飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

4年生 国語科 春のうた 草野心平

2024年04月12日 05時42分13秒 | 国語科
「春のうた」 草野心平

1 音読する
〇指示 題と作者は私が読みます。
    続いて読みます。

    ・追い読み
    ・交代読み
    ・タケノコ読み
    ・一斉読み

2 作者と話者を区別する
〇発問 作者は誰ですか?
    ・草野心平

〇発問 作品を語っている人(人間だけではない)のことを話者と言います。
    話者は誰ですか?
   ・かえる

3 内容の読み取り
〇発問 ケルルンクックは何回出てきますか?
    ・4回

〇発問 その4回の中で一番強く言いたいケルルンクックはどれですか。
   ・最後のケルルンクックを強く言いたい。
   一番最後だし、二回繰り返して言っている。

4 視点を確認する

〇話者である「かえる」に見えているものを全てノートに書きなさい。
    ・みず
    ・いぬのふぐり
    ・くも
    ※それ以外は、検討対象となる。

〇発問 作文の場合は、文章の区切りのことを段落と言いました。
    詩の場合は、連と言います。
    この詩は、何連の詩ですか?

   ・3連

〇指示 各連の最初に1~3の番号をふります。

〇指示 第1連と第3連を指差しなさい。

〇発問 これらの連は、同じ言葉が使われています。
    何という言葉ですか?
    ・「ほっ、」

〇発問 「ほっ」はどんな気持ちのときに出る言葉ですか?
    ・うれしい
    ・楽しい
    ・気持ちがいい
    ・気分がいい

〇発問 第1連では、「まぶしいな。」「うれしいな。」と書かれています。
    3連では、「いぬのふぐりがさいている。」「おおきなくもがうごいてくる。」となって    います。
    かえるは、第1連ではどこにいると考えられますか?

    ・「まぶしいいな」と書いてあるので暗いところから、明るいところに出てきた感じが    する。⇒土から出てきたところ
    ・「うれしいな」と書いてあるので冬眠から目覚めて春になってうれしいという感じ     がする。⇒土から出たばかり
    ・第2連は水の感触(触覚)と風はそよそよ(触覚)とああいいにおいだ(嗅覚)     で視覚のことがないので、まだまわりが見えていない。⇒土から出たばかり

〇発問 第3連ではかえるはどこにいますか?
    ・土から出て地面の上にいる。……いぬのふぐりが咲いているのが見えている
                   「大きなくもがうごいてくる」

〇発問 「おおきなくもがうごいてくる」というのは空の様子なので、穴の中からでもわかる    のではないですか?
・「大きな」ということ小さな穴からでは、雲しか見えない。
    ・「動いてくる」ということは相当広い範囲の空が見えないと動く様子は分から     ない。
     しかも、こちらに動いていることがわかるほど広く見えている。

〇指示  ノートに、地面とかえるの目玉を使って、第1連と第3連の内容を簡単に絵にしなさ     い。
     描いた子は先生のところへもってきなさい。

     ・黒板を6つに区切って板書させる。


5 板書をもとに、討論につなげる
〇発問 この中で、ちょっと違っているものはどれですか?
    本文を根拠にして、考えなさい。


6 暗唱する
 ・詩を下から段階的に消していく。
 ・最後はすべて消して、暗記させて終わる。

saitani
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