わが家は約100年前に、祖父が北海道への移住してきた家系です。
それ以前の家系記録はきわめて断片的なものしかなくなっていて
多くの北海道移住者がそうであったように、
北海道での一旗を夢見てきた家系のようです。
ただ、それ以前の時代の資料は断片的とはいえ、
かなり豊富に存在していて、相当以前までさかのぼることが出来る。
わたしも時折は、そういった調査を試みることがありますが、
まぁ、なかなか時間がないし、そこまでこだわりが継続はしない。
わたしには兄が4人いますが、そのうちの2番目の兄がこういった家系調査を
ライフワークにしており、
きのう電話があって、資料を作成したから、読んで欲しいと持ち込まれました。
もう相当前から、たぶん、20年以上前からこういう活動を続けていて
いまは仕事も一段落しているので、
勢い、調査活動に拍車がかかってきているようです。
まことに同慶の至りであります(笑)。
で、じっくり読んでみた次第。
・・・、まぁ、よく頑張って周辺的な資料をあさっているなと感心。
以前の調査は、ひたすら過去の深さにこだわっていて、
国造の時代くらいまでさかのぼっていましたが、
今回示された資料は、検証可能な文献記録など、わが家の周辺事物から
丹念に事実の発掘を試みてきています。
位牌の名前くらいしかわからなかった人の事跡が、
多角的な調査からその人物像、生き様まで浮き彫りになって来ていました。
もうすこしでひとの息づかいも聞こえてきそうな感じであります。
いわば学術的な探求姿勢は必要だけれど、
それだけでは、なかなか想像力を持った視点をもてない。
このあたりまで調査を進めてきたら、
人物に寄り添って、その視点から関係性を解いていった方が
わかりやすいかも知れない。
労を多としつつ、そのうえにもう一段の
わかりやすさを添えてみたくなった次第です。
少し気長に、世間のみなさんが読んでも理解出来るように
じっくりと整理整頓してみたいと思います。
あぁ、でもなぁ、仕事も忙しくなるのに、・・・(笑)。