三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

阿吽の仁王様の謎かけ

2013年01月15日 05時52分03秒 | Weblog



きのうは首都圏、たいへんな天候になって
雪への対応がまったく無防備に近いので、都市機能はマヒしていたようですね。
横浜で13cm積雪を観測と言うことですから
たしかにすごい。
高速道路の上で動けなくなってしまったクルマの運転手さんが
あわててタイヤチェーンを装着している様子も見ましたが、
まぁ、チェーンを持っていただけでもすばらしいと言えるのでしょうか。
しかし、各所でスリップ・立ち往生が続出していたようで、
まことにお気の毒としか言えませんね。
人類の発展プロセスで、気候の良いところが大量の人間が集まる都市として
ふさわしい、というようになるのは必然だとは思いますが、
それに対して、気候変動という要因がいちばんの変容起動力になる
ということもまた、変わらない法則なのでしょう。
ときどき生起するこうした混乱から
想像力を鍛えていく必要性があるのだろうと思います。
なんですが、実は明日から東京出張であります(笑)。
大丈夫だろうとは思いますが・・・。

きのうのブログで取り上げた龍川寺にあった、仁王様2体であります。
立派な山門の左右の飾り間に鎮座しておりました。
阿吽というのは、以下、Wikipediaより
~阿吽(あうん、Skt:A - hum)は仏教の呪文(真言)の1つ。
悉曇文字(梵字)において、阿は口を開いて最初に出す音、
吽は口を閉じて出す最後の音であり、そこから、それぞれ
宇宙の始まりと終わりを表す言葉とされた。
また宇宙のほかにも、前者を真実や求道心に、
後者を智慧や涅槃にたとえる場合もある。
次いで、対となる物を表す用語としても使用された。
特に狛犬や仁王、沖縄のシーサーなど、
一対で存在する宗教的な像のモチーフとされた。
口が開いている方を阿形(あぎょう)、
閉じている方を吽形(うんぎょう)と言う。
転じて、2人の人物が呼吸まで合わせるように
共に行動しているさまを阿吽の呼吸、阿吽の仲などと呼ぶ。~

なんですが、この造形もなかなか見事であります。
大きさもかなりのものでして、
とても立派な格式を表していて、ビックリさせられる。
で、寺の雰囲気からしてどうも江戸期まではさかのぼるのは確実そう。
ふむふむ・・・。
というようなスフィンクスの謎かけのような宿題を
この仁王さん2体、わたしに強いているようであります(笑)。
「なして俺たち、ここにいると思う?」
わかりました、少し時間をいただいて、
仁王さんにお答えしていきたいと思う次第であります。

コメント
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