林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

里山づくり

2013-02-28 | お節介

久し振りに笹山尾根を歩いた。

尾根道の北側の藪がばらばらに切り払われて、下にある東急こま武蔵台団地の屋根の波が見えるようになった。
藪を刈ったのは、最近急に増えた団塊じいさんたちのようだ。

団地の住民は山の木が大嫌い。
落葉が迷惑だ、日陰になる、と目の仇にして、所有者の東急不動産に掛け合っても、業者は物件を売りつくして、系列のスーパーは撤退し、後は野となれ山となれ。下刈りや間伐なぞするはずがない。

開発する時に緑地として残した団地周辺の急傾斜地は、以前は開発業者から市に引き渡されたものである。
しかし昨今は、市に管理責任が発生するし、僅かであっても税収が減る。緑地は宙ぶらりんとなった。

そこで時間を持て余した団塊じじぃたちが実力行使を始めたわけだ。

実力行使は大いに結構なのだが、県が雇った伐採業者同様、後始末が全然できてません。
伐採の仕方も落第。木は胸の高さで切り倒し、倒した木が他の木に倒れかかったまま。
大枝小枝や刈り払った潅木類は滅茶苦茶に投げ出したまま。
山津波に襲われた跡みたいだ。

醜いものが見えない、また見ようとしないのはわれわれ日本人の悪い癖である。

この種の自発的な作業に報酬があるわけではない。
急がずに一作業一片付けの原則を守り、切り払った雑木や潅木を適所にきちんと積み上げれば、御舟や玉堂が描いたような見事な雑木林になるのだ。国営武蔵丘陵森林公園に、よく手入れした雑木林があるので見て欲しい。

手を入れず放っておけば里山が生まれる、と勘違いしている団地住民が多い。
行政も、団地の自治会も、いま何とかしなければ、団地の不動産価値は下がる一方である。

団地が美しい里山に囲まれていれば、
この団地で生まれ育ち、街へ出て行った若い人が、
子どもを連れて帰って来るだろう。

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銀杏を蒔く

2013-02-26 | お節介

景観間伐などと綺麗ごとをいいながら、埼玉県が乱暴に皆伐した杉林の跡の大斜面に、銀杏を蒔いてきた。
銀杏は栗坪の行灯じぃが拾い集め、臭い果肉を高麗川で洗い流し、「八宝菜に入れてよ」とくれたものの一部である。

発芽するかどうかは、銀杏任せだから分からない。

もし発芽しても、土砂崩れに巻き込まれるかもしれないし、心無い作業員が構わず刈り取ってしまうかもしれない。
何しろ西武鉄道さんの社有地だから、それは仕方がないことだ。

だが、一本でいい。

運よく順調に成長し、雄大な円錐形をつくり、春は煌く新緑を、夏には涼しい日陰を、秋は黄金色の葉を散らしてくれる姿を想像するのは楽しいことだ。

 

その頃には、森生はどこかの地面に埋まっているはずだ。
大斜面に屹立する大銀杏を見るために、宗旨を変えて、千の風になるのもいいかな、と思う。

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ウィンドオーケストラ

2013-02-25 | 歌の翼に

東京国際大学の在校生と卒業生で編成された、「アミューズ・ウィンド・オーケストラ」の第17回定期演奏会があった。
家に居ては光熱費がかかるので、所沢ミューズ内のアークホールへ、寒風を突いて聴きに行った。

演奏会にあまり気が進まなかったのは演奏曲目の所為である。

     團伊玖磨・祝典行進曲/吹奏楽のための奏鳴曲「ソナタ」

     黛敏郎・マリンバ協奏曲

     芥川也寸志・交響三章(カプリチオ・子守唄・フィナーレ

などでは、よほどクラシック音楽に造詣が深くなければ、尻込みするのが当たり前。
事実、友だちを誘っても、むにゃむにゃ言われて断られていた。日本人の現代音楽は敷居が高いのさ。

ところが、見ると聴くでは大違い。

先ず、祝典行進曲。明朗、爽快、典雅。行進曲の傑作だね。
この行進曲は時々聴いたことがあるが、この日の演奏が一番良かった。
吹奏楽のための奏鳴曲。美しい旋律が繰り返され、初めて聴く曲なのに何故か懐かしかった。

シロフォン協奏曲。素晴しい。これは日本民謡を西洋音楽の手法で洗練させた名曲。
金丸寛のマリンバは猛烈な速度で正確に美しい旋律を叩き出し、まるでアクロバットのよう。オケも大健闘。
臙脂のシャツに黒ベストが洒落てたけど、捻り鉢巻に藍の印半纏、白パッチのイナセな姿ならもっと良かったよ。

アンコールは3曲。

團伊玖磨=夕鶴幻想。嫋々とフルートを吹く手弱女・佐藤裕美子(かな?)さんに拍手。
黛敏郎=NTVスポーツニュース・テーマ。吹奏楽らしい吹奏楽で頭上に青空が広がったみたい。客席から手拍子も。
芥川也寸志=交響管弦楽のための音楽Ⅱ。 聴いてるときは良かったが、この記事を書き始めると、どんな曲?

国際経済大学在校生とOBの演奏は、一度も音を外さずメリハリを利かせ大成功だった、(と思いますが.....)。
マエストロ寺島康郎のご感想を聞きたいものです。

 

結局、演奏会に行って良かったと思う。食わず嫌いはソンだ。

youtubeを聴いて。
出雲市中学生の演奏は感動的ですね。典雅さは大学生が勝ってたが、この元気さ果敢さも素晴しい。
NTVスボーツニューステーマと交響三章は、大学生の方が洗練された演奏で、ずっと良かった。

売れる以前の團伊玖磨は、映画音楽を作曲している。
有名になってからは「暗闇で見る映画は芸術じゃない」と映画から遠ざかった。
しかし、三船敏郎・高峰秀子主演の「無法松の一生」は洋画に引けをとらないスケールが大きい感動的な音楽だった。

久我美子・森雅之主演の「挽歌」で、越路吹雪が歌った主題歌は、芥川也寸志の名曲である。
全然流行らなかったのは、当時としてはセンスが良過ぎたのだろう。

誰かyoutubeに載せて下さいね。

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ぽかぽか鍋

2013-02-24 | 風に吹かれて

 天窓兼換気窓から見た冬空です。

森林公園での昼飯は「あったかパオでぼかぽか鍋」にした。
匠さんが先月のボランティア作業で来たときに発見し、公園内にある「中央レストラン」に予約してくれたのである。

 あったかパオとは「暖かいパオ(包)」で、モンゴル平原の遊牧民が携帯する折り畳み住宅のこと。
 ぽかぽか鍋のほんとの名前は「暖か豆乳味噌鍋(1500円)」です。プリンスホテルが開発、命名しました。

小さなパオは寒風の下で、しょんぼりうずくまっていた。
屋根の真ん中の天窓兼換気窓を開けて、腰を屈めて中に入る。内部は思いのほか暖かく、強風にビクともしない。
食卓は5卓に各4席。客は匠さんとうさじぃそして森生の3じじぃの揃い踏み。

鍋の具は白菜長葱人参小松菜椎茸しめじなど地元野菜に蒟蒻だったか。食事前写真を忘れたのであやふやです。
人数分の鶏手羽先唐揚に豚ばら肉。それにコラーゲンボールというピンポン玉半分大の怪しげな物体人数分。
鍋の中に仕切りがないのに人数分を別々の器で出す不合理。改善の余地あり。

何はともあれ、味噌を豆乳で溶いたスープで以上をぐつぐつと煮込む。
できあがったぽかぽか鍋は白鵬日馬富士もごっつぁんな、とんでもない美味になった。拍手喝采でありますな。

 あらかた食い終えたぽかぽか鍋です

具を食い尽くしたところで饂飩を注文し、ぐつぐつ煮てからまた、がつがつ。
しかし
結局食いきれず、滋養豊富風味絶佳のスープが大分残っってしまった。
残したスープをペットボトルで持ち帰り、ラーメンにしたら、間違いなくカラダだけは横綱になるだろうね。

なお、料金は一人頭1800円だった。
公園入園料が高嶺者割引400円で200円に。駐車料金は公園前民間駐車場が400円も安い200円だった。
だから、じじぃでもたまにはこのくらいのゼイタク、いいでしょ?

 

一年前から、公園や食堂の運営業務が西武造園とプリンスホテル共同企業体に代わった。
パオの特設と、ぽかぽか鍋はその成果の一つのようだ。

3月末までですが、みなさんご利用して下さいね。
コラーゲン珠は、ちっとも効きませんがね。

去年の春の交代劇は、過去記事「説明会はもう一度」をどうぞ。

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探梅

2013-02-22 | 風に吹かれて

 

森林公園にある梅園へ行ったのは「観梅」のためだった。
しかし紅梅が数本満開だったほかは、ま~だだよ。


福寿草はマジメに暦に従い、既に盛りを過ぎているのに、梅は怠慢である。
南向き大斜面の下の方からてっぺんまで、珍種老木を一本ずつ確かめながら上る「探梅」になった。


ところどころに混じる万作や蝋梅は咲いていたが、肝心の梅はまだかいな、だった。
着膨れた姥桜たちは、芝生のあちこちで満開だったよ。

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光の春

2013-02-21 | 風に吹かれて

歩くから薄着でいい、と思ったのは大間違いだった。
ミシュラン人形のように着膨れて来たうさじぃが、正解だった。


国営武蔵丘陵森林公園。見た目には、まさに光の春だ。
実態は、上越の山脈を越えて吹いて来る北風将軍の方が、断然優勢だったけれど。


寒さ堪えて歩いていて、はっ  強風による枯枝落下に黄信号だ。
足元を見れば、寒さの底に菜の花と福寿草。光る黄色に、ほっ。


この日は梅園に行ったのですが、寒さ厳しく、舌先までかじかむ始末。
観梅ことは、明日話しますね。

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耐乏生活

2013-02-20 | 先輩のお言葉

「彩の国いきいき大学」が主催した森永卓郎先生の講演を聞いたのは一月末のことだった。

あれからずっと林住記で報告しようと思っていたが、なかなか記事にできなかった。
それは講演が難しかったのではなく、ゲラゲラ笑ってばかりいて何を聞いたのかよく覚えていないからだった。

講演会後に入間市駅のスタバで友だちと講演を総括したが、全員「そういえば何だっけ?」状態だった。
これはわれわれが呆けるだけではなく、森卓先生が聴衆の雰囲気に合わせて「今日は笑わせておけばいいや」と考えたからではないだろうか。それでも覚えていたことは以下の三つです。

  1.講演会の舞台上で演じた、天敵竹中平蔵先生とのセキララで大笑いな遣り取り。

  2.円安に誘導する安倍晋三首相は、オバマ大統領から嫌われていてなかなか会ってくれない。

ぐらいだったかなぁ。(あと一つは文末でね)
そして
小泉純一郎から安倍晋三に乗り換えた竹中先生への反感からか、アベノミクスに懐疑的だったようだ。

   

話は脱線します。

いま、海江田万里民主党代表が、多額な資金を集めて経営破綻した「安愚楽牧場」をめぐり告訴されている。
経済評論家時代、複数の雑誌に「安愚楽への投資はリスク・ゼロ」と書いたので、出資者30人から約30億円の損害賠償を求められているのだ。

海江田氏は「書いた当時と安愚楽破綻時とは経済環境も畜産業界も大きな変化があったし、安愚楽からは報酬を貰っていないので、賠償請求には応じられない」、としている。
あはは、
どっちもどっちだねぇ。

だが白状すると森生には大損をした出資者をヒハンする資格はない。
当時、もし手元に有り余るお金があったら、海江田先生の「保証」に乗せられて大損をしたかもしれないし、森卓先生の今度の講演会も「もしかするとアベノミクスが最後のチャンスかも」というヨコシマな期待が無いわけではなかった。

   

しかし「モリタク流・経済ニュースのウラ読み術」いう演題から感じた下心に反し、「これが必ず儲かります」などという無責任なヒントを話さなかったのは流石、TV発言がヒハンに曝されると仰る森卓先生だった。
そして覚えている三つ目は以下のことです。

  3.見栄を捨てて徹底的な耐乏生活をしましょう。年収300万円あれば100万円の貯金ができます。

具体的には「白菜は店頭に並べる前に取り外して捨てる外側の葉っぱを貰って来る」だった。とほほ、だね。
冴えない服装だけれど年収が3000万円はありそうな森卓先生から、なんだかからかわれたような気がした。
老後は、どうせ命より大切な預金が減ることは確実。貯金なんかとっくに諦めてるよ。

でも、白菜キャベツレタスは、農家が出荷する時に痛んだ葉っぱを外してラップするんじゃないのかなぁ、と想像する。で、替わりにスーパーの試食は同じものでも何故か家で食うより美味いこともあり、森生は必ず利用している。

やはり森卓先生は別世界のヒトだ、と思うのだった。

余談ですが、海江田さんに対する勝間和代さんのお言葉です。
海江田さんが紹介したようなリスクゼロ、ハイリターンな金融商品を作れたらノーベル経済学賞ものです」。

海江田代表の記事は朝日新聞2月19日朝刊に載っておりますが、そこには安愚楽牧場社長就任宴会に出席。
壇上に並んでいる写真があります。困った代表だね。

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やりたいこと

2013-02-18 | 先輩のお言葉

所ジョージさんは、金髪、実は白髪でも森生よりずっと若いヒトだが、ずっとずっと成功したヒトだ。
その所さんが黄色いThe Beetle が停車している道路に寝そべり、

   やりたいこと、やっちゃおう。

とゲキを飛ばしている。

   おう、いじゃねぇか、やりたいことやっちゃおうぜ。

と森生は応じたい。応じたいけど実はね.....。

やりたいことやっちゃうにはお足が必要なのね。
森生は所さんのようには成功しなかったし、お薦めのジャンボ宝籤は掠めもしなかった。泣き寝入りが長いのね。
また、型を破る元気は最早ないのよね。そもそもジーパン穿くとハラが苦しくって、肩が凝っちゃうのね。

だから残念ながら、所さんのご提言は手遅れだ。
これはじじぃではなく、いま、現役でちまちま暮らす
人々へ贈る言葉だということは分かってるよ、ふんっ。

    

昔、森生にもいささかの成功欲があった。
参考にしようとして邱永漢さん書いた沢山の本に熱を上げた時期があった。
邱さんは日本領だった頃の台湾出身で波乱万丈。実業畑でも文筆活動でも大成功をしたヒトだ。

今では何という本か忘れたが、先生の本にいいお言葉があった。

  自分(邱さん)のように年をとると、すぐ草臥れ果ててもう遊びたくはないし、胃袋が縮んでしまい食欲が無い。
  若い頃は1万円で10万円の楽しみが味わえたけれど、今じゃ100万円が1万円の価値もない。
  若者は借金してでも、よく遊びよく食うことだ。貯金なんかしちゃだめですよ。

貯金は当然邱永漢さんほどはない。美味いものは鄙にはマレ。馬車馬のように働かされたので遊びは知らないよ。
100万円無価値論には全然納得できないけれど、カラダの衰えだけがあの頃の邱さんに似てきたわぃ。

     

この前、介護老人ホームを見学して痛感したことがあった。
それは、おばぁとは異なり、じじぃの終の棲家は狭い、ということ。
つまり預金通帳以外の全てを断捨離しないと、物理的に入居できないということだ。

だから所さんのご提言には、着るものとお行儀についてだったら応えられる。
半世紀も前に買い、しまっておいたままの原色派手シャツは、周りのヒトがなんと言おうと、この際着てしまおう。
徘徊に疲れたら、周りに流されず、赤シャツで道路に寝そべればいいんだ。

もしもその場に居合わせても「行き倒れだ!誰か救急車を呼んでくれーっ」なんて言わないで下さいね。
いや、呼んで欲しいかも。

 軽が既に15歳かな?。塗装にヒビ・アカギレが目だってきた
ああ、この黄色いThe Beetleが欲しいなぁ。

写真はフォルクスワーゲン所沢さんのチラシから。

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凍える中にも

2013-02-17 | 高麗便り

 

季節は後戻りして、毎日寒い寒い。
太陽が顔を出したので、春の気配を探しに、かわせみ街道を外れ、凍える野の道を歩いた。

あった!



 
これは白梅。毎年確認しているので間違いはないはずだ。
でも開花する前は薄紅色。知らなかった。


 水仙もようやく蕾を伸ばし始めていた。
春を忘れてはいなかった。

遠くに東急と西武が開発した高台の町。
高句麗からの渡来民が開いたこちらの方が、まだ暖かそうだ。

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薄っぺら

2013-02-15 | 林住期

朝から空はどんよりとし、空気はしんしんと冷えてきた。
春は行きつ戻りつで、結局真冬。

昨日から雨か雪という予報が出ていたので、篭城対策はできている。
エアコンを点けっ放しにしておくのが痛いけれど、まさか布団に潜ってるわけにはゆかないし。

そういうわけで、気分までどんよりしてきて、今日は何もする気がありません。

ところで.......

林住記が庇を借りているグーブログには、事務局が定めたカテゴリーがある。
カテゴリーは2層構造になっていて、例えば「日記」には、以下の「ジャンル」が用意されている。

    モブログ
    ウェブログ
    きいて!きいて!
    ささやき
    じまん
    うれしい
    たのしい
    かなしい
    くやしい
    おもしろい
    びっくり
    むかつく
    ヒミツ
    やっちゃった
    その他
    ラブラブ

           .......ったく、近頃のワカイモンは薄っぺらでナサケナイね。

 

モブログ、ウェブログって何だぃ? じじぃも情けないよ。

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不戦敗

2013-02-14 | 床屋放談

次のオリンピックでレスリングが競技種目から除外されることが確実になった。
という報道に、日本レスリング協会や日本オリンピック協会(JOC)が慌てふためいている。
なにしろ試合に出る前に負けちゃったんだもんね。

猪瀬クンやJOCはレスリング除外がオリンピック招致機運に水を注すことを危惧しているけれど、東京オリンピック時期尚早論者の森生にとってはいい知らせだった。

彼らは「晴天霹靂」と言うけれど、国際オリンピック委員会(IOC)が急に思い立ってある夜一発で決めたのではない。
そういう動きがあったことを、日本側がのほほんとしていて気付かなかっただけである。
現役の選手は仕方ないよ。だけど本部に集うエライさんたち、毎日なにしてたんだぇ?

日本ではオリンピックを矢鱈に神聖化しているが、IOCは時代の空気を読み、日進月歩。オリンピックを「興業」と見做して市場調査をし、儲けをより大きくするために品揃えつまり競技の入替を考えているのだった。
それはオリンピックの興業を職業としている委員として当然のことだった。

日本のレスリング、特に女子レスリングは強いのだそうだ。
でもね、いくら強くても競技する場所が無くなったんでは話にならない。外国人との付き合いにも強くならなければね。

どうもこの一件は、ソニーやパナソニックがダメになったことと共通しているようだ。

各種団体と選手たちは何かと言うと「子どもたちに夢を持たせてやりたい」と言う。
まともな子どもなら、オリンピックが無くなれば夢は他でも見つけられる。
本当は子どもの夢より、自分の夢すなわち名誉欲権力欲を満たしたいのだ。子どもをダシにするのは止めてくれ。

東京オリンピック招致運動の看板選手がTVに出ずっぱりである。当然言うことは同じで全く説得力は無い。
それに谷亮子センセイに似てる。スポークスウーマンとして滑舌がいいだけでボキャが貧弱ですな。
森生は逆三角形の女が嫌いなのさ。



ロンドンで吉田沙保里選手に肩車をさせて、はしゃぎまわったみっともないオッサンたち。
こういう時こそ顔を出して、少しは気の利いた発言をしておくれ。

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レストヴィラで昼食を

2013-02-13 | 拍手

あの「和民」経営、介護付き有料老人ホーム「レストヴィラ入間(いるま)」です。
韋駄天じぃを誘い、見学させてもらった。

出迎えてくれたのは入居相談室課長。

  えーっ! お若いですねぇ。
  ご入居は相当先でいいんじゃないでしょうか。

職業柄、高嶺者を持ち上げるのが上手いねぇ。
入間市駅から15分もかかるけど、下り坂だったのでスイスイ歩けただけさ。

昨年11月開業のレストヴィラ入間は素晴しかった。
森生より口煩い韋駄天じぃが「気に入った」というくらい素晴しかった。

館内は明るく清潔。施設・内装・什器・備品は趣味が良く、高嶺者への気配りは十分。
親切な職員。退屈させないお楽しみの数々。極楽極楽。

ひと月住めばアラも見つかるだろうが、とりあえずは恐れ入谷の鬼子母神でありました。

感動は僅か500円で、入居者と同じワタミ自慢の昼食を、試食できたことだ。

味は頗る良く、器は伊万里。
毎月の「献立予定表」が入居者に大好評だそうで、森生にもこれを郵送して欲しい。

課長は入居条件、料金、運営内容、介護保険制度などを分かり易く説明ししてくれた。
東大教授さえ遣り込める韋駄天さんも兜を脱ぎ、

  ここに入居できるなら女房と別れてもいい。

入居後10年くらいでおさらばなら、命より大切な貯金を取り崩し、何とかなりそうだ。

心配はアベノミクスである。
高嶺者にとってインフレは命取りだからね。晋ちゃん太郎クン、分かってるかぃ?

 

説明を聞いた時は全て理解し了解したつもりだった。
しかし帰宅すると、実はいくつか腑に落ちないことがある。
頂いた資料と介護保険をもっと勉強しよう。

そして、もう一度ワタミの昼食を食したいですなぁ。

【この日の昼食の献立】
ご飯、お吸い物(とろろ昆布か玉葱)。
鰈の照り焼き(焼き長葱つき)、柔らか金平ごぼう、春雨の酢の物、キウイフルーツ。

「レストヴィラ入間」についてはこちらをどうぞ。

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湯治願望

2013-02-12 | うわごと

湯治のコツを解説した連載記事を読んだ。
ためになり、じわじわ効いてくる記事だった。

 ・湯治は慢性病や疲労によく効き、友だちができる。

 ・温泉毎に効き目が違うから成分や効能を調べ、自分のカラダに適した温泉を選ぶこと。

 ・入浴回数はじじばばの場合、昼近くと午後の2回に。でないと即・極楽往生かも。

 ・温泉の有効成分を白湯で洗い流さないこと。

 ・できれば1~2週間滞在すること。無理なら日帰りまたは一泊を繰り返すこと。

要点は以上だったようだ。
ああ、温泉に、湯治に行きたい。それに、もしも湯治に行くならば........。

 ・出発は遅いほうがいい。かといって午後では半日勿体ない。

 ・玄関まで車で迎えに来て欲しい。運転はミス・デージーに付いたようなご同輩でいい。

 ・脱衣室や廊下など全館暖房完備で、鄙びた日本式旅館がいい。但し食事は椅子席。

 ・自炊なんかとんでもない。上げ膳据え膳。少量で美味いもの。猪なんか臭いのはお断りだ。

 ・客室係ははにかみ、かつ、話が分かる中年増美人があらまほしい。

 ・どなたか招待して下されば、なおよろし。

  

などと、うだうだ箇条書きにしてるだけ。
アベノミクスの行く末を考えると、時間はたっぷりあるのにおアシが不安。
お神輿は一向あがりませんな。
で.......

  湯治場に行きたしと思へども 群馬県は余りにも遠し
  せめては洗いたてのパジャマをきて きままなる夢を見てみん

  坂道を歩いて帰ってくる途中 水色のフェンスによりかかり われひとり大きく息を継ぐ
  二月の夕べの飛行機雲 うら若草のもえいづる心まかせに

現実的具体的にはどうするか。
布団を敷くとき、いつもとは向きを変えるのです。
北枕になっても構わない。
その
効果はね。

  夜間、用足しで目が覚めたとき......やや、部屋の出口は、厠はどこだ!

  朝、遅くに目覚めたとき...............あれれ、日差しが左の窓から射している!

などと非日常的な気分を一瞬、味わえることでありまする

問題の連載記事は、2月1日~4日、朝日新聞朝刊「湯治で元気!」です。
湯浴み美女図はファンケルの「血行促進サプリメント特集」、
温泉写真はJafの「古遠部温泉」からお借りしました。

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