長岡京エイリアン

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仮面ライダーアマゾンズ シーズン1

2021年05月25日 22時56分35秒 | 特撮あたり
『仮面ライダーアマゾンズ シーズン1』(2016年4~6月配信 全13話)

脚本 …… 小林 靖子(51歳)
音楽 …… 蓜島 邦明(63歳)
監督 …… 石田 秀範(53歳)、田﨑 竜太(52歳)、金田 治(66歳)
主題歌『 Armour Zone』(歌唱・小林太郎)

 『仮面ライダーアマゾンズ』は、「仮面ライダー」シリーズの VOD(ビデオ・オン・デマンド)向けオリジナルビデオ作品で、シリーズ第4作『仮面ライダーアマゾン』(1974~75年放送)のリブート作品である。Amazonプライム・ビデオにて毎週金曜日にシーズン1(全13話)が2016年4月1日から6月24日まで配信された。
 仮面ライダー生誕45周年に当たる2016年を「スーパーヒーローイヤー」と定義した東映が、その一環として新たに制作した「仮面ライダー」作品である。過去作の『仮面ライダーアマゾン』を原典としているが、設定やストーリーはほぼ一新されている。『アマゾン』で敵怪人の呼称に用いられていた「獣人」も本作では「アマゾン」に置き換えられており、ヒーローの名前だけにとどまらなくなっている。
 本作は、Amazon 有料会員「Amazon プライム」用のサービスの1つである「Amazonプライム・ビデオ」の、日本初のオリジナルコンテンツであり、当初はネット独占配信された。
 同時期に製作された映画『仮面ライダー1号』がオリジナルキャストによる原点回帰であったのに対して、本作は仮面ライダーの本質であった「怪奇性や異形性」を追求した、平成ならではの精神的な原点回帰にするためにシリーズをもう一度見直し、「平成仮面ライダーシリーズとも違うものにする」という意識の元に製作された。
 作中における2人の仮面ライダーアマゾンの対比として、脚本の小林靖子の提案により「養殖と野生」という形が採用された。生と死をテーマにした作品であるため、監督の石田秀範からは「痛みを感じる『当てる』アクション」が要求されており、CG 技術の使用は血しぶきなどのリアルさを表現するためになるべく合成を使わないようにしているため、極端に少なくなっている。

シーズン1について
 本作は、他の仮面ライダーシリーズと同様に子供層を中心とした家族向け作品となっているが、配信で映像を見るのは主に30~40代の男性であるため、プロデューサーの白倉伸一郎は見応えのある全要素を第1話から凝縮させなければいけないと考え、海外ドラマファンから見ても映画ファンから見ても、もちろんヒーローもの特撮が好きな人も引き込まれるようなものを目指したという。
 その一方で「ホラー×ハードアクション×人間ドラマ」という重厚なストーリー作劇も掲げられているため、Amazonプライム・ビデオの公式ページには「本作品には、一部バイオレンス・シーンが含まれております。未成年の方のご鑑賞に当たりましては、保護者の方の適切な配慮をお願い致します」との記述がされている。
 脚本に小林靖子を起用したことについては、彼女を「原作があってそれを踏まえる作品ではなく、オリジナルで、登場人物の造形から掘り下げていくということが向いている作家」と評した白倉によるものである。また白倉は、本作のキャラクターを他の仮面ライダーシリーズに客演させることは想定しておらず、「アマゾンズがどこかに客演できないくらい、そして他のライダーも出てくることができないくらいオリジナリティのある作品にしたいと思っています。突出している存在になりたいし、なっていると自信をもっています」と語っている。
 悠(アマゾンオメガ)を演じる藤田富が、石田監督から「仮面ライダーをやると思うな。」と言われたことからも示唆されるように、劇中で「仮面ライダー」との呼称は一切使用されない。「仮面ライダーというよりは、たまたま変身できるようになった青年・水澤」として演じているという。藤田の撮影は2016年1月から開始され、寒い中での野外撮影が多かったこと以上にアフレコには苦労した。「アマゾンなので動物をイメージしろ」と言われ、動物のような声を緩急をつけて出す大変さを実感したという。
 Episode1とEpisode2では、映画で使用されることの多い、ピントが浅いシネレンズが使用されている。また、映像は緑が強い画に調整されており、ネット視聴に向けてノートパソコンやスマホ、iPad で観る場合の明るさと黒のレベルを意識している。
 ネット配信終了後の2016年7~9月に、新撮オープニング映像を追加したテレビ版が、BS朝日と TOKYO MXにて放送された。いずれも深夜枠やプライムタイム枠であったが、ホラーや食人の要素を含む過激な内容をそのまま放送することは不可能であるため、各話26分に再編集されている。
 のちに2018年5月5日には、シーズン1を再編集した映画『劇場版 仮面ライダーアマゾンズSeason1 覚醒』が公開された。

シーズン1のあらすじ
 大手製薬会社の野座間製薬は、秘密裏に人工生命体「アマゾン」の研究を行っていたが、2年前に不慮の事故により4000体の実験体が流出し、人間社会に潜伏してしまった。アマゾン細胞という人工細胞を培養して作られた彼らは普段は人間に擬態しているが、人間のタンパク質を好む食人本能を有している。アマゾンは普段、アマゾンズレジスターという腕輪の力でそれを抑えているが、その効果が切れると怪物に変貌し、本能のままに人間に襲いかかって貪り食ってしまう。そのため、野座間製薬は系列会社の害虫駆除業者ノザマペストンサービスに駆除班を置き、秘密裏にアマゾンの駆除にあたらせていた。
 そんな状況下、野座間製薬の特殊研究開発本部長・水澤令華の養子・水澤悠は、身体が弱いことを理由に家から出ることを許されず、義理の妹の水澤美月と共に静かに暮らしていた。悠は定期的な注射による投薬を1日1回義務付けられていたが、前々から抱いていた本能的な嫌悪感から注射を拒絶したある日、湧き上がる本能に突き動かされるまま家を飛び出し、アマゾンと駆除班の戦いを偶然目撃したうえ、自身も異形のアマゾン態へ覚醒してしまう。
 しかし、悠は野生の勘と戦闘力だけを頼りに獣のように生きるアマゾンの男・鷹山仁(仮面ライダーアマゾンアルファ)と、そのパートナーである泉七羽と出会い、仁から自身がアマゾンであること、そしてアマゾンの宿命を知らさる。悠は、人を喰らう前に自分が駆除されることを一度は望むが、七羽からアマゾンズドライバーを与えられ、仮面ライダーアマゾンオメガへと変身する。悠は己の存在について「自分は人間なのか、アマゾンなのか?」と苦悩しつつも、その答えを確かめるために駆除班の一員としてアマゾンとの戦いに身を投じる。その中で、悠は駆除班の一員として戦うモグラアマゾンの青年マモルや、食人を望まず生き続ける未覚醒のアマゾンたちなど、人間と共存しようとするアマゾンたちと出会い、令華や仁がアマゾンを生み出したことを知る。
 アマゾンを勝手に生み出した造物主でありながら、さらに勝手にすべてのアマゾンを殺そうとする令華や仁たちに怒りを露わにして悠は駆除班に身を寄せるものの、自身の在り方を人間ではなくアマゾンであると定義し、「アマゾンであっても守るべき者は守り、人間であっても狩るべき者は狩る。」という意思を持つ。

おもな登場人物やアマゾン(並んで演じる俳優の名前と年齢も表記)
水澤 悠(はるか 仮面ライダーアマゾンオメガ)…… 藤田 富(とむ 24歳)
 シーズン1の主人公。20歳の青年。アマゾン細胞がヒト型に成長した実験体とも、人間にアマゾン細胞を移植した仁とも異なる、アマゾン細胞にヒトの遺伝子を与えた第3のアマゾン。三崎からのあだ名は「坊っちゃま」。
 物語の始まる2年前、水澤令華が自身の遺伝子をアマゾン細胞へ移植していることから事実上、彼女の実子となる。生まれてすぐに世間から隔離され家の中で匿われていた。趣味は熱帯魚の大きな水槽の手入れをすること。普段は穏やかで優しい性格だが、アマゾンとしての本能が目覚めると好戦的になる。アマゾン細胞の力で異常ともいえる回復力を持ち、腹部を貫かれ出血多量で意識不明になるほどの重傷を受けてもタンパク質が摂取できれば数時間で完治する。
 令華から日課として命じられていた抑制薬の投与を拒んだある日、本能に導かれるようにアマゾンたちと駆除班との戦闘に遭遇。鷹山仁の変身に呼応するように、アマゾン態へと変身してしまうが、その後は仁に連れ去られ、アマゾンズレジスターを装着される。仁から、アマゾンの正体や彼の目的、そして自身が辿る運命を聴き、「近い将来に人を食べるくらいなら駆除されたい」と後ろ向きな態度を示していたが、「食われる前に食え」というアマゾンの本能に従い、七羽から譲り受けたアマゾンズドライバーでアマゾンオメガへと変身。仁に襲い掛かり彼のアマゾン狩りには協力しない姿勢を明らかにした。その後は自身の存在について思い悩み単身、野座間製薬の役員会議に乗り込む。役員の前で令華に詰め寄ったことで正体が露見するも、彼女の機転により害虫駆除の新兵器としてノザマペストン駆除班メンバー扱いとなり彼らと合流し、共闘。
 徐々に明かされる令華や仁のアマゾンに対する身勝手な思いに対し、強く反発。自らの意志で人間もアマゾンも関係なく、守りたいものを守るため行動する決意を固めていくが、そうした思想を仁から、「自分の都合で守りたい者を選別しているに過ぎない。」と批難されている。
 覚醒後も理性が残り自らの食人衝動に怯えるアマゾンや卑劣な殺人衝動で駆除班メンバーを苦しめた人間、いつかくる覚醒を前に食人衝動を抑えつつ人間との摩擦を避け静かに暮らしたいと考える穏健派のアマゾンたちとの出会い、仁や志藤らとの意見の相違を経て、「たとえ身勝手であっても自分の内なる声に従う」と決意。袂を分かち、自分の力で生きていく道を選んだ。
 脚本の小林靖子が「養殖」という分かりやすい特徴をつけるために引きこもりとなったが、監督の石田秀範はニートという解釈になったという。当初は、養殖という設定から線の細い少年のような人物を想定していたが、悠を演じる藤田と出会ったことで、「飼いならされた野生動物のイメージがあるのではないか」という考えに変わり、演技で養殖の部分を表現する一方で、藤田が本来持つ野性味を少しずつ表に出していくものに変わった。

鷹山 仁(仮面ライダーアマゾンアルファ)…… 谷口 賢志(まさし 38歳)
 シーズン1のもう1人の主人公。38歳の壮年男性。元・野座間製薬特殊研究開発本部の細胞生物学者で、現在はヒモ。野座間在籍当時からアマゾン細胞研究に深く携わっていたが、早期からその危険性を理解しており、実用化には強く反対していた。爆発事故で4000体もの実験体の流出を許す事態となってしまったことに責任を痛感し、逃亡した実験体および自分を含めた全てのアマゾンを葬り去るため、自らの身体にアマゾン細胞を移植し自らの意思で後天的にアマゾンとなった。
 裏表なく豪放磊落な野性味にあふれる性格。ただしパートナーの七羽を前にすると途端に性格が変わり甘える。普段はバラックで飲んだくれながら屋上菜園や鶏の世話をして暮らしており、七羽との関係は良好。
 アマゾンズドライバーを用い、自らの意思でアマゾンアルファへと変身できる。そのため、アマゾンズドライバーによって体内のアマゾン細胞を抑制していることから、アマゾンズレジスターは着けていない。アマゾンでありながら食人衝動に駆られることなく人間としての理性を保っているという稀有な存在である。その一方で実験体特有の感知能力においては劣るため、実験体出現情報を集めるために七羽に頼んで野座間製薬の通信を傍受してもらっていた。野生ゆえの洗練された戦闘技術を持ち、高ランクのアマゾンでも一方的にあしらえる実力者。
 「人であればたとえ犯罪者であっても守り、アマゾンであればたとえ人類の味方であっても狩る」と、単純ながらも絶対的にアマゾンと人を切り離している。しかし、アマゾンたちのことは一方的に嫌悪しているわけではなく、生み出した者として自分なりに愛情すら抱いているが、彼らの誕生に関与しているという自責の念から、人間社会には決して順応できないアマゾンたちへの彼なりの責任の取り方である。しかし、この信念に悠は大きく反発している。

前原 淳(仮面ライダーアマゾンシグマ)…… 朝日奈 寛(19歳)
 20歳。精悍な顔つきの青年。三崎からのニックネームは年齢のわりに落ち着いているということから「おっちゃん」。頭脳明晰でチェスが趣味。
 参加の理由は不明だが、駆除班の一員として、明晰な頭脳を生かした戦略立案やハッキングで貢献していたが、兄のように慕いながらもアマゾンに覚醒した大滝(トンボアマゾン)に襲われ殉職している。
 その後、死体は橘率いる国際営業戦略本部の手に渡り、ヒトの死体にアマゾン細胞を移植した最新型のアマゾン細胞移植実験体「第4のアマゾン」とされ、仮面ライダーアマゾンシグマとして蘇った。

水澤 美月 …… 武田 玲奈(18歳)
 17歳。三崎からのニックネームは「お嬢さん」。令華の実娘で、悠の義妹。厳格な母とは距離を置いており、学校では不良女子グループのいじめに遭い孤立していることから、悠を気の許せる心の拠り所とし、精神的に依存している。悠が家を出たことにショックを受け、彼の足取りを追うさなかチョウアマゾン2に襲われたところ、変身した悠に助けられ彼の変貌を悟る。その後は七羽や三崎と交流しつつ、悠を連れ戻す道を探し独自に行動を始める。

泉 七羽(ななは)…… 東 亜優(25歳)
 仁の最愛のパートナー。25歳。徹底的に透徹した精神を持つ現実主義者。過去、仁に救われた経緯がある。仁の野性的な生き方に共感し食事や住居を彼に提供して一緒に暮らしているが、悠のような優しい生き方も悪くないと感じている。理由は明かされていないがサバイバルや潜入工作など特殊技能を多く備えており、アマゾン狩りしかしない仁を養う立場にあるため、仁は七羽の言うことには逆らえない。
 仁のアマゾン狩りの際には必ず送り出しのキスをするほどに良好だが、機嫌が悪くなると容赦なく罵る。その一方で情報収集のために通信傍受機を駆除班のバンに取り付けたり、ピックアップトラックでピンチに陥った仁を救出したり、仁が駆除班に捕らえられた際には研究員を装って救出するなど、八面六臂な行動も見せる。悠にアマゾンズドライバーを与えた、ある意味では悠に自由を与えた人物であるが、そうした経緯もあり彼を連れ戻そうとする美月には「一度檻から出た獣は二度と戻れない。」と強く諌めている。

志藤(しどう)真 …… 俊藤 光利(42歳)
 駆除班のリーダーの男性。41歳。三崎からのニックネームは「マコさん」。元警視庁特殊部隊員で、別れた妻との間に生まれた息子の治療費を稼ぐため駆除班に入る。福田は警視庁特殊部隊時代からの部下。ビールと柿の種が好物。
 無愛想で口も悪いが、メンバーをファーストネームで呼ぶなど仲間想いで面倒見のいい性格。アマゾンという存在に疑問を抱きつつも、報酬のため駆除は仕事として割り切り、豊富な実戦経験と冷徹な意思決定に基づいたリーダーシップで部隊をまとめ上げる。

マモル(モグラアマゾン)…… 小林 亮太(17歳)
 「M」の識別コードで野座間製薬に管理されるアマゾン。三崎からのニックネームは「マモちゃん」。メンバーのことは苗字に「くん」を付けて呼び、歳上であっても子供のように対等に接する。叫びながら制服の上着を破くことで、モグラアマゾンとしての本性を現す。見た目は17歳の少年であるが精神年齢が極端に幼く、チームと大好物のハンバーガーのために駆除班で戦う。アマゾンではあるが、その純粋な性格からメンバーに受け入れられ、マスコット的役割として三崎には特に可愛がられている。
 戦闘時にはアマゾンとしての強靭さから、望や悠と共に最前線で戦う。大滝や前原の殉職、そして同じアマゾンである悠との交流を通して、戦士として成長を遂げていく。その出自からアマゾンと人間の間で揺れ動く悠と駆除班との緩衝材の役割も果たしていた。モグラアマゾンとなっても理性が残っており、戦闘時は仲間との連携や護衛も行う。また、ドラゴン・スクリューや関節技などの格闘やプロレス技的な技も使用する。アマゾンとしてのランクは不明だが、Bランク以上のアマゾンとの交戦時には苦戦を強いられることも多かった。
 モグラアマゾンの衣服モチーフは可愛いキャラクターのため、オーバーオール。物語の陰の主役というコンセプトから、茶色一色にならないよう意識されている。

高井 望 …… 宮原 華音(20歳)
 駆除班の紅一点。22歳。三崎からのニックネームは「のんちゃん」。ぶっきらぼうで男勝りな性格で、志藤並みに毒舌で口が悪く女性らしさも皆無に等しいが、駆除班で稼いだ金を寄付することで生まれ育った養護施設に貢献したいと願うなど優しい心の持ち主。その生い立ちからか笑顔を作ることは苦手らしいが、養護施設に住む子供たちには自然な笑顔を見せている。活動時にはストールを巻く。亡き父の影響で空手の達人であり、全般的に高い身体能力を持ち、ナイフと電磁レガース(すね当て)を駆使して生身のまま接近戦を行うなど格闘技に優れているため、突撃隊長のような役割を任されている。

三崎 一也 …… 高木 勝也(29歳)
 35歳。口髭をたくわえた飄々とした男性。元詐欺師で、多額の借金により怖い組織から追われる身となったことから駆除班に入る。事務所の冷蔵庫に日本酒を詰め込んでいる。望曰く、口はうまいが話が長い。仲間に対して独自のニックネームをつけるなど人当たりはよく、一般人への物腰も柔らかいが、チーム内ではあまり重要視されているとは言い難く、そのことに愚痴をこぼす場面もしばしばある。社交性を生かして、アマゾン駆除作戦の際は野次馬対応を担当することも多い。アマゾンであるマモルを「実験体とは違う存在」として明確に区別し特に可愛がっている。

福田 耕太 …… 田辺 和也(30歳)
 35歳の男性。周囲からは「フクさん」の愛称で呼ばれる。駆除班ではサブリーダー的存在で、バンの運転や狙撃など、主に後方支援を担当。動物や機械を愛し、寡黙で愛読の文庫本を駆除現場にまで持参し、待機時にもひとりで読み耽るほどの読書家だが、多数のアマゾンを前に囮を引き受けたり仲間のために涙を流すなど、内には仲間思いの熱い性格を秘める。そうした性格からチーム内の若いメンバーを諌めることも多々ある。元警視庁特殊部隊出身で、その当時から志藤の部下であった。早くして父が他界し、母が若くして認知症を患い介護施設に入ったために介護費用を必要として駆除班に参加する。戦闘時の主な武器は特殊部隊から使用しているライフル。

大滝 竜介(トンボアマゾン)…… 馬場 良馬(31歳)
 31歳の男性。三崎からのあだ名は「リュウさん」。駆除班では分析・戦術を担当。熱血な性格で仲間想い。班のメンバーからも信頼を寄せられる好漢だが正体はトンボアマゾンで、クモアマゾン2の攻撃で重傷を負った際に投薬が切れ、志藤らに謝罪した後に耐え切れず正体を現した。駆除班にいた関係からアマゾンズレジスターの機能を知っていたため(覚醒前はこれを隠すためにスカーフを巻いていた)、逃走の際は自分で腕から引きちぎった。
 人間として社会に溶け込みたいと願う心優しい性格であり、「自分もマモルのようにやって行きたかった」と語っていたが、時間が経つにつれて人としての意識がアマゾンの本能に飲み込まれるようになって行く。自身の処分のために呼び寄せた筈の仲間を空腹に堪えきれず襲撃、弟分として可愛がっていた前原を食い殺しパワーアップを果たすが、乱入して来たアマゾンオメガによって駆除され、死亡した。
 アマゾンとしてはランクB。獲物を横取りしようとする他のアマゾンにも攻撃を仕掛ける好戦的な性格をしている。強靭な顎と高い敏捷性を活かした蹴り技を主体とした格闘攻撃が得意で、乱戦に際しても特徴的な発達した複眼により、状況を広く捕捉できる。
 デザインはヒーロー風にと指示されており、仮面ライダーのような目や右半身に大きな羽を付けるなどトンボを強くイメージしているため、担当した小林大祐は結果的に過去にデザインした『仮面ライダーカブト』(2006~07年)の仮面ライダードレイクに似たものとなったと述べている。衣服モチーフは肩掛けローブ。また、このアマゾン以降は開口時の頭部のデザインも別に描かれている。

水澤 令華 …… 加藤 貴子(45歳)
 43歳の女性。野座間製薬株式会社特殊研究開発本部長に就いており、アマゾンプロジェクト最重要責任者でもある。ペストンサービス駆除班に直接指令を下している。
 悠と美月の母であるが、その態度は職務時同様に厳しい。しかし悠に投薬を強制した後は自室で思い詰めた表情を浮かべるなど、要所で母としての思いやりがうかがえる。しかしながら自らの遺伝子をアマゾン細胞に取り入れて悠を作った経緯からも分かる通り、正常とは言い難い人物像を持つ。
 野座間製薬の役員会議で、自身の立場を脅かしかねない悠の正体が橘によって暴露された際は、咄嗟に悠を「駆除班の補充要員」と紹介し難を逃れており、その後、人間とアマゾンの境目で揺れる悠に「あなたには人間であって欲しいと思っている。それは自分で決めなさい。」と激励し、彼を戦いへと送り出した。

橘 雄悟 …… 神尾 佑(46歳)
 43歳の男性。野座間製薬株式会社国際営業戦略本部長としてアマゾンプロジェクトに噛んでおり、最終的にはベルトによって制御したアマゾン細胞を生物兵器として輸出し、自社と自分の利益に寄与させたいと考えている。
 常にキザで慇懃無礼な態度をとりながら、自らの野心を胸中に隠しつつ、プロジェクトリーダーである令華を失墜させて開発部門のイニシアチブを手中に収めようと日々画策している。新型のアマゾン細胞を使用した生物兵器(アマゾンシグマ)の完成を受け、手始めに会長の天条を味方に付け、加納を調略することでアマゾンズドライバーのデータを入手しようと暗躍する。

加納 省吾 …… 小松 利昌(43歳)
 42歳の男性。ロボットのような挙動をみせ、何を考えているか全くわからない能面のような風貌だが、通常は令華に淡々と冷徹に職務を遂行し、付き従う優秀な秘書。駆除班の事務所やバイクの排気ガスなど、臭いがきつい場所ではハンカチで鼻を覆う神経質な一面がある。

天条 隆顕 …… 藤木 孝(76歳 2020年没)
 野座間製薬の会長である男性。75歳。脚が不自由で普段は車椅子を使用しているが、社内会議ではテレビ電話における自身の映像のみで一癖も二癖もある幹部たちを一同にひれ伏させる威圧感を備えた老人。社会に放たれたアマゾンを駆除することが自社の躍進の要だと考え、現実を知ろうとしない幹部たちにあえて駆除班による記録映像を見せることで現状の把握を迫った。
 国際営業戦略本部の開発したアマゾンシグマを「他の生物を食さぬ生き物は最弱にして下劣」と批判し、特殊研究開発本部のトラロック作戦は生き残るべきアマゾンを選別するために必要な行為として容認している。アマゾンを新たな生態系の一部として評価し、その真価に多大な期待を寄せるなど自分の欲求のみで行動しており、その心境の吐露を「一番おかしいのはアンタだ。」と仁から批難を受ける。

クモアマゾン1
 ランクD。識別コード S-203。民宿「やじま屋」を襲い8人の宿泊客を喰らったアマゾン。戦闘や捕食に利用する高強度の糸を吐き出す能力を持ち、消化液を相手の体内に注入して溶かした獲物の養分を糸に含ませて口から吸い取る。
 デザインは腕の多いものとなり、人型に見えないモチーフにするためにクモが選ばれた。衣服モチーフは毛皮。

クモアマゾン2
 ランクB。識別コード S-208。裕福な青年としてその生活を謳歌していたが、薬剤切れによってアマゾンに変貌し、キャンピングカーで同伴していた女性を喰らっている。赤く鋭利な爪による格闘攻撃を得意とする。能力はクモアマゾン1と変わらないが、戦闘能力や耐久力などは上。集団から獲物だけを孤立させるなど狡猾な知能を持つ。

コウモリアマゾン1
 ランクA。識別コード B-008。森の管理人として潜伏していた。銃弾を跳ね返すほどの強度を持つ硬質な飛膜に飛行能力、優れた格闘術、夜間の視認性を高める超音波など、モグラアマゾンであるマモルでさえ歯が立たない力を持つ。
 異形であったクモアマゾンに対してカッコいい系のデザインにするため、衣服モチーフはマントで、裸にマントを着ているイメージでデザインされた。マントはあえてボロボロに破れている。

主婦・久木園(女王アリアマゾン)…… 本橋 由香(38歳)
 ランクB の実験体アマゾン。マンションの住人である久木園という主婦を装って部屋の修理や配達を依頼し、訪問した人間を捕食していた。アリのように集団で行動する性質を持ち、182体の兵隊アリアマゾンを支配してコロニーを形成していた。外骨格のように硬質化した表皮をまとい、高い腕力と脚力を活かし、アマゾンオメガを相手にしないほどの格闘攻撃を繰り出す。自身は戦闘から隠れながら調査班の人間を喰らってパワーアップし、アマゾンオメガと駆除班を追い込む。
 衣服モチーフはドレスとガーターベルトで、「女王」からの連想で SM嬢をイメージしている。アリのお腹を模した右脚や卵をイメージしたロングスカート、アリの巣のディテール、また女性の胸部などもデザインに取り入れている。羽やいびつな頭部など、「派手に大きく」というオーダーから多様なイメージが盛り込まれている。

兵隊アリアマゾン
 ランクE。女王アリアマゾンの住むマンションの住人全員(182体)が兵隊アリアマゾンであった。戦闘力は低いがコロニーに侵入した獲物に集団で襲いかかる習性を持ち、外骨格のように硬質化した表皮で内臓を保護しており、戦闘時にはフック状に曲がった牙で噛みつき引きちぎる。
 衣服モチーフは古代ローマ兵士の筋肉のような鎧。アリの巣をイメージしたディテールも透明な鎧部分に描かれている。スーツは3体しかないが、映像中の数は VFXによって増やしている。

バスの運転手(チョウアマゾン1)…… 川野 弘毅(44歳)
 ランクB。識別コード Bu-412。日東交通路線バスの運転手として勤務しながら、トンネルで乗客を拉致しチョウアマゾン2(幼虫)にエサとして与えて育てていたが、自分自身は未覚醒である。腕輪の信号は青く、腕輪からの薬剤供給は続いていたため、自身が食人を行っていたかは不明。人間態のままでも鞭のような伸縮自在の触角を出すことが可能で、移動時には空中を滑るように動作をコントロールし、敵を翻弄する。
 悠に正体を見破られて駆除班に詰問されたところ、バスを暴走させて逃走しようとする。しかし、ジャングレイダーを駆るアマゾンオメガに追いつかれて車外に放り出され、アマゾン態となってアマゾンオメガや駆除班と戦う。
 衣服モチーフはバンダナとマフラー。デザインはチョウアマゾン2が先に描かれ、こちらの方が流用を前提に描かれた。

チョウアマゾン2
 ランク不明。チョウアマゾン1により、トンネル内でひそかに餌を与えられ、育てられていたアマゾン。幼虫態からサナギ態を経て、成虫態に成長する特性を持つ。幼虫時は鈍重な外見の通り、人間以下の速度でしか動かないが、タクシーを片手で押し退けるなど能力は人間以上であり、投げ技や体重を活かしたプレス攻撃などを得意とする。口から吐き出す糸で獲物の動きを封じた後、伸縮する管状の口器を突き刺して獲物の内臓を溶解液で溶かし、吸引する。致命的脅威が迫ると緊急の防御措置としてサナギ態に変態し、すべての関節や皮膚を硬質化して動くことと引き換えに絶対的な防御力を手に入れ、安全な成虫態に変態できる。成虫態では羽で飛行することができ、着地タイミングをずらしたり滞空時間を延長することで回避や予測が困難な機敏な動作で敵を翻弄しては伸縮自在の触覚を鞭のように伸ばして敵を拘束し、蹴りの動作と共に相手へ弾丸のような鱗粉を飛ばして攻撃できる。また、マフラーやコート型の柔らかい羽は高速振動することで周囲の気流を変化させ、自身の空中での動きを補佐する能力を持つ。研究所で羽化を果たした後は研究員に襲いかかって捕食し、念のために待機していた駆除班と交戦する。
 スーツは、幼虫の緑色の部分を剥がして、サビのような色のパーツを付けてサナギに改造され、成虫はチョウアマゾン1を改造したもの。成虫の衣服モチーフはコートと帽子。サナギの衣服モチーフは錆びた西洋の甲冑。

モズアマゾン1(幼鳥)
 識別コード S-443。悠が駆除班となってから初めて倒した実験体。口から分泌する毒液を用い、モズのはやにえのように犠牲者を仮死状態にして高所に吊るす習性を持つ。格闘戦以外の戦闘手段を持たないが、成長してパワーアップを果たす能力を持つ。
 デザインは成鳥からの逆算で描かれ、モズが見た目とは真逆に残酷さを持っているため、可愛らしい見た目で描かれた。衣服モチーフはモーニングコートで、モズの尾の形状を表現している。

小山 ハジメ(モズアマゾン2)…… タモト 清嵐(そらん 24歳)
 普段は気弱な新聞配達員だが、その正体は実験体モズアマゾン。モズアマゾン1と同様の習性を持つ。足先の爪やクチバシによる攻撃を得意とするほか、胸部は内臓を保護するため防護プロテクターのように分厚く発達しており、飛翔能力の獲得により人間に擬態していても50m 以上は跳べる。
 元々食人本能には目覚めておらず、むしろ人を喰らうことを避けていたが、連続殺人鬼・下霜草司(演・弓削智久)がコレクションしていた死体を目の当たりにしたことで、人間を食う欲望が抑えきれなくなってしまう。捕食を試みるも死体が腐っていたために失敗し、死体を電線に吊るしたことがもとで駆除班に発見されてしまう。捜査のために近づいた刑事を捕食しようとするも、駆除班に阻止される。戦闘中に人間態に戻ったことでアマゾンオメガが油断した隙を突いて逃走し、バードウォッチングに来ていたカップルを襲って肉をついばみ、成鳥型へパワーアップした。
 スーツはモズアマゾン1(幼鳥)を改造したもので、胸パーツを追加している。成鳥型はさらに、モズの可愛らしさを表現するために丸い上半身パーツを追加。また、モズの習性を表すために指を枝状にしている。

レストランのオーナー(カニアマゾン)…… 植木 紀世彦(41歳)
 ひっそりと暮らしたいと願う覚醒前のアマゾンたちを守るため、捕らえて殺した人肉を調理して少しずつ摂取させるためのレストランを経営していたオーナーの正体。物腰は柔らかく、「自由に生きたければ逃げろ」と仲間たちを逃がす義侠心に溢れている。一方で内面はアマゾンそのものであり、迷い込んできた人間を騙し殺して調理するなど食人行為には何の罪悪感も抱いていない。本人は未覚醒であり、覚醒した者はたとえ客であっても店から追い出すなど、独自のマナーに厳しい。
 全身を保護するトゲの生えた強固な外殻と腕部の巨大で鋭利なハサミによる驚異的な握力を持ち、高い格闘能力を誇る。水中での戦闘能力も非常に高い。仲間のアマゾンたちを逃がしてアマゾンオメガとの戦いを引き受ける。
 スーツはクモアマゾンを改造したもので、赤い体色にし、脚先をカニの爪にしている。デザインはタラバガニがモチーフ。

ミカ(スズメバチアマゾン)…… 沢井 美優(28歳)
 ランクE。カニアマゾンが経営していたレストランの女性客。強靭な大顎と腹部の毒針を持つスズメバチアマゾンがその正体。「今のままひっそりと生きていければいい。」と語り、わずかな人肉ハンバーグを摂取することで覚醒のタイミングを遅らせられると信じていた。乱入した駆除班に襲われるもカニアマゾンに助けられる。対アマゾンガスにある程度の耐性を持ち、ガスの攻撃から生き延び地下に潜伏していた。
 スーツは兵隊アリアマゾンを改造したもので、色を黒と黄色で塗り分けている。衣服モチーフはストールで、模様をハチの羽にしている。

沢口 …… 柴田 明良(42歳)
 野座間製薬特殊研究開発本部の新兵器・対アマゾン用ガスの開発責任者で、水澤令華の部下。
 薬品が水と反応して気化することで8割のアマゾンを駆除する有毒ガス(人間には無害)を開発し、薬品を積んだ大量の大型ドローンを使い、雨の日に空中散布することで街全域のアマゾンを駆除するアマゾン駆除作戦「トラロック」を令華と共に推し進めた。

コウモリアマゾン2
 ランクA。野座間製薬の追跡を逃れるため他のアマゾンと共に地下道に潜伏していたが、欲求に堪え切れずに人を喰らって覚醒したために駆除班に居場所を探知されてしまう。
 スーツはコウモリアマゾン1を改造したもので、マスク部分に新しいパーツを追加している。

カニアマゾン2
 ランク不明。トラロックから生き残った約1000体の1体。再結成された駆除班と交戦するが、乱入してきたアマゾンオメガに駆除される。

モズアマゾン3(幼鳥)
 ランク不明。トラロックから生き残った約1000体の1体。しばらく身を潜めていたが、3週間後に他のアマゾンと共に活動を開始した。

コウモリアマゾン3
 ランク不明。トラロックから生き残った約1000体の1体。しばらく身を潜めていたが、3週間後に他のアマゾンと共に活動を開始した。


作中の専門用語
アマゾン
 本作における怪人のことを意味し、原典『仮面ライダーアマゾン』における「獣人」に相当する。
 アマゾン細胞がそのままヒト型に成長した個体は実験体と呼ばれる。異形の身体を持ち、モグラやクモ、コウモリなど個体によって様々な生物の特性を備えているが、志藤は一律に「ムシ」という符丁を用いている。同じ姿や能力を持つ個体が複数存在し、悠や仁、マモルなど、ヒト型細胞によって人間態を持つ個体も存在する。各個体は野座間製薬独自のランクで分類されており、劇中では Aランクから Eランクまで確認でき、Aに近いほど駆除時のポイント(報酬)が高く設定されている。コアは半透明で赤く発光しており、それを破壊されると肉体がゲル状に溶けて死亡する。死体はすぐに原型を留めずドロドロに溶けて消滅してしまうため、ほぼ痕跡が残らない。
 平時はアマゾンズレジスターで薬剤を継続投与され、食人本能を抑え込みながら人間に擬態して社会に溶け込んで暮らしている。しかし、薬剤の供給が切れると怪人としての覚醒を迎え、理性を失い食人本能のままに人間を捕食し始める。タンパク質であれば人間以外の鶏肉や卵などでもエネルギー源として代替できるが、アマゾン細胞の特性として人肉を好み、理性を保った者ですら空腹時はその匂いや味に魅力を感じるほどである。どのアマゾンも、爆発的に体内のアマゾン細胞が増殖し、全身の体組織が擬態時のヒト型細胞と入れ替わることでアマゾン態へと変身し、変身時は激しい蒸気と高温の爆風を伴う小爆発を起こし、人間態に戻る際には冷気を発する。
 人間態は装着されたアマゾンズレジスターを直接視認する以外に確認する方法がないため、正体を表すまで待たなければならない。アマゾンならば覚醒した他のアマゾンの気配を感じ取ることができるが、後天的なアマゾンである仁はその能力が極端に低い。
 戦闘時は獲物や敵に対して野生動物のように突進したり自身の特殊能力を使ったりする者が多いが、高ランクの者や理性を保っている者は人間と同じ格闘技術も扱う。同種の実験体は群れを形成したり、同時に覚醒することが多い。
 デザインは同種族に見せるため共通して骨のようなディテールが意匠としてあり、肉体変化して怪人となっているため、何かしらのパーツをつけることで身体に衣服を着ているように見えるものとなっている。捕食のシーンがあるため、口が開いたデザインもセットで描かれた。捕食時の口が開いたデザインの撮影は、パーツの差し替えで表現されている。

アマゾン細胞
 野座間製薬が極秘裏に研究していたウイルスサイズの人工生命の集合体。これをそのまま人間の大きさにまで成長して造り出されたのが、実験体のアマゾンたちである。細胞レベルの段階ですでにヒトのタンパク質を好む本能を有しているが、特殊な抑制薬を定期的に投与すれば細胞の覚醒を抑えられ、人間的な理性を保ったままヒトの姿に擬態することができる。また、電気的刺激に弱く動きを一時的に封じられる。

野座間製薬株式会社
 国内トップレベルの大手製薬会社。長年にわたりアマゾン細胞を研究開発していた。物語の始まる2年前、研究所で飼育していたアマゾン4000体が事故によって流出してしまう不祥事を起こしているが、各方面への強い働きかけにより隠蔽しているため、その事故は一般にはほとんど知られていない。アマゾン細胞のビジネス面での可能性に社運をかけている。

ノザマペストンサービス
 野座間製薬の子会社。表向きは害虫害獣駆除の会社だが、実態は民間軍事会社である。アマゾンたちとの戦いを日々繰り広げており、駆除班、調査班、清掃班、解析班といった部署が存在する。

駆除班
 最前線でのアマゾン駆除を請け負う特殊部隊。高額の報酬と引き換えに雇われたプロの傭兵たちが所属する。メンバー各自の前歴や報酬の使い道は様々だが、アマゾンの駆除活動では優れた実力とチームワークを発揮し、事務所で寝食を共にするなど(駆除活動が成功した日には宴会を行い翌朝までコタツや座卓を囲んで雑魚寝もする)、彼らの絆は深い。シーズン1開始の時点での人員総数は7名だったが、序盤で淳と大滝が殉職。しばらくの間は5人体制で悠と協力する形で活動を継続するが、後に悠が正式に加入し、新体制で活動開始する。

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