三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

日本海の絶景 シュマ・ムイ

2014年11月11日 05時54分48秒 | Weblog


先週土曜日、ふらりと日本海海岸沿いの日帰り温泉へ。
「しゃこたん温泉」というところでして、
札幌からまっすぐに行けば約1時間半ほど。
泉質がなかなかいいのと、眺め、それも裸で
たっぷりと日本海の風景を堪能できるポイントで
温泉の露天風呂からは、こんなような海岸風景が展開しています。
で、写真はそのさらに先の「島武意海岸」。
日本の渚100選ということなのですが、
北海道でそういう存在があることに気付く人もほとんどいません(笑)。
以下、地名の解題。

島武意海岸
地名はアイヌ語の「シュマ・ムイ」(岩の入り江)に由来する。
積丹岬の突端から1kmほど東側に位置し、
断崖絶壁に囲まれながらわずかな浜辺を有する。
展望台までは歩行者が通行可能なトンネルを経由する。
展望台からは階段で浜辺まで降りる。
カモメやオオワシなどの鳥類のほか、冬季にはアザラシも観察できる。
多くの奇岩と海の透明度の高さで知られ、日本の渚百選にも選出されている。

さすがにこの時期になると
それほど多くの方は来ていませんで、なんとトンネルも閉鎖(泣)。
やむなく急勾配の坂道を300mほど上がって、
展望台にたどりついて撮影したものです。
300mとはいえ、急勾配の坂道はまことにきつく、
なんどか、心臓を鎮めるべく休みながら・・・。
積丹半島のいちばんの突端部分で、
風が強く岩礁地帯なので、アイヌの人々にとって
この海を乗り越えて小さな船を回すのはかなり危険な場所だったそうです。
江戸期までの和船などでの航海は、常に海岸線を確認しながら
という航路だったそうなので
こういった岩場の多い場所は、遭難する確率も高かったでしょう。
この時期、海岸に打ち寄せる波も荒くなっていて
最北端の北回り船は命がけの航路だったと思います。
美しさと荒々しさがふたつながら、迫ってくる光景でした。


コメント
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