きのうは朝から東京に移動しまして、
中野で開かれていた「YUCACO研究会」のオープンセミナーに参加。
15時から直来の懇親会まで,都合5時間以上、ぎっしりしたスケジュールで
多くのみなさんの発表を聞き、
さらに懇親や情報交換をすることが出来ました。
参加者・発表者のなかには、
見知ったみなさんがたいへん多かったのですが
でも北海道からの参加者はわたしひとりのようでした。
国交省が肝煎りで省エネ基準を改定し、
設備機器についての考え方を先導するようになって来て、
住宅の性能進化ということも、それらのトータルとしてのものになってきた感がある。
もちろん、最大の要素技術は「断熱」であることは疑いないのだけれど、
そしてそれが決定的ではあるのだけれど、
そのベースの上に立って、さらに追うべき目標が出てきているように思います。
そういう意味では、むしろいまは温暖地でのいろいろな動きこそ
面白みがあるのかも知れません。
とくに温暖地には「土壁の家」伝統工法の支持者、
というか、それを金科玉条にして
「有力政治家」まで動かして、住宅性能を高める基準に
反対したい、というような動きが強いのですが、
そういうなかで、断熱と土壁づくりのハイブリッドを目指している作り手の発表など
非常におもしろく、先端的な活動も確認することが出来ました。
なんですが、講演や、参加されていた顔ぶれには
すっかりお馴染みのみなさんがたくさんいまして、
たいへん「効率がいい」ことに気付かされておりました。
また、そういうひとから新たに知り合うひとも紹介されるので、
たんへんショートカットして人脈が広がっていく。
わざわざ、北海道から仙台に来て、
そこからまた足を伸ばして東京往復したわけなのですが、
そういった手間を掛けても、いっぺんに多くのみなさんと
共有できるテーマで会うことができるというのは、
やはりメリットが大きいことだと思います。
さて、本日は本日でふたたび仙台市内で取材活動であります。
東京日帰りって、それなりに疲れますが、
帰ってきた先も、一応出張中の場所であります(笑)。
考えてみると「仙台に帰ります」と、面倒だからひとに言っている自分に
ときどき気付いて、笑いをこらえてもいます(笑)。
<写真は無関係の盛岡旧市街マップ>