飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

論理的であるとはどういうことか

2023年08月31日 19時19分29秒 | 授業論
授業案の中で論理的思考という言葉をよく使う。
では論理的思考とは何か。
よく教師はいう。
「ものごとを筋道立てて主張できること」
端的に言えば正解かもしれない。
でも細分化されていない。
大まかすぎるのだ。
では筋道立てて主張するにはどんな観点が必要だろうか。
「あの人は言うことが論理的だ」
と評される人がいる。
その意見を詳細に分析すると次のような共通点があることに気づく。
それは次の10の要素をきちんと意識して物事をとらえ、論理を組み立てているということだ。
では、その10の要素とは何か

①理由…「〜と考えた理由は…だからです」という思考ができること
②順序…「はじめ・中・終わり」という順序立てた思考ができること
③活用…「〜を使うと…になる」という思考ができること
④きまり…「〜というきまりがあるため…」という思考ができること
⑤類似…「◯◯と☓☓は△△なところが似ている」という思考ができること
⑥相違…「◯◯と☓☓は△△なところが違っている」という思考ができること
⑦類推…「もし〜だとすると…」という思考ができること
⑧具体化…より実際に即した別の言葉に置き換えて思考ができること
⑨抽象化…より一般化した別の言葉に置き換えて思考ができること
⑩因果関係…「〜だから…が起こった」という思考ができること

saitani

この記事についてブログを書く
« 夏休み明けにチェックすること | トップ | 教師十戒 »

授業論」カテゴリの最新記事