私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

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タケトゲハムシ Dactylispa issikii :痛恨のトゲトゲ

2023-06-15 09:12:33 | ハムシの仲間
2023年6月15日(木)

タケトゲハムシ Dactylispa issikii



20230611  5mmほど

この日、大きなため池周りを散歩。
1周すると1万歩を軽く越える。
でも、コシアキトンボやオオシオカラトンボ、モノサシトンボに会えたくらいで
もうクタクタで駐車場近くの橋を渡りかけたとき・・・
笹の葉上に黒い物が動いたっ!


「タケトゲハムシだっ!」
散歩を日常に取り入れて数年、ずっとコイツに会いたくて笹の葉だけは見逃すことなく見てきてたから。
うれしくてうれしくて・・・
もう撮影中にポロッと逃がすことはできぬと、笹ごといつもの生ごみ用水切りネットでそっとつかまえた!

タケトゲハムシは、別名イッシキトゲハムシとかタケトゲトゲとか呼ばれるトゲハムシ亜科のハムシ。
名の通り、幼虫・成虫ともにタケの葉をホスト(食草)にしてる。
かつては九州特産種とされていて、図鑑でみて「羨ましいなあ」と眺めるばかりだった。
が、近年になって中国・四国・近畿地方へと分布を拡大しているらしいのだ。

このトゲトゲの長さは、カタビロトゲハムシとは雲泥の差だし・・・


いつものように冷暗所にしばらく置いて撮影にかかる。
ん?
トゲに水切りネットの繊維がついてるじゃんか~
ん?
上翅右側のトゲ状突起が折れてるじゃんか~
トホホホホ・・・
どうやら水切りネットの中でもがいたんだろうね。
「申し訳ないことをしてしまった」と反省し、反対側から撮影をし直すことに。(それは反省とは言わん)


これなら折れたトゲもめだたない。


都合がいいことに、何度も翅を広げて繊維を落とそうとしてくれたし、結局飛べないし・・・

翅を広げた様子まで観察させていただくこととなった。

次回出会ったら、ビニル袋でつかまえよう。
笹の葉は一緒に入れないようにしよう。
温暖化による分布拡大の様子も直に知ったが、こうした細やかな採集法もいい学びになった。

7/1追記:タケトゲハムシ(広島県西部にて)


この日は、慎重にトゲが折れないように撮影


笹の葉に白く残った食痕とともに

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