明けましておめでとうございます!









西海岸への出発は午後なので気分も楽。



Palm Springsというだけあって、Palm(ヤシの木)が並んでます。



でもほとんどはこんな感じ。3方を山に囲まれた砂漠で日較差があります。ダウンを着ている人がいると思えばTシャツの人も。温度の感じ方にも差が。



アメリカは広い。空が広い。毎日見ている風景に人間の気持ちも影響を受けていそう。



砂漠でもけっこう素敵な木が生えています。












遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします!


いつも、お正月は日本で掃除や整理をして過ごすのですが、この年末年始は珍しく家族でアメリカ西海岸で過ごしました。

最初に訪れたのはPalm Springs。ロスから東に車で2時間ほど走ったところにある避寒地で、周りを見渡せば"Desert Cafe"、"Desert Restaurant"、ラジオからは"Desert Radio♪~”と流れてきます。そう、ここは砂漠のど真ん中。昔『アメリカン・ジゴロ』という映画で、リチャード・ギアがPalm Springsに向かってフリーウェイを走る場面を見た記憶がありますが、どんな所なのかと思ったら、砂漠のまん中にあるゴルフ・リゾート地なのでした。ここには130以上ものゴルフ・コースがあり、ゴルフファンにとっては憧れのメッカだそう。

嬉々としている父。憂鬱な気分になってきた母。なぜなら母と私は毎年「今年こそゴルフをする」と言いながら、結局しないで過ごしてきているから。「まあ、ゆっくりしていればいいじゃない」と、いつも何かをしていないと死にそうになる回遊魚のような母をなだめ、父達がゴルフしている間に私達は街を偵察しに。

この辺りはリタイアした人達も多く、レストランやショッピングにいっても歩いている人の平均年齢がとっても高い。お年寄りのカップルか、彼等を訪ねて来た、小さな孫のいる若い家族ばかり。ですからレストランも8時頃には空いてきます。年末に仕事や掃除でクタクタになってやって来たので、こののんびりムードですっかり休めてリフレッシュ。でも、回復するにつれ、「これからの日本は全体がこんな感じになるのかしら?」などと考えるようになりました。

欧米のお年寄りは、皆さんとてもお洒落で見ていて楽しい。髪をきれいにセットし、年をとっても綺麗な似合う色を着ています。シルバーグレイのボブスタイルのおばあさんは髪にぴったりなグレーのニットにシルバーのバッグをもって赤い口紅をつけてお買い物をしていたりします。よく見るとそのバッグはランコムのギフトなのですが、景品もすっかり上手にコーディネイトしています。お洒落をはじめ、年を取ったらいかに楽しく過ごすか、いろいろと考えさせられます。

途中で仕事をこなし、最後の日の空き時間を利用してロスでウィンドウショッピング。あいにくの珍しい雨模様でしたが、砂漠にいたせいか、雨もそれなりに楽しい。お昼にBarneysのカフェにはいると、母が「若い人が一杯だわ。元気でいいわね!」 実は年をとった人ばかりを見ていて自分の将来と重ね合わせ、知らないうちに落ち込んでいたよう。色んな年代、色んな人種、色んな考え方があるとまとめるのも大変ですが、刺激が多くて楽しいのですね。これからの日本をどうやって元気にしていくか、経済面だけでなく精神面も皆でよく考えないと!










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