RIJ 主催 ART OF DINING「食卓の芸術・チャリティー展示会」




林真理子さん 
「プリンス・エドワード島への思い」
今年2008年は『赤毛のアン』"Anne of
Green Gables"が初めてカナダで刊行さ
れてから100周年。作家の林さんならで
はのテーマ。


脇屋友詞さん 
「日々の食べる喜びと感謝の気持ち」
モクレンは中国南西部が原産地。「自然
への愛」「恩恵」「崇敬」と意味だそう。
謙虚な脇屋さんらしい。


私たちが4年前に展示させていただいた
「秘密の花園」。河口湖の別荘での週末
をイメージして、木々に囲まれたテーブルには
手作りのケーキやクッキー、金魚、ちょ
うちょや鳥、本や友達からのカードなど
自宅に居る私たちのお気に入りたちが勢
ぞろい。




今年も恵比寿のウェスティン東京にて1日だけ催されるRIジャパン主催の第18回食卓の芸術チャリティー展示会が行われました。

RIJは、世界各地の難民キャンプや保健衛生、教育プログラムなどの資金援助を通じて、難民及び国内避難民の心身の安定と尊厳の回復を支援することが目的のボランティアによって運営される非営利団体です。このRIJが毎年行う募金活動の主要部分である「食卓の芸術・チャリティー展示会」。毎回各国の駐日大使夫人をはじめとする約20名の出展者が、想像力溢れるテーブルコーディネイトをボランティアで展示します。来場者の方々の入場料が寄付されます。この展示会には母が、そして私達姉妹でと過去に2回出展させていただいています。また、毎年、オープニングにご臨席くださる常陸宮妃華子殿下にさしあげるブーケを作成しております。今年はホワイト&グリーンで爽やかな印象のものを差し上げました。

スペインやブラジル大使夫人のほか、著名人の方々もテーブルコーディネイトを発表。今年は作家の林真理子さん、中国料理シェフの脇屋友詞さんもテーブルを披露。

林真理子さんのテーブルはお嬢様とお友達のためのティーパーティのセッティング。今回の展示の中では珍しく、手作りのお菓子がたくさんテーブルに並んでます。「この素朴な雰囲気のお菓子は…もしかしたら『赤毛のアン』?」その心暖まる雰囲気に魅せられてよく拝見するとお皿の上に"ANNE"と書かれたカードが。「やっぱり!」素敵なアンティークのウェッジ・ウッドのティーセットは以前林さんがアンゆかりの土地プリンス・エドワード島を訪れた際に気に入って購入なさったもの。そんな旅の思い出ばなしが弾みそうなお母さんの優しさが溢れる雰囲気のナチュラルなテーブルでした。

脇屋さんの空間には唐時代の朱色の中国のテーブル&チェアの上に大きなモクレンが飾られていました。まるでのどかな静かな春の日に、今年も暖かな春が訪れたことを喜びながら家族で温かな食を楽しむことのできる究極の贅沢に感謝しつつゆっくりと時間と空間を楽しむ、といった世界がありました。まさに脇屋さんのお人柄、お料理に通じる優しさ、穏やかさ、細やかさが表れた食卓でした。

今年もたくさんの来場者で午前中から会場は熱気ムンムン。展示者との会話も楽しみにひとつ。私達が展示したときには周りの大使たちが「で、いつになったらここにお茶に来て良いの?」「いつこのケーキを食べて良いの?」とひっきりなしにやって来ました。



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