三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

白いグラスウール

2008年05月27日 06時35分02秒 | 住宅性能・設備

先日の新住協総会で展示されていたもの。
グラスウールというのはだいたいが黄色だったり、赤だったりの
色がついているものが多い。
あれはなんでなんだろうと、考えることはなかったのですが、
こういうふうに展示されて初めてなぜかと考えてしまいますよね。
そのへんはメーカーさんもたぶん同じような感覚なんだろうと思いますが、
白いグラスウールというシロモノ(笑)。
実物としてみたのは初めてであります。
以前にも、別のメーカーから白いのが出たことがあったのですが、
そのときのものとは作り方が違って、以前は着色料を加えていたのが、
今回はそうではない、という説明でした。

で、どういう用途なんでしょうか、と聞いても
どうも心許ない説明でした。
まぁ、試しに作ってみたと言うことなのか?
ということでしたので、
以前に取材で見かけた事例で、ポリカーボネートでこの白い断熱材をサンドイッチして、
いわば、「半透明な壁」を作っていた例をお話しいたしました。
こういうケースだと、断熱材が入っている場所は半透明な壁で、
入っていないところは、半透明な「窓」という違いです、
というように設計者から説明を受けた話をお話ししました。
逆に、たいへん面白がって聞いてくれていました。
ポリカーボネートを外壁材料にしよう、というのは
かなりの冒険心がなければならないところですが、
その家は設計者の自邸だったので、やってみたかったということでした。
ところがその後、白い断熱材が販売されなくなって、
そういう挑戦は頓挫しているようだったのです。
そんなところに、こういう素材が再び出荷されると言うことなので、
さて、どんな使い方をみなさんするものかどうか、
ちょっと興味を覚えた次第なんです。

また、ああした挑戦が行われるか、
少し、状況をウォッチしていきたいと考えています。

コメント
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