぐそばです。

  

  近頃、割り箸を出す店が少なくなりました。
  大手のラーメン店でも、プラスティック製で、使い回しができる箸になっています。
  あれ、麺が滑り落ちやすく、使いにくいよね。

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リーダーシップ

2020-04-17 | 先輩のお言葉

愚図愚図、もたもた、ふらふら。すべてが小出し、後手後手。
蹴飛ばしてやりたくなりますな。

 

 新型コロナウィルスが猖獗を極めている。
 地域封鎖も大量検査・徹底隔離もしてこなかった日本でも先週、遂に地域限定緊急事態宣言が出た。

 国民の命に関わる非常時に、政府は様々な強権措置を発動し、国民に忍耐を強いる。
 ある意味、民主主義の危機でもある。
 指導者は起こり得る事態を事前に説明し、国民の不安を最小限に抑え、政府への理解と協力を得なけ
 ればならない。  
 この時、試されるのは指導者の指導力・胆力、コッミュニケーション能力だ。

 ドイツのメルケル首相、英国のジョンソン首相、フランスのマクロン大統領は、みな動画で国民に直
 設メッセージを送っている。
 正面を見据え、自身の言葉で事態の深刻さを語り、国民に忍耐と協力を求め、前線の医療関係者に感
 謝し、先頭に立ち国民と共に戦う決意。そして全責任は自分が負う、と締める。
 言葉だけでなく表情や口調からも、強いメッセージが伝わる見事な会見だった。

 翻って我らが指導者はどうか。
 用意された原稿、事前に調整された質疑応答、修飾語の連続。視線は左右のカメラを行き来し、質疑
 時は下を向きメモを読む。
 巨額の経済対策を得々と説明するが、休業補償はやらない。
 医療崩壊阻止も、結局は国民の自粛頼み。
 経済も大事だが、今は命と医療を守る方が優先なはず。
 敢えて休業を決断した百貨店を非難するなど耳を疑う。危機感が無さすぎる。

 安心のメッセージが各世帯に布マスク2枚と、自宅で犬と寛ぐ動画ではいくら何でも酷すぎる。
 日本は本当に大丈夫なのか。(呉田)

以上は、14日付朝日新聞朝刊10頁「経済気象台」から、ほぼ全文転記しました。
このコラムは第一線で活躍している経済人・学者ら社外筆者が書いているそうです。

 

 同じ朝刊22頁文化文芸欄「多和田葉子のベルリン通信」も読ませます。
 筆者はベルリン在住の小説家・詩人です。

 疲労感を滲ませながらも、理性へ静かに訴えるメルケル首相と、ドイツ国民の対応が活写されています。
 ドイツでも当初、若者たちの多くはパーティに明け暮れていたそうです。
 是非お読みください。

  

 それから僭越ながら、林住記の過去記事「新・戦争論」もね。

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本屋へ

2020-04-16 | 林住期

青嵐が雑木林を、コロナウィルスが人々を激しく揺さぶる日。
じじぃは外出自粛要請を脇に置き、団地の下にある本屋へ行きました。
こんな裏道には、人もウィルスもいないからね。

本屋は想定とおり、物々しい雰囲気です。
レジは透明ビニールシートで囲われ、人は完全武装の店員とじじぃの二人のみ。
マスクを忘れてましたが、この本屋なら大丈夫でしょう。

  月刊文藝春秋五月号を買いました。
  武漢肺炎特集で、まだ読んでませんが、目次だけは全部目を通しました▼
  TVの面々に食傷気味のご同輩へ、多士済々の文春をお勧めします。

  

  総力特集コロナ戦争
    人・国 みな本性を現す(塩野七生)
    感染症の日本史 答えは歴史の中にある(磯田道史)
    グローバリズムの復讐が始まった(佐伯啓思)
    安倍総理よ 強い決断を(橋下徹)
    すべての疑問に答える(小池百合子東京都知事)
    医療崩壊も想定内だ(吉村洋文大阪府知事)
    安倍官邸 無能な役人の罪と罰(舛添要一)
    菅外しで現実味を帯びる石破擁立(赤坂太郎)
    狡猾なウィルスに試されている(橘玲)
    戒厳令下の欲望の街を往く(本橋信宏)
    現場医師の報告 新型肺炎重症化の苦しみ(岩淵敬介)
    韓国パンデミックでも反日は死なず(金敬哲)
    武漢・中国人女性医師の手記(アイ・フェン)

  全世界同時不況に備えよ
    株・債券・土地はこうなる(神谷秀樹)
    消費パニックの勝ち組と負け組(渡辺努)
    中長期戦略 中国進出を止めてはいけない(新浪剛史)
    五輪延期費用3000億円 IOCも負担せよ(後藤逸郎)

  そのほか面白そうな記事です。
    大相撲無観客場所潜入日記(佐藤祥子)
    こんな時こそ一人呑み 東京もつ焼き酒場ベスト5(吉田類)
    小中高生に全力で薦める極上の12冊(辻村深月・綿矢りき)
    志村けん 最後のコメディアン(広野真嗣)

  

  いくつ読めるかなぁ。ふぅ。

  200416


寛ぐひと

2020-04-14 | 歌の翼に

非常事態とも、国難といわれる今日この頃。
土日返上で働いてるのかと思ってたら、大将は自宅で寛いでいました。
ちょっと寂しそうに。

誰にも休養は必要です。
でもこの時期、わざわざ寛いでいる姿を見せるなんて、愚かも愚か、開いた口が塞がりません。
口を塞ぐためのマスク2枚。早く届けて欲しい。

  うちで踊ろう

奥方が映っておりませんな。
きっとどこかへ、遊びに行ってるんでしょう。
いやはや。

  気を取り直して、手を洗うピコ太郎くんをどうぞ。

  PPAP-2020 洗って踊って

  続いて嵐の5人です。

  Wash Your Hnds

  200414


また一花

2020-04-13 | 拍手

人間に散々利用された挙句、要らなくなった桑の老木です。
毎年、蚕の餌にするために枝を切られ、怪獣のような樹形になってしまいました。
養蚕が廃れたので、後は引き抜かれ、焼却処分を待つ身です。



それでも、今年もまた一花、咲かせる準備をしています。
桑の老木は、最期まで諦めません。
偉いなぁ。

200413


田崎史郎さん

2020-04-10 | 重箱の隅

ようやく発した非常事態宣言ですが、初っ端から都と国が揉めています。

休業要請業種の範囲と要請発表時期について、都は大きく網を拡げ、直ちに発表したい。
対する国は内輪に、今後2週間様子を見てから、当たり障りなく、というわけ。
そして、いちいち国の了承が必要らしい。

晋三は各知事に丸投げした以上、百合子知事の言うとおりにすればいい。
千葉埼玉神奈川は都に準ずるか、県独自の対応をすればいい。
経済優先より、先ず感染抑え込み、でしょうが。

安倍政権のスポークスマンとして、田崎史郎さんがガンバッテおられる。
朝のTVで玉川徹さんと激論し、面白かった。ニュースショーはこうでなくちゃ。
官邸のトロさがよく分かるので、この先もず~っと出演してくださいね。

ところで、田崎史郎さんの最近の肩書は「政治ジャーナリスト」です。
しかし、ジャーナリストというよりも「エージェント」とする方が相応しいですね。
官邸から、機密費を相当頂いているんでしょう。

  

  森生は玉川徹さんの肩を持ちますが、ご同輩は如何ですか?

  200410


憂き世

2020-04-09 | 高麗便り

緊急事態宣言。
字面は大袈裟だが、例により、せかせかぺらぺら。

これまでどおりの外出自粛要請など要請ばかりで、中身ゆるゆる、模様眺めで知事任せ。
全然、決然としてませんなぁ。

この際高齢者を殺したい麻生と、まだまだ遊び足りない昭恵の意向が強いのではなかろうか。

普段から、すれ違う人が殆どいないわがまちです。
不要不急なじじぃは、今日も外出しました。

桜は散り始めております。 

  散ればこそいとど桜はめでたけれ
       憂き世にコロナ久しかるべき  

   200409 


緊急事態宣言

2020-04-07 | 床屋放談

都知事にせっつかれ、やっと緊急事態宣言が発せられる運びとなりました。
手遅れでしょうね。

緊急事態宣言を行っても、要請ばかりで罰則はない。
都市封鎖も予定はありません。
なんなんだ、これは。

安倍も小池も、後で責任を問われないように、逃げまくっています。

医療崩壊は既に始まっております。
検査をしないから気付かないだけで、爆発的感染が起きているはずです。
自宅療養を指定された軽症感染者から、感染が広がるでしょう。

洗濯して使える布マスクを、4人家族でも1世帯2枚ずつ、郵便で配るとか。
郵送費等を除くマスク代だけで200億円も使いますが、布マスクはWHOも否定しております。
サイズが小さく使えないものもあるらしい。

このマスク配布計画は、40人の役人が一月もかけて実行することになりました。

高市早苗総務大臣は、五輪聖火を山間僻地の住民に展示し、機運醸成に繋げたい、とか。
いまだにオリンピックを開催するつもりです。

  

  バカ殿は、部下にバカ侍しか集めない。
  類は友を呼ぶ。

  自分のカラダは、自分で護るしかありません。

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危険な桃源郷

2020-04-06 | 高麗便り

清流の里から高岡へと、ご機嫌で歩いておりました。

坂道の上には桃源郷があります。
山桜混じりの雑木林を背に、広い梅林と野菜畑。

たった一軒の家の前の斜面は、花桃・雪柳・連翹・三つ葉躑躅・満天星・馬酔木・・・・。
道端には菫・蒲公英・紫花菜・蕗の薹・水仙・ムスカリ・・・。
南正面は、林越しに日和田山の雄姿。

上り坂の先の緩い下り坂に、地味な動物が現れました。
野犬? 違う。道の真ん中に猪がいる。およそ10m先だ。
大きさは中型犬くらい。野暮ったい顔。太い胴体。牙は無く、猪青年か。

団地の回覧では、目を逸らさず、静かに徐々に後ずさりせよ、と。
石ころか枝切れを探したけど、あいにく見つからない。
カメラを振り回すしか対抗策がありません。

  

  一対一の睨み合いになりました。
  しかし、猪の方が折れてくれ、片側の藪の中に入ってゆきました。

  勝った!!! でも、藪に隠れているかも。脇目も振らず坂道を駆け下りました。

  

  猪の写真を撮る余裕はありませんでした。
  高麗の里の、空気は清浄ですが、こういう危険があるのです。

  200406


新緑に染まる

2020-04-03 | 歌の翼に

若葉のささやき が菜種梅雨を吹き飛ばして、高麗の里の空気は清浄です▲

誰にも遭わずに、あちこち徘徊できます。

季節の移ろいは早く、明日がないじじぃ。筋力維持にも、外出は必要です。

日和田山の登山口。ハイキングの名所なのに、誰もいません▲



鹿台堰に、人影はありません▲

久万八千神社。満開の桜を、独り占めした気分▲

新緑に埋もれる清流村▲

巾着田。濃厚接触する賢い家族がいました▲

ああ、タンポポの綿毛になりたいなぁ......。

  

  徘徊時間は4時間ほど。15,068歩になりました。ふぅ。

  200403